ウルセラ(HIFU)ウルセラシステムは、超音波を用いてたるみを強力にリフトアップできる「たるみ治療」マシンの最高峰です。皮膚の表面には傷をつけずに、エネルギーを正確に狙った層(深さ)に届け、点状に65~70℃に熱凝固点を多数作ります。施術直後には伸びたコラーゲン線維の収縮による引き締め効果が、長期的には新しいコラーゲン線維の再生により、緩んだ皮膚を強力に引き締めます。皮膚の「真皮深層」から「皮下組織」、皮膚を支える土台ともいえる「SMAS層(表在筋膜)」や「顔面靭帯」にまで作用し、土台から引き上げます。
ウルセラシステムによるリフトアップ治療のことを「ウルセラリフト」と呼びます。ウルセラシステムはリフトアップマシンとして世界で初めてFDAの認可を受け、その効果は他の機器の追随をゆるしません。施術時間は全顔で40分程度、1回の治療でたるみが改善します。治療後のダウンタイム(赤みや腫れなど)がほとんどないため、治療直後から普段通りの生活をしていただける点も人気の治療です。
カニューレスレッドリフト(鈍針・コグ付き吸収糸)カニューレスレッドリフトは、ショッピングスレッドの効果を高めた進化形の吸収糸による切らないリフトアップ治療です。糸は小さなギザギザ(コグ)がついた生体安全性が高いPDO(Polydioxanone)で、組織に適度に引っ掛かるので、頬位置を上げ、たるんだ輪郭をリフトアップし、ほうれい線やマリオネットラインも直後から改善させます。最大のメリットは、ダウンタイムのすくなさと、効果のバランスです。糸が細い鋭針に装着されているショッピングスレッドと異なり、先端の丸い鈍針(カニューレ針)に装着してあるため、内出血はほとんど生じません。また、糸の太さもショッピングスレッドに比較してやや太く、棘(トゲ)の固定効果が高い点も魅力です。
頬からこめかみを引き上げ、ゴルゴ線を目立たなくするには、頬中央から生え際にかけて、初回片側4本ずつ、口元のマリオネットラインやほうれい線を引き上げるには、さらに片側2本ずつ使用します。「カニューレスレッドリフト」と「通常のショッピングスレッド」や「ヒアルロン酸注入(True Lift)」を組み合わせて相乗効果を狙うこともできます。使用する糸の本数、デザインは、患者様のお顔立ちと肌年齢から担当医がオーダーメイドで組み立てます。顔の形状を支える根幹である『真性靭帯(True Ligament)』に引っ掛けるように深部に挿入し、シワ・たるみ・輪郭の崩れを根本から解決できるスレッド治療です。
加齢によるシルエットの崩れは、『皮膚のたるみ』、『皮下脂肪織の減少』、『SMAS筋腱膜の劣化』、『骨の萎縮』に加え、『顔面靭帯のゆるみ』がシワやたるみの原因であることが分かってきました。
ショッピングスレッドリフトショッピングスレッドリフトは髪の毛よりも細い極細吸収糸が装着された特殊な針を皮下に挿入し、糸のみを皮下に残します。挿入した糸が溶けてなくなるまで皮下組織に刺激を与え続け、長期的なコラーゲン生成によるたるみ・はり・肌質改善が期待できます。
今までのお顔に糸を入れるフェザーリフトと違いダウンタイムを抑えた、気軽なリフトアップ治療で、すっきりしたVフェイスを叶えます。適応部位の多さも魅力の一つで、目周りのたるみを解消する「アイスレッドリフト」、頭皮から引き上げる「ヘッドスレッドリフト®」や治療に難渋する首の横ジワを消す「ネックスレッドリフト」までオーダーメイドでデザインします。
ヒアルロン酸注入(クマ・シワ)ヒアルロン酸は保水性が高く、皮膚の張りには不可欠なものです。しかし、コラーゲン線維と同様、赤ちゃんの頃は豊富にあったヒアルロン酸も、20歳頃から急速に減少していきます。また、加齢による皮下脂肪織の減少と萎縮がシワやたるみの原因であることも分かってきました。
シワの凹みやボリュームの少ない部分にヒアルロン酸製剤を注入すると、自己のヒアルロン酸と融合し、自然なふくらみをもたらします。個人差はありますが、ヒアルロン酸注入後半年〜1年間効果が持続します。お顔では、眉間、額、鼻唇溝(ほうれい線)や口角下(マリオネットライン)の深く刻まれたシワを改善し、若返りをはかります。こめかみの凹みやコケたフェイスライン、萎んで張りを失った頬や顎などをボリュームアップさせるテクニックで注入すると、輪郭から若返り、リフトアップさせるヒアルロン酸リフトが世界的な潮流となっています。
最近の報告では、注入したヒアルロン酸の周りに自己のコラーゲン線維が新生することが確認され、くり返しヒアルロン酸注入を行っている方が若々しいことが科学的に証明されています。