2020年3月21日

ヘルスケアアプリ『FiNC』2020年3月21日更新

特集『365日のケアが基本ルール!美肌のために知っておきたいUVのこと』に慶田院長の監修記事が掲載されました。

春先から気にしたいのが、紫外線対策!特にまだ気温が低いこの時期も油断大敵です。4月と9月では同じくらいの紫外線量なので、夏だけでなく春からのケアが欠かせません。美肌をキープするためには、「365日、日の出から日の入りまで、天候に関わらず」1年中UVケアをするのが基本ルール!
さらに外出する時だけでなく、室内でのケアも気をつけましょう。
まずは、シミやくすみの原因として知られる紫外線の基本知識についてお話しします。

"紫外線って何?"
「地上に届く紫外線の約95%を占めるのがUV-Aになります。これは、波長が長く、表皮だけでなく肌の深くにある真皮層にまで到達して肌が黒くなるサンタンやしわ、たるみなどを引き起こします。雲やガラスを通過して肌に届くのも特徴です。
残りの5%を占めるのがUV-B。波長が短く肌の表皮に作用し、赤みやヒリヒリ感を与えます。UV-Bはメラニンの生成を活性化させ、主にシミやくすみ、皮膚がんの原因になるのです。
これらの紫外線を含む太陽光による肌ダメージを『光老化』と言い、肌の老化の約8割がこれによるものだと考えられています。そのため、紫外線をカットすることは将来的に健やかな肌を保つためにも大切なことなのです。
UVケアの基本ルールは、『365日、日の出から日の入りまで、天候に関わらず』。2月でも天気によっては9月と同じくらいの紫外線量になることもあります。特に3〜10月は紫外線量が多いので、徹底したケアを心がけてください」

"雨でも曇りでもケアは必須!"
色彩が美しく見える日は、紫外線量が多い可能性大!!
外出しない日や日差しのない日はケアを怠りがちですが、天気が悪い日でも紫外線は降り注いでいます。
「先ほどお話しした365日UVケアルールは、1日中室内にいるときも悪天候の日も適用されます。太陽の光を強く感じなくても、晴天の日を100%とすると曇りの日は約60%、雨の日でも約30%の紫外線量があるためUVケアを怠るのはNG。
UV-Aはガラスを通過するので、室内で1日中くつろいでいる日でも実は日焼けをしてしまいます。対策としてUVカット加工がされたレースカーテンや貼るタイプのフィルムを活用することは有効です。紫外線だけでなく赤外線もカットするフィルムだと熱を遮断するので暑さ対策にもなりますよ。
紫外線量は気温に比例するわけではありません。気温がピークを迎える1~2カ月前に最も多く降り注ぎます。天候によっても変化しますが、一つ分かりやすいサインとして色彩がとてもきれいに見えるときはUV量が多いと考えられているのです。例えば木々が青々としている、花の色が鮮やかに見える、横断歩道が眩しいなんてときや、雨上がりの晴れた日は紫外線が多いと思っていただいてよいでしょう。ちなみに紫外線は赤道に近いほど強くなり、高度が100m上がるごとに1%アップします」

"紫外線による主な肌トラブル"
UVケアをせずに紫外線を浴びてしまうと、どんな肌トラブルが起こるのでしょうか。
「一度日焼けをしたらなかったことにはできません。先ほどもお話ししたように肌の老化の約80%が紫外線を含む光の影響によるもの。そのため、今からでもUVケアを万全にしている人とそのまま何の対策もしない人とでは、年を重ねたときの見た目年齢に10〜20歳の開きが出てくると言われています。
紫外線によって引き起こされるトラブルはさまざま。例えば、シミや老人性イボ(脂漏性角化症)、さらには皮膚がんのリスクにもつながるDNAや細胞膜の損傷、UV-Bの浴びすぎによってメラニンの生成が活性化された結果できるくすみやそばかす、肝斑の悪化などがあります。
そのほかにも紫外線から肌を守ろうと角質が厚くなり毛穴の入り口が詰まってニキビができたり、UV-Aによって真皮コラーゲンが劣化ししわやたるみ、皮膚のごわつきが目立つようになったりもします。また、紫外線の浴びすぎは、免疫低下にもつながると考えられています。」

未来の肌を美しく保つためには、毎日のUVケアが必須です。今まで外出時のみ・晴れた日にだけ対策をしていた人は、今日から365日のケアをはじめてみてください。

是非、ご一読ください。


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雑誌『LDKtheBeauty』2020年5月号(3月21日発売 掲載ページP10.P11.P14.P16)

特集「皮膚科医と美容のプロが教える 即効毛穴ケア PORE30 CARE」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

しっかりメイクをしても、隠しきれないポツポツ毛穴。毎日きちんと洗顔をして、ケアをしているにも関わらず、改善しないとお悩みの方が多くいます。そもそもあなたが毎日しているそのケア、正しいものですか?プロ直伝の正解ケアで、今度こそ毛穴レス美肌を目指しましょう!

まずは正しい"知識をつける"事から始めましょう!

【毛穴ケア 基礎編】
●毛穴の種類
\自分がどの毛穴タイプなのかをチェック!/
それぞれの原因や特徴を学んで目立ち毛穴をストップさせる!

