三井住友銀行フリーマガジン『家楽手帖』Vol.11(8月17日発行 掲載ページP12~13)

特集「日焼け、シミ、老化、マスクによる肌荒れを防ぐ 紫外線&マスクに負けない残暑の賢いスキンケア」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

紫外線といえば日焼けを思い浮かべがちですが、本当に怖いのは肌老化です。残暑も対策は必須です。加えて、マスクによる肌不調に悩む女性も多いこの夏。それぞれどんなケアが必要かお伝え致します。

【日焼けによるくすみに加えて未来のシミやたるみに直結】
紫外線にはUVAとUVBがあります。UVAからは肌の弾力を失わせる影響があり、UVBは日焼けによるヒリヒリやしみ、長期的には皮膚がんの原因になることもあります。紫外線ダメージは1年を通して肌に蓄積されるため、日焼け止めは365日必要です。事実、大人の女性が感じやすいシミやキメの乱れなどの肌老化の原因は多くが過去に浴びた紫外線の影響の蓄積によるものです。今日のケアは未来のシミやたるみを防ぐものと考えましょう。今年浴びた紫外線に対してはインナーケアや市販の化粧品がある程度効果を発揮しますが、1番は対策を怠らないことです。

【皮膚科医が答える紫外線トラブルQ&A】
Q紫外線トラブルに効果的な食材はありますか?
A"抗酸化力"のある食材で肌の老化を抑制
抗酸化力とは、肌の老化を引き起こす活性酸素から細胞を守る働きの事です。紫外線による肌老化にも抗酸化力を高めることは効果的です。食材としては色の濃い野菜やうなぎ、ナッツなどが代表的。一品で効果を期待するのではなく、バランスの良い食事を心がけましょう。
また、サプリメントで抗酸化ケアをプラスすることもおすすめです。当院では、紫外線によって生じる活性酵素のダメージを軽減する飲むタイプ飲む日焼け止め『ヘリオケアウルトラD』・『ソルプロプリュスホワイト』をおすすめしています。

Q外出しなければ日焼け止めは不要ですか?
A自宅で過ごす日でも肌は紫外線を浴びています!
明るい窓辺は公園の木陰と同じくらいの紫外線量です。自宅で過ごす日も対策は必要です。SPF35くらいの日焼け止めを、スキンケアの延長として取り入れるのがおすすめです。慶田院長は1年中SPF50・PA++++のサンスクリーン剤を塗っています。SPFが高いから皮膚の負担になるという事はありません。

Qできてしまったシミはセルフケアで消えますか?
A残念ながら難しいです。だからこそ日々の対策をしっかりとしましょう。
一度できてしまった日光性のシミやイボを消すことは難しいので、毎日のケアでダメージを蓄積させないことが大切です。気になるシミは美容医療を取り入れるのも手です。
シミには、レーザーを1兆分の1秒単位で照射する最新鋭の『ピコレーザー』が良いでしょう。境界のはっきりしたシミは、『ピコスポット照射』で、かさぶたにして取ることができます。従来のシミ取りレーザーよりも痛みや皮膚へのダメージが少なく、ダウンタイムも軽くなりました。
▼治療頻度:1回のみ(薄い膜状のかさぶたは5~7日で剥がれます。)
▼効果持続期間:再発しない場合、追加照射なし
▼費用:1ショット¥1,000(全顔照射治療のオプション。スポット照射のみ希望の場合は30ショット以上から。)

また、顔全体の美白と弾力アップには、メラニンを微細に粉砕し排出させる『ピコトーニング』と、皮膚の再生を促す『ピコフラクショナル照射』の重ね打ちが効果的です。
▼治療頻度:1ヶ月に1回を3~4回
▼効果持続期間:3~4カ月
▼費用:¥52,000~

Q今年浴びた紫外線にはどんなケアが有効でしょうか?
A肌の代謝を高めてメラニンを排出しましょう。
紫外線を浴びる都皮膚内にメラニンが過剰に生成され、肌を黒くします。スキンケアや規則正しい睡眠によって肌の代謝を高め、メラニンの排出を促進しましょう。また、クリニックのケアとしては、黒くなったメラニンを白く戻す作用のあるビタミンCを大量に点滴静注する『高濃度ビタミンC点滴』や、ターンオーバーを高め、メラニン排泄を促す『ケミカルピーリング』、美白効果の高い白雪注射やトラネキサム酸などの有効成分を、傷をつけずに肌に導入する『プラズマシャワー』も夏の終わりのケアとしては最適です。

【マスクが手放せない今だから正しいケアを マスクによる肌不調を改善】
摩擦による炎症や肌のバリア機能の低下に注意!
マスクがこすれることで肌のバリア物質が剥がれ落ち、荒れやすい状態になってしまうことが主な原因です。加えてマスク内が汗で蒸れると、さらなる乾燥や炎症を引き起こすこともあります。日中は濡らしたハンカチで汗の成分をこまめに吸い取り、乳液などで保湿をしましょう。スキンケアでは水分保持機能が高いアイテムを使用し、必要ない場面ではマスクを外すことも大切です。

◆4ポイントでトラブルをガード◆
①汗をかいたらこまめに吸い取って保湿を
汗の成分で炎症を起こすことがあります。吸い取る&保湿を習慣にしましょう。
②スキンケアで肌のバリア機能をUP
肌に水分を抱えてくれるセラミドやヒアルロン酸がおすすめです。
当院では、天然セラミド配合の「セラミドバリアクリーム」(銀座ケイスキンクリニック取扱い 30g ¥5,000税別 )がバリア機能を高め、肌をやさしく守るので人気です。水分保持力・抗炎症作用が高く、しっとり感がありながら重すぎず塗り心地がよいので、顔から体まで全身に使用している方が多くいらっしゃいます。
③腸内環境を整える食材を取り入れる
腸内環境が悪化すると肌のバリア機能が低下します。インナーケアも大切にしましょう。
④ときにはマスクを外して肌を解放
人と接しない場面や野外では周りをみてマスクを外してみてもよいでしょう。

是非、ご参考になさって下さい。

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