2019年9月 9日

雑誌『婦人公論』 2019年8月9日号(7月23日発売 掲載ページP76~77)

特集:美容の豆知識 おいしく食べてキレイになろう「夏の紫外線対策に、高カカオチョコレートが大活躍!」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

強力な日差しが降り注ぐ夏の盛り、日焼け止めクリームを塗るだけでは、紫外線対策は十分ではありません。美容と健康のためには、インナーケアのプラスが必須です。

【紫外線は肌の老化のほか、健康被害を招くことも】
紫外線が強い季節になりました。オゾン層の破壊などにより、地球に降り注ぐ紫外線量は昔よりも増えていると言われています。出かける時にUVケアをしていても、それだけでは不十分です特に夏の薄い衣類では紫外線が透過してしまうため、肩や胸元も日焼けしてしまいます。

日焼け止めには、SPFなどの表示がありますが、これは紫外線B波を浴びて、かすかに赤くなるまでの時間(MED:最小紅斑量)が何倍長くなるかを表したものです。MEDは個人差がありますが、日本人の平均が1MED=20分なので、SPF30の日焼け止めを塗ると約600分(約10時間)赤くならずにすむとされています。
しかし、この数値(SPF)は2mg/㎠という超厚塗りで測定した時の数値です。そのため、実際に肌に伸ばした時には、表示のSPF値の1/5程度しか効果が発揮されません。つまり、SPF30の日焼け止めの効果は2時間程度しか続かないということになります。

ですから、UVケアをして出かけたとしても、2~3時間に1度は、こまめに塗り直す必要があります。時間が経つと紫外線吸収剤は化学的に劣化し、紫外線散乱剤は凝集してしまうので紫外線防御力は下がります。また、汗や皮脂で流れたり、衣服でこすれて落ちることもあります。屋内にいる時間が長い方でも、お昼ぐらいには塗り直しましょう。メイクの上から日焼け止めクリームを重ねても構いませんが、仕上がりが気になるようなら、SPF効果のあるファンデーションをポンポンと重ねてください。

体には、服を着る前に塗ることをおすすめします。(服を着てからだと日焼け止めがつかないようにと塗る量が控えめになりがちです)
腕はもちろん胸のあたりからあごの下、首の後ろにもしっかり塗りましょう。日焼け止めの塗布が十分ではない「スキマ」になりやすい箇所は、耳、額、鼻(汗などにより落ちやすい)、あご下、首やデコルテ、足の甲(サンダルのベルトまわり)などです。地面からの反射や、日陰に入ってくる日差しでも日焼けしますので要注意です。

紫外線による影響は、シミやシワ、たるみなどの「光老化」だけでなく、細胞のDNAが損傷されるので、修復が間に合わないと老人性イボや皮膚がんに進行するリスクもあります。さらに免疫力が低下し、疲れやすくなったり、ヘルペスが出たりします。このように健康維持の面からみても、紫外線対策は必須なのです。
 
目安は「実使用でSPF15 」をキープすること。SPF50の日焼け止めを塗っていても、実際には10程度の効果ですから、あと「5」足りません。足りない分は、UV効果のある化粧品を重ね塗りしたり、衣類で覆ったり、インナーケアで補うことが大切です。抗酸化作用の期待できる食品を日々摂れば、血管の老化予防、ひいては病気の予防にもつながります。

また、UVケアをサポートするサプリメントを併用するというのもひとつの手です。
飲む日焼け止め「ヘリオケアウルトラD」は抗酸化作用の高い成分が理想的に配合されており、紫外線以外でも発生する活性酸素からも体を守り、免疫力を高めてくれます。
『ヘリオケア(飲む日焼け止め)』https://www.ks-skin.com/35h11/ 
また、抗酸化作用と抗糖化作用を持ち合わせる「ソルプロプリュスホワイト」の組み合わせが当院では人気です。
・ヘリオケアウルトラD 1箱(30カプセル/30日分) ¥6,000
・ソルプロホワイトプリュス 1箱(30カプセル/30日分) ¥5,000

