雑誌『VOCE(ヴォーチェ)』2016年8月号 (6月23日発売 掲載ページP180~186)

特集「"夏老け"しないための正解スキンケア101」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

本格的な暑さがいよいよスタートします。夏の紫外線などが影響し、エイジングが加速す
るのは事実。ケアを怠ると一気に、2~3歳は老けてしまう可能性も。夏が過ぎたころに肌年齢が上がってしまうことがないよう、予防や対処法についてマスターしましょう。
慶田院長は皮膚科専門医として、紫外線などの他に生活面も含めた効果的なアプローチについて、解説いたしました。

〈実はみんな実感してる...!?「夏は老ける」は本当?〉

Q.冷夏や曇ってばかりの夏だったら、夏老けしにくい?
A.紫外線量は、曇りの日でも晴れの日の7割、雨の日でも3割の量が降り注ぎます。夏はもともと紫外線が強いため、いくらか弱くてもやはり秋冬に比べると強めとなります。シミが出来始めるのに必要な累積紫外線量から換算すると、平均的な日本人の場合、計算上は1日に11分素肌で紫外線を浴びていると20歳でシミが出来始めるとことがわかっています。
実際は、紅斑が出ないレベルの紫外線量でも蓄積することで、シミ、シワ、たるみにつながるため油断は禁物です。赤くならなければ日に当たっても夏老けしないということは、決してありません。

Q.夏に肌が老ける原因は?
A.・紫外線・不快な高温多湿によるダメージやストレス・汗の刺激・酸化した皮脂・エアコンの乾燥・扇風機の風・さっぱり志向による保湿不足・麺類など偏食がまねく栄養不足・熱帯夜による睡眠時間の短さや質の低下・冷房による体の冷え
など原因はさまざま。紫外線の影響だけでなく、暑さで疲労が蓄積したり、生活習慣が乱れやすいことも覚えておきましょう。

Q.夏老けしやすい人、しにくい人ってある?
A.生活習慣の影響が大きい印象です。紫外線対策やバランスのとれた食生活などを意識している人は老けにくいですね。

Q.紫外線さえ防げば、陽射しを浴びても夏老けしない?
A.光老化"にご用心。陽射しのうち、肌を老化させるのは紫外線だけではなく、可視光線や赤外線も。こういった太陽光線による老化は"光老化"と呼ばれ、加齢による自然な老化とは別に対策を講じるべき。日焼け止めなど外からの対策はもちろんのこと、インナーケアなど内側からのアプローチも習慣にすることが常識になりつつあります。

Q.夏の汗や皮脂、やっぱり悪者なの?
A.汗の塩分や酸化した皮脂はNGです。汗に含まれる塩分などが刺激になり、肌トラブルが出る人がいます。皮脂に関してはそれ自体が悪者なのではないのですが、酸化して過酸化脂質になったり、アクネ桿菌が遊離脂肪酸に変わると、肌にはダメージです。

Q.若いから、まだ大丈夫だよね?
A.肌の体力や抵抗力は確かにありますが、それらの力も20代後半でかなり低下していきます。若いからこそケアを怠ったり、不規則な生活を送ってしまいがちですが、過信してはいけません。

Q.海や山に行かず、通勤・通学だけなら夏でも老けない?
A.そんなことありません!先述した通り、紅斑が出ないレベルの紫外線量でも蓄積することで、シミ、シワ、たるみにつながります。肌老化は、日々の積み重ねと心得て。

〈UVケアの正解 ○&×〉

Q.日焼け止めは、最高値のSPF50+&PA+++がイイ!に決まってる?
A.○
SPF値やPA値は高い方が安心でしょう。"光老化"は、紫外線だけでなく、可視光線、ブルーライト、近赤外線なども原因となります。また、大気汚染物質も肌トラブルの一因です。日焼け止めも、プロテクトする目的ごとに種類が豊富になっています。日焼け止めの効果SPFやPA数値だけでなく、目的別に使い分けたり、併用して効果を高めると良いでしょう。実際に日焼け止めを正しい量で使っている人は少なく、5分の1しか効果を発揮できていないというデータもあります。SPF、PAの効果を発揮するなら、最低でも薄く3度重ね塗りしましょう。

Q.クリーム、ジェル、スプレー。日焼け止め選びは好み優先でいい?
A.△
それぞれの個性をいかして使い分けましょう。肌に密着するクリームは、自然と面積あたりの量が多くなるので効果を発揮しやすいはず。ジェルは日焼け止めに慣れていない男性や子どもに、スプレーは手軽ですが薄づきなので、外出先での塗り直し用に。

