2022年6月15日

『初めてのたまごクラブ夏号2022』(2022年6月15日発売)

特集「新米ママのための美肌ボディケア」(p120~121)に慶田院長の取材・監修記事が掲載されました。

【新米ママのための美肌BODYケア】
妊娠すると、肌質が変わったり、妊娠線ができやすくなったり...。「産む前も産んだあともキレイなママでありたい♡」と望み、妊娠初期から念入りにボディケアしている妊婦さんが多数です!どんなケアが最適でしょうか?さまざまなメディアに出演している有名ママドクターが教えてくれました。

【先輩ママに聞いた妊娠線のこと5】
先輩ママたちがとくに気にしていたのは「妊娠線対策ケア」でした。
※企画内のデータは、2022年3月に実施したインターネットアンケート(全国の0か月~1才6ヶ月の赤ちゃんを持つたまひよ読者/n=516人)を集計したものです。
1⃣妊娠線のケアはした?
・した:88.2%
・しなかった:11.8%
専用アイテムを使ったケアをした人が多数でした。
2⃣妊娠線はできた?
※妊娠線ケアをした方のみ回答
・できた:36.3%
・できなかった:63.7%
ケアをしていた3人に2人ができなかったと回答しました。

【美容皮膚科の先生に聞いた!】
■妊娠線ができる理由01
・体形の変化に真皮の組織形成が追いつかず、亀裂が
目に見えている「表皮」と皮下脂肪などの「皮下組織」の間に、コラーゲン繊維や血管などで構成される弾力部分となる「真皮」があります。妊娠によって体形が急激に変わると、「真皮」がその変化に追いつけず亀裂が入り、その亀裂が薄い表皮から透けて赤紫色の線に見えます...これが妊娠線の正体です。「ずっとやせ型で急激に体重が増加した人や、体形に急激に大きく変わる妊娠後期になって出現する人が多いようです。」
「メカニズムは急激に体重が増えた人の肉割れと同じです。産後、徐々に白っぽくなり、凹凸感もなだらかになります。よく見なければわからないくらい目立たなくなっていきます。」
急激な体重増加は真皮の亀裂の原因になりかねません。
体重の変化は体格指数(BMI)により目安がありますが、1週間の体重増加は500g前後が理想です。バストは2カップ程度大きくなったという人もいました。

3⃣いつ頃からケアを始めた?
・妊娠2ヶ月ごろ:14.5%
・妊娠3ヶ月ごろ:21.3%
・妊娠4ヶ月ごろ:16.5%
・妊娠5ヶ月ごろ:23.3%
・妊娠6ヶ月ごろ:13.4%
・妊娠7ヶ月ごろ:6.8%
・妊娠8ヶ月ごろ:2.8%
・妊娠9ヶ月ごろ:0.7%
・妊娠10ヶ月ごろ:0.7%
75.6%の人が妊娠5ヶ月までにケアをスタートしていました。

4⃣どこにできた?
1位:おなかまわり
2位:太もも
3位:バストまわり
4位:おしり
5位:二の腕
5位:わき
7位:すね
7位:腰まわり
各段にサイズアップしてパーツがTOP3に入りました。

5⃣なんでできるとイヤなの?
・「元に戻らなかったらイヤだから」
・「夫に見られたときに、気持ち悪いと思われたくない」
・「産後、誰かに体を見せるつもりはないが、自分で自分の体を見て、イヤだと思いたくない」
・「産後も完全には消えないと聞いたから、できない方がうれしい」
妊婦さんのリアルな声ですね。

■妊娠線ができる理由02
・ホルモンの関係で皮膚が薄く&固くなる
「ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールの分泌量が増えると、血流が悪くなって皮膚が固くなるほか、細胞増殖が抑制され、肌が薄くなって水分保持力やバリアー機能が低下し、デリケートに傾くという研究結果があります。」
妊娠は、肉体的に大きなストレスにつながります。妊娠月数が進むほどコルチゾールの分泌量は上昇し、出産前には妊娠前の3~4倍になるといわれています。肌がかたくなれば亀裂が入る可能性が高まるかもしれません。

【美容皮膚科医・慶田先生's Advice!妊娠線編】
・体重増加を気にしすぎないこと
急激な体重増加が妊娠線の発現させる要因の一つとはいえ、体重増加を抑えすぎると、赤ちゃんの発育や将来の健康に問題が起きる可能性があります。事実、妊娠中に過剰なダイエットをすると、低出生体重児の割合が高まり、産まれた子は将来、糖尿病になるリスクが高いという研究データもあります。赤ちゃんのことを第一に考えましょう!

・ストレスを減らす
ストレス状態下にあるとコルチゾールというホルモンが増え、皮膚の萎縮や効果を促進させます。ストレスホルモンの増加を極力減らすため、リラックスする時間を作りましょう。心地よく楽しいと思うことで息抜きをしていきましょう。

・目立たなくする美容施術もある
産後に残った妊娠線をどうしても薄くしたいというなら、美容皮膚科などで「フラクショナルCO2レーザー治療」(CO2レーザーを点状に照射し肌を再生させる)を受けても良いでしょう。完全には消えませんが、かなり薄く目立たなくなります。

・そのまま残ることはない!
赤紫色の妊娠線は、産後1年程度で白っぽくなり、遠目ではわからないくらいになりますので、おびえすぎないでください。最近「母の勲章」として隠さず、SNSで発信する有名人も増えています。

【美容医療でのBODYケアにおすすめの施術】
・「フラクショナルCO2レーザー治療」
腹部トライアル \48,000
炭酸ガスレーザーを小さなドット状に分割して照射することで、皮膚へのダメージを極力抑えながら、肌の入れ替えと再生を促進させるレーザー治療です。1回の照射で施術部位の10~15%が新しい肌へ入れ替わります。治療を繰り返すことで、肌全体が新しい皮膚へ再構築されます。コラーゲン線維が増え、薄くなった真皮が引き締まることで、難治性の妊娠線を改善する効果が高い、一番おすすめできる治療です。
※上記はすべて税抜き価格です。
ご参考になさってください。


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