2020年4月29日

雑誌『ゆうゆう』2020年6月号(4月30日発売 掲載ページP86・P90〜91)

特集「もうシミに悩まない 美賢者たちの『美白道』」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
紫外線が強くなってくると、やはり気になるのはシミ、くすみ。
スキンケアに詳しい美容の専門家に、自身の美白ケアとアドバイスを聞く企画です。慶田院長は、美容皮膚科での確実なシミ治療を監修しました。編集T様のクリニックでのシミ取りレポートも必見です!

【最後の頼みの綱〜美容クリニックのシミ取り最前線〜】
大人のシミ、くすみ、肝斑が今や同時にケア出来る時代です!
シミ治療に興味はあるけれど、何を基準にクリニックを選んだらいいの?と悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。そこで、2つの"よい美容クリニック"の見極めポイントをご紹介します。
◆トラブルに対処できる経験豊富な専門医を選んで
「まず、皮膚科専門医であるかどうかということ。低価格で提供しているところに目が行きがちですが、一口にシミといっても、その状態は千差万別です。専門医としての経験があればこそ、シミか、肝斑か、はたまた別の皮膚病変によるものなのかを見極めることができ、最適な施術ができます。」
◆カウンセリングにしっかり時間をかけてくれるか
「正確な診察があってこそ、最適な治療プランを立てられます。また、プランは複数提案できることが望ましいでしょう。いくつかの方法がある中から選ぶのか、ひとつの方法しかないのかを比べたら、もちろん、前者の方が満足度は高くなります。」
それでも決断出来ない場合は?
「迷ったらやめたほうがいいでしょう。一時的に赤みやかゆみが起きるなど、軽いダウンタイムは生じます。きちんと納得したうえで、治療を受けるか、やめるかを判断してくださいね。」

美容医療は確かに命に関わる事はありませんが、人生を豊かにするといいます。
「年齢を重ねると、外見に自信を失うこともあります。そんな人にとって美容医療は、人生の幸福度を高めるものです。治療をしたことで自信がつき、明るくなって人と会いたくなったら、それはプライスレスの価値だと思います。」

では、実際「レーザーでシミを取ってみたいけれど、何だかよくわからないし怖い」と躊躇してしまう、ゆうゆう世代からよくあがるシミ治療に関する疑問にお答えします。
Q.レーザーをすると逆にシミが濃くなるって本当?
A.一時的な反応で徐々に薄くなります。
濃くなるのは、レーザーの刺激によって、メラニンが一時的に増えた状態「炎症後色素沈着」です。美白ケアをしていれば、4~6か月で自然に消滅していきます。

Q.痛いのが苦手です。
A.痛みに弱い人には外用麻酔も使えます。
最新のピコレーザーは痛みが少ないので、麻酔をしない人が大半です。スポット照射を複数個所に行う場合や痛みが苦手な場合は、塗る麻酔を使うこともできます。

Q.施術の名前は横文字ばかり。何を選べばいいの?
A.シミと肝斑が同時にケアできる最新レーザーも登場しています。
肝斑は熱刺激に弱く、今までのレーザーでは悪化することもあって、治療が難しかったのですが、熱ではなく衝撃波でシミを粉砕する最新のピコレーザーなら治療が可能です。
しみと肝斑の両方ある人が多いゆうゆう世代には、ピコレーザーがおすすめです。

Q.クリニックなら1回でシミが全部取れますか?
A.蓄積したシミは1回では取りきれません。
ゆうゆう世代は子どもの頃に日焼け止めをつける習慣がなく、20代は「小麦色の肌」が当り前だったのではないでしょうか。それが「ツケ」となって、肌に蓄積しているのです。シミにも取りやすいものと取りにくいものがあり、蓄積したシミは根深いシミや老人性イボは1回では取りきれません。

本誌では、当院で『ピコレーザー治療(ピコウェイ)』をお受けになった編集T 様の治療体験記が掲載されています。
◆ T様の肌をカウンセリング◆
学生時代は日焼けで真っ黒、現在は忙しさを理由に手抜きスキンケアの日々だそう。
肌には細かいシミ、肝斑、くすみが混在していました。

