雑誌『ESSE』2022年1月号(2021年12月2日発売)

特集〝美と健康の相談室VOL.37「シミ・シワ・たるみ」が3大悩み。医師が丁寧にカウンセリングするクリニックを選んで″(P137)に慶田院長の記事が掲載されました。

■今回のお悩み:美容医療に興味があります。「シミを取った」という友人がいて、美容医療が最近、よく話題に上がります。興味が出てきたのですが、どんなことができますか?

シミ、シワ、たるみ。美容医療で多い相談はこの3つです。施術にはヒアルロン酸やボトックスなど注射する方法や、皮膚にレーザー、高周波や超音波などを照射する方法など、さまざまなものがあります。初めてだと、注射やメスを使わず、施術後の腫れなどのダウンタイムも少なくて比較安心して受けられる照射系の『フォトフェイシャルM22』を選択される方が多いです。1人ひとりの肌色やお悩みに合わせて、よりきめ細かく最適な光の波長領域を選択するオーダーメイド治療なので、シミ(肝斑)、くすみ、ちりめんジワ、赤ら顔、ニキビやニキビに伴う赤みや色素沈着といった様々な肌トラブルを一台の機器で改善し、リバースエイジングとアンチエイジングを叶えます。顔全体に穏やかな光を照射する痛みの無い治療で、かさぶたや一過性の色素沈着といったダウンタイムがなく施術直後からメイクが可能。トータルなお肌の若返りを図ります。
シミをしっかり取りたいなら『ピコレーザー』がおすすめです。照射時間が「ピコ秒(1兆分の1秒)」単位となり、熱によるダメージが大幅に減少したため、痛みや照射後のかさぶた、炎症後色素沈着などの副反応を最小限に抑えながら、安全かつ効率的にシミ治療を行うことができます。狙ったターゲットに最適な波長(532nm・730nm・1064nm)を使い分けることで、肌の表面にあるシミ・そばかす、イボ、ホクロ、深部になるアザやアトピー性皮膚炎の黒ずみ(ダーティースキン)の改善など、幅広いお悩みを解決することができます。
とはいっても、美容医療を初めて受けるときはなにから始めればいいのかわからないでしょうし、不安感もあると思います。ですから医師によるカウンセリングが大切。というのも、本人が「シミ」だと思っていたものが実はイボやホクロだったり、あるいは毛穴やくすみが気になると来院されたのに原因は産毛だったというケースもあります。

ですから「なにが一番気になっているのか」に耳を傾け、肌の状態を診て、適切な治療を提案していく皮膚科専門医によるカウンセリングが重要です。当日はカウンセリングのみで施術は後日ということも多々あります。

なお、受診前にホームページに目を通し、おおまかな予算は決めておく方が、治療方針が決まりやすいです。悩みが複数にわたる場合も多く、予算に合わせていろいろな治療を組み合わせることもあります。治療を一度ですませるより、数回通院した方が、効果が高いケースもあります。クリニック選択においては、皮膚を診てその状態に合った施術を提案し、作用機序や副反応も含めしっかり説明をしてくれる、皮膚科専門医のいる病院を選ぶといいと思います。

ぜひご参考になさってください。

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