2021年4月 7日

WEB『美的.com』(4月7日掲載)

特集「女医に訊く♯152 マスク生活で顔がたるんで、肌のハリやツヤが失われた気がします...」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

帰宅後、マスクを外してビックリ!顔の下半分がたるんだように感じたり、肌のハリやツヤが失われように感じたりしたことはありませんか?マスクが肌に与える影響と対策について掲載していただきました。

■マスクを装着し続けると顔がたるむ!?
マスクをした影響で、大幅に顔がたるんだり肌のハリが失われたりするというのは、通常は考えにくいです。
基本的にきれいな笑顔を作るときは、口角を上げる大頬骨筋と小頬骨筋、口を横方向に引っ張る笑筋の3つを連動させます。マスクなしで人と対面するときは、見られているという意識から、これらの筋肉に軽く力を入れた状態で顔を保っていただけ。マスクで顔を覆っていると、主に目元でのコミュニケーションになるため、口元をあまり使わなくなります。今たるみが気になる人は、もともとたるんでいたか、マスクをすることで表情筋をキープする力が衰え、輪郭や口元が少したるんだように感じてしまうのかもしれません。
 『ウルセラ(ウルセラシステム)
超音波を用いて、たるみを強力にリフトアップできる「たるみ治療」マシンの最高峰です。ウルセラは治療後、約2~3ヶ月後に効果のピークがあらわれ、1年程度にわたって効果の持続が期待できます。さらに皮膚表面に傷ができることはなく、治療当日からメイクができる、ほぼノーダウンタイム治療です。マスク生活が続くこの時季、お仕事にも影響が少なく、持続効果も長いことからたるみが気になる方は是非お試しいただきたい治療です。

■顔を上げるには顔ストレッチやマッサージが有効?
表情筋をキープする力が衰えてきたからといって、過剰な顔ストレッチやマッサージするのは危険です。表情筋が発達し過ぎると、表情ジワが深くなることがあるのです。
そもそもボトックス注射は、このような過剰な筋肉の収縮を緩めて、表情ジワを解消するものです。顔のストレッチで徐々に筋肉が大きく発達すると、シワはさらに深くなってしまいます。過剰な顔ストレッチやマッサージは避け、日頃からかすかに微笑みをたたえた状態をキープするように意識しましょう。また、姿勢が悪いと顔の筋肉が下方向に引っ張られて顔がたるむこともありますから、体幹を鍛えて姿勢を改善しましょう。
 『ボトックス注射(表情ジワ)
顔のマッサージやストレッチを避けても、表情ジワは無意識にシワを寄せてしまうことが原因生じてしまうものです。表情筋は小さな筋肉ですが、毎日の筋トレで徐々に筋肉が大きく盛り上がり、さらに深いシワを作ってしまいます。このような過剰な筋肉の収縮を予防するにはボトックス注射が最適です。特に、眉間の縦ジワは、人相が悪く見えてしまう部位です。シワの原因となる表情筋にボトックスを直接注射することで、筋肉の動きを一定期間弱めます。シワを解消するだけでなく、深く刻まれるのを予防できます。男女ともにシワが深く刻まれる前の30代から始めたい「予防と治療」二つの意味がある注入治療です。

■肌のツヤが消えるのは角層の状態が悪くなった証拠!?
肌のツヤは肌のバリア状態を反映しています。肌のツヤが消えるのは、角層の状態が悪くなったというサインです。角質細胞が均一に並んでいて、水分を十分に蓄えていれば、キメが整い透明感とツヤ感が出て、ふっくらとした肌に見えます。
残念ながら角層は、マスクの影響を受けます。マスクで擦れたり、保湿成分が取られたりすると、角層が乱れて肌のツヤが失われてしまうのです。さらに、マスク蒸れで皮脂の分泌量が増えると、ニキビができたり脂漏性皮膚炎になったりすることもありますから注意しましょう。
マスクを買うときは硬い生地を避け、通気性と肌当たりのいいものを選びましょう。汗をかいたら、やさしくティッシュや濡れハンカチでおさえ、帰宅後はすぐに洗顔をして保湿をしましょう。

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雑誌「大人のおしゃれ手帖」2021年5月号 (4月7日発売)

