2020年10月23日

雑誌『GINGER』2020年12月号(10月23日発売 掲載ページP138~P148)

特集『肌が不安定になる人急増中!敏感肌との付き合い方』に慶田院長の監修記事が掲載されました。

ただでさえ肌が不安定になりがちな季節の変わり目に加え、今年は新たにマスク問題が発生。長時間つけていることで肌トラブルも増えているそうです。改めて自分の敏感肌レベルを見極め、正しい対策と早めのケアを試みましょう!

【まずは自分の肌状態を知ろう!敏感肌CHECK LIST】
✓洗顔後、何もつけないと肌がつっぱる。
✓季節を問わず、いつも乾燥を感じている。
✓季節の変わり目に、肌トラブルを起にしやすい。
✓紫外線に当たると肌が荒れたり、敏感になる。
✓汗をかくと肌がかゆくなることがある。
✓冬になると、乾燥がひどくなる。
✓生理前に肌が荒れることがある。
✓肌にハリ感がなく、小ジワが目立つ。
✓キメが細かく、毛穴があまり目立たない。
✓時々、化粧水がしみることがある。
✓便秘がちである。
✓化粧品で肌がヒリついたり、赤くなるときがある。
✓目周りや頬がカサカサしやすい。
✓アレルギー体質やアトピー性皮膚炎と診断されたことがある。
✓仕事や家事が忙しく、ストレスを感じている。
【診断結果】
■超敏感肌:11~15個の人
バリア機能が低く、少しの刺激でもトラブルを引き起こしやすい肌。慢性的に肌が不安定な状態。アトピー体質など、生まれつき皮脂量が少なく肌が弱い人も。
■乾燥肌:6~10個の人
皮脂量も保湿能力も低いため、季節変化に弱く、外的刺激を受けやすい肌。冬は粉を吹くほど乾燥してしまうことも。バリア機能も弱いので、炎症を起こしやすい。
■ゆらぎ肌:1~5個の人
季節の変わり目やストレスなどにより、一時的にトラブルが現れている肌。乾燥や赤み、ニキビ、いつもの化粧品に刺激を感じるなど、普段と違う不安定な状態。
■普通肌:0個の人
皮脂量と水分保持特能力のバランスが良く、肌はしっとり潤っている。バリア機能がきちんと働いているため、気温の変化や外的刺激などのトラブルに強い肌質。

【ちょっとした刺激で肌がゆらぐ!マスク時代の敏感肌って?】
季節の変わり目や生理前などに感じる、いつもとは違う肌の不調。実に8割以上の女性が敏感肌の自覚があり、かゆみやヒリつき、ニキビなど、何らかの肌トラブルに悩んでいるそうです。さらに、今年はマスクによる肌トラブルが急増し、皮膚炎などに悪化するケースも。乾燥が進む季節に向けて、普段は何でもない人も、敏感に転びやすい肌状態になる可能性があります。いつも以上にきちんと保湿するなどして、しっかり対策することが大切です。

