2018年11月12日

雑誌『美的』2018年12月号(10月22日発売)

今回、2つの特集に掲載しています。

◆特集その1『#実樹Beauty LESSON 20』(掲載ページP36~37)

今月のLESSON
「美的」をはじめ多方面で活躍する女医さんと30代の美について対談!
モデルの有村実樹さんと慶田院長が、本格的な乾燥シーズンを迎える前に確認しておきたいことをクロストークしました。

Q1.肌のゆらぎはお手入れ不足?それとも、敏感だから?
寝不足続きで疲れがたまると、いつも使っている化粧品でもたまにヒリヒリすることがあります。これは、一時的な肌のゆらぎですか。それとも、本当は敏感肌だから?

A.医学的に敏感肌と診断される人は角層のバリア機能が弱い「アトピー素因」があり、日本人の約1/3が該当するといわれています。肌の水分保持能を司るセラミドの産生力が通常よりもぐっと低く、水分や油分を溜め込めず外部からの刺激を受けやすくなります。
このように敏感肌の素因を持っている方は意外と多くいらっしゃいます。また、アトピー素因が無くても、30代を迎え、美肌を保つスキンケアの3本柱「洗顔、保湿、紫外線対策」や、生活習慣の5本柱「食事、睡眠、排泄、運動習慣、ストレスコントロール」のバランスがくずれると、肌あれしやすくなるので要注意です。
10月からは湿度も60%以下の日が増え、誰もが肌の乾燥を感じがちに。夏の間、スキンケアをあっさり&さっぱり済ませていた人は特に、乾燥によるゆらぎが生じやすくなるので、今から保湿クリームで濃密に肌を潤すことが大切です。

Q2.唇の皮ムケはリップが合わないから起こる不調ですか?
「唇の皮がむけたから、このリップは私の唇には合わない」と決める人が多い気がします。その判断は、正しいのでしょうか?撮影で長時間リップメイクをしていると唇の皮が剥けることはあります。でも、それを優しくティッシュオフするとツルツルになるので、唇が敏感だとは思っていないのですが......。

A.唇の皮膚は、ほかの部分よりもかなり薄くて皮脂腺もないため、非常に乾燥しやすい部位です。しかし皮が大きく剥けたりガサガサしたりするのは、少々バリア機能が低下している証拠です。ただし、唇はターンオーバーが他と比べて早いのも事実です。こすらずにするっと落ちるものは古い角質や垢と一緒なので、あまり気にしなくて構いませんし、使っている製品自体が悪いとも言えません。

でも、明らかな「口唇炎」なら治療が必要です。何を使っても唇に刺激を感じたり亀裂が入る場合、皮むけが治まらない場合は、口唇炎を疑いましょう。保険診療内で治療ができるので、皮膚科に相談を。

Q3.失敗しない美容皮膚科医選びのコツはありますか?
たくさんあって選ぶのに迷います。どんな美容皮膚科へ行けば、自身の肌を安心して委ねられますか?

A.まずはホームページに掲載されているドクターの経歴をチェックしてみましょう。皮膚科医が必ず入る『日本皮膚科学会』から、大学病院などで最低5年間の研修と手術の症例実績などが考慮され、筆記テストに合格した場合に与えられる "皮膚科専門医"の資格をもっていることは大前提です。形成外科医の場合は、『日本形成外科学会』認定の形成外科専門医が必須です。このどちらかに加えて論文執筆歴をチェックすることは重要です。
これがない場合は、医師としての下積み経験が少ないので、診立て力に欠ける場合があります。例えばホクロでも、それが悪性か良性か見極められなかったり、シミの種類を誤診して悪化させてしまったりすることもあります。

他の注意点としては、診察初日に治療を迫るようなクリニック、ホームページにリスクやダウンタイムに関する記載がないクリニックにはご注意ください。

美容皮膚科は、肌老けが加速するより前に少しずつ始めることで、肌老化のスピードを抑えることができます。30代からスタートすれば、40代以降の肌に大きな差がでるはず。痛みやダウンタイムがないメニューが豊富なので、是非、ご相談ください。