【抗酸化作用の高い「カカオポリフェノール」】
ポリフェノールは高い抗酸化作用を持つと言われ、緑黄色野菜や緑茶、赤ワインなどに含まれています。トマトやパプリカ、ブロッコリー、ブルーベリーなどの鮮やかな色や苦み、えぐみなどがその正体です。そして、チョコレートにもカカオポリフェノールという抗酸化成分が含まれています。なかでも、カカオが70%以上配合されている高カカオチョコレートには、多くのポリフェノールが含まれていて、植物性食品ではダントツの量です。
ある研究では、高カカオポリフェノールである、カカオフラバノール320mg入りのココアドリンクを毎日連続で3か月摂取したことで皮膚の弾力が高まり、6か月摂取によって、『最小紅斑量』=『B波紫外線が照射されて微かな赤みが出現するまでの時間(分)』が長くなり、紫外線への防御力が高まるという報告がされています。また、皮膚のキメが整うという結果も出ているので、紫外線による皮膚中のコラーゲンの断裂や分解が抑制される可能性が示唆されます。

さらに、別の研究では、1日当たり、カカオフラバノールが326 mg入った高カカオドリンクを12週間摂取したことで、水分量・バリア機能・皮膚の厚み・血流量が改善し、紫外線防御効果が高まったという報告もあります。
そのほかに抗酸化作用が期待できるのがビタミンEです。アーモンドにはビタミンEが多く含まれているため、高カカオチョコレートとアーモンドの組み合わせは、紫外線対策に最強と言えるでしょう。
カカオ70%以上のチョコレートを1日25gほど、個包装になっているものなら3~5個程度を目安に、アーモンドとともに摂るのがおすすめです。野菜は持ち歩くのが難しいですが、高カカオチョコレートなら気軽に携帯できて便利なのがメリットです。

≪チョコレートにまつわる【ウソ】【ホント】≫
●チョコレートは太りやすい➡ウソ
チョコレートに含まれる主な脂質は「ステアリン酸」という、体内で吸収されにくいものです。次に含有量が多いのが、オリーブオイルに多く含まれる「オレイン酸」です。酸化しにくい脂で、生活習慣病予防にも良いと言われています。
また、チョコレートは糖質の吸収をおだやかにする低GI食品です。ですから、高カカオポリフェノールを謳う商品の場合、糖質と脂質が少ないので、太りやすさに関してはあまり気にする必要はないと思います。もちろん食べ過ぎはNGです。

●チョコレートを食べると虫歯になる➡ウソ
カカオには、むし歯や歯周病の予防に効果的な「テオブロミン」という成分が含まれています。歯のエナメル質の再石灰化を促し、歯を強くする効果で、フッ素化合物よりも強力であるという研究発表もあります。実際に、「テオブロミン」配合の歯磨き粉も販売されているほどです。ただし、砂糖が多く入っているチョコレートを食べた時はしっかり歯磨きをしてください。

●昔チョコレートは、薬として用いられていた➡ホント
チョコレートの主成分となるカカオは、学名を「テオブロマ」といい「神の食べ物」という意味があります。古代、カカオは超高級品で、不老長寿、疲労回復や滋養強壮の薬として高貴な身分の人に愛飲されていました。

この夏の紫外線対策は、高カカオチョコレートでインナーケアをプラスして、美肌を目指しましょう。

是非、ご一読ください。

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雑誌名「美ST」2019年9月号(2019年7月17日発行 掲載ページP52~P55)

特集「今日のほてりをくすみ→シミにしない30分回復ケア」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

急に日差しが強くなり"うっかり焼け注意報"が続々発令中です!予定外に歩いてしまった、日焼け止めの塗り忘れ等の、悲しいうっかり焼けも寝る前の迅速&適切なケアでなかったことにできるんです。美賢者とシミレス読者さんがリセット法を公開します。今年こそ後悔しない夏を過ごしましょう。

・日焼けをすると、"ほてり"→"乾燥"→"シミ"になる理由
日焼け直後は軽いやけどと同じ状態です。肌に炎症がおこり、細胞が傷ついてしまいます。
更に角質が乾燥して、肌荒れやゴワつきが起こりシミができやすい状態になります。
緊急ケアが必須です。
日焼けで受けたダメージを帳消しにすることは残念ながらできません。紫外線を浴び続けると、表皮ではバリア機能が低下し、本来の保湿機能も下がり、シミの元であるメラニンの過剰生成が起こりやすくなります。一方、真皮ではコラーゲンやエラスチン線維など繊維質の編成によってハリが失われ、シミやシワ、たるみの原因になります。
紫外線を浴びたその夜からケアしたもの勝ちです。日焼けをなかったことにするには①冷やす②保湿③美白の順で正しいケアがマストです。

