2022年2月22日

雑誌『MAQUIA』2022年4月号(2022年2月22日発売)

特集「"抗酸化"こそ、大人肌に効く!エイジングケアの2大スター『レチノール』と『ビタミンC』に大注目」(P146~147掲載)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

シミ、しわ、たるみなどのエイジングサインに確かな手応えをくれると皮膚科医が太鼓判を捺すのが、抗酸化成分。その美容効果について解説しています。

若い頃からの継続ケアがカギ!
シミやしわ、たるみなどのエイジングサインを引き起こす大きな原因となるのが酸化ストレスです。40代で肌の抗酸化力が急速に低下することで老化サインも深刻化します。大事なのは、酸化ストレスをいかに消去するかということ。レチノールとビタミンCはそのスター的存在です。美容施術前に集中的に取り入れて予防的に使うのもおすすめです。

■「レチノール」
肌の新陳代謝を高めて、コラーゲンを増やす働きもあります。肌表面を整えながら、シワ改善や弾力アップにも尽力。

●選び方
製品は高濃度で浸透処方にこだわったものを選んで下さい。短期&長期の両方で効果が期待できるレチノールは、朝晩使うのがポイントです。朝は日焼け止めを重ねることも忘れずに。

●注意点
まれに敏感肌や使い始めはレチノイド反応(粉ふきや赤みなど)が起こりやすいです。保湿剤をたっぷり塗り、2~3日休みを入れながら少しずつ慣らしていきましょう。

●適切な頻度で塗り続けるのがコツ
ビタミンAの一種で高い抗酸化力を発揮し、ターンオーバーを高める作用があります。速効的に不要なメラニンなどのくすみを代謝しつつキメを整え、長期的にはコラーゲン繊線維に作用し、ちりめんジワシワを改善したり、表皮の厚みを増す効果も。夜はもちろん、朝のUVの下に塗っておくとより効果的です。

『ナノメッドVA(高濃度レチノールクリーム)』価格:16g/¥6,500 (税別)医療機関専売
高浸透型純粋レチノールを0.1%と高配合。さらに、浸透サポート成分ナノキューブが基材なので、角層を越えて表皮内の奥まで浸透します。濃度が市販品の数倍高いので、保湿クリームをたっぷり塗った後に薄く塗り重ねれば十分な効果があり、費用対効果が良いのも人気の秘訣。

さらなる効果を求めるなら薬効の高いレチノイン酸もご用意しています。
『トレチノインナノエッグ(レチノイン酸クリーム)』 価格:5g/¥4,000 (税別)医療機関専売
ナノカプセル化されたレチノイン酸で、従来品で問題になっていた、赤み・ひりつき・皮むけなどの炎症反応が大幅に軽減されて使いやすくなりました。通常のレチノイン酸よりも高い力価を持ち、低用量でも高い表皮層のターンオーバー促進効果が得られます。

■「ビタミンC」
毛穴、透明感、キメ、ごわつき、シミなど様々な肌悩みにマルチにアプローチをする、エイジング万能薬的成分。

●選び方
ビタミンC製品も有効濃度とデリバリー技術の高いものを選んで下さい。敏感肌でなければ、こちらも朝晩、毎日の使用が基本です。朝の使用後は、レチノール同様日焼け止めもマストです。

●注意点
高濃度ビタミンCでのケアは乾燥肌の方の場合、肌が乾きやすくなることもあるので、優秀な保湿剤とセットで使用しましょう。

●インナーケアでもぜひ取り入れて
酸化ストレスから肌を守りながら肌荒れを防ぐと同時に、黒化メラニンを白く戻す還元作用があります。さらに、コラーゲンの合成を助ける作用も。スキンケアで使うだけでなく、サプリメントなどインナーケアとのW使いで、内と外からケアするのがより効果的です。

『巡活ローション(プロラヴィッシュローション)』 価格:30g/¥5,000(税別)
高浸透型ビタミンCとコラーゲン・エラスチン・セラミドなど保湿成分もリッチな化粧水。Ph(酸性度)が中性の処方だからピリピリカサカサしないので肌が弱い方でも安心です。