Q.日焼け止めを塗っても焼けちゃうなんておかしい!
A.×
"塗り忘れ盲点"に気づいてないだけ。服の素材が麻だったり白かったりすると、紫外線が通り抜けて肌に届いてしまうことに。日焼け止めは裸で塗り、服で隠れるところも抜かりなくケアしましょう。顔は額、両頬、鼻、顎の5点に置き、小鼻や目周りなど細かい所も忘れずに丁寧に指の腹で優しく塗り広げます。鼻や頬など出っている部位は紫外線の影響を受けやすく、頬から耳にかけてのCゾーンは、特にシミになりやすい部位です。塗り忘れがちな耳、首の後ろなどもしっかり塗りましょう。徹底的に有害光線を浴びないようにするには、日傘やサングラス、日焼け止めで物理的に光を遮断を。

Q.ウォータープルーフやSPF値が高い日焼け止めは肌に負担がある?
A.△
SPF値の高さと肌への負担は関係ありませんが、ウォータープルーフ系を使うと、なかには肌荒れする人もいるようです。

〈毎日の「老けの蓄積」がこわいから デイリーケアの正解〉

Q.朝ケアのオススメは?
A.UVコスメの前に抗酸化系アイテムを取り入れましょう。皮脂が分泌されて酸化すると、肌に悪影響となります。それを予防するために、朝、日焼け止めを塗る前に、抗酸化コスメを組み込むことが効果的です。

Q.夜ケアのオススメは?
A.肌のターンオーバーを促すレチノールコスメを加えましょう。角質が肥厚してゴワつきやくすみが現れるのを防ぐことができます。エンビロン社のモイスチャーACEオイルは過剰なメラニンを排泄する作用、表皮細胞の成長を促し、角質のバリア機能を強化する作用があり、レチノール反応による赤みや皮剥けといったストレスがない使い心地もおすすめです。

〈美肌先生、教えてください!!夏老けしないスキンケア〉

Q.夏ならではの肌トラブルとは?
A.ニキビ、ゴワつき、シミ、くすみなど。紫外線のほか夏疲れの影響で不要な古い角質がたまりやすく、肌がゴワついたり毛穴に皮脂などがつまってニキビが増えたり、メラニンのせいで、くすみやシミも目立ちやすくなります。クリニックで行う、グリコール酸のメディカルピーリングや、レチノールコスメで肌のターンオーバーを整え、肌力を高めるケアが有効です。

Q.夏の肌あれも肌老けのシグナル?
A.汗でダメージを受けているサインかも知れません。夏は汗のせいで湿疹ができるなど、肌あれを訴える人が多いですね。すぐに肌が老けるわけではありませんが、繰り返すと肌ダメージも深刻化。湿疹ができるほどなら、ほったらかしにするなど油断は厳禁!早めに皮膚科専門医に相談しましょう。

Q.肌がベタつくから洗顔したい。一日に何回まで平気?
A.基本は朝晩1日2回の洗顔ですが、汗は肌への刺激となるので、そのままにしないように。とはいえ、一日に5回も6回も洗うのはさすがに多すぎると思います。また、汗をかいたら、"洗う&潤す"が基本です。保湿をセットで行うことも徹底しましょう。

〈すっごく焼けちゃった!SOSの正解〉

Q.昨年、夏フェス後に肌が老けた気が。この夏こそ、失敗しない策は?
A.会場が山中だと涼しく感じ、紫外線が弱そうに思う人も多いようです。でも、実は標高が1000メートル上昇するごとにUVBは約10%増えると言われています。空気が澄んでいる山などは、紫外線を遮るほこりなどが少ないから、実は注意すべき。山だからと油断せずに紫外線対策を念入りにしましょう。

Q.プールや海で気をつけることは?
A.プールの塩素や海水が肌に負担になり、肌あれなどのトラブルが出てしまう可能性もあります。塩素も海水も肌についたままにしないこと。最後は必ずシャワーなどで全身を洗い流すべきです。

Q.虫刺されの痕が消えない!夏老けの影響?ケアは?
A.掻かずにガマンしましょう。夏老けとは関係なく、虫刺されによる色素沈着は消えにくいもの。掻くと余計に残りやすいため、刺されたらすぐ塗り薬を。

Q.夏老け肌のケアに最適なクリニックメニューは?
A.・フォトフェイシャルM22
日焼けの炎症が落ち着いたら、最新の光治療フォトフェイシャルM22がおすすめです。8種類の光が肌のコラーゲン線維などを活性化。肌に透明感が生まれてハリも出ます。夏老けをなかったことにしましょう!
初回トライアル ¥25000
・高濃度ビタミンC点滴
リゾートへ出かける前などに、ビタミンCの点滴をしておき、夏老けを予防するのも賢い選択。内服や注射の50倍量で、紫外線や大気汚染などの酸化ストレスから体を守ってくれます。
約30分~50分かけて点滴。効果はおよそ2週間も続きます。初回トライアル ¥12000