【カサつき、ゴワつき、なんだか肌が不調...。不安定な時々敏感肌のケア方法】
乾燥が進むと肌のバリア機能が低下し、 少しの刺激で赤みやかゆみなどの肌トラブルを起こすなど、不安定な状態になります。もともと皮脂の少ない乾燥肌は敏感肌になる可能性大なので要注意です。
◆肌がゆらいでいるときに、気を付けるべきことは?
『摩擦は禁物!手のひらで優しくたっぷりと保湿して』
肌がゆらぐ一番の原因は、バリア機能の低下です。しっかり保湿して、バリア機能の鍵を握る「角層」を整えることが重要です。弱ってバリア機能が低下している肌に、摩擦は禁物。化粧水も手でつけるのがおすすめです。また、肌の再生の時間である睡眠も重要な要素ですので、最低でも6時間程度の睡眠を心掛けましょう。
◆乾燥肌だから、朝は洗顔料を使わなくても良い?
『ほとんどの肌タイプは必要!』
朝の肌は夜に塗った油分や寝ている間に出た皮脂が酸化して、さらにほこりなども付着しています。水やお湯だけだと油分は落ちません。皮脂がほぼ出ない肌質以外は、洗顔料は使った方がベターです。
◆刺激が強いクレンジングオイルは使わないほうがいい?
『クレンジングの種類より、肌にのせている時間が刺激!』
クレンジングオイルは洗浄力が強いイメージですが、こすらずにサッとメイクが落とせるので、肌にのせている時間が短く、むしろ肌への刺激が少なくてすみます。ただしオイルの「界面活性剤」は保湿因子を一緒に溶かし出してしまうので、のせてから1分以内を目安に優しくなじませ、手早くかつしっかりすすぎましょう。
当院で人気のナビジョンDRのメーククレンジングオイル(銀座ケイスキンクリニック取扱い¥2,500 150ml)は極めて酸化しにくいオイルで、潤い成分も高いので安心してお使い頂けます。テクニック不要でサッと落ちるので、肌の負担が少なくご使用いただけます。
◆乾燥でゴワつき、化粧水が入らないのはなぜ?
『乾燥で肥厚した角質が原因』
ターンオーバーの乱れに加え、バリア機能を補おうとして角質が厚くなるためです。放っておくと、毛穴詰まりやニキビの原因にもなります。あとから重ねるアイテムがなじみやすくなる、角層柔軟効果のある導入美容液などを取り入れてみるのも手です。
◆肌のゴワつきや毛穴のザラつきが気になります。
『酵素洗顔を取り入れてみて!』
古い角層が残っている肌はゴワつくだけでなく、ターンオーバーが乱れてバリア機能が低下、肌を乾燥させる原因になります。週1〜2回の酵素洗顔でケアをしましょう。酵素がたんぱく質や毛穴に詰まった皮脂を分解し、洗顔しながら肌表面の不要な角層を除去します。
◆敏感肌やゆらぎ肌は、遺伝?
『遺伝と生活環境、どちらも影響します』
アトピー体質など遺伝的にバリア機能が低い人もいますが、睡眠不足や食生活の乱れ、ストレスなどの生活環境によってもバリア機能は低下します。日本人は1/3がアトピー素因を持っているといわれ、多くは幼少期に完治し自覚症状がない人も多いですが、敏感に転びやすい肌質と言えます。気になる人は、家族に確認してみてください。いずれにしろ、現代では誰にでも生じうる症状と言えます。
◆Tゾーンはベタつくからしっとり化粧水だけでOK?
『化粧水だけでは保湿は不十分です』
肌がゆらいでいるときこそ、保湿第一です。ベタつきが気になる人は乳液やクリームを省きがちですが、化粧水だけでは保湿したとは言えません。夜より少なめの量でいいので、朝も油分できちんとフタをしましょう。乳液+目元のみクリームをつけるのでもOKです。
◆スキンケア以外で、敏感肌を改善する方法はある?
『保湿と生活習慣の見直しで改善できます』
摩擦などの刺激をできるだけ避けてしっかりと保湿することが基本になりますが、生活習慣を整えて体の内側から肌を立て直すことも大切です。健康的で美しい肌と体のために欠かせないインナーケアの5本柱は、「バランスのよい食事」「良質な睡眠」「腸内環境を整える(排泄)」、「適度な運動」、「ストレスコントロール」。ゆらぎ肌の原因は多種多様なので、内外両面から対策をしましょう。
◆どうして季節の変わり目に肌が揺らぐの?
『寒暖差や環境の変化が原因です』
季節の変わり目の急な温度差に体がついていけず、自律神経が乱れて免疫力が低下しゆらぐ原因になります。また、環境の変化でストレスによる交感神経の緊張が続き、バリア機能も低下します。さらに、最新の研究で寒冷刺激により皮フ温が低下すると、バリア機能と潤いに重要なタンパクが減少し、乾燥と肌荒れに影響することが判明しています。
◆マスクをしていると肌が荒れやすいって、本当?
『マスクと肌との摩擦で、ニキビや皮膚炎を起こす可能性が』
マスクはあぶらとり紙のようなものです。肌の保湿成分である油分をマスクに吸い取られてしまうため、バリア機能が失われて肌荒れが起きやすくなります。また、マスクの着脱や会話などで肌が擦れる刺激で皮膚が炎症を起こし、さらにマスク蒸れによる汗の刺激で、赤みやかゆみを伴う「マスク皮膚炎」に。毛穴の入り口が詰まり、皮脂がたまって「マスクニキビ」を起こすこともあります。
◆マスクで肌が荒れてしまった場合のケア方法は?
『マスクが触れる部分の摩擦を軽減して!スペシャルケアも検討を』
問題はマスクと肌の摩擦。着脱する際や人と話すときにマスクが動くことで、肌との摩擦が起きやすくなります。マスクが触れる部分には保湿クリームをしっかり塗って保護をしましょう。肌の保湿成分が奪われるのを防ぐほか、摩擦による刺激を軽減できます。肌荒れがひどい人はプロテクト効果の高いバームがおすすめです。
肌荒れが続く時は美容医療の力を取り入れてみるのも手です。
マスクによる肌荒れにお悩みの方には、炎症を鎮めて肌の再生を促す『プラズマシャワー』が当院では人気です。強力な滅菌作用でニキビをはじめとするさまざまな皮膚トラブルを引き起こす細菌やウイルスを死滅させることができます。悪玉菌がいなくなった後は、もともと表皮内に住んでいる美肌菌が急速に増えて肌フローラが健康な状態に整うのでご安心ください。
また、プラズマ照射後30分以内は、薬剤の浸透を高めるので、お悩みに合わせて薬剤を選択します。マスクニキビや肌荒れにお悩みの方には抗炎症と肌再生作用が高い『サイトプロMD』の導入がおすすめです。さらに、肌全体のコンディションを底上げする肌質改善治療の『フォトフェイシャルM22』(初診患者様限定¥25,000)も効果的です。計8種類の波長変更フィルターが搭載されていて、シミ(肝斑)、くすみ、ちりめんジワ、赤ら顔といったさまざまな肌トラブルにアプローチすることができます。当院では『フォトフェイシャルM22』の照射前に、ケミカルピーリングで角質を滑らかにし、毛穴の詰まりを解消してから施術します。ニキビもできにくくなりますし、肌のバリア機能も高まりますから、マスク皮膚炎の方たちにも有効です。
◆肌荒れを起こしにくいのはどんなマスク?
『ポイントはマスク内側の肌当たり』
大切なのは、マスク内側の肌当たりと通気性です。便利なのは不織布ですが、硬く蒸れるものが多い印象です。マスクをしながら話すと肌が擦れるため、硬い生地は避け、綿や絹など天然素材の布タイプが吸収性が高くてGOOD。

