パントスチンの効果と特徴

パントスチンの有効成分「アルファトラジオール」が、毛根に作用し、男女の遺伝性脱毛と加齢による抜け毛の原因を抑制し、薄毛を改善します。

遺伝性脱毛症は、男性の場合は早くから始まり、男性型脱毛症(AGA)として広く知られています。意外と知られていませんが、同様の脱毛症は女性にも見られ、女性の男性型脱毛症(FAGA)と呼ばれています。加齢により女性ホルモンが減少すると、女性にも微量存在する男性ホルモンの影響を相対的に受けやすくなることが原因です。男性の場合、脱毛は主に額の生え際と後頭部に生じますが、女性では圧倒的に前頭部に生じます。年齢を重ねたり、更年期などでホルモン状態が変化したりすると症状が現れ、50歳以上の女性のほぼ半数にFAGAが認められます。

AGA治療には男性用内服薬(プロペシア錠、ミノキシジルタブレット)が用いられますが、女性への適応はありません。パントスチンは、女性のFAGA、男性のAGA共に高い忍容性があり、遺伝性脱毛症の初期症状が出た段階から使用できる外用剤です。

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・毛包内で5α-リダクターゼという酵素の働きでテストステロン(男性ホルモン)から脱毛因子ジヒドロテストステロン(DHT)が作られる。

・DHTが毛根内にあるレセプター(受容体)と結びつく。

・毛を作る毛母細胞がDHTに攻撃され、毛の成長が阻害されヘアサイクルの成長期が短くなる。

・髪が長く太く成長する前に抜け落ちるので、細く短い髪が多くなり薄毛が進行する。


パントスチンの作用
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・パントスチンの有効成分アルファトラジオールは毛包内で酵素5α-リダクターゼを阻害し、テストステロンから毛根を傷めるDHTへの変換を阻止する。

・DHTが出来ないため、成長期が長くなり、毛の成長が守られる。

・再び太く強い髪が新しく作られ、薄毛が改善する。


パントスチンのリスクとダウンタイム

<痛み>無し <腫れ>無し  <内出血>無し
shutterstock_1019073862.jpgパントスチンに重篤な副作用はありません。リスクとしては、アルコール成分によって頭皮の炎症や発疹、発赤、かゆみが一時的に現れることがありますが使用頻度を調整すれば改善します。

パントスチンの持続と頻度について

1日1回、患部(脱毛部位)に直接パントスチンを塗布します。脱毛が改善してからは、2日に1回、3日に1回と使用頻度を減らす事が出来ます。パントスチンの効果を実感するまでに必要な期間は、3ヶ月~6ヶ月です。

これは、どの育毛・発毛治療にも共通して言える事ですが、治療の効果は、治療開始後すぐに始まりますが、効果を実感するには時間がかかります。理由は、新たに発毛した毛髪が、「視覚的」「触覚的」に分かるには、最低でも3cm程の成長が必要なためです。毛髪は、1ヶ月に1cm程しか成長しないので、効果の実感には最低でも3ヶ月が必要となります。


パントスチンの痛み
パントスチンの使用は、1日1回頭皮に散布するだけと簡単で、痛みや腫れなどもありません。育毛剤にありがちな、髪が濡れてしまったり、べたついてしまったりといった不快感もありません。

パントスチンの禁忌事項についてパントスチンに含まれる有効成分「アルファトラジオール」やその他の有効成分にアレルギー反応を示す方はご使用をお控えください。また、頭皮に未治療の炎症や感染がある方は、ご使用いただけないことがありますので、ご相談下さい。アルコール成分によって短期間の頭皮の炎症、発疹、発赤などが現れることがありますので、ご使用にあたっては、事前に必ず医師の診察をお受け下さい。