2017年2月20日

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WEB『日経ウーマンオンライン』(2017年1月26日掲載)

特集「働く女性の脱毛研究会:永久脱毛=一生ツルツルは幻想? 医療とエステの違い、医療レーザー脱毛をするなら日焼けしない季節がいい理由」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

今回は、ウーマンオンラインの読者の関心が高い、永久脱毛について詳しくお届けします。「医療レーザー脱毛のメカニズムとは?」「照射回数の目安は?」「一生生えてくることはないの?」など、気になるあれこれに慶田院長がお答えします!

【永久脱毛は本当に「永久」なの?】
「永久脱毛」と聞くと、「一生ツルツル」というイメージを持ちますが、実は「最終脱毛から1カ月後の毛の再生率が20%以下であること」というのが定義づけられています。つまり、80%の減毛が得られれば永久脱毛といえるのです。

1本1本の毛は異なる毛周期で活動しているため、成長期・退行期・休止期の毛が混在している状態です。脱毛に用いられるレーザーや光は成長期の毛にしか効かないため、毛周期に合わせて最低3回以上の照射が必要です。成長期の毛にタイミング良く照射することができても、毛の密度が濃かったり、肌色が濃いと照射の反応が落ちてしまうため、一度ですべて脱毛できるとは限りません。
◎毛周期
・成長期(毛包の下端は毛乳頭とくっついている)
・退行期(毛乳頭から離れる)
・休止期(毛包の下端がバルジ領域の近くの浅い部分まで上昇し、やがて抜け落ちる)
光やレーザーは「成長期」の毛しか効きません。なので回数が必要になります。クリニックで行う医療レーザー脱毛の場合、通常は3~5回の照射で毛が細くまばらになり、6~8回で多くの人が剃ることを忘れるほどになります。

【医療レーザー脱毛とエステの美容ライト脱毛 何が違うの?】
クリニックで行う医療レーザー脱毛と、低価格が魅力のエステサロンの美容ライト脱毛は、一体何が違うのでしょうか?
ここでいう美容ライト脱毛とは、除毛・減毛を目的に皮膚に負担を与えず毛の幹細胞を破壊しない範囲で、エステティックサロンで行われる光脱毛のことです。
※厚生労働省の通知を受け、日本エステティック振興協議会が定義

読者のギモンも多かった「エステ脱毛と医療脱毛、どう違うのか?」
クリニックの医療レーザー脱毛は通う回数が少なく済む!!
レーザーと光の違いは波長です。美容ライト脱毛が複数の波長を含んだ光を照射するのに対し、レーザー脱毛では単一波長のレーザーを用います。美容ライト脱毛はマシーンの出力が低く、医療レーザー脱毛は出力が高いため、脱毛効果は医療レーザーの方が高いです。美容ライト脱毛を何年続けても毛が残ってしまっていた人が、数回のレーザー照射でほぼ脱毛を完了できたケースもあります。医療レーザー脱毛では医師がその人の肌色などに合わせて出力を調整できるためレーザーの効果を最大まで高められます。エステサロンの美容ライト脱毛は価格面では魅力的ですが、満足のいく脱毛効果を得るまでに通い続けると、結果的に費用も期間もかかってしまうことを考慮しましょう。また、エステサロンで、医師の指導なく医療用と同等の高出力型の機器を使って脱毛を行った場合、違法になります。美容ライト脱毛は適合審査制度に合格した機器を使用する、エステティックの基礎を習得した技術者が行うなど、日本エステティック振興協議会の規制に沿って行っているサロンを選ぶなど、慎重になったほうがよさそうです。医療機関で受ける脱毛の場合は、万が一肌にトラブルが起きても、すぐに適切な処置を受けることができるため安心感があります。

【医療レーザー脱毛、痛い?】
医療レーザーといえば表皮のシミ治療などに用いられますが、脱毛目的で用いるレーザーはさらに深い部分を照射します。当院で使っているアレキサンドライトレーザーは755nm(ナノメーター)のロングパルスで、表皮はもちろん、真皮の深い部分から皮下組織の浅いところまで届くように設定されています。毛そのもの、毛を作る器官である毛母、発毛の司令塔になっているバルジ領域と、広範囲に照射することで、不要な毛が生えてこないようにします。レーザーは黒い部分のみに反応するため、毛の密集している部分やメラニン色素の濃い部分は熱さを感じすが、当院で使用するマシーンは照射の直前に冷却ガスが噴射されるので、成人のボディなら痛みをほとんど感じず、麻酔なしでもできます。