【赤身、ヒリつき、ニキビ等、肌トラブル多発!敏感肌が重症化したときの対処法】
乾燥肌は、放っておくと慢性的に炎症を起こした超敏感肌になる可能性もあります。症状が進まないようにするためにも、摩擦は禁物です。十分な保湿を心がけつつ、異変を感じたら皮膚科へ行きましょう!
◆肌がヒりついているときは、何を使えばいい?
『モイスチャライザーでしっかり保湿を』
とにかく保湿をして肌を乾燥させないこと。化粧水だけで済まさず、肌内部の水分を保持する働きのあるヒアルロン酸、セラミド、グリセリンなどの保湿成分を含むクリームで保湿をしましょう。効果を得るには肌がベタつくくらいしっかり量を塗るのがベストです。肌が十分潤っていると、バリア機能も正常に働きます。
当院オリジナルの『セラミドバリアクリーム』は「角層のバリア機能」に着目し開発した、天然セラミドを主成分とする高機能保湿クリームです。水分保持力・抗炎症作用が高いので、アトピー性皮膚炎、超乾燥肌、ゆらぎ肌の改善に効果的です。
◆保湿しているのに肌がゆらぐのはなぜ?
『保湿が足りていない可能性があります。』
クリームを省いたり、使う量が少なかったりと、保湿が足りていない人が多くいます。クリームは、肌がペタペタするくらいたっぷり使うのがコツ。日中は、メイクの上から保湿できるような携帯用コスメで乾燥対策すれば、バリア機能の低下防止になります。ミストよりも保護効果の高いバームがおすすめです。
◆乾燥して全身がかゆい!どうすればいい?
『すね、腕、腰周りは乾燥要注意!』
服との摩擦が多いすねや腕は乾燥しやすく、もともと皮脂量も少ないのでカサつきやすい部位です。そのほか、腰周りも皮脂が出にくいので保湿するのを忘れずにしましょう。弱ってバリア機能が低下している肌に摩擦は禁物。スプレータイプがおすすめです。
◆化粧水がしみて何もつけられません!
『微細な炎症が起きている可能性大。』
見た目は平気でも、化粧品がしみるという自覚症状があるなら、肌に炎症が起きている可能性があります。微弱炎症は放置すると肌の老化にも繋がるので早めのケアをしましょう。また、肌が敏感になっているときは、化粧水などの水性コスメはしみやすいもの。異変を感じたら皮膚科へ行くのがベストですが、搬水・角層軟化機能に優れたバームやオイル状のアイテムで、刺激が中に入るのを防ぎましょう。肌に浸透せず、表面でぴったり膜を作って保護してくれます。
◆赤みや炎症を抑えるにはどうすれば?
『トラネキサム酸などで抗炎症ケアを』
トラネキサム酸やグリチルリチン酸2Kなど抗炎症作用のあるものを使ってみて下さい。炎症が長引くようなら、そのままにせず皮膚科医に相談することをおすすめします。
◆今流行りの美肌菌。美肌菌が増えるとニキビができない?
『肌の菌も腸内と同様にバランスが大切です!』
美肌菌の代表は、皮脂を脂肪酸とグリセリンに分解して汗と混ざりバリア機能に役立つ皮脂膜を作り出す「表皮ブドウ球菌」。他の菌が増えすぎないように抗菌ペプチドを分泌します。「アクネ桿菌」も増えすぎるとニキビを引き起こしますが、本来は美肌菌です。一方、肌フローラが乱れて増殖すると肌トラブバルを起こすのが「黄色ブドウ球菌」。肌の菌は適切なバランスで整っているのが大事なのです。
◆メイク道具やまくらカバーなどの雑菌でニキビになるの?
『ニキビを防ぐ一番の方法は毛穴を詰まらせないこと』
ニキビの発生と雑菌は関係がなく、ニキビはあくまで毛穴の中に棲んでいるアクネ菌が誘発するもの。マスクなど摩擦による肌の防御反応やターンオーバーの乱れから角層が厚くなり、毛穴をふさいでしまうことがニキビや吹き出物の原因になります。角層ケアなどで毛穴を詰まらせないようにしましょう。
◆ニキビができちゃったときのおすすめのスキンケアは?
『さっぱりケアでも保湿は忘れずに!』
ニキビ肌にも保湿は大切。さっぱりでもいいのでしっかり保湿をしましょう。摩擦はニキビを悪化させるので、化粧水は手で優しく塗り、乳液やクリームでしっかり潤いを閉じ込めるのを忘れずに。消炎・鎮静効果のある成分入りのものがおすすめです。
◆肌が敏感な時は、すっぴんがベスト?
『そうとも限りません!』
メイクが膜となって肌を守るので、一概にノーメイクがいいとは言えません。敏感肌ラインの低刺激なベースを賢く活用するのがおすすめです。色付きの下地やBB・CCクリームなら、UVカットとベースメイクがひとつですみ、比較的簡単にオフできるので、肌の負担を軽減できます。

