ヒアルロン酸注入、ヒアルロン酸注射 

ヒアルロン酸(hyaluronic acid)はグリコサミノグリカン(ムコ多糖)の一種で、牛の硝子体(hyaloid)から見つけられ、学術的にはヒアルロナンと呼ばれます。また、ヒアルロン酸はその科学的な結合構造の特徴から、ヒアルロニダーゼによって加水分解されます。粘液性の液体で保水性が高く、生体内では皮膚、関節、硝子体、脳などに多くみられます。人体の水分維持を担い、もともとは人の身体の中に多く含まれている物質ですが、幼少期をピークに段々と失われていきます。そのため美容や健康増進の目的として、経口からサプリメントとして摂取したり、皮膚・関節への注入、化粧品保湿剤として補充されますが、真皮には届きません。

「ヒアルロン酸注入」は、美容目的の皮膚への注入療法と、関節痛の改善目的で直接関節内に注射する方法があります。美容分野における注入療法は、肌のしわや凹み、ボリュームが不足している部分に注入することで、ふくらみを持たせ、若返りをはかります。ほうれい線、ゴルゴライン、頬のこけ、目周りや口周りなどのしわ、凹みや影を改善させるほか、顎や鼻隆などの形成も可能で、その手軽さから「プチ整形」と呼ばれることもあります。またバストアップ・ヒップアップ目的でボディへ注入されることもあります。針を使った治療のため、痛みや内出血のリスクを伴いますが、痛みに関しては注入前の高機能麻酔クリームの外用や、キシロカイン液による局所・ブロック麻酔注射を施すことでかなり軽減できます。内出血に関しては、赤外線と可視光線により血管の走行が目視できる機器「スタットベイン StatVein」を用いたり、あらかじめ止血目的の内服、点滴の併用でリスクを最小限にすることが可能です。

また、特殊なロングカニューラ針(先端がとがっていない針、鈍針)を用いることで血管や神経を傷付けず、皮膚組織の損傷を最小限にし、内出血のリスクも軽減されます。ロングカニューラ針の使用は、頻度は低いものの生じた場合、組織の壊死という重篤な問題となるヒアルロン酸の血管塞栓(つまること)の予防にもなり、安全性に役立ちます。さらにヒアルロン酸注入後の持続期間は、分子量により異なりますが、通常半年~1年、長いもので2年程度で吸収され、その間にヒアルロン酸を核として周囲に自己のコラーゲン線維の新生が行われます。注入したヒアルロン酸そのものは体内に残存しないため安全性が認められており、若返り効果が高い「切らないハッピーリバースエイジング(銀座ケイスキンクリニック商標登録済み)」治療の一つと言えます。 

関連治療

・ヒアルロン酸注入(美人顔デザイン注入)

ボトックス、A型ボツリヌス製剤、ボトックス注射

ボツリヌス菌の有害毒素成分を失活化させたA型ボツリヌス製剤がボトックス注用という製剤で、美容目的で行う注射を「ボトックス注射」と呼びます。一般的にボトックス製剤といわれている商品にはいくつか種類がありますが、「ボトックス」はアラガン社が商標登録をしており、日本の厚生労働省の承認が下りているのはアラガン社の「ボトックスビスタ®」のみです。最近では化粧品として「塗るボトックス」がありますが、しわに効果があるとされるアルジルリンを使用しており、ボトックスは含まれていません。

ボトックス製剤は、もともと神経麻痺などに伴う痙攣の治療薬として古くから使用されていましたが、近年では美容目的としても皮膚に注射されるようになりました。筋弛緩作用を応用し、筋肉の収縮によってできる表情じわ(額の横じわ、眉間の縦じわ、目尻のしわ、スモーカーズライン)を伸ばす効果があります。また、笑った時に歯ぐきが見えるガミースマイルを改善するハッピースマイルボトックスや、小顔や歯ぎしりの改善目的にエラの発達した筋肉(咬筋)を小さくする、小顔ボトックス治療もあります。さらに、毛穴を引き締める作用があるため、肌のきめ・はりを整えます。注入方法によってリフトアップ効果も得られるので、ボトックスリフト治療も人気です。神経伝達物質の放出を抑制することで発汗を抑えるため、脇や手掌(てのひら)・足底などの多汗症の治療としても用いられています。また、皮膚への注射以外に鼻に点鼻することで、花粉症による鼻汁や目のかゆみに対して即時的な効果が得られます。