■その他オススメの抗酸化成分
アスタキサンチンやフラーレン、話題のファーンブロックなど、注目の優秀抗酸化成分もチェック。

●色々ある中から何を選ぶかが肝
紫外線の酸化ストレスを除消去するファーンブロックや、アスタキサンチンなど、優秀な抗酸化成分はいろいろありますが、しっかり効くレベルまで落とし込める濃度や浸透処方がポイントになります。そういう意味でも研究の裏打ちのある信頼のコスメを選ぶことが大切ですね。

■ビタミンA,C,Eは抗酸化のエース
ビタミンA(レチノール含む)やビタミンC、さらに体内の脂質の酸化を防ぐビタミンEはビタミンのエースと呼ばれる高い抗酸化成分の代表。この3つは普段の食事で意識的に取り入れましょう。

アーモンド・ナッツ類、シャケ、卵、鶏と豚のレバー、色とりどりの旬の野菜など、スキンケアやサプリだけでなく、毎日の食生活から抗酸化成分を摂取することも大切です。

皮疹を正確に診断したうえで、基本的なスキンケア、適切な外用薬の処方をさせて頂いていますので、是非一度ご相談くださいませ。


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雑誌『美的』2022年4月号 (2022年2月22日発売)

特集〝今、話題!「角層酸化」が起こるメカニズムを解説!″(P126~127掲載)に慶田院長の監修記事が掲載されました。

30歳を過ぎたら「角層酸化」から始まるエイジングに御用心!
毛穴に詰まった角栓に太陽光が当たると角栓の中で酸化ダメージが発生します。酸化ストレスというのはドミノ倒しのように広がる性質があり、酸化した角栓が周囲の皮脂をさらに酸化させてしまいます。その連鎖が肌全体に広がって顔全体がくすんだ印象に変わってしまうのです...

■乾燥肌でも‟お湯だけ洗顔"がすくみやゴワツキの原因に!
毛穴に詰まった角栓に紫外線やブルーライトなどの可視光が当たると、酸化ダメージが発生します。その酸化ダメージが皮脂を酸化させて、くすみやゴワツキといったエイジングサインを招くことが、最新の皮膚科研究によって明らかになりました。
その現象のことを「角層酸化」といいます。角層酸化を防ぐには、毎日の洗顔で毛穴に詰まった角栓や余分な皮脂を取り除くことが先決です。角層酸化の原因は、水やお湯だけの洗顔では落とすことが難しいと言われている角栓です。
皮脂量が少ないからと言って、すすぐだけの洗顔をしている人は角層酸化が起こりやすくなるので注意しましょう。自分の肌に適した洗顔料を朝晩使い、角栓を含む肌表面の老廃物をきちんと落としたほうが、角層酸化を抑えられる上、肌のターンオーバーも整い、肌の水分量がアップ。バリア機能も高まり、健康的で美しい肌状態を保ちやすくなります。

■肌がゴワつく、メイクのノリが悪い、実年齢よりも年上に見られがちなど、そんなあなたは、毎日のUVケアや食生活とともに〝洗顔″の見直しどきです!

「角層酸化」を予防する3大ポイント
1. 洗顔を軽視しない
40代以降の肌は、ターンオーバーの周期が乱れがち。頬の角栓の数も、40~50代にかけて増えることが角層酸化を解明する過程で判明しています!角栓はもちろん、スキンケア成分も時間が経って皮脂や汗と混ざれば、不要な老廃物へ変化していきます。ぬるま湯ですすぐだけでは落としきれないので乾燥肌の人も、角層酸化を予防できる洗顔料を使って、朝晩きちんと洗顔する習慣を身につけましょう。

2. 抗酸化成分を定期的に補う
ビタミンA・C・Eやポリフェノール、カロテノイドなど、抗酸化力の高い成分を体の中から定期的に補ったほうが、皮膚はもちろん、血管まで含めた全身の酸化予防につながります。加えて、スキンケアの段階でビタミンAの一種であるレチノールやビタミンE(トコフェロール)を補うことも肌の抗酸化力アップにつながり、角層酸化が起きにくくなります。

3. UVケアを怠らない
角栓を酸化させて角層酸化を招く紫外線やブルーライトは、寒い時期でも室内でも降り注いでいます。季節や場所を問わず、UVケアは続けて正解です。紫外線は、最も強力な酸化ストレスです。ダメージを防ぐためにも日焼け止めは1年中使うべきですが、きちんと落とすことも大切です。その点からも角層酸化予防には、適切な洗顔料が欠かせません。

是非ご参考になさってください。


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