【痛みを感じやすいVIOゾーンこそ医師の元で】
メラニン色素が多いデリケートゾーンは痛みを感じやすい部位ですが、クリームタイプの麻酔を塗って痛みの軽減ができます。レーザーの特徴として、白と黒のコントラストがはっきりしているほど脱毛効果が現れやすいので、肌が白く太い毛が生えるワキは最も脱毛効果が現れやすい部位です。毛が少なめの人で3回、通常でも6~8回の照射で脱毛が完了します。色が黒く、毛があまり太くない人はレーザーのエネルギーが分散されやすいので、回数がかかる傾向があります。

【毛穴の引き締め、ハリ感アップ、肌に透明感も】
医療レーザー脱毛は、ムダ毛を撃退できるだけでなく、嬉しい美肌効果も期待できるのです。毛がなくなることで毛穴が締まり、肌のキメが整います。薄いシミは消え、レーザーの熱反応によってコラーゲン産生が増えるため肌にハリが出ます。アトピー性皮膚炎などの炎症後色素沈着も軽減できます。ただし、気を付けたいことも...日焼けをした肌に照射するとやけどのリスクがあるので、レーザー脱毛に通っている間は日焼けを避けることが必要です。夏でも照射は可能ですが、日焼け止めを塗り、衣服で覆うなどして、紫外線対策をしましょう。 

いよいよ次回は、読者の皆さんの関心が高かったVIO脱毛についてじっくりお届けいたします
是非、ご一読ください。

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WEB『日経ウーマンオンライン』(2017年1月12日掲載)

特集「毛抜きはNG ムダ毛の自己処理法 医師のおすすめは?人には聞けないアンダーへアの整え方 肌を傷めない方法」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

日経ウーマンオンラインが行ったむだ毛処理に関する読者アンケートによると、「自己処理派」は63.6%(複数回答)いました。カミソリ、毛抜き、脱毛ワックス、除毛クリームなど、自己処理の方法は多数ありますが、間違った方法で行うと、肌にダメージをあたえてしまうことがあります。前回に引き続き、慶田院長が、むだ毛の自己処理の方法、みんなが気になるアンダーヘアの整え方についてお答えします!

【ムダ毛は抜くべきか? 剃るべきか?】
ムダ毛の処理は定期的に行うものだからこそ、肌へのダメージは最小限におさえたいですよね。間違った方法で行うと、刺激が積み重なって肌トラブルを起こすことがあります。肌へのダメージを防ぐには「カミソリで剃る」のが一番のおすすめで、肌にとって最悪なのは、「毛抜きやワックス」です。毛抜きはNG!毛抜きやブラジリアンワックスは、毛根ごと抜けるので次に生えるまでの時間が長いというメリットがありますが、神経や毛細血管が集中する毛乳頭から毛根が引きちぎられるため、出血や炎症のリスクがあります。その傷を修復するために毛穴の角質が厚くなり、毛穴が塞がれてしまうと、次に生えてくる毛が皮膚の内側で丸まる埋没毛になることもあります。炎症がひどくなると毛嚢炎も引き起こします。「ボツボツと盛り上がった毛穴」や「黒ずみ」、「行き場をなくして皮膚の下でぐるぐると丸まっている毛」は、毛抜きやワックスでむだ毛処理をしている人に見られがちな肌トラブルなのです。一方、カミソリで剃ると一緒に角質を剃ってしまいますが、注意して行えば、最も肌にダメージを与えずにムダ毛処理ができます。

【カミソリ処理 下から上はダメ!】
大切なのは「よく切れるカミソリを使うこと」。おすすめは4枚刃以上の安全カミソリです。刃の数が多いほど1ストロークでたくさんの毛が剃れるので、カミソリを肌に滑らせる回数を減らせます。カミソリの切れ味が落ちたら、新しいものに交換することも大切です。

◎ボディのムダ毛の剃り方
(1)蒸しタオルで温める
むだ毛を処理する部位を清潔にしてから、蒸しタオルなどで温めます。浴室で行う場合は湯舟で体を温めるのもOK。
(2)ムースやクリームを塗る
シェービング用のムースやクリームをたっぷり塗ります。
(3)毛の生えている向きに滑らせる
毛の生えている方向に沿って、上から下へ向かって剃ります。一気に剃るのではなく、「短い距離を剃って刃を洗う」を繰り返すのがコツ。剃り終わったら、ぬるま湯で洗い流して水気を拭き取ります。
(4) クールダウン
濡らしたタオルや、薄いタオルで包んだ保冷剤で肌を冷やします。浴室で行う場合は、冷たいシャワーを掛けてもOK。
(5) 保湿
ワセリンや刺激の少ないオイル(キャリアオイル用のホホバオイル、セサミオイル、マカデミアナッツなどがおすすめ)で肌を保護します。浸透するタイプのクリームは、カミソリ後の傷ついた肌には刺激になることがあるので避けましょう。
※顔は肌が敏感でカミソリ負けをしやすいので、顔剃り専用の電動シェーバーを使うのがおすすめです。