◆特集その2『美容賢者は、秋冬も美白ケアを頑張っている!』(掲載ページP114)
美白ケアは春夏だけでなく、紫外線のダメージが落ち着いてきた今こそ、絶好のチャンスです。今回、透明美肌で過ごす14人の美容賢者の美白ケアを紹介する特集で、慶田院長が皮膚科専門として解説しました。

夏はいくら気をつけてUV ケアをしていても、容赦なく降り注ぐ紫外線によってメラニンが活性化してしまうもの。そのため夏は美白ケアを頑張っても、メラニンの活性を抑えることで精一杯。美白美容液は最低でも3ヶ月~半年使ってこそ手応えが出てくると言われています。紫外線量が減ってくる秋冬こそ、継続して使うことで透明感が出たり、シミが薄くなってきたり...と効果を感じやすくなります。だからこそ、秋冬に美白ケアをやめてしまうのはもったいないのです!

夏場に紫外線を浴びて保湿を怠っていると、肌が乾燥して角層が厚くなります。夏のダメー
ジを経た秋口の肌は、紫外線だけでなく乾燥や角質肥厚によるくすみなどもケアしていくことが大切です。

そのため、クリニックでのピーリングや自宅での角質ケアは、日々のスキンケアの手応えを引き上げるためにも有効。さらに10 月末~ 11月には一気に気温も湿度も下がり肌の角層の水分が低下してしまうので、しっかりと保湿をすることも大切です。しっかりと水分を溜め込み角層の状態をベストに保つことで、キメが整って肌の透明感も格段にアップして見えるはずです。

最新研究によって、秋冬は乾燥によってシミ悪化因子が増加し、メラノサイトが活性化してシミができやすくなるということが解明されています。また、紫外線量が減ってくる秋冬でも、夏に受けたダメージによって肌内にはメラニンが蓄積されているということも明らかになっています。だからこそ、今の時季の美白ケアは絶対不可欠。より孤高の透明感を目指して、秋冬の今こそ美白に注力しましょう。

是非、ご一読ください。

関連施術
ケミカルピーリング(メディカルピーリング)


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雑誌『VERY』2018年12月号(11月7日発売 掲載ページP336)

特集「来年の私のために、冬休みこそシミ治療」に当院が紹介されました。

今回、美容医療アドバイザーの円谷真美さんのオススメのクリニックとしてご紹介いただきました。
いざシミ治療を始めるとなったら、どう選べば良いか迷われる方が多いのではないでしょうか。いわゆる「シミ」と呼ばれる老人性色素班から、肝斑、雀斑(そばかす)、脂漏性角化症(イボ)、アザなど種類がさまざま。シミの種類によって最適なレーザー治療が異なり、効果やダウンタイムもかわってきます。
どの治療が最適か見極めるために、診立ての専門知識がある皮膚科専門医や形成外科専門医などが診察するクリニックを選ぶと安心です。また、シミの種類に対応できるよう、複数の最新照射機器を扱う医療機関を選びましょう。
春夏になると特に目立つ悩みですが、紫外線が弱く、まとまった休みも取りやすい冬の時期に集中して治療を行うのが賢い選択です。次の夏に後悔しないために、始めるなら今です!

当院ではお肌の状態を拝見し、シミやくすみに応じてさまざまな照射機器や、ピーリング等を組み合わせた治療をご提案しています。
そのなかでも最も新しいシミ治療器が「ピコレーザー(ピコセカンドレーザー・ピコウェイ)」です。これまでシミ治療の主流だったQスイッチレーザーのパルス幅「ナノ秒」に対し、その1000分の1秒の「ピコ秒」という短いパルス幅で照射するため、肌へのダメージが少なく、一瞬でシミだけを狙い撃ちできます。最近ではシミだけでなくピコトーニング照射で、強力に美白し、色ムラを改善したり、ピコフラクショナル照射でハリやキメを整えて肌質そのものをアップさせたりと、複合的な肌悩みに対応する機種が主流です。
カウンセリングを大切にし、医師からダウンタイムや、内服・外用治療などのアフターケアについても、初回にしっかりご説明しています。
今回の特集では、冬休みにやるべきシミ治療の「基本のき」をご紹介していますので、是非ご参考になさってください。