是非、ご参考になさって下さい。

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2020年10月22日

雑誌『MAQUIA』2020年12月号(10月22日発売 掲載ページP156~P167)

特集『「変化」を味方につける私のトリセツ100問100答』に慶田院長の監修記事が掲載されました。

【1ヶ月:女性ホルモンの変動に合わせて大きな変化が】
Q1 .1ヶ月で肌はどう変わる?
A .ホルモン変動による4つの時期ごとに変わります。
女性ホルモンの分泌周期に合わせて、月経、卵胞期、排卵、黄体期に分かれ、このサイクルに合わせて肌の状態は大きく変わります。知識を持ってあらかじめ心構えしておくことが、肌のゆらぎ対策になります。ホルモンの変動を小さくするのもおすすめです。現代女性は、月経開始年齢が早く、閉経が遅く、出産数が減っているため、傷害の月経回数が戦前の倍以上とも言われています。体に負担の大きい排卵&月経を無駄に起こす必要はありません。低用量ピルの内服をぜひ検討してください。ヘビースモーカーは内服できないので、禁煙とセットで取り入れるのが美肌の近道です。
◆低温期
◇月経:生理中は肌が敏感になりやすく、かぶれや湿疹などがでることもあります。生理後半には肌も比較的に安定します。丁寧な保湿ケアをとくに心がけましょう。
◇卵胞期:肌にハリやツヤが出て、1ヶ月の中で最も肌の調子が良い状態に。新しい美容液を試してみるなど、スキンケアも積極的に楽しめる時期です。
◆高温期
◇排卵後:排卵後はエストロゲンの分泌が低下し肌の調子も不安定になり、黄体期に突入します。皮脂分泌が増えてニキビが出やすくなる時です。刺激しないように注意をし、必要に応じてニキビ用の抗生剤外用・内服を行いましょう。
◇黄体期:体が水分をため込むため、肌もむくみやすく、便秘がちになります。腸内環境をよくする食事を心がけて。ニキビやシミ、そばかすが出現します。また血行不良でクマやくすみが目立ちやすくなります。