◆ ピコレーザーの照射(ピコトーニング・ピコスポット・ピコフラクショナル)◆
ピコレーザーの中でも世界最高レベルの切れ味を持つ『ピコウェイ』は、濃いシミに対してポイント照射可能な『ピコスポット照射』、薄いシミや色むらなど、顔全体の色調をトーンアップし、高いブライトニング効果をもつ『ピコトーニング照射』、点状照射で肌再生を促し、肌のハリを高める『ピコフラクショナル照射』の3つの照射モードで多彩なコンビネーション治療のできるレーザー機器です。
施術中の傷みは、シミのある部分はゴムで軽く弾いたような刺激でしたが、その他の部分はシャープペンシルの先でツンツンしている程度。想像よりも痛くなく、5分くらいで終了します。照射直後からくすみが取れ、肌が明るくなったことを実感できます。
当日はまだらな赤みと、海で日焼けしたときのようなピリピリ感がありましたが、翌日から赤みのあった部分は薄いかさぶたになり、3日目くらいでペロンと剥がれ落ちました。
また、毛穴が目立たなくなり、肝斑やシミが薄くなったとT様もおっしゃっていました。

◆ 『プラズマシャワー』でさらにくすみを改善◆
気体よりも高い電気エネルギーをもつプラズマの特性を応用した美肌治療です。ダウンタイムがなく、気軽に受けられることで幅広い世代に人気の施術です。
皮膚の古い角質や異物を弾き飛ばし、くすみを改善、強力な滅菌作用でニキビやアトピーなど、肌トラブルを引き起こす細菌・真菌を死滅させ、肌フローラを整えます。さらに線維芽細胞を刺激して皮膚再生を促す効果に加え、高分子の美容成分を肌奥まで届けられるのが特徴です。
お悩み・目的に応じた成分(抗炎症・美白・皮膚再生)を効率よく肌の奥に浸透させます。さらに当院では、仕上げに、細胞の修復や再生を促す成長因子「EGF」や「ヒアルロン酸」などの保湿成分をたっぷり含んだ密着性の高いパックを行い、素肌の美しさに一層磨きをかけます。


◆ アフターケア◆
◎レーザー後は紫外線厳禁!
レーザー後はシミが出やすい状態です。SPF50の日焼け止めを雨の日も曇の日もしっかり塗り、紫外線対策を行いましょう。
その他、レーザー後の肌を紫外線から守るためには、内服での日焼け止めをも大切です。
当院取扱いの『ヘリオケアウルトラD』1箱(30カプセル/30日分)¥6,000(税抜き)は、体の内から確実に紫外線と活性酸素からお肌と眼を守るサプリメントです。主成分「ファーンブロック」の他、抗酸化作用の高いビタミンC、E、D、ルテイン、リコピンも配合され、様々な原因で発生する活性酸素から体を守ります。塗る日焼け止めと併用すればUVAとUVB、ブルーライトまで広範囲にブロックします。
当院取扱いの『ソルプロプリュスホワイト』1箱(30カプセル/30日分)¥5,400(税抜き)は、紫外線などの「酸化」による肌のメラニンぐすみだけではなく、過剰な糖質がタンパク質と結びつき、肌の黄ぐすみ・しわの原因にもなる「糖化」も防ぎます。一度の服用で24時間効果が持続し、継続して服用することにより、日焼け予防効果が高まります。

◎内服と外用も必須アイテム!
肌の深部に働きかけているため、医師の指示で抗炎症剤やビタミンCなど の処方薬、美白剤、レチノイン酸などの外用薬といったアフターケアが必須です。
シミ内服療法
照射の併用療法として、シミ全般に効果のあるビタミンC、肝斑の特効薬であるトラネキサム酸、ビタミンCとの併用で相乗効果のあるビタミンE、ハイチオールの4種類を、治療効果を高める内服として処方しています。
ナノメッドHQエッセンス』15ml ¥5,000(税抜き) 
メラノサイトの活性化を防ぐ「ハイドロキノン(1%)」と表皮のターンオーバーを促進する「ナノキューブ」を配合した美白クリームです。浸透率が高いので低濃度・低刺激でありながら強力な美白効果が得られます。刺激性皮膚炎を生じにくいので、敏感肌でも安心です。ハイドロキノンには市販の美白化粧品では得られない高い美白効果があり、医療機関での処方が義務付けられています。レーザー・フォトフェイシャル照射との併用が効果的です。
トレチノインナノエッグ(レチノイン酸クリーム)』5g ¥4,000(税抜き)
メラニンの排出を促進します。ナノカプセル化されたレチノイン酸で、従来品で問題になっていた、赤み・ひりつき・皮むけなどの炎症反応が大幅に軽減されて使いやすくなりました。