シミ治療はこちらから

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雑誌『MyAge/マイエイジ』2018年秋冬号Vol.16 (11月6日発売 掲載ページP107~111)

特集「素敵女医の乾燥対策」に慶田院長の取材監修記事が掲載されました。MyAgeは45歳以上の医師が対象なのですが、来春45になる院長も編集部の強い希望で早々に掲載いただきました。

小児期からのアトピーを克服し、現在は美しい肌を取り戻している慶田院長は、食、コスメ、注射、マシンと、全方向から乾燥対策をしています。

【アトピーを克服し、徹底保湿で美肌をキープ中】
◎良質な油や発酵食品など、食生活にもこだわって
小児期から24歳頃まで、ずっとアトピー性皮膚炎に悩まされていました。それが皮膚科を選考した理由の一つでもあります。皮膚科入局後に薬剤塗布と保湿ケアでかなり改善したものの、顔と首、肘の内側に乾燥症状を繰り返す皮膚炎はなかなか治りませんでした。27歳頃から、顔とボディにケミカルピーリングを施術しはじめたところ、角層のバリア機能が改善。首以外の症状は出なくなりました。最後に残った首の乾燥は、極水光プラスでヒアルロン酸とビタミンミネラルなどを注射したところ1回でほぼ消失。現在は皮膚科専門医でも、私の肌を見てアトピー性皮膚炎があったと気づかないくらいです。

肌の状態がよくなった現在も保湿には気を配っていて、化粧水とボディクリームを脱衣所に置き、入浴後にすぐ塗る、10月下旬から自宅とクリニックで加湿器を使用するなどを習慣にしています。

食生活にもこだわっています。まず保湿に欠かせないセラミドですが、その材料は油です。油抜きは禁物なのですが摂取する油の種類には気を使っています。炒め物にはオリーブ油かこめ油、加えてチアシード、えごま油などオメガ3系の油を意識してとっています。

腸内 環境を整える発酵食品は、角層の水分保持にも役立つというエビデンスがあるので、ヨーグルト、納豆、ぬか漬け、味噌などを積極的にとるようにしています。

また最近ではヒアルロン酸、コラーゲン、セラミドなどの経口摂取による皮膚の保湿効果が報告されているため、 サプリメントでも補っています。

入浴時はアミノ酸系の「ミノン薬用保湿入浴剤」を使用し、肌の乾燥を防いでいますが、衣類もヒートテック素材は避け、下着や寝間着は綿かシルク、寝具はダニを通さない帝人の素材を使ったリネンを使用するなど徹底しています。

顔には37歳の時から年2回『極水光プラス』を打っていますが直後から肌がプルプルになります。また、腟のゆるみ改善と将来の乾燥予防には、4カ月~半年に1度、超音波の『ヴィーナスハイフ』を行っています。引き締まるだけでなく、潤いもアップするのでおすすめです。

是非、ご一読下さい。

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雑誌『GINZA』2018年11月号(10月12日発売 掲載ページP216~222)

特集「"デジタルエイジング"脱却宣言。」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

今の時代、パソコンやスマートフォンをまったく使わないという人は限られています。利用頻度や時間に差はありますが、こうしたデジタル機器に囲まれた生活は現代人の標準的なライフスタイルと言えるでしょう。朝はLINEをチェックし、夜はインスタを眺めながら眠りにつく...そんな私たちはすでに中毒状態です。
そして今"スマホやPCに夢中になるほど、肌や目元のエイジングを早める危機に晒される"のです。