【アンダーヘアはカットしてから剃る】
次は、アンダーヘアいわゆるVラインの自己処理の方法です。海外の人に比べると、日本人はアンダーヘアを処理することの関心が薄いようです。見た目だけでなく衛生面でもアンダーヘアはお手入れをするのがおすすめです。アンダーヘアは毛が太くて硬いので、最初からカミソリで剃ると毛がカミソリに絡み付いて剃りにくくなり、肌を傷つけてしまうので、あらかじめ短くカットしておくのがコツです。
◎アンダーヘアの整え方
(1)ビキニラインを決める
水着や下着を着用して、剃るラインを決めます。ビキニラインギリギリだと動いたときにズレて毛がはみ出すので、少し余裕を持ってラインを決め、アイペンシルなどでマーキングをします。
(2)はさみでカット
剃る部分のアンダーヘアを、小さなはさみ(薬局で売っている衛生はさみ)で1.5cm程度にカットします。剃らずに残す毛も、2~3cmくらいにカットしておくと生理時の経血付着が少なくなり衛生的です。
(3)皮膚を引っ張りながら剃る
シェービングフォームやジェルをたっぷりつけて、皮膚を軽く引っ張りながら顔用の小さめの安全カミソリを使って少しずつ剃ります。洗い流して水分を拭き取り、冷たいタオルで冷やしたらワセリンやオイルを塗ります。浸透するタイプのクリームは、カミソリ後の傷ついた肌には刺激になることがあるので避けましょう。

Vライン、Iライン、Oラインは皮膚がデリケートなため、カミソリを使った処理を繰り返すことに不安がある人は、皮膚科でレーザー脱毛を行うのもおすすめです!

次回は、読者のみなさんの関心が高い、クリニックのレーザー脱毛についてお届けします。

是非、ご一読ください。

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雑誌『Oggiオッジ』2017年3月号(1月28日発売 掲載ページP182~185)

特集「乾燥が気になるから「洗わない」派 、毛穴が気になるから「洗う」派 。肌にいいのはどっち?朝、洗顔するかしないか、の件」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

Oggi美容班の調査によると「乾燥するから 朝は洗顔しない」というアラサー女子が急増中のようですが、本当に大丈夫なのでしょうか。毛穴か詰まったりくすんだりしない?気になる真相に、皮膚科専門医の慶田院長がお答えします!

◎「洗う」派の意見は...
・夜塗ったクリームや、分泌された皮脂が酸化していることも。すっきり洗って肌も心もクリアにして、1日をスタートします。
・以前はお湯だけでしたが、毛穴汚れが 気になり、洗顔料を使うようにしたら肌に透明感が出ました。洗い過ぎないよう短時間で洗うようにしています。
・朝洗顔、しています!夜の間にたまった皮脂を洗顔料で落とさないと化粧水が入っていかず、余計に肌が乾く気がするので。ちなみに、Tゾーンがベタつく混合肌です。
・朝、泡でしっかり洗わないと毛穴に汚れが詰まります。洗えばメークのノリもUP。
・最近洗顔料を変えたところ、肌がカサつかずしっとり洗い上がるのが気に入って、毎朝しっかり洗っています。友人には「洗わない」派もいるので、気になりますが...。

◎「洗わない」派の意見は...
・皮脂がほぼ出ない肌質。夜つけたコスメをお湯ですすぐだけにしています。
・朝、お湯だけ洗いにしたら日中のテカリや乾燥に悩まなくなり、快調です。
・洗い過ぎによる乾燥を防ぐため、また面倒くさがりな性格もあり(笑)、水ですすぐだけにしています。正しいのか、わかりませんが肌トラブルはありません。
・顔をお湯ですすぎますが、いつのころからか洗顔料を使わなくなりました。理由は、乾燥肌なので、肌に必要な油分も洗い流してしまいそうで心配だからです。
・子供の頃から、朝は洗顔料を使わずお湯ですすぐだけ。昔から乾燥もテカリもなく肌トラブルは少ない方なので、お湯洗いが効いているのかな、と思っています。