特集「シンプルスキンケアのススメ」(掲載P46~P49)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【シンプルケアのススメ】
ゆらぐ季節の肌は"化粧水"と"保湿クリーム"で大きく変わります。極力「シンプルなケア」がベターです。特に炎症を起こしているときは、バリア機能をアップする"化粧水"と"保湿クリーム"の見直しが鍵になります。この時期の「シンプルケア」を伝授させていただきました。

■この時季、大事なのは徹底した保湿!
季節の変わり目は肌が不安定になり、赤み、かゆみなどが起こりがち。女性の8割近くが"ゆらぎ肌"を感じているとも言われています。
気持ちのいい春ですが、[気温の寒暖差 ・花粉や黄砂 ・職場の部署の移動]など環境変化の多い時期です。環境変化によって、肌はストレスを感じやすくなります。肌が荒れると肌内部へ直接刺激が届いてしまい、炎症によって悪化する可能性があります。続くマスク生活によって摩擦で肌が刺激され、より肌ダメージを感じやすいでしょう。そこで大事なのは、"保湿で肌バリアを作る"ことです。ゆらぎの季節はできるだけ刺激を与えないよう、潤いを保つ「シンプルケア」にすることが重要です。バリア機能を高め、ゆらぎ知らずの肌を手に入れましょう。

■もっと知りたい。肌がゆらぐときのお手入れのこと。
[Q]保湿クリームで気をつける点は?
[A]洗顔後、一時間程度経過したときでも十分に潤うくらいの保湿クリームを塗ること!
角層の水分量を適切に保つことで美肌菌が増え、肌フローラが整い、バリア機能を高めることができます。化粧水で保水後、保湿クリームを少し多めに、しっとりするくらいの量を塗りましょう。ゆらぎの季節~夏こそ、保湿クリームは必須です。健やかな肌を作りましょう。
当院の『セラミドバリアクリーム』は"角層のバリア機能"に着目し開発した、天然セラミドを主成分とする当院オリジナル高機能保湿クリームです。水分保持力・抗炎症作用が高く、ゆらぎ肌の改善が期待できます。べたつかないので、年齢を問わず人気です。

[Q]春から夏のゆらぐ季節に気にかけるべきスキンケアのポイントは?
[A]3月から急速に増える紫外線対策に力を入れましょう!
紫外線量は4月にはピークを迎えます。寒暖差によって肌バリアが弱まっているところに紫外線の攻撃を受けてしまい、肌荒れが起こりやすくなります。外出時は日焼け止めを塗りましょう。高スペックでなくてもいいので、"こまめに塗り直すこと"が大切です。
『ヘリオケア360゜ミネラル』は飲む日焼け止めで知られる「ヘリオケア」ブランドの、塗るタイプのウォータープルーフ日焼け止めです。オイルフリーでべとつかず、ノンケミカルなので肌に優しく紫外線をカットすることができます。日焼け止めも様々な種類がありますので、自分の肌に合う優しい成分の入った商品を選びましょう。

[Q]春から夏にかけて、やってはいけないスキンケアは?
[A]スクラブ&ブラシ洗顔は刺激のもとに。なるべく控えましょう!
肌にある皮脂は、潤いの元となり、刺激や乾燥から肌を守る役割があります。それを洗顔で取り除き過ぎてしまうと、乾燥し、外部からの刺激を受けやすくしてしまいます。また、肌が荒れがちな時季の新しいコスメのお試しは、肌を刺激する可能性がありますので注意しましょう。

[Q]マスクで荒れた際のスキンケアはどうすべき?
[A]マスク皮膚炎になったら、染みるものは塗らないように!
マスクの刺激により、肌が赤くなってしまったときは皮膚科を受診することが大切。あとはシートマスクなども刺激になるので使わないようにしましょう。おすすめのセルフケア方法は、バーム系での保湿のみで傷ついたバリアの回復を待つこと。

スキンケアはシンプルに、治療は医療機関で受けるのが賢い選択です。
季節の変わり目のゆらぎ肌には肌フローラを整え、炎症を抑える『プラズマシャワー照射』がおすすめです。特に、骨髄幹細胞培養上清から作った『サイトプロMD』導入は炎症鎮静作用が高く、マスク皮膚炎、アトピー性皮膚炎などの炎症期にこそおすすめしたい薬剤です。

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