・重点的に行うべきは日焼けタイプ別の弱点を制して白肌キープ
Type1.赤くなって黒くならない体質の方
一番危険なのが、このタイプの方です。メラニンが少なく色白で髪がやや茶色がかっているのが特徴です。ダメージを受けやすくシミになりやすいので、まずは冷やすことを徹底しましょう。ほてりが治まったら、クリームやバームなど、肌に浸透せず、皮膜効果のあるアイテムで保護しましょう。水分は染みることもあるので控えて
ただし、冷やしても炎症が治まらない、痛みがひかない場合は、速やかに皮膚科医の診察を受けてください。

Type2.赤くなって黒くなる体質の方
日本人に最も多く色素沈着しやすいタイプ。日焼け後は水分が喪失して敏感になり乾燥が強い状態です。肌への刺激を避け、普段より多めの保湿で肌の保護を心がけることが大事です。
当院オリジナルのモイスチャライザー『セラミドバリアクリーム』は、天然セラミドが主成分で、乾燥の気になるお肌や、敏感に傾きやすいお肌をやさしく守ります
角層のバリア機能が整うため、使い続けることで、キメと透明感が高まります。



Type3.赤くならずに黒くなる体質の方
実は一番丈夫な肌の方がこのタイプです。メラニンが多く、髪が真っ黒でこんがり小麦色になるのが特徴です。炎症がおさまったら、紫外線ダメージを修復しながら肌色を戻す美白ケアをしていきましょう。紫外線を浴びてメラニンができるまでには、細胞レベルでいくつかの段階があります。黒くなる肌の人には、早い段階でメラニンの生成を抑えるタイプの美白ケアが有効です
ルミキシルクリーム』には、シミの原因メラニンの生成に関わるチロシナーゼの働きを抑える作用があります。刺激性アレルギー反応を誘発しないことが確認されているので、ハイドロキノンがあわない方にも、安心して朝・夕ご使用いただけます。


当院では、最新の機械を使用した「シミ・美白治療」を行っていますシミなどの日焼けトラブルは、適切な治療を行うことで見違えるほど明るくきれいにすることができます
日焼けの炎症が落ち着いたら、「ピコレーザー」  「フォトフェイシャルM22」 「ジェントルレーズ・プロ」 でメラニン排泄を促すケアが効果的です。
毛穴や小ジワを改善しハリも高まるので、総合的なエイジングケア効果も期待できます。
肌質改善治療とセットになっている肌の代謝を上げる「ケミカルピーリング」は、古い角質も除去できるので、日焼け後のゴワついた肌を滑らかに整えます。

紫外線を完璧に防ぐのは難しいですが、「日焼けした後どうするか」が肝心です。未来の肌は今日のケア次第で変わってきます。「冷やす、保湿、美白」のアフターケアで、将来の美肌を育てましょう。

是非ご一読ください。


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雑誌『ミセス』2019年9月号(8月7日発売 掲載ページP200~203)

特集「‟肌の夏バテ"気づかないうちに肌疲労が蓄積」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

強い紫外線によるダメージや、お手入れ不足による乾燥、そして体の疲労などが原因で、肌も夏バテします。老化が進むのでそのままにせず、スキンケアや日常生活を見直しましょう。

【角層の隠れ乾燥で夏バテ肌が進行する】
紫外線を浴びると、肌表面を覆う角層は、細胞を守るべく、通常より厚く積み重なり防御の壁をつくります。しかし、急いで増産された角質細胞は、未熟で不完全な角層(不全角化)となり、保湿成分が不足し、透明感が低く、バリア力が不十分です。
他にも、酸化した皮脂や汗の刺激、体の夏バテから影響を受ける冷えや栄養不足、そして自律神経の乱れからくる循環や代謝の不良などがダメージとなり、肌状態をますます悪化させます。
この時期は、周囲の湿度が高く、肌がベトつくため、肌内部の潤い不足に気づかず、さっぱりとした化粧水だけですませたり、洗いすぎたりしてさらに保湿力を低下させてしまいがちです。そこに、エアコンでの乾燥も加わり、‟隠れ乾燥"として気づかないうちに進行してしまいます。
ですが、夏の角層の保湿力低下は、角質肥厚とセットでおこるので、このサインに気づけば、つい見過ごしやすい"夏肌の隠れ乾燥"を察知することもできます。下記チェックリストを参考にしてみましょう

●肌の夏バテ症状をチェック!
1、肌がごわつく(あご下の日焼けしていない部分とくらべて固い)
2、ファンデーションの乗りが悪く感じる
3、化粧水がなじみにくい
4、洗顔時にざらつきを感じる

