点状角質融解症(pitted keratolysis)、蚕食性角質融解症

足の多汗症との関連があり、水虫との鑑別を必要とする疾患です。病名が症状を表現しており、足の指の腹や足裏の角質層がボコボコと虫食い状に浅く陥凹した状態になります。自覚症状はほとんどありませんが、多汗症を伴うことが多く、角質が浸軟して悪臭を放つことがあります。多汗による湿潤環境の中で増殖した細菌(グラム陽性菌)の発生する角質融解酵素が、角質を溶かすことが原因です。治療は主に抗生剤の外用を行います。ご自身でのスキンケアも重要で、足を石鹸で良く洗って乾燥させるよう心がけて下さい。また、制汗剤などで汗を押える、靴下を履き替える、一日履いた靴はよく乾燥させるなど、足裏の環境を整えましょう。水虫(足白癬)を併発していることもあり、顕微鏡での真菌検査も一度お受けになった方が良いでしょう。市販の水虫の薬でよくならない、臭いが強い、角質がぼろぼろしてきた等気になる症状があれば是非ご相談下さい。

帯状疱疹(herpes zoster)

皮膚にチクチクとした痛みを伴って、からだの左右どちらかに帯状に広がる小さな水ぶくれや赤い発疹。その原因は、自分の体内に潜んでいる水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)です。水痘とは水ぼうそうのことですが、水ぼうそうも、帯状疱疹も、原因ウィルスは同じVZVです。水ぼうそうは子供のころにかかり、1週間程度で治りますが、その後、原因ウィルスであるVZVは体内の神経節という部分に潜んで一生涯住みつきます(潜伏感染)。そして、加齢、疲労やストレス、病気、抗がん剤治療などがきっかけで免疫力が低下すると、神経節内で再び増え始め、神経に沿って神経を傷つけながら広がり、皮膚にチクチクするような痛みや鈍痛が生じます。次に、痛みを感じた部位にブツブツした赤い発疹ができ、小さな水ぶくれ(水疱)となって帯状に拡がることから帯状疱疹と呼ばれます(再帰感染)。この時、症状が現れるのはからだの左右どちらか片側だけであるのが特徴です。

一般的には神経症状が先に出ることが多く、皮膚症状がない初期は診断が難しく、肋間神経痛や心筋梗塞と間違われることもあります。その後は、水ぶくれからカサブタになり、炎症後の紅斑を残して皮膚の症状は徐々に改善しますが、多くの場合この経過中、強い痛みを伴います。痛みは、ズキズキと皮膚を刺すような鋭い痛みだったり、衣服と触れるようなわずかな刺激でピリピリする痛みだったり、電気がビリビリと走るような痛みだったり、重だるい感じだったりと様々です。これらの急性期の神経痛は、神経の修復に伴って1~1.5ヶ月ほどで軽快しますが、ご高齢の方や、治療の開始が遅れて重症化してしまった方などでは、皮膚症状が回復しても痛みだけが残り、いつまでも続く「帯状疱疹後神経痛」になる場合があるので要注意です。

帯状疱疹の治療は、抗ヘルペスウイルス薬を用いて帯状疱疹の原因であるウィルスの増殖を抑えることと、痛みを和らげることが基本となります。帯状疱疹の発症部位と重症度によっては脳炎・髄膜炎・顔面神経麻痺・めまい・難聴・排尿障害などの合併症を引き起こす恐れがあり、ありふれた病気とあなどることはできません。

帯状疱疹は予防ワクチンが有効で、発症率を半分に下げ、帯状疱疹後神経痛の発症を1/3に下げることができます。帯状疱疹は、50歳代以降発症率がぐんと増えますが、20代の発症も少なくありません。水ぼうそうワクチンを子供の頃に接種していても、1回だけでは20年程度で抗体価が下がってしまいます。銀座ケイスキンクリニックでは、大人になったら帯状疱疹予防ワクチンの接種をおすすめしています。ぜひご相談下さい。


関連治療


帯状疱疹予防ワクチン

多発性毛包嚢腫(multiple follicular cysts)、多発性脂腺嚢胞、脂腺嚢腫症(sebocystomatosis、steatocystoma multiplex)