〈番外編 老けないヘアケアの正解〉

Q.夏を終えると髪が傷むような......気のせい?
A.いえ、そのとおりです。夏の髪は、紫外線の影響で表面のキューティクルが開き、潤いやメラニンが流出しやすい状態なのです。

Q.紫外線ダメージから髪を守り抜く方法は?
A.ヘア用UVカットスプレーを使用し、紫外線ダメージから守りましょう。また、頭髪もお肌同様に保湿を忘れずに。髪をまとめるor帽子をかぶるのも手。髪をひとつに束ねたり、帽子をかぶれば、陽射しにあたる髪の面積を減らせるので、ダメージ量も減らせます。

Q.夏は頭皮も傷む?
A.もちろん!夏は頭皮も強い紫外線の影響を受け、発汗も多く、過酷な環境です。頭皮にかゆみがあったら、汗や皮脂などで炎症がおきているサイン。専門医を受診しましょう。

Q.頭皮のダメージを防ぐには?
A.肌と同じく紫外線カットが最重要。頭皮を紫外線から守ってくれるアイテムを活用しましょう。日焼けしやすい分け目だけでいいので、さらっとした日焼け止めジェルを使うとよいでしょう。

Q.暑くてもドライヤーで乾かさないとダメ?
A.湿った状態は、頭皮で細菌が繁殖します。自然乾燥だと完全に乾くまでに時間がかかってしまい、その間に頭皮の常在菌が繁殖しがちです。頭皮の老化に直結するわけではありませんが、頭皮トラブルが出やすくなります。髪の根元からきちんと乾かすべきです。

〈老けさせない 夏習慣の正解〉

Q.暑すぎて食事は麺類ばかり。肌に悪い?
A.影響あり!栄養が偏って体も肌にもよくないので、麺類のトッピングに工夫して栄養素プラスしましょう。薬味のほか、鶏肉、トマト、オクラなどを多めに加えると良いですよ。

Q.冷たいものばかり食べていると、夏老けをまねく?
A.冷たい食品ばかりだと、肌にまで栄養が届きません。食べ物も飲み物もキンキン冷えたものをたくさん食べていれば、体が冷えてしまうことに。その結果、末梢循環が悪化して肌のすみずみまで栄養や酸素が行かず、夏老けを促す危険も!

Q.夏老けをケアできるような食事ってある?
A.抗酸化作用のあるビタミンCを含むものを積極的に摂りましょう。ビタミンCといえば柑橘類を思い浮かべる人も多いですが、柑橘類のなかにはメラニンを増やしてしまう成分が入っているものもあるので要注意。そのため、ベリー系、バナナ、マンゴーなどをセレクトしましょう。もし柑橘類を食べるなら、紫外線の影響を受けない夜が最適。
また、紫外線対策になる機能性ヨーグルトがおすすめ。コラーゲンペプチドとミルクセラミドを強化したヨーグルトを摂ることで、肌のバリア機能が高まり、紫外線に負けにくい肌になれるという研究結果がでています。院長も約1年間愛用していますが、肌がカサつくことなく、良い肌状態を保てています。

Q.夏老け肌対策としてオススメのサプリは?
A."飲む日焼け止め"アイテムを常備しましょう。クリニックで購入できる"ヘリオケア"は、天然のビタミンC、D、E、ルテイン、リコピンを配合。紫外線を浴びる30分前に服用するだけで、体の中から紫外線を防御できます。

Q.扇風機の風って肌に悪い?
A.上手に使えば肌にも安心。扇風機は冷房と一緒に使い、室内の空気を循環させるには快適で便利です。風を直接あて続けると、肌から水分がうばわれて乾燥を促す危険があるので注意しましょう。

Q.紫外線を防ぐためには、服やサングラスはどんな色がいい?
A.服→黒・紺 サングラス→薄茶色。服は黒や紺など濃い色のほうが、紫外線を吸収して肌を守ってくれます。でも、サングラスは暗い色だと瞳孔が開いて紫外線が余計に入りやすくなるため、淡めのブラウンがオススメです。

Q.毎年、夏バテしちゃいますが、肌状態にも影響する?
A.肌もバテます!夏バテに悩む人は、食欲がなく栄養不足になったり、よく眠れていなかったり。こういった状態は肌にいいはずないですね。良質な睡眠と、バランスのとれた食事をこころがけましょう。

Q.パフやブラシ、夏はやっぱり不潔? 肌にも悪いよね?
A.はい、よくありません。メイクの残りだけでなく、肌の汚れも不着しているので、季節を問わずにできるだけ週に1回は洗って。パフに残った皮脂が酸化して、肌にダメージを与える可能性もあります。

本誌ではお肌のスペシャリスト4名が、"夏老け"しないために101個の正解スキンケアを紹介しています。"夏老け"しないための、コスメなどのアイテムも多数掲載。
是非ご一読下さい。

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