●美肌ケア3箇条
1、洗う
2、潤す
3、光対策

優しく洗い、十分に潤し、光対策を怠らないというシンプルなケアが美肌づくりの基本となります。中でも、角層の保湿力の低下を回復させるカギとなるのが「潤すケア」です。
肌に水分を抱え込んだ状態を維持するためには、化粧水だけでなく乳液やクリームでの保湿が必要です。
「モイスチャライザー」に分類される乳液や保湿美容液は、水分を保持する作用を持つ保湿成分(ヒューメクタント)を含み、肌の潤いを補う働きがあります。尿素、ヘパリン類似物質、水溶性コラーゲン、 セラミド、ヒアルロン酸などがあります。
さらに、仕上げに皮膚に油膜を覆うことで、水分の蒸発を防ぎ、角層を柔らかくする作用を持つ「エモリエント」を使用すると確かな保湿効果を得られます。

【夏の紫外線を制して人生百年時代の美肌】
肌の老化は年齢を重ねることでも進みますが、実は加齢による影響は2割程度で、光老化の影響が8割を占めるといわれています。
美肌を保つために一番力を入れるべきなのが光対策です。光の代表は紫外線ですが、近年はブルーライトや近赤外線も問題視されています。とくに紫外線のダメージはすぐあらわれるだけではなく、10年~20年以上の蓄積を経て、大きな「シミ」や深い「シワ」になります。アウトドアや紫外線の強い地域への旅行が趣味であれば、現在の最高値(SPF50+・PA++++)のUVケアが必要です。
さらに、インナーケアで内側からも紫外線に対する防御力を高めましょう。ビタミンACEなど抗酸化作用の高い食品はもちろん、サプリメントの活用もおすすめです。
体の中から紫外線をブロックする飲む日焼け止め「ヘリオケアウルトラD」と抗酸化作用と抗糖化作用を持ち合わせる「ソルプロプリュスホワイト」の組み合わせが当院では人気です。
・ヘリオケアウルトラD 1箱(30カプセル/30日分) ¥6,000
https://www.ks-skin.com/35h11/ 
・ソルプロホワイトプリュス 1箱(30カプセル/30日分) ¥5,000

美容や医療の分野では今、人生100年の時代が提唱されています。
30代でシミや小ジワの老化の兆候に気づき、40代で体力気力の衰えを実感、50代の更年期でひと区切り・・・はいまや昔の話です。50代はまだ人生の半分、折り返し地点にすぎません。体、心、そして肌と、100年もの人生で、若さと健康、美しさをいかに長く保つかが新しい課題になっています。肌の若さという見た目への満足度が、その人自身の幸福感や前向きな気持ちに強く影響するとの研究結果もあり、‟beauty・QOL(美のクオリティオブライフ)"として、注目されています。

●人生100年、美肌を長持ちさせる5つのポイント!
1、バランスのよい食事
2、良質の睡眠
2、腸内環境を整える
4、ストレスコントロール
5、適度な運動習慣

皮膚は最大の臓器、内臓の健康状態を映す鏡と言われています。その中でも注目されるのが、‟運動習慣による筋力アップ"です。適度な筋力がある人は、美肌ケアの効果がでやすいとされます。熱を発生する筋肉で体の冷えが解消、血液などの循環や新陳代謝の促進、肌再生に関わる成長ホルモンの分泌などがその理由に挙げられます。地道な運動は苦手、忙しくて時間がとれないという方には、‟超・効率トレーニング"『エムスカルプト』https://www.ks-skin.com/35a13/ がおすすめです。「寝たまま筋肉がつけられる!」と話題沸騰です。

【肌の夏バテ対策5つのレシピ】
①夏こそフルラインスキンケア
角層の保湿力をいかに早く復活させるかが、夏バテ肌対策の勝負どころです。化粧水で潤いを補給しても、その水分を肌にとどめる力が足りない限り、角層の保湿力はなかなか復活しません。角層が乱れる夏バテ肌にこそ、フルラインのスキンケアの良さを実感できます。
エアコンの効いた部屋で汗がひくまで待ち、時間差で使うと心地よくなじみます。保湿効果の高い美白ラインもおすすめです。