【1日:自律神経のリズムに合わせて心身が変化】
Q2 .日中のメイク直し時に気を付けることは?
A .マスクを外した瞬間が実は1番乾燥します!
マスクは油とり紙のように保湿成分を奪いとります。崩れたところは乳液で潤いを与えたり、バームで集中保湿をしたり乾燥に注意しましょう。
Q3 .夜のスキンケアで気をつけることは?
A .クレンジングを丁寧に!
ほこりやちり、花粉に大気汚染など肌への悪影響は計り知れません。与えるケアも大切ですがまずは落とすケアを丁寧にしましょう。

【20代:エネルギーに満ち溢れた女性ホルモンの青春期】
Q4 .体型維持におすすめの方法は?
A .筋肉量を増やすこと。
ボディラインを維持するためには、ある程度の筋肉量が必要です。20代は全身運動をすれば、特に工夫をしなくても痩せやすい時期です。
Q5 .20代から老化がはじまるって本当?
A .本当です。
20歳のコラーゲン密度を100と考えると10年毎に10%ずつコラーゲンが減っていきます。紫外線ケアを怠れば質も低下し弾力のないスカスカ肌になってしまいます。
Q6 .20代のスキンケアの賢い選び方は?
A .過剰な投資は必要ナシ!
スキンケアにお金をかけるなら、上質なお肉など食べるものに投資をしましょう。
Q7 .30代で挽回しにくい肌トラブルは?
A .ニキビ跡
ニキビができやすい人はニキビケアを最優先するべきです。
肌荒れやニキビのお悩みだけでなく、肌全体のコンディションを底上げする肌質改善治療の『フォトフェイシャルM22』がおすすめです。計8種類の波長変更フィルターが搭載されていて、シミ(肝斑)、くすみ、ちりめんジワ、赤ら顔といったさまざまな肌トラブルを一台の機器で改善することができます。当院では『フォトフェイシャルM22』は、ケミカルピーリングで角質を滑らかにし、毛穴の詰まりを解消してから施術します。ニキビもできにくくなりますし、肌のバリア機能も高まります。
Q8.美容と健康のために絶対NGなことは?
A .タバコと紫外線
光老化だけではなく、タバコは吸うのはもちろん、煙がふれるだけでも肌にダメージが。副流煙を避けるためにもタバコを吸う人とは付き合わない!くらいの気持ちをもって過ごしましょう。
Q9.今のうちに投資するべき美容は?
A .全身脱毛
特に顔の産毛とVIOの処理は若いうちに済ませておくのが得策です。アメリカの研究では、VIOの毛を自己処理すると、バリアが弱まって性感染症のリスクが高まるとの結果もあります。
Q10.20代のときに痩せすぎないほうがいい?
A .極端なダイエットは将来の不妊や骨粗しょう症、認知症にまで影響します。
多くの若い女性が抱く痩せ願望。実はそのほとんどが痩せる必要がないのに、偏った食生活や極端なダイエットを繰り返し、健康を損なうケースもあります。適度な運動で筋肉の質をあげ、正しい食習慣を身につけましょう。