胸の正中部やわき、首、腕の外側などに小豆大ほどまでの、肌色~グレーがかったぶつぶつした硬い隆起が多発することがあります。これは、脂を分泌する腺の開口部分にできる袋状の良性の腫瘍です。優性遺伝性で、思春期以降に現れ、男性に多いと言われています。単発のものもありますが、そちらは非遺伝性です。粉瘤と同様に袋状の構造(嚢胞)を呈していますが、中央に臍がないことと、多発していることで鑑別が可能です。

根治療法としては、袋ごと手術で切り取ることになりますが、手術で一つずつ切り取っていくと、線状の傷痕だらけになってしまいます。そこで、根治療法ではありませんが、銀座ケイスキンクリニックでは、炭酸ガスレーザーで中央に小さな穴をあけて、マヨネーズ様の脂分の多い内容液を押し出し、平らにする治療をおすすめしています。1個当たり1分程度で終わる簡単な処置ですが充分見た目がきれいになります。メスで切り取る手術に比べ、術後の処置も簡単で、傷跡も残りません。

関連治療

CO2レーザー手術(炭酸ガスレーザー手術)

ダーティーネック(dirty neck)、ポイキロデルマ様皮膚変化、アトピー性皮膚炎後色素沈着

成人期のアトピー性皮膚炎の患者さんに見られる特有の皮膚変化を指す言葉です。慢性・再発性の炎症により、さざなみ様の褐色の色素沈着(黒ずみ)や、色素脱失(白斑)、皮膚の萎縮などが混在して、主に首や鎖骨の上、上胸部などにかけて見られ、「ダーティーネック(dirty neck)」、「ポイキロデルマ様皮膚変化」と呼ばれます。メラニンは紫外線から表皮の角化細胞の核を守る働きがあり、基底層のメラノサイトが作り、通常表皮にしか存在しません。やけどや虫刺されなど、激しい炎症の後には、一時的にメラニン色素の産生が高まり、炎症後色素沈着をおこしますが、半年~2年程度で消えていきます。一方アトピー性皮膚炎では、慢性的に炎症を繰り返すとによって、表皮の基底膜が壊れ、普段はみられることのない真皮へメラニン色素が落ちてしまいます。これが時間が経っても消えない色素沈着(黒ずみ)の原因です。

表皮のみの色素沈着ですと、ケミカルピーリングやジェントルレーズ照射、ハイドロキノンやレチノイン酸の外用などが効果的ですが、dirty neckのように、真皮にまで落ちてしまったメラニン色素に対しては、効果が弱く、非常に難治でした。そこで、銀座ケイスキンクリニックでは、真皮のメラニン色素ごと、フラクショナルCO2レーザーで肌を入れ替える治療をおすすめしています。色素沈着の改善だけでなく、新しい皮膚におきかわることにより、萎縮した肌質から、ふっくらハリのある柔らかい肌質に生まれ変わります。長年お悩みだった方には自信をもってオススメしたい治療です。アトピー性皮膚炎の方でも、皮膚科専門医が炎症を治療した上で照射しますのでご安心下さい。

関連治療

フラクショナルCO2レーザー、ジェントルレーズ、院内調合オリジナル化粧品、ケミカルピーリング

トラネキサム酸

人工的に合成されたアミノ酸製剤で、医療的にはマイルドな止血薬、抗炎症薬として古くから用いられています。さらに美白効果があり、皮膚科では肝斑やしみ、炎症後色素沈着の治療に欠かすことのできない薬です。また、歯ぐきの出血予防として、歯磨き剤などにも添加されています。トラネキサム酸は、「プラスミン」というフィブリンを分解して血餅や血栓を溶かす物質の働きを抑えることで、止血作用を発揮します。このことから「抗プラスミン」薬と呼ばれ、安全性も高いことから各種の出血治療に広く用いられています。