②UVケアコスメの本当に正しい使い方
「塗る量が少ない、塗り直しをしない」この2点が"日焼け止め失敗"の主因です。塗る量が少ないと、SPF50値のUVコスメでも、実はSPF10値ほどの働きになってしまいます。顔には、全体にざっと一気にのばすのではなく、指を2本使って中心から外へ向けて、部分ごとに隙間なく塗り広げ、一度なじませた後、さらに2度塗りを腕であれば1本のライン状でなく、くるくるとらせんを描いてたっぷりと出し、腕の裏と表の両面にそれぞれ塗り込みます。メイクするときは、ファンデーションをスポンジで上からそっと押さえ、UVケアコスメの保護膜を壊さないようにします。日差しを浴びる状況では、3時間ごとの塗り直しも必要です。その上で帽子や日傘、夏用手袋でより完璧な防御をしましょう。

③夏の角層トラブルを上手に解消する
肥厚してしまった角質は、洗顔ブラシやスクラブ、はがすパック剤などで物理的に取り去るのはNG!古い角質を穏やかに溶かすピーリング剤や酵素洗顔料、ターンオーバーで角質の生まれ変わりを促すレチノール配合コスメなどで、肌に刺激のない優しい角質ケアを心がけましょう。肌表面の状況が良くなることで、不全角化の無理な増産が止まり、十分な時間をかけて健全な角層が育成されます。

④食事はタンパク質と良質な油分に注目
のどごしよく、さっぱりとした食事が増える夏場は糖分過多になりやすく、カロリーは足りても栄養素は足りない状態になりがちです。特に、肌の土台となる真皮の厚みと弾力をつくるタンパク質、肌表面の角質が持つ保湿力の元となる脂質(油分)が不足しがちです。タンパク質であれば、豆、魚、肉、乳製品、すべての種類をまんべんなく摂るのが理想的です。油分は新鮮で良質なものを選びます。オメガ3系のアマニ油やエゴマ油は美肌づくりに効果的です空気や熱に触れる酸化しやすいので、冷蔵保存で生のまま使うのがこつです。加熱に強いオリーブオイルやコメ油は、料理に広く使える万能型です。香りの良いゴマ油は食欲増進に効果があります。

⑤日々の筋トレが夏バテ肌に効く
筋トレで筋肉量を増やすことは、女性にとって冷えの根本的な改善となり、肌だけでなく体の夏バテ対策にもつながります。体幹に近い大きな筋肉を使うスクワットや腕立て伏せなどの基本的なメニューを、最初は少ない回数からでかまわないので、気軽に始めてみましょう。エアコンの効いた室内でできるので、暑い夏でも続けられ、自然に筋力がついてきます。筋トレは、ストレス解消や食欲のコントロールにも効果があり、しばらく続けるとプラス面をいろいろと実感できます。本格的なトレーニングや各種スポーツも、まずは基礎的な筋力をつけてから行うと、運動の効果が高まり、けがも予防できます。

夏バテ肌から、秋のゆらぎ肌につながらないように、今のうちからスキンケアや生活習慣を見直してダメージをリセットしましょう

是非ご参考になさってください


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雑誌『LDK the Beauty』2019年10月号(8月22日発売 掲載ページP72~74)

特集「食べ物・スキンケア・服選びetc美人になる正解60を教えます!美容編:美人の選択は、どっち?」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
人生は選択の連続です。どちらを選ぶべきかを美容の観点から監修いたしました。
美人の選択はどっち?
【美容編】
アレコレ塗っても荒れた肌では逆効果です。美白もエイジングも保湿して土台を整えてから!!

Q、美肌になる化粧水はさっぱりタイプ?しっとりタイプ?
A、しっとりタイプ
目的が保湿なら、さっぱりを塗る必要性はゼロ!
テカるからとさっぱり化粧水を使っている人もいますが、そもそも洗いすぎや代謝の乱れで皮脂の分泌量が過剰になりギラギラしているだけかもしれません。スキンケアの基本は保湿です。保湿のために化粧水を塗るわけですから、ある程度の保湿力は必要です。さっぱりなら塗らなくてもいいくらいです。

Q、お金をかけたら美肌になるのは化粧水?美容液?
A、美容液
レチノール配合美容液が◎!!
化粧水はほぼ水分です。抗酸化作用があり、ターンオーバーを促進してキメやツヤをもたらしてくれるレチノール配合の機能性美容液をオススメします。

【慶田一押し・レチノール配合化粧品】
『エンビロンモイスチャーACEオイル』は、ビタミンA・C・Eがバランスよく配合された贅沢な美容オイルです。肌の代謝を上げ、新しい肌が生まれるのをサポートし、表皮細胞の成長を促し、角層のバリア機能を強化します。
https://www.ks-skin.com/post_298.html 