【30代:ライフイベントが多く、仕事に子育てに大忙し!】
Q11.髪がうすくなってきた気が...
A .まずは鉄分不足をチェック!
貧血やダイエットによる薄毛で悩む人が増えています。貧血が進んでいると気づかず薄毛で気づく人もいらっしゃいます。鉄分不足がわかる貧血検査を受けましょう。
Q12.スキンケアはどうえらんだらいい?
A .再生スイッチをオン!
再生スイッチを入れるという意味でエイジングケアをスタートしましょう。保湿をしつつ、レチノールなどターンオーバーを高めるアイテムを組み込みましょう。当院では医療機関ならではの高濃度純粋レチノール含有『ナノメッドVAエッセンス』が人気です。メラニンを含んだ古い角質を剥がれやすくし、明るくつるんとした新しい肌が生まれる力をサポートします。
Q13.最近、リカバリーが効かなくなりました。
A .ビタミンCを積極摂取しましょう。
ストレスを軽減し、疲労回復効果が明確なビタミンCサプリを集中的に服用するのも手です。より即効力を求めるなら高濃度ビタミン点滴もよいでしょう。
Q14.肝斑やイボが出てきました...
A .抜かりない紫外線対策を。
皮膚の老化現象でもある脂漏性角化症といった、年を取ることでできるイボがアラサーでも出てくることがあります。日に当たる部分に数多くできるのでUVケアは万全にしましょう。
Q15.美容医療でやっておくといいことは?
A .タイタンなどのたるみ治療を開始!
効率的に再生力をたかめるため、たるみに有効な『タイタン』『スマスアップ』『サーマクールFLX』などのエネルギーを用いて熱を加える各種タイトニング照射治療を始めるのにちょうどよい頃です。肌再生のスイッチを入れ、弾力を回復させましょう。例えば年に1回サーマクール、フォトフェイシャルを2回受ければ土台崩れのケアは完璧です。

【40代:女性ホルモンが減少。体調管理の見直し期】
Q16.40代の肌の変化とは?
A .シワやたるみなどのエイジングサインが顕著に
シワやシミ、たるみなどが一気に進みます。また日常的な姿勢や遺伝的要素、紫外線や栄養状態など日々の過ごし方で個人差が顕著になります。
Q17.やっぱり攻めのスキンケアをするべき?
A .YES!
何もしなければ肌はどんどん衰えていくだけです。ホームケアは透明感を高める保湿に特化し、たるみやシワは美容医療で攻めるというのも手です。
Q18.プチプラは40代には力不足?
A .そんなことはありません!
大事なのは使い方です。肌に合っているのであれば問題ありません。
Q19.40代が見逃しがちな美容ポイントは?
A .輪郭ケア
姿勢が悪く首が前に出ている人は首や顎下にたるみが発生。フェイスラインがもたつくと顔の印象を一気に老けさせてしまうのでリフトアップケアを取り入れましょう。
■こけた部分にふっくら感を与える『ヒアルロン酸注入』
ボリュームが不足している部分にヒアルロン酸を注入することで、ふくらみを持たせ、若返りを図る治療法です。ほうれい線や、ゴルゴライン、頬のこけ、目まわりや口まわりなどのシワ、へこみや影を改善します。
また、たるんだ顔面靭帯を補給するように注入する『True Lift Methodトゥルーリフト注入法』は、皮膚と脂肪組織を骨につなぎとめる杭のような役割を果たす靭帯の補強し、リフトアップを図るとともに、顏揺れを抑えます。
✓持続期間は製剤の分子量により異なりますが、通常1~2年程度。
✓費用は1本¥80,000~100,000が目安。
■筋肉の収縮による表情ジワを改善『ボトックス注射』
過剰な筋肉の収縮によってできる表情ジワ(額の横ジワ、眉間の縦ジワ、目尻のシワなど)をのばす効果があります。
目尻や額など表情を大きく左右する場所は、筋肉より浅い部分にある真皮内に少量ずつ点状にボトックス注射を行うテクニック『メソボトックス(マイクロボトックス)』で、筋肉の動きを大きく止めすぎることなく、筋肉の表面繊維だけの働きを弱めることによって、自然にシワを改善し、肌を引き締めることができます。
さらに、首の全面にひろがる広頚筋の収縮が強く、首の筋張りが目立つ方には、顎下~首全体に『メソボトックス(マイクロボトックス)』行うと、スジっぽさが解消され、さらには日に日にフェイスラインのたるみが改善されます。
✓通常翌日から効果が表れ、3~4カ月持続します。シワの原因となる筋肉が使われなくなり徐々に縮小するので、一般的に2回目以降から持続期間が長くなります。
✓額の場合で¥30,000~50,000が目安。
Q.20若さを目指す目安は?
A .年齢のマイナス10%を目指すと魅力的に!
やみくもな若返りは不自然になります。見た目が年齢のマイナス10%ぐらいの若返りが理想的です。つまり40歳なら30歳半ばのヘルシーな肌を目指すと美しさが際立ちます。