しわの治療でボトックス注射を行った場合、通常3日後くらいからはっきりした効果があらわれ、3~4ヶ月間持続します。効果が出現している間に、しわの原因となる筋肉が使われなくなり徐々に縮小するため、一般的に2回目以降の注射では持続期間が長くなっていきます。表情の癖を取ることで、しわの治療と予防の両方に役立ちます。ボトックス注射は注入量が比較的少なく、極細針を使用することで痛みや内出血のリスクが低い治療です。

そのため外用麻酔クリームの塗布だけで注射ができ、短時間の施術で高い効果が得られる治療法の一つです。

関連治療

ボトックス注射(表情ジワ)ボトックス注射(ガミースマイル)ボトックス注射(アーモンドアイ)

皮膚線維腫・軟線維腫  

共に良性の間葉系腫瘍です。皮膚線維腫は、線維芽細胞や膠原線維、マクロファージが真皮内で限局性に増殖した硬い腫瘍で、虫刺症などの外傷に反応して発生する場合があります。
成人の四肢に好発し、直径数㎜~2㎝程度の半球性に隆起した結節で、表皮は常色~褐色調を呈します。まれに圧痛がみられますが、通常は症状がほとんどなく、大きくなって支障が生じなければ治療しなくても問題ありません。ただし硬くて黒色調の強いものや成長の早いものは、悪性腫瘍との鑑別を要するため、皮膚科専門医の受診をおすすめします。治療は手術による切除縫合術を行います。

軟線維腫は軟性線維腫とも呼ばれ、主に30代以降の成人にみられる常色~褐色調のやわらかい腫瘍です。肥満体型の人や女性に多く、一種の加齢変化と考えられます。2~3㎜大で頚部や腋窩に多発する小さなものを「アクロコルドン」、1㎝大で体幹に単発するやや大きなものを「軟線維腫」、さらに大きくなり皮膚面から垂れ下がるようになったものを「懸垂性線維腫」と区別することもあります。また、見た目では脂漏性角化症などと区別しにくい場合もあり、総称して「スキンタッグ」と呼ばれる場合もあります。炭酸ガスレーザー手術、窒素による凍結凝固、医療用ハサミによる切除などで治療ができます。

関連治療

CO₂レーザー手術(炭酸ガスレーザー手術)

稗粒種(はいりゅうしゅ・ひりゅうしゅ) 

皮膚の表面付近にできる直径1〜2mm以内の角質(かくしつ)が入った袋状の良性腫瘍で女性に多く見られます。

眼瞼についで、頬、額、陰部に発生し、白色の小さな粒のように見えます。原発性のものは軟毛の深部にある毛漏斗部の母斑性過誤腫(良性の増殖)と言われています。

また、続発性のものは、水疱症などの皮膚がはがれるような疾患や傷の治ったあとにできることがあります。これらの疾患により、汗を出す管や、毛穴の奥にある毛包(もうほう)という袋、皮脂をつくる腺が破壊された後、治癒する過程で表皮が袋状に増殖し生じると言われています。

稗粒腫は皮膚の浅い所にできた角質の塊ですので、その白い塊を取り出してしまえば綺麗になります。通常は、注射針やCO2レーザーを用いて小さな穴を開け、内容物を圧出することで比較的簡単に取ることができます。

小さいものなら傷は1~2日で閉じ、軽い赤みが2~4週間続きます。

関連治療

CO2レーザー

プラセンタ

プラセンタとは、胎盤(placenta)の意味です。胎盤は、哺乳類の妊娠時に子宮で形成される円盤状の組織塊で、胎児との物質交換や妊娠の維持など重要な役割を担っており、分娩時に後産として娩出(べんしゅつ)されます。

「プラセンタ」とは、胎盤そのものというよりも、胎盤から抽出した成分をエキス化した胎盤由来物質を示します。

出産後は不要になるこの胎盤ですが、実はこの中には人の成長を促進させる成分が、多く含まれている事が判明していて、美容だけではなく更年期障害や肝障害の薬としても使われています。

プラセンタには、美肌、美白、疲労回復、血行促進による冷え、肩凝り、腰痛の改善、抗アレルギー作用、免疫力強化など様々な効果があり、医薬品や化粧品、健康食品など多岐にわたる領域で利用されています。美容医療の現場では、アンチエイジングを目的としたプラセンタ注入や点滴、メソセラピー、内服などの治療があり、個人のライフスタイルに合わせた治療法が選択できます。