また「プラスミン」はアレルギーや炎症を引き起こす働きも持っており、「抗プラスミン作用」を期待して、湿疹・蕁麻疹(じんましん)・のどの赤みや腫れ・口内炎などにも処方されます。しみの治療としては、特に肝斑に有効で、ほかに日光性色素斑(老人性色素斑)・炎症後色素沈着にも有効性が確認されています。肝斑は東洋人の女性に多い難治性のしみで、妊娠や出産で悪化することから女性ホルモンが影響してできると推測されています。治療薬としてトラネキサム酸の内服効果が高く、広く利用されています。しみは紫外線や物理的・精神的ストレスによる刺激が活性酸素を発生させ、メラノサイト活性因子を産生し、そのシグナルがメラノサイトに伝えられて、メラニンが過剰に作られることで生じると言われています。

トラネキサム酸は初期の段階でメラノサイト活性因子の一つであるプラスミンを阻害し、メラニンを作らせる情報伝達をブロックします。錠剤の内服または点滴で投与します。ほとんど副作用はありませんが、血栓を溶かす作用を抑制し、もともとあった血栓を安定化させてしまう可能性があります。そのため脳梗塞・心筋梗塞・血栓性静脈炎などの血栓ができやすい既往歴がある方には、慎重に投与する必要があります。

銀座ケイスキンクリニックでは、内服はもちろんトラネキサム酸を高濃度ビタミンC点滴、ダーマローラー、スカーレットRF、CO2フラクショナルレーザー施術後の浸透型メソセラピーとして肌に導入しています。極水光プラスの美肌カクテルにも含まれ、多角的な美白プログラムをご提案しています。

関連治療

院内処方外用薬・内服薬

多汗症

多汗症は、交感神経が失調し、体温上昇とは関係なくエクリン汗腺より汗が過剰に分泌される疾患のことをいいます。汗腺の比較的多い頭部・掌蹠(手の平、足の裏)・わき(腋窩)に多く見られ、緊張や不安、気持ちの持ち方などの精神的な原因による発汗ではなく、身体機能の失調により引き起こされる病的な発汗を指します。

全身にみられる「全身性多汗症」は体質によるほか、有熱性疾患、バセドウ病、リウマチ性関節炎、糖尿病、体温調節中枢の異常や薬剤、妊娠や更年期などでみられます。体の特定の部分にみられる「局所性多汗症」は、顔面、わきの下、掌蹠、外陰部に精神的な緊張で普通以上に汗をかくものをいいます。また多汗症には重症度分類(HDSS)があり、

1:発汗は全く気にならず日常生活に全く支障がない。
2:発汗は我慢ができるが日常生活に時々支障がある。
3:発汗はほとんど我慢できず、日常生活に頻繁に支障がある。
4:発汗は我慢できず、日常生活に常に支障がある。


に分けられ、3と4の場合を重症の指標としています。治療は塩化アルミニウム液、抗コリン剤、精神安定剤、漢方、イオントフォレーシス、ボトックス注射、交感神経ブロック、手術などがあります。重症度分類の3と4にあたるワキの重症多汗症にはボトックスの局所注射が2012年11月より保険適応になりました。またワキの多汗症と腋臭症(わきが・ワキガ)を同じ病気であると思っている方がいますが、両者は違う病気です。銀座ケイスキンクリニックでは、厚生労働省で認可されているアラガン社のボトックスビスタを使用しております。外用麻酔後に極細の針で、わきの皮膚の浅い部分にボトックスを細かく注入していきます。

痛みは少々チクチクする程度です。効果は半年~10か月ほど持続しますので、2~3シーズン楽に過ごすことができます。レーザー脱毛で腋毛を減らし、ボトックス注射でワキの多汗症を治療するとワキガを軽減させる効果があり人気治療となっています。


関連治療


レーザー脱毛ボトックス注射(多汗症)

爪白癬、爪水虫(つめみずむし)

爪白癬、爪水虫(つめみずむし)

爪白癬とは、俗にいう爪水虫のことです。白癬菌に感染すると、爪の先端から白色~黄白色に混濁し、病変は爪母側(爪の根元)に向かって進行していきます。白癬菌は爪と皮膚の間の爪床角質で増殖することが多く、爪甲表面は平滑で変化がないこともありますが、爪床に近い爪甲は脆弱化し(もろくなり)、爪切りなどで軽く削ると粉末状に脱落し空洞化したり、爪甲剥離症(爪と皮膚の間に隙間が出来てしまう)の状態になったりします。