是非、ご参考になさって下さい。


マキアマキアマキアマキアマキアマキアマキアマキアマキアマキアマキアマキアマキア

雑誌『LDK the beauty』2020年12月号(10月22日発売 掲載ページP8~P22)

特集「何となく続けてきた惰性ケアをリセットするなら今!」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

【やめる!見直す!美肌の新習慣】
見直し1:マスクで弱っている肌には冬でもSPF50の日焼け止め
毎日マスクをしていると肌のバリア機能が低下し、摩擦による炎症も起きやすくなっています。いつも以上にシミができやすいときなので、今年は冬でもSPF50の日焼け止めがオススメ。紫外線から肌を守ることは、肌バリアが弱まっているときこそ重要です!
日焼け止めを使う際にポイントとなるのが、"塗る量"です。日焼け止めに表示されている数値通りの効果を得るのは、実は不可能です。SPF値やPA値は、『肌1㎠当たりに2mg』の日焼け止めを塗った場合に得られる効果。その通りの量を塗ろうとするとかなりの厚塗りになり、その上からメイクをするのはとても無理です。現実的に塗れる量は1/5程度の量になるので、効果も1/5程度になります。SPF50の製品でSPF10程度になりますが、日焼け止めを二度塗りした上に、紫外線防止効果のあるファンデーションを重ねたり、お昼くらいに塗り直したりすることで、合計のSPF値を15以上にキープできれば、光老化を確実に防ぐことができます。

見直し2:パンやスムージーなどの朝食をやめ和食チェンジする
和食には強い抗酸化力のあるナスの皮や、若返り効果があるといわれる納豆など、美肌に効く食品がいっぱいです。スキンケアだけでなく、朝食をしっかり食べることも大切です。

【美肌の専門家が自信をもってオススメします!美容皮膚科医の溺愛スキンケア】

◆慶田院長オススメアイテム
ITEM01:ヘリオケア360℃ミネラルトレランスフルイド
(銀座ケイスキンクリニック取扱い50ml ¥4,800)
ノンケミカルなのにウォータープルーフでUVA、UVB、ブルーライト、近赤外線、あらゆる光線に対応している日焼け止めです。院長が家族にも患者さんにもオススメできるという安心の1本です。
さらに、UVケアをサポートするサプリメントも有効です。摂取しておいた方が日焼けしにくくなりますし、日焼けしてしまった場合も回復が早いです。出かける30分前ぐらいに飲みましょう。当院では、メラニン生成やDNA損傷から肌を守る『ヘリオケアウルトラD』と、肌ぐすみの原因になる糖化も抑える『ソルプロプリュスホワイト』のW使いが人気です。(銀座ケイスキンクリニック取扱い ヘリオケアウルトラD1 箱(30カプセル/30日分)¥6,000、ソルプロホワイトプリュス1箱(30カプセル/30日分)¥5,000)

ITEM02:ナビジョンDRメーククレンジングオイル
(銀座ケイスキンクリニック取扱い150ml ¥2,500)
院長が患者さんにオススメしているデリケートな肌に負担をかけず、しっかり落とせるメイク落とし。ナビジョンDRは、資生堂から販売している医療機関専売商品です。主成分はハイブリットサフラー油、スクワラン。極めて酸化しにくいオイルで、潤い成分も高いので安心してお使い頂けます。

本誌内、別特集(P59)でも正しいリップクリームの塗り方をご紹介しております。
■リップクリームの正しい塗り方講座
リップを塗るときやりがちなのが唇を突き出して塗る方法。これだと縦ジワにリップクリームが入らないので、しっかりシワを伸ばして塗るのが正解です!
○"イ"の口でシワをしっかり伸ばしましょう。唇のシワに沿って縦に塗ります。
×"ウ"の口はシワにリップが入りません。

是非、ご参考になさって下さい。








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