オイルが苦手な方には、クリニック専用ブランド『ナノメッドVAエッセンス』をぜひお試しください。ナノキューブという浸透を高める基材に、純粋レチノールが0.1%と高配合された滑らかなクリームです。さらに抗炎症効果のあるグリチルリチン酸2Kも配合で、老化をブロックします。

Q、保湿ケアで毎日使うならシートマスク?化粧水?
A、化粧水
浸透しすぎちゃうのでシートマスクはほどほどにしましょう。
シートマスクをしている間、肌が濡れたままになることで角層は傷み、バリアが乱れ肌荒れしやすくなります。保水はされますが、刺激になるものも浸透してしまうので敏感肌にはオススメしません。

Q、一番力を入れるべきは保湿?美白?
A、保湿
日々のスキンケアは保湿がメインで、美白は+αです。
敏感肌の人ほど余計なことを求めずに、とにかく保湿を最優先にしましょう。乾燥が原因で目に見えない炎症を繰り返すと、老化が進みます。美白は、紫外線が強くなる3~10月くらいにプラスするのをおすすめします。

Q、美肌になる朝の洗顔法は泡洗顔?水洗顔?
A、泡洗顔
極端に皮脂が少ない人以外は、朝も洗顔料を使ってください。
寝ている間に分泌した皮脂や、夜にぬったスキンケア用品の油分は朝には酸化しています。放っておくとバリア機能を乱し、乾燥を誘発することもあります。

Q、美肌になる洗顔法はすぐに流す?泡でパック?
A、すぐに流す!
クレンジングは丁寧に1分くらいがベスト。洗顔はスピーディーが鉄則です!
フワフワに泡立てた泡で長時間パックしても意味はありません。反対に肌に刺激を与えるだけなので、洗顔は短時間で済ませましょう。

Q、美肌になる化粧水の塗り方は手で塗る?コットンで塗る?
A、手で塗る
手が化粧水を吸っちゃうなんてありえません!
コットンを使うとこすりがちなので手を使って、やさしくハンドプレスすれば、化粧水が浸透するべき角層まではちゃんと浸透します。

Q、美肌になる洗顔フォームはポンプの洗顔料?チューブの洗顔料?
A、どっちもどっち
泡立っていればOKで、キメの細かさは関係ありません。
洗顔料は、泡立てると肌に触れる界面活性剤が最小限ですみます。界面活性剤をつけすぎると、バリア機能が乱れてしまうおそれがあります。泡立っていることが重要なので、キメが粗いポンプでも問題ありません。

Q、うるおうのはオイル?乳液?
A、乳液
乳液はうるおいを与え、オイルは角層をやわらかくします。
乳液は水分と油分のバランスをとる役割でもあり、オイルは角層をやわらかくするエモリエント効果はありますが、潤いを高める作用はわずかなのです。

Q、シワやハリが改善するのはヒアルロン酸?コラーゲン?
A、どっちもどっち、塗っても改善しません
化粧品でたるみ改善は不可能です!ちりめんジワ対策ならどちらも変わりません。
化粧水のヒアルロン酸やコラーゲンは、保湿目的のものです。真皮内のヒアルロン酸、コラーゲンが増えるわけではありません。

Q、美肌になるのは化粧品バラバラ使い?ライン使い?
A、どっちもどっち
ライン使いによる相互作用を研究しているメーカーもあります。
自社に研究所があるような大手化粧品メーカーの商品は、ライン使いしたほうが効果は得やすいようになっています。

Q、美肌になる美顔器はスチーマー?イオン導入器?
A、イオン導入器
スチーマーは打ち水のようなものです。うるおうのは一瞬だけです。
スチーマーで顔にあてるのは、保湿成分を含まないただの水です。ビタミンC化粧品であれば、家庭でもイオン導入は有効になります。

Q、肌にとっていいのは温める?冷やす?
A、どっちもどっち
冷たすぎは乾燥を招き、温めすぎはシミの原因にも!?
皮膚は冷えると乾燥しやすくなり、熱すぎるとメラニンを作るスイッチが入るという研究データがあります。

Q、キレイに痩せるのは筋トレ?有酸素運動?
A、筋トレ
有酸素運動は痩せますが、やりすぎると肌がサビる恐れがあります。
日に当たりながらランニングをするよりは、バレエのバーレッスンやピラティスなど、姿勢保持筋を鍛える低負荷の筋トレをするほうがオススメです。

迷った時の一助になれば幸いです。是非、ご一読ください。


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