2020年4月 9日

新型コロナウィルス感染拡大防止への当院の取り組みとお願い

いつも銀座ケイスキンクリニックをご利用いただき、誠にありがとうございます。

新型コロナウイルスに関する様々な情報が流れ、ご不安な毎日をお過ごしのことと存じます。

4月7日(火)に、政府より特別措置法に基づく「緊急事態宣言」が発令されました。当院では、患者様ならびに医師・スタッフの健康と安全に配慮し、当面は通常より予約数を1/3に制限した上で、厚生労働省の指針に従った院内の衛生管理に細心の注意を払って診療を継続してまいります。皆様にはご不便・ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

【患者様へのお願い】

ご来院いただく前に、以下をご確認いただき、条件に該当される方につきましては、ご来院をお控えいただきますようご協力の程お願い申し上げます。

① ご来院前に熱を測っていただき、37.5℃以上の発熱があった方
② 患者様、またはご家族の方にかぜの症状(発熱、喉の痛み・咳・息苦しさ・下痢・嘔吐・倦怠感・味覚嗅覚の異常 等)がある方(2週間以内)
③ 海外への渡航歴がある方、在住していた方(帰国後3週間以内)
④ 新型コロナウィルスに感染、または感染の疑いがある方との接触があった方(2週間以内)

なお、コロナウイルス蔓延が収束を迎えるまでの間、ご予約をキャンセルされる場合もキャンセル料金は一切発生いたしません。ご来院前に体調が悪化されたり、ご家族に感染症を疑わせる症状が出たりした場合は、無理をなさらずクリニックまでご連絡くださいませ。

【院内感染予防に対する当院の取り組み】

・当院は、完全予約制のクリニックで、施術もすべて個室で行います。現在は、院内の過密状況を防止するため、予約人数を1/3に制限しております。
・ご来院いただく患者様にはマスクの着用をお願いしております。着用されていない方につきましてはご予約日の変更をお願いする場合もございますので予めご了承ください。(※現在、当院でもマスクが品薄になっている為、お渡しすることはでき兼ねますのでご了承ください。)
・患者様や医師・スタッフの手が触れる場所、また、備品や物品の消毒をいつも以上に徹底しています。
・医師ならびにスタッフは、マスクを着用し、手洗い、うがいを行っています。お一人の患者様を診察・施術するたびに、手洗い・アルコール除菌を徹底しています。
・医師ならびにスタッフは、毎日健康管理を徹底しています。

最後になりましたが、新型コロナウィルスの感染症でお亡くなりになられた全ての皆様とご家族に心からの哀悼を捧げます。また、感染症治療の最前線で過酷な診療に心身を捧げる全ての医療関係者の皆様方に心から感謝を申し上げます。

2020年4月 8日

WEB『OZmall』2020年4月8日更新

「働く女性の保健室 春夏のプチ不調や身体の悩みを解消!すこやかなココロとカラダへ」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

"室内でも日焼けする!?肌老化を予防する正しい日焼け止めのぬり方"

春を迎えて、徐々に日差しの強さを感じるこの時期。4月の紫外線量は9月とほぼ同じくらいのため、今から紫外線対策をしっかりしておきたいものです。新型コロナウイルスの影響で外出が減ったからといって油断していると、うっかり日焼けをしてしまうことも。
今回は日焼け止めの選び方や使い方について解説しました。

【室内にいても紫外線の影響は受ける!】
シミやしわ、くすみ、たるみなどの見た目年齢を左右する肌老化の約8割は、紫外線の影響によるものです。つまり、しっかり紫外線対策を行なうことで、肌老化を遅らせることが出来ます。現在、新型コロナウイルスの流行で、家で過ごす時間が増えるため、紫外線対策を怠りがちな人も多いのではないでしょうか。
「紫外線のうち、UV-Aという長波長の紫外線はガラスをほとんど通過するため、家の中にいても影響を受けます。赤くなるなどの自覚症状がなくても遺伝子レベルでは傷つき、シワやしみなどの肌老化の原因になるのです。外出しない日でも日焼け止めを塗るほか、日中過ごすことが多い部屋の窓には、紫外線カット効果のあるレースカーテンを用い、ガラス用UVカットフィルムを貼るのがおすすめです。」