照射だけでなく、アフターケアをしっかり行うことが大切です。併用治療で新たなシミがつくられにくくなります。

【院長おすすめの美白ケア&アドバイス】
ホームケアの化粧品をご紹介します。
美白ケアはもちろん、乾燥&エイジングとトータルでケアすることが大切です!
◆ホームケア化粧品◆
『ナノメッドVAエッセンス』16g ¥6,500(税抜き)
純粋レチノールが0.1%と高配合。角層の深部まで届け、ターンオーバーを促進し、美容医療の効果を高める作用もあります。

『巡活ローション』200ml ¥6,500(税抜き)
超浸透型ビタミンCのほかに、加水分解コラーゲンヒアルロン酸、エラスチン、6種類の天然由来成分を配合した贅沢な化粧水で、真皮まで浸透します。また従来のビタミンC誘導体よりも格段にシミの改善効果があります。

ナビジョンTAエマルジョン(W)』<医薬部外品>120ml ¥8,000(税抜き)
メラニン色素の生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ、トラネキサム酸(美白)配合の薬用美白乳液です。まろやかなコクのある感触でうるおいを補給し、ハリのあるつややかな肌に導きます。

ルミキシル』30ml ¥10,000(税抜き)
メラニン合成をブロックする「ルミキシル・ペプチド」の働きで、シミ・くすみ・肝斑にアプローチし、美肌効果、肌の透明感や輝きがアップします。医療機関専売品の美白クリームで敏感肌の方にもお使いいただけます。

ハイドロフォースリッチオイル』20ml ¥5,500(税抜き)
水素を発生させる特殊パウダー配合の美容オイルです。水分に触れることで発生する水素が、肌を酸化させる活性酸素を無害な水に変換します。紫外線、喫煙、過労、ストレスなどで発生する活性酸素はメラニン生成やコラーゲン分解酵素の発現を進行させ、シミ・しわ・たるみといったエイジング変化や、ニキビ、肌理の乱れなどの肌トラブルの原因となります。水素は低分子のため浸透力が高く、活性酸素を無害化する強力な抗酸化力が注目されています。

セラミドバリアクリーム』30g ¥5,000(税抜き)<当院オリジナル化粧品>
天然セラミドが主成分で、水分保持力・抗炎症作用が高く、季節の変わり目のゆらぎやすい肌や、敏感に傾きやすい肌をやさしく守ります。
※ 全て当院取扱い化粧品になります。

紫外線が強くなるこの時季。蓄積されたシミをピコレーザーとホームケアで撃退していきましょう。お悩みの方は、お気軽にご相談にお越しください。
是非、ご一読ください。

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2020年4月28日

雑誌『CLASSY.』2020年6・7月合併号(4月27日発売 掲載ページP228)

特集「大変!今すぐ昨日の肌に戻りたい...そんな願いを叶えます。お守りコスメで肌の時を戻そう」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

◆誰しも経験がある「やってしまった・・・」という肌トラブル
そこで、肌のピンチをなかったことにしてしまう!?お守りコスメをご紹介します。

メイフラワーのハイドロフォースリッチオイル』 20ml ¥5,500

水素を発生させる特殊パウダー配合の美容オイルです。水分に触れることで発生する水素が、肌を酸化させる活性酸素を無害な水に変換します。肌が疲れて見えるときや毛穴が目立つときは角層に軽度な炎症が発生している証です。‶炎症=火事"であり、酸化ストレス消去に役立つ水素は超強力な火消しです。
紫外線、喫煙、過労、ストレスなどで発生する活性酸素はメラニン生成やコラーゲン分解酵素の発現を進行させ、シミ・しわ・たるみといったエイジング変化や、ニキビ、肌理の乱れなどの肌トラブルの原因となります。
普段使いの化粧水に2~3滴プラスするだけで肌トラブルを強力にサポートします。

=主成分=
『水素発生パウダー(マイクロクラスター)』
マイクロスターには二酸化ケイ素(シリカ)・クエン酸カリウム・炭酸カリウム・硫酸マグネシウムからなり、水素を吸蔵した二酸化ケイ素(シリカ)が水分に触れることで大量の水素が発生します。他の成分が水素の発生や持続を補助します。さらに水と触れた瞬間に、水素がオイル自体の酸化も還元するので、いつでもフレッシュな状態を保持する効果もあります。
『ローズヒップ』
ビタミンCやミネラルが豊富で、加齢による皮膚の老化の抑制効果に優れています。
『ダマスクローズ』
細胞賦活作用など様々な美容効果が期待されるほか、神経の興奮を鎮める作用にも優れた貴重なオイルです。
『スクワラン』
保湿性・安全性に優れていながら油性感が少なく、ニキビのできやすい肌にも使えるエモリエント成分が配合されています。GMOフリーのブラジル産サトウキビを起源とし、エコサート承認も受けている高品質のスクワランです。