【専門家の意見を参考にしつつ、自分の肌と相談、が正解!】
洗顔料を使って洗うべきか、お湯ですすぐだけにすべきか?実は専門家の間でも、意見が割れるテーマです。毛穴から出た皮脂は、時間が経つと酸化して肌を刺激する〝変性皮脂〞に変わってしまいます。変性皮脂はお湯では落ちないので、洗顔料できちんと落とすことが大切。放っておくと、乾燥や毛穴目立ちなど、肌トラブルの原因になります。

今回の特集では結論として、「洗う」「洗わない」は、肌タイプや肌の調子に合わせて決めるのが正解となりました。

◎肌タイプCHECK !
・こんな人は「洗う」
□頬に触れると柔らかいor多少ベタつく
□Tゾーンに触れると指に皮脂がついてくる
□毛穴の汚れが気になる
□日中Tゾーンのテカリが気になる
・こんな人は「洗わない」
□頬に触れるとゴワっとして硬い
□Tゾーンに触れても指に皮脂がついてこない
□季節を問わず肌が乾燥している
□日中のテカリは気にならず、つっぱり感や粉吹きが気になる

◎肌の調子CHECK !
・こんな人は「洗う」
□生理前でニキビができそう
□寝不足で肌がベタついている
・こんな人は「洗わない」
□肌がゆらいでいて化粧水はしみる
□急な乾燥で肌が粉を吹いている

「洗う」派、肌を乾かさない洗顔料をセレクト。洗顔後すぐの保湿ケアも大切です!
Step1:汚れ落とし
◎汚れが落ちてカサつかない高機能洗顔料でさっと洗う!
変性皮脂を落とすために、泡洗顔は必要。ただし、洗い過ぎてバリア機能を壊すと乾燥肌に傾くので注意が必要です。潤いを奪わない洗顔料選び、頬がカサつく人はTゾーンだけに泡をのせましょう。

「洗わない」派、皮脂は出なくてもたまる「古い角質」を取り去るお手入れをプラス!
Step3:週末スペシャルケア
◎クレイマスクでTゾーンの毛穴詰まりをオフ!
乾燥肌でも、洗顔料を使わなと毛穴に変性皮脂が詰まります。週末に、毛穴の奥から汚れをしっかり吸着してくれるクレイマスクを取り入れるのもおすすめです。潤いのあるクレイマスクを厳選しましょう。

クリニックでのケミカルピーリングやジェネシス照射を2~4週間に1度受けていただくと、毛穴の詰まりも解消し、キメも整い、肌バリアもアップするのでお勧めです。
ケミカルピーリング
ジェネシス

是非、ご一読ください。

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雑誌『Domani/ドマーニ』2017年3月号(2月1日発売 掲載ページP159~163)

特集「アンチエイジングは保湿と血行で始まる」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

何となく、ただ保湿剤をつけるだけの肌ケアをしていませんか?『Domani』ではスキンケア効果を高めるために、からだの中からの保湿と、血行を促すことを提唱しています。
健康な肌を育むために、まずは栄養バランスの取れた食事を心がけることが大切です。それを肌にしっかり届けるためには、血行を促すことも重要。「保湿」とは、その天然の保湿を守ることであり、外側から水分を与えるだけではありません。つまり肌のキレイの元は、からだの中にあるというと。

これらの基本を意識し、肌本来の力を引き出すお手入れにシフトすれば、潤いとハリのある美肌に近づけるはずです。肌の刺激になる酸化した古い皮脂や、メイクアップ、ほこり、ウィルスなどをリセットするために、まずは朝晩1日2回の洗顔を心がけましょう。バリア機能の要となる天然保湿因子は守りつつ、不要な汚れはその日のうちに速やかに落としましょう。洗顔時は肌に優しい「なで洗い」をしましょう。水分を拭き取る際や、スキンケアの時は肌を擦る、叩くなど刺激は出来る限り避けます。

睡眠中は、日中のダメージを受けた肌細胞の修復と再生が行われる大切な時間。汚れを落とし、肌の潤い環境を整えておくことで、修復や再生の効果が発揮されます。さらに欠かせないのが、血液を通して肌に届けられる栄養。朝のスキンケアの前には、血流アップケアとして、白湯を飲んでからだの巡りスイッチを入れるのがおすすめです。夜は入浴で体を芯から温め、血流を促しましょう。これらのお手入れは、工夫次第で夜の時間に負担なく組み込むことができます。肌の修復には睡眠時間を確保することが、何より大切。お手入れに時間をかけすぎて、質の良い睡眠が圧迫させることがないよう注意しましょう。

Domani世代の肌のアンチエイジングは、ダメージ修復のための夜の過ごし方がカギ。そろそろ肌に意識を向け、手間をかける時期かもしれません。

是非、ご一読ください。

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