【日焼け止めはUV-AとUV-Bどちらもカットするものを】
地上に到達する紫外線の約95%を占めるのがUV-Aです。
UV-Aは肌深部にある真皮にまで到達するため、慢性的に浴びると肌の弾力を保つコラーゲン線維を減少させ、シワやたるみを引き起こします。
また、肌に影響を与えるもう1つの紫外線がUV-Bです。
UV-Bは波長が短いため、肌の表皮を中心に作用し、肌が赤くなってヒリヒリする『サンバーン』を引き起こすほか、メラニン色素を生成して色素沈着を起こし、シミやくすみの原因になります。また、皮膚のDNAの損傷にも関わり、がん化を引き起こすこともあります。

肌老化を抑えるには、UV-AとUV-Bを両方ともカットする日焼け止めを選びましょう。
UV-Aの防御レベルを示すのがPAで、UV-Bの防御レベルを示すのがSPFです。
PAは、日焼け止めを塗っていないときと比べて、黒くなるまでの時間を延ばせる程度を表わします。PA+だと2〜4倍、PA++だと4〜8倍、PA+++だと8〜16倍、PA++++は16倍以上に延ばすことができる、ということになります。
SPFは、日焼け止めを塗っていないときに比べて、赤くなるまでの時間を延ばせる程度を表わします。SPF50は、日焼け止めを塗っていない時に比べると、赤くなるまでの時間を50倍に延ばす事ができる、ということになります。
「紫外線が強くなってくるこの時季は、SPF50、 PA+++以上のものを使いましょう。ほとんど室内で過ごす日は、SPF20〜30、 PA++以上のもくらいが適しています」

当院取扱いの『ヘリオケア360°ミネラル』50ml ¥4,800(税抜き)は、飲む日焼け止めで知られる『ヘリオケア』ブランドの、塗るタイプのウォータープルーフの日焼け止めです。SPF50+、PA++++でシミ・シワの原因となる紫外線に加え、皮膚を障害する高エネルギー可視光線(ブルーライトなど)、たるみや赤ら顔を誘発する近赤外線もブロック。
オイルフリーでベタつかず、ノンケミカルなので、赤ちゃん、敏感肌、アトピー性皮膚炎の方もご使用いただけます。シダ由来の有効成分ファーンブロックに加え、フェルラ酸、コーヒー酸、ビタミンC、E、生体模倣メラニン、プロタウリンも配合で、抗酸化力は非常に高く、光老化の完全予防が可能になりました。
当院取扱いの『LA ROCHE-POSAY UVイデア XL』30g¥3,400(税抜き)は、SPF50、PA++++で、乳液クリームタイプのしっとりした使用感です。白く残らない為、化粧下地としてご使用いただけ、洗顔料で落とせる日焼け止めです。普通肌〜乾燥肌の方におすすめです。紫外線以外に、PM2.5や花粉症などの大気中物質からも肌を守ります。

【日焼け止めは厚塗りを意識して】
日焼け止めを使う際にポイントとなるのが、"塗る量"です。
「日焼け止めに表示されている数値通りの効果を得るのは、実は不可能」です。「SPF値やPA値は、『肌1㎠当たりに2mg』の日焼け止めを塗った場合に得られる効果。その通りの量を塗ろうとするとかなりの厚塗りになり、その上からメイクをするのはとても無理です。現実的に塗れる量は1/5程度の量になるので、効果も1/5程度になります。SPF50の製品でSPF10程度になりますが、日焼け止めを二度塗りした上に、紫外線防止効果のあるファンデーションを重ねたり、お昼くらいに塗り直したりすることで、合計のSPF値を15以上にキープできれば、光老化を確実に防ぐことができます。」
=具体な日焼け止めの塗り方=
乳液タイプの製剤の場合、顔全体なら、1回500円玉硬貨2つ分くらいの量が一度に塗る量の目安です。500円玉硬貨1つ分を一度顔全体に塗ったら、同量を再度重ね塗りするような手順で塗りましょう。特に紫外線を浴びやすい額、鼻、頬は念入りに塗り、首からデコルテにかけても同じ様に同量を塗るようにしましょう。
また、伸びがよい日焼け止めだと、塗る量が自然と少量になりやすいので、要注意!
これからの時季はとくに塗る量を意識して、肌老化を予防しましょう。

是非、ご一読ください。

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2020年4月 7日

雑誌『steady』2020年4月号(4月7日発売 掲載ページP48~P53 )