●併用する化粧品は当院で人気の『巡活ローション(ビタミンCローション)』 200ml¥6,500がおすすめ

超浸透型ビタミンC誘導体『Funcos C-IS』と保湿成分を美容液レベルに凝縮した化粧水。
数々の美容効果のあるビタミンCは、本来不安定で皮膚に浸透しにくい成分です。しかし、この弱点を改良した「ビタミンC誘導体」は、皮膚内に浸透してからビタミンCに変化する特長があります。Funcos C-ISは通常のビタミンC誘導体の200倍皮膚にビタミンCを供給します。ビタミンCは、紫外線に当たる前に塗ると酸化ストレスを軽減し、シミをできにくくするという効果が高いことが分かっています。

ぜひ、ご参考になさってください。

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2020年4月27日

幹細胞培養上清液治療の効果と特徴

幹細胞治療とヒト幹細胞培養上清液治療の違い
私たちの体は約37兆個の細胞によって構成されています。「幹細胞」は、全身の組織や臓器に存在し、ケガや病気などで損傷した細胞、老化によって衰えた細胞を新しいものに入れ替えて体内の組織を維持する働きがあります。幹細胞から分泌されて細胞同士の情報伝達を担う多種多様な「サイトカイン」が、その都度その細胞に必要な機能を見分け、回復のサポートをします。肌の弾力が失われて増殖が必要な細胞には " 増殖に関わるサイトカイン " を、炎症を起こして修復が必要な細胞には " 修復に関わるサイトカイン "を使って、細胞が正常な状態を保てるよう働きかけます。

ただし、幹細胞の数は、10代から減少傾向にあり、30歳を過ぎると乳児の持つ数に対して4%ほどしか残りません。80歳になると、新生児と比較して200分の1に減少します。従って、人間の持っている再生機能が失われていくので、様々な老化現象が現れるようになるのです。赤ちゃんの傷はすぐに治るのに、お年寄りはなかなか治らないのもこのためです。

『幹細胞治療』は、自身の幹細胞を培養・増殖させて体内へ戻すことで、アンチエイジングや組織の再生、各種疾患への効果が得られる治療です。ただし、幹細胞そのものを扱うのは再生医療新法の厳格な法的規制が取られている上に、細胞そのものを体内に入れることにより、炎症やアレルギー反応を引き起こす可能性があり、発熱や強い倦怠感など副作用を伴うことが少なくありません。

そこで最近は、幹細胞そのものを投与するのではなく、幹細胞を培養する際に分泌されるさまざまな『サイトカイン』や『成長因子』が濃縮された『幹細胞培養上清液』による治療が、美容分野での「再生医療」として活用され始めています。幹細胞培養上清液には細胞が一切含まれていないため、幹細胞治療で懸念されている副作用の心配はほとんどありません。さらに、幹細胞から放出された生理活性物質が豊富に含まれており、幹細胞治療と同様の効果を得られることが大学を始めとする各所の研究からわかってきました。上清液の製造にあたっては厳格な工程を経ており、品質も安定しているので、施術にあたっての副作用報告はありません。

幹細胞培養上清液とは
Perfectin1.jpg『幹細胞培養上清液』とは、ヒトの体内に存在する歯髄・臍帯・骨髄・脂肪など『間葉系幹細胞』と分類される幹細胞を培養し、その培養液から幹細胞を取り除いた後、滅菌等の各種処理を行った上澄み溶液のことです。培養上清液には、『コラーゲン』や『ヒアルロン酸』など皮膚組織に欠かせないタンパク質や、幹細胞から分泌された『サイトカイン』や『成長因子』、『ケモカイン』、『エクソソーム』など数百種類以上の生理活性物質が含まれています。

これらの成分は、相互に働き合い、体内で損傷を受けた組織や細胞を修復・再生し、‟細胞レベルからの若返り"を実現します。具体的には、肌・皮膚を再生する因子、血管を増殖させる因子、神経を修復する因子、免疫を調整する因子、骨形成を進める因子なども含まれていることが培養上清液の解析データから判明しています。