【黒いプツプツが目立つ 黒ずみ毛穴】
◇毛穴が黒っぽく見える
◇UV対策をしていない
=主な原因=
毛穴に詰まった皮脂がそのまま放置すると、角栓の先端部分が酸化して黒ずみが生じます。
触ってもザラつきがない、角栓を取っても毛穴が黒い場合は、毛穴の入り口にメラニンが増えてリング状に黒ずんでいることがあります。

【角栓が詰まっている 詰まり毛穴】
◇指で押すと角栓が出る
◇肌が脂っぽい
=主な原因=
皮脂の分泌量増加・メイクの汚れや詰まり、ターンオーバーの遅れによる古い角質の停滞で角栓が形成され詰まっていることがあります。
新陳代謝が滞り、角層が厚くなると、毛穴の出口が狭くなり、塞がれてしまいます。その結果、うまく輩出できずに毛穴の中に溜まった皮脂と古い角質がバターのように半固形状につまり、栓のような状態になって毛穴のポツポツを目立たせます。

【穴が影になっている 開き毛穴】
◇針で刺したような毛穴
◇強く押さないと角栓が出ない
=主な原因=
生まれつき皮脂腺の大きさと皮脂産生力は遺伝性により決まっています。皮脂腺が大きく、皮脂量が多いと毛穴も大きなります。一方、洗顔のしすぎや、高温・高圧の顔面シャワーなど誤ったスキンケアで誘発されることもあります。バリア機能を保つ大切な要素の一つである必要な細胞間脂質まで落ちて、乾燥肌になり、角層の状態が悪化してしまうことで、開き毛穴を引き起こす場合もあります。過剰なケアはかえって毛穴が目立たせるため注意が必要です。

【一見黒ずみに見える 産毛毛穴】
◇洗顔後も薄くならない
◇拡大鏡だと毛が見える
=主な原因=
日本人の産毛は黒く、断面が目立ちやすいものです。黒く見えるのが毛穴ではなく、毛そのものということもあります。白っぽい肌に生えた黒い毛が目立つ毛穴は産毛かもしれません。

【加齢によって増加 たるみ毛穴】
◇毛穴が縦に長く楕円形をしている
◇30代から目立つようになる
=主な原因=
加齢や紫外線ダメージにより、コラーゲンやエラスチンが変性し、密度も低下すると、肌は弾力を失い、重力によって引っ張られて毛穴も下方向に伸び広がり、楕円形や涙型のたるんだ毛穴になっていきます。

「毛穴悩み」と言っても原因と対処法は違います。
毛穴が気になるといっても、目立つ理由が違えばケアも様々です。まずは自分がどんな毛穴タイプなのかを知りましょう。皮脂が多いと感じる人は開き毛穴や詰まり毛穴の可能性が高く、乾燥肌の人は産毛毛穴やたるみ毛穴、単純に保湿が足りずに毛穴が目立っているだけということもあります。

【正しい方法を学ぶ スキンケア編】

●物理的に角栓を取るとより詰まりやすくなります。
角栓をとる刺激で角層が乱れるっと、ますます毛穴が目立つ可能性があり注意が必要です。
毛抜きなどの器具が肌にあたって刺激になり、防御反応として毛穴の角化が進んでさらに頑固な角栓を作り出すという悪循環に陥るのます。無理に角栓を引き抜こうとするのは絶対にNGなのでやめましょう。

●黒ずみ、毛穴詰まりは酵素洗顔料で、詰まった角栓を分解して汚れた毛穴を大掃除しましょう。

【そもそもなぜ酵素がいいの?】
毛穴詰まりの主な原因は、余分に分泌された皮脂や古い角質です。これを分解して洗い流してくれるのが酵素洗顔料です。物理的に汚れをかき出すスクラブ洗顔より肌にやさしく、毛穴ケアに最適です。
=主な酵素=
プロテアーゼ
リパーゼ
パパイン

【Uゾーンは最後に洗ってつっぱりを防止】
Tゾーンから洗顔を始めて、Uゾーンは最後にサッと洗顔しましょう。泡で浮かせて落とすのが大切です。酵素洗顔料は、高洗浄だが、保湿力は低めなので皮脂が少ない場所ほど最後に洗うようにしましょう。一般的な洗顔料は洗浄力がおだやかで、小さな毛穴の黒ずみまでは洗い流せません。酵素洗顔料は角栓のもとになるタンパク質や脂質を溶かして、毛穴を目立ちにくくします。使用は、夜のメイクオフ後や週1~2回が望ましいです。洗浄力が強いため、皮脂が少ない部分は短時間で洗うか、一般的な洗顔料を使うことをおすすめします。洗顔後の保湿ケアもとても大事になります。

【美容皮膚科でプロの手も取り入れてメンテナンス】
ホームケアでもどうにもできない毛穴には、当院人気の施術『アクアフェイシャル』がおすすめです。
ピーリング液が頑固な角栓を優しく溶かし、水流と吸引の力で肌の余分な角質と汚れをオフします。小さいヘッドがバキュームのように肌に吸い付いて、ピーリング液と一緒にキュキュと吸い上げてくれる仕組みです。痛みは全くなく、施術時間は10分ほどです。ターンオーバーが促進され、表皮の水分が増え、健やかな肌を蘇らせるため、毛穴の改善だけにとどまらず『キメ』『ハリ』『透明感』『高保水』という無敵の美肌を叶えます。皮脂分泌のコントロール作用もあります。ビーリング液には美容成分が高濃度含まれるので、施術後しっとりします。
施術の最後の仕上げには、ビタミンCとアミノ酸配合の美容液(VACCローション)にてパックします。すぐに、肌の柔らかさ、滑らかさを実感していただきます。

黒ずみのない、ツルツルの肌は女性のあこがれです。鼻パックで剥がすなどの即効性は追い求めず、地道なセルフケアを続けることが大切です。ときにはプロの手も借りることが、改善へとつながっていきます。

是非、ご参考になさってください。

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