爪の表面にまで病変が及ぶと爪甲が萎縮した状態となります。通常、自覚症状はありませんが、手指の爪に爪甲萎縮を伴うと指先を使用する精密な仕事などに支障を生じる場合があります。また足趾の爪に顕著な爪甲肥厚や爪甲鉤彎症(爪が曲がったまま厚くなった状態)を合併すると歩行時に疼痛を認めることがあります。痒みなどの苦痛を欠くので、放置されていることが多いですが、足白癬や他の部位への白癬菌の供給源となるため、難治性あるいは再発を繰り返している足白癬(足水虫)などがある例では爪白癬がないか爪を詳しく診察する必要があります。爪白癬は親指の爪に好発します。

足の爪、手の爪のいずれも発症しますが、最初は爪ではなく爪と隣りあう指先が水虫となるケースが多く、そこから爪の間へと感染しゆっくりと進行していきます。治療方法としては、抗真菌薬の内服が主体になります。爪は薬剤が浸透しにくい部位であり、抗真菌薬の外用単独では治療効果が出にくいためです。けれども、肝機能障害などの基礎疾患がある場合や、他の内服薬との相互作用や併用禁忌などで内服出来ない場合は、保険適応内の治療ですと外用治療に頼らざるを得ないこともあります。そのような理由で内服治療が難しい患者様にお勧めなのがレーザー治療です。

銀座ケイスキンクリニックでは、ロングパルスNd:YAGレーザーによる温熱効果により爪白癬を殺菌させる治療を行なっております。

関連治療

ジェネシス

男性の薄毛(男性型脱毛症=Androgenetic Alopecia(AGA)・壮年性脱毛症・遺伝性脱毛症)

男性型脱毛症(Androgenetic Alopecia「AGA」・壮年性脱毛症・遺伝性脱毛症)は思春期以後の男性にみられる最も一般的な薄毛で、早い方では20歳代前半から発症し、徐々に頭髪が薄くなります。初期には頭頂部~前頭部の毛が細く短くなって軟毛になり、最終的には生え際が後退し、頭頂部の毛髪がなくなります。

毛は成長期、退行期、休止期のサイクルを繰り返していますが、男性型脱毛症の初期は、成長期毛包が十分に大きく育たないうちに退行期になり、進行するとミニチュア化した小さな毛包のまま毛周期を繰り返すため軟毛となり、徐々に休止期にとどまってしまう毛包が増えて無毛化していきます。

原因は遺伝の要素が強く、男性ホルモンとの関連が言われています。前頭部や頭頂部などには、男性ホルモン感受性毛包と呼ばれるホルモン受容体を持った毛包が存在します。この毛包でⅡ型5αリダクターゼと呼ばれる酵素の働きによって血中のテストステロン(男性ホルモン)が、より活性の強い男性ホルモンであるジヒドロテストステロン(DHT)に高濃度に変換され、このホルモン受容体と結合すると、毛の増殖を抑制してしまいます。人種の中では白人で発症頻度が高く、日本人成人男性では約3人に1人が男性型脱毛症になると言われています。男性型脱毛症は「病気」というよりも加齢に伴う自然な変化であるという側面もありますが、若い人では大きな悩みになります。

近年様々な研究が進み、有効な治療方法が登場しています。日本皮膚科学会の「男性型脱毛症診療ガイドライン」ではミノキシジルを含有した外用剤(市販薬ではリアップ®:5%ミノキシジル含有)とフィナステリド(プロペシア)の内服薬がエビデンスのある治療として推奨されています。ミノキシジルは毛乳頭細胞を刺激して毛母細胞の増殖を促す成長因子を放出させ毛の成長を促し、フィナステリド(プロペシア®)はII型5α-リダクターゼの作用を抑えて、毛包のミニチュア化を防ぎます。