当院採用のヒト脂肪幹細胞培養上清液『PerfectinⓇ-H』
幹細胞は主に、ヒトの体にある骨髄・歯髄・脂肪・胎盤・臍帯などから採取できることが知られていますが、抽出臓器によって含まれる成分の種類や量が異なるので、現在治療用途に合わせた開発が進んでいます。どの培養上清を選択するかは、安全性を前提に、『サイトカイン』や『成長因子』、『エクソソーム』の種類や量についても分析して高品質なものかを確認する必要があります。

当院で採用しているのは、日本の厚生労働省の厳しい施設基準をクリアした数少ない海外の『細胞培養施設(CPC)』で、培養・製造されているUNICO CELL社の100%ヒト脂肪幹細胞培養液『PerfectinⓇ-H』です。適合・ウイルス試験など、厚労省の厳しい細胞培養基準を満たした、安全で、活性・再生能力・分化能力が最高水準の培養上清液です。この製剤は、通常の顔や頭皮などへの導入で用いる凍結乾燥製剤ではなく、生上清のため、点滴治療にも使用することが認められています。また、その効果と安全性は米国FDAの承認を得ております。
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細胞培養施設(CPC)認定書 施設番号:FB8180001
製造メーカーの台湾UnicoCell Biomed社 会社概要

メーカー名:UnicoCell Biomed Co., Ltd 向栄生医科技股份有限公司
設立日:2011年
登記住所11494 台北市內湖區行愛路77巷65號6樓
資本金:16億円
従業員数:350名
設立目標:脂肪幹細胞における再生医療とアンチエイジング応用
事業内容:1.ヒト幹細胞新薬開発2.ヒト幹細胞バンキング3.ヒト幹細胞順化培養液エキス配合化粧品の開発・製造・販売4.医療デバイス・健康サプリなどの輸入・販売

Perfectin4.png100%ヒト脂肪幹細胞培養液『PerfectinⓇ-H』の開発者である蔡嘉櫸社長(JamesC.Tasai)は、ハーバード大学大学院で脂肪幹細胞をテーマにして再生医療研究の実績を基に、脂肪幹細胞を活用した再生医療及び抗老化への応用を事業として展開しています。

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ヒト脂肪幹細胞培養上清液『PerfectinⓇ-H』に含まれる多種多様な活性成分
幹細胞から分泌された情報伝達物質である『サイトカイン』や『成長因子』、『ケモカイン』など200種類以上もの成分が豊富に含まれています。
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近年、再生医療で注目が高まっている「エクソソーム」も豊富に含有
「エクソソーム」は細胞から分泌される顆粒状の物質で、血液中も含め、私たちの体の中に約100兆個以上あるとも言われています。脂質二重膜で囲まれたその内部には、mRNA、 microRNA、 タンパク質等の多くの情報伝達物質が内包され、細胞間コミュニケーションに関わる強力なメッセンジャーであることが分かっています。現在それを活かした治療などへの応用研究が世界中で行われています。

幹細胞培養上清の生上清による点滴投与においては、全身を「エクソソーム」がパトロールして、痛んでいる組織を修復・再生します。皮膚においては、線維芽細胞に取り込まれると、細胞増殖が活発になり、コラーゲン・エラスチン量が増加します。頭皮に注射をすると髪の毛を再生させます。

ただし、培養上清の中に含まれる「エクソソーム」の量は、培養方法、培養過程の差で大きく異なります。当院で採用しているのは、さまざまな培養上清を分析した結果、「エクソソーム」の量が桁違いに多く検出された『PerfectinⓇ-H』です。「エクソソーム」の含有が多いということは、幹細胞の培養条件が良いことを示しており、『サイトカイン』や『成長因子』など他の成分の活性も高いと考えられます。


幹細胞培養上清液治療がもたらす効果


●肌再生作用:皮膚修復・再生・創傷治癒、真皮線維芽細胞増殖効果、コラーゲン生成促進効果、メラニン生成抑制効果光損傷低減効果によりシミ・シワ・たるみ・毛穴など様々な肌トラブルの改善
●抗炎症作用:障害部位・炎症部位の治癒促進、疼痛の軽減
●血管再生・新生作用:動脈硬化の改善、進行予防、ED(勃起不全)の改善
●活性酸素除去作用:疲労回復、抗老化、生活習慣病の予防
●免疫調節作用:悪性腫瘍への効果、感染症への免疫増強
●HSP(Heat Shock Protein)の産生作用:抗腫瘍効果
●神経細胞修復・再生:脳血管障害、脊髄損傷、パーキンソン病の改善
●骨再生作用:骨粗しょう症、歯肉炎(歯槽骨の再生)の改善
●育毛効果
●ホルモン分泌の改善・適正値へ上昇:男性ホルモン値の上昇、女性ホルモン値の改善
●妊娠、妊孕性の改善・・・ホルモン値の改善、子宮・卵巣機能の改善、精子数の増加など
●がん細胞の増殖抑制:特にエクソソームによる効果