表皮

表皮とは、厚さが平均約0.2ミリのとても薄い膜です。皮膚の最上部表面にあり、上から角層(角質層)、 顆粒層、有棘層、基底層の4つの層から成っており、その大部分を「ケラチノサイト(角化細胞、かくかさいぼう)」と、それが変化した細胞が占めています。

表皮は外部からの異物の侵入や体の水分の蒸散を防ぐバリアとなって、内部を保護し肌を守る役割をしています。角質層(角層)は、表皮の最も外側にある層で、扁平な核のない角化細胞が重なってできています。

角質層にある天然保湿因子は水分を保持し、角質細胞間脂質は角質層から水分が失われていくのを防ぐ働きをもっており、正常状態では10~20%の水分を含んでいます。顆粒層は、扁平・紡錘形をした1〜2層の顆粒細胞からできています。

顆粒層では細胞質中にケラトヒラリン顆粒という顆粒を含み、紫外線が肌深部に浸透するのを防ぐ役割をしています。有棘層は表皮の中で最も厚い層です。有棘細胞は互いに棘のような形をした細胞間橋でつながっていて、細胞同士がしっかりと結びつき表皮の強度を保っています。これらの細胞と細胞の隙間にはリンパ液が流れており、栄養を運び老廃物の交換などを行う役割を担っています。

基底層は表皮の最下層にあり、真皮と接しています。円柱状の基底細胞が1列に並び、新しい細胞が次々に産生されています。基底細胞の間にはメラニン色素を生成するメラノサイトが点在していて、紫外線が当たることでメラニン色素が産生されます。メラノサイトが周囲の基底細胞にメラニンを分配し、私たちの肌は核を有害な紫外線から守っているのです。

関連治療

ケミカルピーリング

鼻唇溝(法令線)、ゴルゴライン、マリオネットライン 

鼻唇溝とは、小鼻の両脇から口元にかけてできるハの字形のしわのことです。人相学的な呼び名で法令線(ほうれい線)と言います。

ゴルゴラインとは、目の下から頬の真ん中を斜めに横断するラインのしわのことです。「ゴルゴ13」の主人公に深く刻まれていることから、日本で好んで呼ばれていますが、正式には「ミッドチークライン」や「インディアンライン」と呼びます。

マリオネッオラインとは、「よだれじわ」とも呼ばれ、口角の両脇から顎の横にかけて伸びる縦方向のしわのことです。これらは、骨格が影響し若い時から目立つ場合や、中年期になっても目立たない場合まで個人差がありますが、通常は加齢と共にコラーゲン線維の減少や筋肉の衰えと共に目立ってくる場合が多く、老け顔の象徴とも言われます。

熱を加えることでコラーゲン線維の増生を促すリフトアップ系照射治療が効果的であるほか、ヒアルロン酸の注射でボリュームを足したり、ショッピングスレッドリフトによるリフトアップ治療も非常に有効です。

関連治療

シワ(ヒアルロン酸注入)

皮膚線維腫・軟線維腫 

共に良性の間葉系腫瘍です。皮膚線維腫は、線維芽細胞や膠原線維、マクロファージが真皮内で限局性に増殖した硬い腫瘍で、虫刺症などの外傷に反応して発生する場合があります。

成人の四肢に好発し、直径数㎜~2㎝程度の半球性に隆起した結節で、表皮は常色~褐色調を呈します。まれに圧痛がみられますが、通常は症状がほとんどなく、大きくなって支障が生じなければ治療しなくても問題ありません。ただし硬くて黒色調の強いものや成長の早いものは、悪性腫瘍との鑑別を要するため、皮膚科専門医の受診をおすすめします。治療は手術による切除縫合術を行います。

軟線維腫は軟性線維腫とも呼ばれ、主に30代以降の成人にみられる常色~褐色調のやわらかい腫瘍です。肥満体型の人や女性に多く、一種の加齢変化と考えられます。2~3㎜大で頚部や腋窩に多発する小さなものを「アクロコルドン」、1㎝大で体幹に単発するやや大きなものを「軟線維腫」、さらに大きくなり皮膚面から垂れ下がるようになったものを「懸垂性線維腫」と区別することもあります。