CHECK SHEET
<デジタルエイジングの危機、迫ってない?>
☑まぶしさに弱く、目がゴロゴロしやすい
☑ベッドにスマホを持ち込んで、動画やSNSをチェックする
☑以前よりも目が小さくなってきた気がする
☑SNSやメールを1時間に1度は必ずチェックしてしまう
☑眼球だけ動かして天井を見ようとすると難しい
☑こめかみや耳の後ろを拳でゴリゴリすると痛い
☑寝つきが悪く、ちょっとの物音でもすぐ目が覚める
☑少しずつ、太ってきている
☑眉間や目尻のシワがだんだん増えてきた
※当てはまる項目が多いほどデジタルエイジングが進んでいる恐れがあります。なお、まぶしさに弱く、目がゴロゴロする人はドライアイが進んでいる可能性、寝つきが悪い人は体内時計が乱れている心配があります。


【肌荒れもたるみ顔も目のショボショボも...実はデジタル依存のせいだった?】
人気ネイルブランドの秋新色の名は"Social Detox"。SNS中毒(つまりはデジタル中毒)の私たちへのメッセージで、最近ではデジタルデトックスをテーマにしたイベントもあちらこちらで行われています。社会的には問題意識が高まっているデジタル依存ですが、実際のところ美容面にはどんな影響があるのだろうか?今年5月、<エスティ ローダー>が国際皮膚科学会で発表したのは、デジタル機器が発するブルーライトと肌の関係です。夜、ブルーライトを1時間浴びると、肌細胞内に現れるはずの「時計遺伝子」の数が60%以上も減り、肌の修復作業が正しく行われなくなってエイジングを加速させるといいます。
つまり"サーカディアンリズム(体内時計)が狂う"のが、肥満や睡眠障害の原因にも繋がるのです。ちなみにブルーライトは、もともと太陽光に含まれている光線ですが、波長が紫外線に近いため、長時間、大量に浴びると肌や目に酸化ストレスを与える可能性も懸念されています。目周りのエイジング問題もあなどれません。液晶を凝視するとまばたきが減り、ドライアイになりやすく、進行すると乾燥から目を守ろうとして細目になりやすくなる心配もあります。さらに、デジタルと向き合っている間は交感神経が優位な"緊張状態"が続くので、心身にストレスが溜まりやすくなり、冷え性まで助長します。トラブル例はキリがないですが、デジタルなしで今を生きるのも非現実的な話です。


【まずガードすべきは目の網膜!酸化ストレスケアもキー】
デジタル依存が美容面にもたらす弊害で、もっとも驚異なのはブルーライトの影響です。特に問題視すべきは、網膜に強い光が当たることによって睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌が抑制され、サーカディアンリズム(概日リズム・体内時計)を狂わせることです。つまりまず、目にブルーライトの強い光を当てないようにするのが、肥満、睡眠障害なども含めたさまざまな弊害をブロックする最善策だと考えられます。普段できることとしてブルーライトカットメガネの着用を推奨します。iPhoneやiPadなら「Night Shift」に切り替えて、画面から発されるブルーライトの量を抑えることも出来ます。
なお、サーカディアンリズムの乱れが肌にもたらす影響は、「時計遺伝子」の働きが抑制されて老化を早めるだけではありません。寝つきが悪くなることで、寝入りに多く分泌される成長ホルモンの分泌がスムーズになされなくなることも、肌細胞の再生の妨げになります。特に気をつけたいのは、ベッドに入る直前までスマホを見続ける行為です。夜は連続してディスプレイを見ないようにし、眠りにつく1時間前にはスマホやPCから離れるのがベストです。どうしてもチェックすべきものがあるときは、プリントアウトしてから目を通すなど、液晶画面を見なくても済む工夫をしましょう。
デジタル機器が発するブルーライトの量は日中降り注ぐ紫外線に比べれば微量だが、長く浴び続ければ、肌は活性酸素を作り出して、くすみやシワに繋がる可能性もあります。ブルーライトをブロックするプロテクターで肌をガードするほか、抗酸化力が高い食べ物を摂取して、内側から防御力を高めておくのも効果的です。ビタミンA・C・E、ポリフェノールが豊富なサプリやフードを毎日チャージして酸化ストレス対策をしましょう。


ブルーライトは現在、身の回りにあふれています。簡単にできることからで構わないので、何かしらの対策をとってブルーライトから身を守ることをおすすめします。

是非、ご一読ください


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