2021年12月22日

雑誌『美的』2022年2月号(2021年12月22日発売)

特集「冬のちま悩み解決ノート」(P164~169掲載)に慶田院長の監修記事が掲載されました。

毎年冬が来る度に繰り返す細かい悩み。かかと、指先、髪...少しだけ気になっているそのお悩み、賢者の知恵をお借りしてこの冬こそ解決!

■顔のお悩み
【ちゃんと保湿しているつもりなのに止まらない...。冬ならではの顔の乾燥トラブルをまるごと解決!】
・「唇の端っこが切れてなかなか治りません...」
解決:胃の不調も原因のひとつ。ビタミンB2・ビタミンB6の補給が必要です。唇には皮脂腺がないため、連続した口角も乾燥すると割れやすくなります。また、胃の疲れや胃炎、飲酒量増加などの不調により、口角炎を起こすことも。バランスの良い食事やビタミンB2・ビタミンB6の補給、十分な睡眠を心がけましょう。

当院では、乾燥肌やアトピー肌の乾燥集中ケアとして、『ケミカルピーリング』や『プラズマシャワー』、『水光注射(水光プラス)』などをご提案させていただいております。
ピーリングと聞くとさらに乾燥するように感じられるかもしれませんが、『ケミカルピーリング』はフルーツ酸によって皮膚の角層をごく薄く溶かし、表皮のターンオーバー(代謝)がスムーズになり、細胞間脂質や天然保湿因子などのバリア成分を作る力が整うため、表皮の水分量が増加。角質細胞間脂質や天然保湿因子(NMF)が十分に作られると、肌のバリア力がアップします。瑞々しく美しい肌になるだけでなく、しなやかで強い皮膚に変わっていきます。また、角栓や酸化皮脂を溶かすので毛穴のつまりを解消します。さらに、ピーリングすることで角質からの治療薬、美白剤、美容液の浸透が高まる為、治療効果アップが期待できます。

『プラズマシャワー』は高い殺菌効果で肌フローラを整え、針を使わずに高分子の薬剤を導入し、コラーゲンを再生するスイッチを入れる新しいジャンルの導入系マシンです。皮膚表面では強力な滅菌作用、真皮では線維芽細胞が刺激され、コラーゲン・エラスチンの産生が高まり、肌にハリや弾力をもたらします。単体でも高い効果を得られますが、結合している細胞接着分子を一時的に切り離すことで、施術後に塗布する薬剤の吸収を飛躍的に高めることが出来ます。お悩み・目的に応じた成分を効率よく肌の奥に浸透させ、さらに仕上げに、細胞の修復や再生を促す密着性の高いパックを行い、素肌の美しさに一層磨きをかけます。
どちらも痛みはなく、ノーダウンタイムで気軽に繰り返し受けられるので、大事なご予定前のスペシャルケアとしてもおすすめです。
また、韓国の有名人の間で人気の施術『水光注射(水光プラス)』。自動注入機『ダーマシャインプロ』を用いて美肌効果の高い薬剤を短時間でお顔全体に注射できる肌質改善治療です。乾燥肌が気になる方、肌萎みやちりめんジワが気になる方、加齢によって毛穴が目立ってきた方、お肌にツヤを出しキメを整えていきたい方、プルプルもちもちした肌質をお肌全体に叶えたい方にお勧めです。施術直後は針の跡に沿って、小さなプツプツとしたデコボコが少し目立ちますが、ほとんどの場合、1~2日程度で自然に消腿します。目周りや施術を多く重ねた部位には、2~3日間針痕が赤く残ることがありますが、メイクでカバーできる程度です。

■足&脚のお悩み
【つらい冷えや見て見ぬふりをしがちなむくみ。先手のケアで今年の冬はもう悩まない】
・「足の指が赤く腫れて痛痒いです。これはもしかして霜焼け(しもやけ)?」
解決:霜焼けは治すのが大変です。日ごろから対策をしておきましょう。霜焼けは昔の病気という印象があるかもしれませんが、原因は冷たい空気にさらされていることなので、最近でもあり得る事です。保温性の高い靴下をはくなど対策をしつつ、かゆみなどを感じた時は早めに皮膚科を受診しましょう。

・「すねが粉を吹きます。夜、保湿をしていても朝には白くカサカサになります。」
解決:すねは最も乾燥しやすい部位です。洗いすぎず、朝晩2回のたっぷり保湿を習慣にしましょう!乾きやすいすねは朝晩2回の保湿が必須です。吸湿発熱線維は肌を乾燥させやすいので、シルクやコットン製のインナーを選択しましょう。

・「ブーツを脱いだ時に蒸れたにおいが気になっています。」
解決:まずはしっかり洗うことです。物理的ににおいのもとを拭うこと。足汗を吸うように靴下を履くのがおすすめです。また、1日1回、足をきちんと洗浄することも予防として大事です。足はかなり汗をかくので、薄いタイツ1枚では吸収しきれません。その汗が雑菌の作用により悪臭を発生させるので、物理的に拭い去るのが良いでしょう。毎日同じ靴を履かず、ブーツ内部に乾燥材などを入れて乾燥させることも大切です。

ぜひご参考になさってください。


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雑誌『MAQUIA』2022年2月号(2021年12月22日発売)

特集「マスクの中で鼻テカ、蒸気が上がっておでこテカ。冬でもテカる人を救いたい!」(P98~101)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