また、見た目では脂漏性角化症などと区別しにくい場合もあり、総称して「スキンタッグ」と呼ばれる場合もあります。炭酸ガスレーザー手術、窒素による凍結凝固、医療用ハサミによる切除などで治療ができます。

関連治療

CO2レーザー

針脱毛・ニードル脱毛

針脱毛・ニードル脱毛とは、先の丸い5mm~10mmの細い針(ニードル)を使用した脱毛法です。レーザーでの脱毛が開発される前は針(ニードル)が主流でした。

細い針(ニードル)を毛穴の一つ一つに挿入し、微弱電気や高周波を流して熱によって毛根を破壊していきます。

針(ニードル)は金属アレルギーを防ぐため、チタンやゴールドで加工されています。現在は医療行為に当たるため、エステでの治療は違法であり、医療機関でのみ施術が可能です。かなりの痛みを伴い、時間がかかるため、ほとんど用いられなくなりました。

しかし、レーザー脱毛とは異なり、黒以外の毛(白髪やブラウン、金髪など)でも理論的には脱毛ができること、肌の色も関与しないため、日焼け後も可能であることなどがメリットです。

エステでの光脱毛や、そのスピードと安全性から、現在は医療機関でのレーザー脱毛が主流となっており、痛みの軽減が進んでいるため、全身脱毛や乳輪、外陰部などデリケートゾーンの脱毛も人気となりました。

エステでの光脱毛は厚生労働省の指導で認められていません。針(ニードル)、光、レーザー等の脱毛行為は医師の管理が必要な治療です。

関連治療

脱毛

ヒアルロン酸・ヒアルロン酸フィラー 

ヒアルロン酸とは、お肌のはりと弾力を保つコラーゲン線維やエラスチン線維によってつくられる網目状構造の隙間を埋めているムコ多糖体成分の一種で、皮膚や目、関節など、人間の体に広く存在する保湿成分です。ヒアルロン酸は保水性が高く、1グラムで6リットルもの水分を保持することができ、皮膚のはりや潤いを保つためには不可欠なものです。

しかし、コラーゲン線維と同じく赤ちゃんの頃は豊富にあったヒアルロン酸も、加齢と共に産生量が減り20歳頃から急速に減少していくため、お肌のはりや潤いが失われ、しわやたるみが目立つようになります。ヒアルロン酸フィラーとは、加齢により失われたボリュームを補うために合成された注入剤です。

しわの凹みやボリュームの減った部分にヒアルロン酸フィラーを注入すると、自己のヒアルロン酸と融合し、自然なふくらみをもたらします。個人差はありますが、ヒアルロン酸注入後半年〜1年間効果が持続します。お顔では、眉間、額の深く刻まれたしわ、ほうれい線(法令線、鼻唇溝のしわ)、マリオネットライン(よだれジワ、口角下のしわ)を改善し、若返りをはかります。また、目の下のたるみ、深い影、ゴルゴ線の改善にも効果的です。鼻根部や唇にヒアルロン酸を注入して、顔の印象をほんの少し魅力的に変えることも出来ます。ボディでは、バストやヒップのボリュームアップで魅力的なボディメイクが可能です。最近の報告では、注入したヒアルロン酸フィラーの周りに自己のコラーゲンが新生することが確認され、くり返しヒアルロン酸注入を行っている方が若々しいことが科学的にも証明されています。

銀座ケイスキンクリニックでは、美の黄金比を目指した、ナチュラルでバランスのとれたお顔立ちにするヒアルロン酸の注入方法を取り入れています。ヒアルロン酸注入は、しわや影、凹みを線で消すのではなく、骨格を考慮し、面で消す時代を迎えました。美術と医術を融合させた「美医術アーティスティックメニュー」として、若々しく魅力的なフェイスラインを作ります。内出血や腫れなど、ダウンタイムが出やすい患者様に関しては、尖端の丸いロングカニューラ針、ナノニードル(極細針)の使用、止血点滴の併用、刺入時に血管の走行を確認するStatVein(スタットべイン)の使用により、ダウンタイムを最小限にする努力を行っております。

注入にはインジェクションシステムを用いることで、 電動で一定圧、一定量で注入出来るので、細く長いカニューラ針でもスムーズに注入することが出来ます。患者様にとっては、注入時の痛みの軽減と施術後の違和感や内出血がほとんど生じないというメリットがあります。

関連治療

下顎補正 デザイン注入 唇形成 くま・しわ(ヒアルロン酸注入)
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