ヒト脂肪幹細胞培養上清液治療のメニュー


当院では、日本の厚生労働省が承認している数少ない海外の細胞培養施設で製造されているヒト脂肪幹細胞培養上清液『PerfectinⓇ-H(iSCretome)』を採用しています。適合・ウイルス試験など、厚労省の厳しい細胞培養基準を満たした、安全で、活性・再生能力・分化能力が最高水準の培養上清液です。当院では、品質の安定性を保つため、専用の冷凍庫で保管しています。この製剤は、通常の注入や導入で用いる凍結乾燥製剤ではなく、生上清のため血管内に点滴投与することが可能です。一般的な化粧品などに含ませたものではなく正真正銘の 「培養上清液」です。症状にあわせて医師が診察の上、具体的な治療法の提案を行いますので、まずはご相談ください。

●点滴治療(静脈内への全身投与) 推奨:1回10ml以上
点滴で全身に行き渡らせることで、肌だけではなく、体全体のエイジンケアが可能です。培養上清液に含まれる多種多様のサイトカインが、体内で損傷を受けた組織を回復させるためのサポート役として、細胞の修復・再生を促します。
●顔・首・頭皮への導入 (点滴投与15ml以上の方に限る)
点滴で使用する生上清の一部を、顔・首・頭皮などへの導入に振り分けることが可能です。
効果を得たい部位に、培養上清液を直接導入します。皮膚の修復・再生、コラーゲン生成の促進、メラニン生成の抑制、毛髪再生などの効果得られるので、たるみ、小ジワ、くすみ、炎症、薄毛など、老化によって引き起こされる症状を根本から改善します。

導入方法:ダーマペン・CO2フラクショナルレーザー・プラズマシャワー・点鼻
※上記施術の追加料金はかかりません。
ダーマペン・CO2フラクショナルレーザー 微小な穴が開いている状態で塗布することで、成分が肌の奥まで浸透。ダーマペンとの相乗効果で、肌の再生能力を最大化。
プラズマシャワー 有効成分を肌の深部までデリバリーする方法。
点鼻(鼻粘膜の奥に噴霧)
鼻腔粘膜は血流が良いため、点鼻することで全身にサイトカインを行きわたらせることができます。また血液脳関門を介さず、ダイレクトに脳に届く部位のため、脳のアンチエイジング効果も期待できます。

幹細胞培養上清液治療のリスクとダウンタイム

導入部位の熱感や赤み、発疹、掻痒感、小さな内出血、点滴部位の内出血などの症状が現れる場合がございます。副作用報告はほとんどありませんが、ごく稀にアナフィラキシー反応(冷汗、吐気、嘔吐、腹痛、呼吸困難、血圧低下)を起こすことがあります。症状が出た場合は、適切に対処いたします。

培養上清の製造に用いる培養液には、ヒト及び動物由来成分を用いていませんので、感染症等のリスクを低減していますが、培養上清液にはヒト細胞に由来する成分を含む為、未知の感染症のリスクを完全に否定することはできません。


幹細胞培養上清液治療の持続と頻度について


症状などによって個人差がありますが、初回から何らかの効果を感じる方もいます。個人差はございますが、3~5回行うとより高い効果を実感いただけます。


幹細胞培養上清液治療の禁忌事項ついて


下記に該当される方は、この治療を受けられないのでご了承ください。

・癌治療中の方(癌細胞に培養上清を添加してもガンの増殖は生じないという基礎研究データはあります。また、エクソソームの作用で、抗がん効果を謳い、治療に取り入れている施設もあります。しかしながら、現時点では臨床試験に至っていないので、すでに癌がある患者様に関しては治療をお断りしています。良い機会ですので人間ドック等で癌検診を済ませてから治療を受けて下さい)

・当院における施術に限らず、培養上清に対して過敏症の既往歴のある方
・注射やダーマペンなど針を使った導入治療を希望の場合:ケロイド体質の方

【培養上清の投与に注意が必要な方】
下記に該当される方は、投与を慎重に検討する必要があります。
・ 妊娠中、またはその可能性がある方
・ 授乳中の方
・ 小児:喘息など、アレルギー体質の方
・ 麻酔薬へのアレルギーを有する方

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