■マスク生活が当たり前になった昨年、冬でもテカリを気にする大人が急増中。朝晩のケアで根本解決を目指し、メイクでサラ肌をキープ。テカリのお悩みから、あなたを解放します。

Q.大人のテカリ、何が原因?年齢とともに皮脂腺は衰えていくと聞いたのに、どうしていまだにテカリは現役?
A.現代女性の肉体的、精神的ストレスによって皮脂腺が活性化しています。

Q.インナードライの可能性あり?テカテカと油っぽいのに、肌が硬くなって潤いが足りていない感覚も。肌内部の水分不足をカバーするため、余分な皮脂が出てきている?
A.インナードライという状態にエビデンスはなく、肌内部の水分不足を補うために皮脂が増えるわけではありません。皮脂量は普通~多めで角層の天然保湿因子や細胞間脂質が不足していると、テカるのに乾くと感じるようです。

Q.マスク生活になったらテカリが気になる。昔はマスクをすると肌が乾燥しなくていいと思っていたのに、毎日つけるようになってから、口・鼻周りはもちろん、額もテカる。
A.ずっとマスクをつけていることで皮膚温度が高い状態が続き、温熱ストレスを契機に皮脂腺の活動が活発に。ニキビの悩みも増えていきます。

■テカリの原因である皮脂は蒸れやストレスで増加する
テカリや皮脂トラブルは暑い季節のイメージですが、冬でもテカリを訴える人が増えてきているようです。実は皮脂の分泌量は、年間を通して大きな変化はないのです。冬でもマスク蒸れや吸汗発熱インナーの着用などにより温熱ストレスがかかると、皮膚温が上がって皮脂の分泌量が増加することが分かっています。さらに大人女性の場合、自律神経やホルモンバランスの変化による影響も大きいです。激務などで交感神経が優位な状態が続くと、末端の血流が滞る、肌代謝が鈍くなるなどの要因で、肌にも影響がでます。男性ホルモンの活性を高める酵素の発現がもともと遺伝子的に高い体質では、皮脂量が増えやすい場合もあります。ちなみに遺伝子検査「DNA BEAUTY」という検査もございますクリニックにお問合せください。

■夜のスキンケア編
テカリ肌は汚れを落とすことばかりに注力しがちですが、与えて育むケアも大切です。酸化した皮脂を取り除き、栄養を取り込める環境にしましょう。肌と向き合う時間は心の緊張も和らげ、乱れた肌の皮脂バランス改善にも役立ちます。

Q.クレンジング・洗顔はゾーン別に時間差で?
A.選ぶべき洗顔料は、皮脂汚れをきちんと落としつつ、内部の潤いの流失を防ぐ保湿成分が配合されているものがおすすめです。皮脂分泌が多いTゾーンや小鼻、あごから泡をのせて洗いはじめ、頬は最後に広げて洗い流しましょう。

Q.オイルリッチなこってりクリームは、毛穴が詰まる?テカリ肌ともっと上手に付き合うためのプラスα
A.最近の化粧品の油分や保湿剤で毛穴が詰まることはありません。重めのクリームに抵抗があるようなら、軽い使用感の保湿コスメを選びましょう。

Q.テカリ肌に効果的な美容施術は?
A.皮脂腺の機能を抑えるマシン治療『スカーレットS』がおすすめです。針刺激による創傷治癒効果と高周波(RF)の熱効果を融合させた最新式のリフトアップ治療器、ニードルRFと呼ばれるジャンルのマシンです。機器の先端にセットされている25本のマイクロニードル(極細電極針)から、真皮~皮下組織に直接RFを照射することで、針の傷とRFが刺激となって創傷治癒反応が起こります。コラーゲンが新生され密度が高まることで肌にハリと弾力をもたらし、毛穴の開き・小じわ・たるみ・ニキビ跡などの肌トラブルを総合的に改善。しぶといニキビにも効果的です。
針の深さとRFの照射強度を調整し、一人ひとりの肌状態に合わせた若返り治療が可能ですので当院おすすめ施術の1つです。

Q.テカリ肌と相性のいい成分は?
A.角層の代謝と皮脂分泌をコントロールするビタミンB2とB6、抗酸化効果の高いビタミンC。テカリや肌質改善目的なら、B2は20mg以上摂るなど、十分な量が重要です。皮膚科で処方してもらくと確実です。

Q.インナーケアでオススメは?
細胞間脂質の材料となるセラミドやコラーゲン、青魚や亜麻仁油に含まれる良質な油も良いです。腸内環境は肌とも密接に関係しており、便秘しがちな人は角層の水分量が低いという研究もあるので、乳酸菌が含まれるヨーグルトや発酵食品もお勧めです。

■朝のスキンケア&メイク編
Q.テカる鼻やおでこに油分のふたは必要ない?
A.皮脂膜が担う水分保持力はあまり高くなく、肌が潤いを保てるか否かは細胞間脂質(セラミドなど)の合成能力にかかっています。皮脂テカ部分は油分というよりも、セラミドなどの保湿成分を補うことを意識してみると良いでしょう。当院の『セラミドバリアクリーム』は、テカリが気になる方でも使いやすい軽やかなクリーム。バリアを整えるセラミドを味方に付けましょう。

Q.乳液はメイク下地で代用してもいい?
A.乳液などの保湿ケア機能も兼ねた下地は便利に思えますが、やはりメイン機能は下地であり、保湿力は不足しがちです。保湿効果を過信せずに乳液やクリームまできちんと使用した方が仕上がりも美しいです。

是非ご参考になさってください。


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