銀座ケイスキンクリニックでは、ダーマローラー・スカーレットRFにて細かい穴をあけ、毛髪再生に有効な薬剤(成長因子、ミノキシジル)を導入する方法や、ダーマシャイン®®を使用し毛髪再生に有効な薬剤(成長因子、ミノキシジル)を直接注入する頭皮療法「育毛水光プラス」、フィナステリド(プロぺシア®)内服などを組み合わせたトータル的育毛治療を行っております。

関連治療

プロペシア

蛋白質・タンパク質・たんぱく質      

蛋白質は、炭水化物、脂質とともに三大栄養素と呼ばれています。体の中の蛋白質の量は、体重の16.4%を占めると言われています。食事として口から摂取された蛋白質は、消化によってアミノ酸に分解された後小腸から吸収され、体の各組織の蛋白質に再合成されて、細胞の主な成分となります。

体の中では、筋肉・皮膚・毛・赤血球・心臓・胃腸などの臓器、そして体のバランスを保つホルモンや化学反応を助ける酵素、抵抗力をつける免疫体などほとんどすべての組織が蛋白質で構成されています。つまり、私たちの体は蛋白質で出来ており、その中でも体を主に構成しているのは、線維状の蛋白質であるコラーゲン線維です。 コラーゲン線維は、骨、皮膚、軟骨、血管壁などをつくり、体や内臓を支えています。

これらを合成するための良質な蛋白質の供給源は肉類、魚介類、卵、乳類、大豆製品です。食事からの蛋白質が不足すると、体力が低下し、感染に対する抵抗力が弱くなったり、傷の回復が遅くなったり、鉄分がうまく体で使われずに、貧血がおこりやすくなったりと、まざまな障害がおこります。

炭水化物

有機栄養素のうち炭水化物、蛋白質、脂肪は、多くの生物種が用いる栄養素であり、「三大栄養素」とも呼ばれています。その中でも、炭水化物は人間の主要なエネルギー源となる栄養素です。

炭水化物は糖質と食物繊維の総称で、非常に多様な種類があり、砂糖、穀類、芋類、根菜また、砂糖と穀類を使ったパンや麺類、お菓子に多く含まれ、天然に存在する有機化合物の中で最も多くを占めています。

成人1日あたりの摂取量の目安は男性300g前後、女性250g前後です。

これらの炭水化物に含まれている糖質は

単糖類〔グルコース(ブドウ糖)、フルクトース(果糖)、ガラクトース〕
二糖類〔スクロース(しょ糖(砂糖))、マルトース(麦芽糖)、ラクトース(乳糖)〕
多糖類(デンプン)

などに分けられます。

口から摂取された炭水化物は、消化器系(唾液、膵臓、小腸)からの消化酵素により、二糖類および多糖類から単糖類〔グルコース(ブドウ糖)、フルクトース(果糖)、ガラクトース〕にまで分解され、小腸から単糖類の形で吸収されます。その後血液によって、グルコース(ブドウ糖)が主なエネルギーとして全身に送られます。

このような血液中にあるグルコース(ブドウ糖)の濃度を血糖値といいますが、血糖値が増加すると膵臓からインスリンが分泌されます。インスリンには血中に過剰となったグルコース(ブドウ糖)をグリコーゲンと呼ばれる貯蔵型のエネルギー源に変えて肝臓や筋肉内に貯蓄したり、脂肪として蓄積させる働きがあり、体は必要に応じてグリコーゲンをグルコース(ブドウ糖)に分解してエネルギー源として使用します。さらにグルコース(ブドウ糖)が不足する状態が続くと、次は体内の蛋白質が分解されエネルギー源として使われてしまいます。

そのため基礎体力や基礎代謝が低下し、疲れやすくなるほか、肝臓の解毒作用の低下、肌荒れなどの症状を招きます。また、脳やその他の組織のほとんどはグルコース(ブドウ糖)だけをエネルギー源としており、極度に炭水化物が欠乏すると脳の働きにも支障が生じます。炭水化物からグルコース(ブドウ糖)への分解経路は簡便なため、すぐに利用できるエネルギー源として炭水化物は最も重要な栄養素なのです。

カウンセリング予約

文字サイズの変更