特集「美白に近づく80のヒント!誰でもなれる白雪透明肌」に慶田院長のコメントが掲載されました。

日に日に暖かくなる3月は、紫外線が強くなる季節です。
「今年こそは美白肌を目指したい!」という方に向けて、専門家の皆様に美白になるためのヒントを伺いました!美白ケアの基本からスペシャルケア、トラブル解決まで網羅しておりますので必見です。

【美白に近づく80のヒント!基本編】
「美白ケアを行う目的は?」「シミが発生するメカニズムは?」基本を押さえることが美白ケアの始まりです。
Q.美白ケアをするならUVケアも一緒に行うべきでしょうか?
A.根本的な解決はUVケアです!
美白ケアをするならば光対策を万全にすることがセットです。メラニンは紫外線から細胞のDNAを守るもの。ですから、メラニンを減らす作用のある美白化粧品の外用はUVケアとセットで行わなくてはなりません。それができないのであれば美白剤は塗らないほうが良いくらいです。

Q.美白ケアの前にしておく準備を教えてください。
A.角層ケアをして浸透を高めましょう
美容液などの浸透を高めるために角層ケアは有効です。紫外線にさらされ続けると、防御反応として角層が厚くなってくるので、少しだけ溶かすと効果的です。クリニックでのピーリングもおすすめです。クリニックで行っている『ケミカルピーリング(メディカルピーリング)』はシミ、くすみの改善に効果的です。フルーツ酸によって皮膚の角層をごく薄く溶かし、ターンオーバーを促し、くすんだ肌に刺激を与えることで、溜まったメラニンを排出し、透明感のあるみずみずしい肌を再生します。

Q.シミができる原因を教えてください。
A.色々な原因があります。
そばかす、肝斑などもシミの一種です。日光性色素班と呼ばれる紫外線を浴びることによって発生するシミや紫外線だけではなく、こすりすぎなどの刺激や火傷もシミの原因になります。湿疹やさらに精神的ストレスによっても発生する場合もあるため、原因にあわせた治療が必要です。


Q.シミの原因に遺伝は関係ありますか?
A.遺伝が大きいです。
そばかすは遺伝します。強い遺伝子を持っている方はシミが出来にくいです。
当院ではご希望の方に、遺伝子検査「肌質改善遺伝子検査」(DNA Beauty)でご自身が元々持っている抗酸化力を分析診断し、スキンケアアドバイスを行っております。

Q.メラニンとは何でしょうか?増えると良くないのでしょうか?
A.私たちの体を守っているものです。
メラニンは天然の紫外線吸収剤です。メラニン活性が高くメラニン量が多い肌は光老化しにくく皮膚がんもできにくいというメリットがあります。ただし、見た目はくすみやすくなります。

Q.シミ対策のためにするべきことは何でしょうか?
A.完璧な紫外線対策が基本です。
シミが出来る程の強い紫外線は20歳くらいまでに浴びつくしています。とは言っても、これから浴びる紫外線の影響も無視できません。体内の抗酸化能力が40歳以降低下するからです。ウォーキング、ドライブ、ジョギング、外遊びはもちろん、日常紫外線も侮れません。365日、天候によらず、日の出から日の入りまでUVケアを徹底してください。

Q.美白ケアをすることでシミはなくなりますか?
A.シミの種類によります。
やけどなど炎症のあとに起きた色素沈着や日焼け後のくすみなら、セルフの美白ケアで十分です。肝斑は消えませんが改善が見込めます。一方、スポット状のシミやそばかす、老人性イボにはレーザー照射が必要です。

Q.美白アイテムの使用と並行して行うスキンケアはありますか?
A.シンプルに塗るだけです。こするなどの刺激は与えないでください。
ただ塗るだけで有効成分は浸透し効果は得られるものです。すりこんだりする刺激でメラニンが増える可能性もあるので、シンプルに塗るだけにしましょう。

Q.美白アイテムの正しい選び方を教えてください
A.有効成分をチェックしましょう
有効成分を参考に、自分の求める肌に合致するものを選びましょう。値段や口コミだけではなく、自分で知識をつけることも大事です。


【美白に近づく80のヒント!日常ケア編】
朝昼夕で行うスキンケアのテクニックや疑問を皮膚科専門医が丁寧に回答いたします。
毎日行うスキンケアのご参考になさってください。

