2019年11月16日

雑誌『からだにいいこと』2020年1月号(11月16日発売 掲載ページP48~49)

特集「シミ・ほうれい線どころじゃない!?細胞から若返らせる最新研究まで!ここまで "不老肌"に近づいた!最先端 美肌トリビア」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

【細胞レベルの"若返り"で老けない肌が手に入る!?】
ここ最近、私たちの想像をはるかに超える細胞や遺伝子レベルでの研究成果が次々に報告されています。中でも、再生医療の分野で注目の※幹細胞を使った若返り法は、すでに実用化されています。幹細胞には、どんな細胞にもなれる『多能性幹細胞』(ES細胞やiPS細胞など)と、寿命を迎えた細胞の代わりを作る『組織幹細胞』があり、現在、肌の若返りに用いられているのは組織幹細胞です。皮膚を小さく切り取って培養した後、必要な時に老化が気になる部位に注入することで、幹細胞が線維芽細胞になり、コラーゲンを生み出すと期待されています。また、自分の脂肪幹細胞を培養し、皮膚に注入する方法もあります。
まさに細胞レベルでの若返りを叶える、夢のような技術です。
現時点では効果が穏やかな割に費用が高額ですが、将来的には効果はより高く、費用は安くなるはずです。今後に注目です。
※幹細胞とは、失われた細胞と同様の細胞を生み出す能力をもつ細胞。人体を構成する細胞は、一定の寿命で終わりを迎える。また、ケガなどでダメージを受け修復が必要になることもある。そうした場合に、失われた細胞と同様の細胞を生み出し補充することで、組織構造を保つ役目を果たす。

◇TOPIC:1. iPS細胞で老化は止められる!?
話題の『iPS細胞』が、肌のコラーゲンを育てる『線維芽細胞』の寿命に関わることが、化粧品会社コーセーの研究で判明。染色体の端にあり、加齢で短くなるはずの※『テロメア』の長さが、iPS細胞によって回復しました。iPS細胞と老化の関係は、今後さらに注目です。
※テロメアは細胞の染色体の端に付いている部分で、細胞分裂を繰り返すたびに短くなる。テロメアが一定以下の長さになると分裂が止まり、その細胞は死を迎える。

◇TOPIC:2. 好奇心が高まると肌の弾力もUPする
人の脳は、好奇心が刺激されると気持ちを高揚させるホルモンを分泌しますが、それにより肌の弾力が高まるという報告があります。さらに、弾力が上がった肌に触れるとますます好奇心が高まるという、肌と心にうれしい相互サイクルが発生!

◇TOPIC:3. 植物の力を化学的に解明して美肌に活用!
漢方で美肌やリラックス効果があるとされる『杭白菊』のゲノム解析に、アメリカの企業が成功。また、保湿作用があることで注目されるラン科の植物『セコック』は、研究開発の結果、近年質の高いものが安定的に栽培可能に。化学が植物と美容の橋渡し役を担っています。

◇TOPIC:4. 自分の血液注入で肌の若返りが進む
美容医療の現場で注目されている再生美容法『PRP注入』。自分の血液を遠心分離機にかけて血小板を濃縮した上澄み(PRP)を気になる部分に注入し、ハリを取り戻すものです。近年では小さな針が付いた機器で肌に傷を付けてPRPを塗布する広範囲治療も可能になりました。
〈海外セレブもお気に入り!〉
ハリウッドセレブのキム・カーダシアンもPRP療法にチャレンジ。血小板を多量に含んだ血漿を注入後、その血がにじんだ顔写真をSNSにアップして話題になりました。

◆『PRP注入』
ご自身の血液から濃縮された血小板だけを抽出して、気になる箇所に注入することで、血小板の持つ細胞の修復・再生より、肌そのものを若返らせる治療法です。目の下のちりめんジワや青グマにも効果を発揮します。
◆『PRP水光プラス(ダーマシャイン・バランス®:Derma Shine Balance®)』
ご自身の血液から成長因子を豊富に産生させる血小板を濃縮して採取し、肌を若返らせ再生させたい所へ注入するという点ではPRP注入と変わりはありませんが、水光プラスはPRPを、微量ずつ浅く広範囲に注入できるため、お顔全体のシワやたるみ、ちりめんジワなどを改善させることが出来ます。同時にソフトヒアルロン酸を少量混ぜることで、PRPの効果を高め、直後から潤い感がアップします。

是非、ご一読ください。


2019年11月14日

雑誌『女性セブン』2019年11月28日号(2019年11月14日発売 P37~39)

特集 「美容と健康の大問題!寝ている時のカピカピ乾燥『やってはいけないNG対策』『今すぐやるべき最新ウラ技』」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

【都市部の湿度は60年で10%以上も低下していた!】
乾燥の季節がやってきました。朝起きた時、カサカサした肌のかゆみや、のどが張りつくような違和感を覚えた人もいるでしょう。乾燥に悩む人は、「保湿」のやり方が間違っている可能性大です。正しい加湿方法と保湿成分を味方にして、インフルエンザも撃退しましょう!

◇乾燥の感じやすさは遺伝や年齢も関係する!◇
寝ている時に乾燥する人は、アトピー素因があるなど、遺伝的に潤う力が弱い可能性が考えられます。また、角層内部に水分を保つ脂質の一種『セラミド』は加齢によって減少するため、年齢を重ねるほど乾燥は進行します。どんなに保湿しても乾燥するという場合は、洗い過ぎや栄養不足など、肌のバリ物質が少なくなっている可能性があります。スキンケアを見直し、良質な油を含むバランスの良いお食事を心がけてくださいね。

◇顏や手足、角層が厚くカサつきが目立つ足の裏に有効な保湿アイテムは?◇
保湿剤には、セラミド、ヒアルロン酸、加水分解コラーゲン、多価アルコール(グリセリン)、多糖類(ラクトース)などの成分が入った化粧水やクリームがおすすめです。一方、オイルは角質をしなやかに保つものなので、それだけをいくら塗っても保湿にはなりません。

当院で人気の『プロラヴィッシュローション』 銀座ケイスキンクリニック取扱い 200ml ¥6,500(税別)は、美白と保湿に力点をおき、高浸透型ビタミンC誘導体と保湿成分を美容液レベルに凝縮した化粧水です。

また、当院オリジナル『セラミドバリアクリーム』銀座ケイスキンクリニック取扱い 30g ¥5,000(税別)は、天然セラミドが主成分で、水分保持力・抗炎症作用が高く、季節の変わり目のゆらぎやすい肌や、敏感に傾きやすい肌をやさしく守ります。テクスチャーが良いので、幅広い世代に人気です。

◇入浴の仕方も入り方次第で逆効果◇
お湯の温度が42℃以上になると、肌の油分が流出しやすくなります。また、半身浴などで長時間お湯に浸かっていると、皮膚がふやけてセラミドが流れやすくなります。乾燥対策なら、41℃以下のお湯に3~5分の入浴で充分です。保湿系の入浴剤を入れるのもオススメです。

是非、ご一読ください。

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