Q日中行うことができるケアを教えてください。
A.塗り足しと飲み足しが大事です。
ランチで外に出る前にUVアイテムなどでメイク直ししましょう。インナーケアなら飲み足しもおすすめです。抗酸化作用の高いサプリの『ヘリオケアウルトラD』は4時間半で効果が落ちるので、朝飲んだら昼にも飲みましょう。

Q.美容点滴に興味があります。美白に効果のある点滴はあるのでしょうか?
A.あります。
高濃度ビタミンC点滴が良いです。サプリメントは大量に飲むと肝臓の負担になるので適正量を一日に2回~3回に分けて、毎日継続して飲みましょう。サプリメントに加えて月1回の点滴が効果的です。

Q.美白ケアに効果のある食品を教えてください。
A.抗酸化作用のあるビタミンA,C,Eなどとポリフェノール類を含む食品です。緑黄色野菜や色の濃い果物に多く含まれます。また、コーヒーはコーヒー酸クロロゲンが入っているのでおすすめです。チョコレートはカカオ75%以上のものだと、紫外線防御の効果があります。

【美白に近づく80のヒント!出先編】
通勤や休日のお出かけのときはどのようなことに気をつければ良いのかレクチャーします。忘れずに取り入れましょう。

Q.美白の観点で外食時に気をつけたほうが良いことを教えてください。
A.食べすぎず、不足しすぎないことです。
野菜のえぐみや色素には何かしら抗酸化成分が入っているので色の濃いものを選んで食べるのがおすすめです。ひとつのもので摂るのではなくバランス良く摂ってください。


【美白に近づく80のヒント!こんなときどうする?美白ケアお悩み&トラブル解決編】
美白ケアをする中で発生するお悩みやトラブルについて、専門家がお答えいたします。
トラブルなく毎日のスキンケアに取り入れることが出来る心地よいケア情報が満載です。

Q.ゆらぎの季節でも美白ケアをしたほうが良いですか?
A.肌が落ち着いてから美白ケアを始めましょう
バリア機能が弱まる時期なので、新しい化粧品などは始めず、安心して使える保湿クリーム1本で肌を落ち着かせましょう。肌の調子が落ち着いてから美白ケアを取り入れてください。花粉症で肌荒れしているときも肌が落ち着くまで美白ケアは待ちましょう。肌荒れを放置すると炎症により肌がくすみます。

Q.肌の調子を上げながら美白ケアもしたいです。
A.しっかり保湿が王道です
ターンオーバーを整えてあげると調子がよくなるので、月に一度程度の頻度で、定期的なケミカルピーリングを行うのがおすすめです。自ら潤いを保持する細胞間脂質が増え、肌の水分量が上がります。普段のスキンケアでは、セラミドやヒアルロン酸などの保湿剤をプラスすることもおすすめです。美白ケアの前にまずは保湿をしっかりすることが大切です。

Q.大きなシミのかたまりがあります!対処法をおしえてください!
A.クリニックで治療しましょう
くすみなら角層ケアや美白在外用などで改善しますが、シミの大きな塊ができているなら、セルフケアでは無理です。メラニンを作る細胞の機能異常「日光性色素斑(老人性色素斑)」または「老人性ゆうぜい(老人性イボ・脂漏性角化症)」(老化による良性腫瘍の一種)の初期です。医療機関でレーザー照射を受けてください。

Q.生理前で肌荒れしやすいことが悩みです。美白と肌荒れのケアを教えてください。
A.腸内環境を整えることです。
生理前は黄体ホルモンのプロゲステロンによって、腸のぜんどう運動がおさえられるので、便秘になりがちです。便秘は肌荒れの原因になることもあります。ヨーグルトを食べるなど、便秘を解消して腸に良い影響を与えることで、角層の水分量が高まり、くすみの改善にも効果的です。

Q.ビタミンCが含まれる果物を摂っても、効果がよくわかりません。効果的な摂り方を
教えてください。
A.朝にソラレンの含まれる果物を摂ってはいけません。
食品は、あくまで予防として摂るものです。即効性はないですが、10年後、20年後の美容と健康のために摂ることは大事です。朝は光感作物質「ソラレン」の入っていない果物や野菜を選びましょう。ソラレン含有量が多めの食品は柑橘類とセリ科の野菜です。また、食品は1種類だけではなく、数種類をバランスよく摂ることが大切です。


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