2019年9月 6日

雑誌『美的』2019年10月号 (8月22日発売 掲載ページP182~183)

特集「美的読者273名の『困った!』に皮膚科ドクターが答えます!この時期の肌疲れ、不調肌、どうしたらいい?正しいケア方法を知っておこう。夏→秋の『肌バテゆらぎ』にご注意を!」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

『美的』の読者組織・美的クラブ273名に行った、初秋の肌についてのアンケート調査で、美容通でもある美的読者の方々は、夏の間きちんと紫外線対策を行っていても、約8割の方が、夏の終わり~秋にかけて肌の調子の悪さや老け感を実感されています。
それは、夏に受けるダメージが、紫外線だけではないからです。室内での冷房による乾燥、そして室内外の温度差も自律神経を乱し、様々な不調をもたらす原因になります。さらに睡眠の質も低下しやすいので、体にストレスがかかります。自律神経が乱れ、血行不良などの影響が現れると、肌に十分な栄養が届きにくくなり、ターンオーバーの乱れから、バリア機能が低下します。そして、結果的に肌がゆらぎやすくなるのです。
さらに、女性は、暑い季節は食欲が落ちて、冷たい飲み物や甘いものでとりあえずカロリーを補うという、偏った食事になりがちです。肌の材料となるタンパク質や鉄分などのミネラル、良質な脂質が不足し、ますます肌の夏バテを加速させてしまうのです。
まずは、夏の室内ではカラダを冷やしすぎないよう、ストールなどで体温調節しましょう。また、バリア機能の鍵を握る、肌の一番表面にある「角層」を整えることが重要です。「角層」には肌の保湿を担う3大要素が存在し、中でも、水分を抱え込み、肌を健やかに美しく保つ「角質細胞間脂質(セラミド)」は必要不可欠です。これらは、約2週で生まれ変わるので、夏の不摂生のツケは、2週間遅れで肌に現れてしまいます。実際に角質細胞間脂質の量や質が低下すると、バリア機能が乱れ、少しの刺激で炎症を起こしやすくなります。ゆらぎ肌=炎症起こした肌です。肌内部でこうした微弱炎症が続くと細胞や組織にダメージを与え、シミやちりめんジワなどの肌の老化につながることがわかってきています。

では、バリア機能を高めるにはどうしたら良いのでしょうか?
バリア物質は、ターンオーバーの過程で自ら作り出していくものです。「スキンケアの三本柱」と呼ばれる洗浄、保湿、紫外線対策が重要です。優しく洗い、十分に潤し、光対策を怠らないというシンプルなケアが必要です。
特に大人の肌には、十分な量の保湿剤を使用することに加え、その潤いをキープできるように、肌の基礎力を育てるアプローチなどが重要です。乾きを感じながらも、ただ漠然とお手入れを続けているだけでは、肌のエイジングが進行していきます。さらに、肌の夏バテを防ぐには、インナーケア、つまり、食事、睡眠、腸内環境(排泄)、ストレスコントロール、運動などの生活習慣の見直しも大切になります。特に日々の食事は、肌の乾燥対策に大きな関わりがあります。

【初秋ゆらぎのスキンケアポイント】
●ポイント1:摩擦は禁物!手のひらで優しくたっぷりと保湿しましょう!
弱ってバリア機能が低下している肌に、摩擦は禁物です。肌の調子が悪いときは、ガサガサとした手触りになりがちですが、それは角層を厚くして守ろうとする自然な働きです。無理に剥がすのではなく、たっぷりと保湿しましょう。
※当院オリジナルの『セラミドバリアクリーム』https://www.ks-skin.com/35a05/ は、天然セラミドが主成分で、水分保持力・抗炎症作用が高く、季節の変わり目のゆらぎやすいお肌や、敏感に傾きやすいお肌をやさしく守ります。角層のバリア機能が整うため、使い続けることで、キメと透明感が高まります。

●ポイント2:調子の悪いときは「常備コスメ」に切り替えましょう!
肌が弱っているときは、あれもこれもと重ねずに、1品で潤いを補うシンプルなケアに切り替えましょう。デリケートなときでも対応できて、あれた肌を鎮める成分入りのものがおすすめです。アイテムも減らす分、たっぷりっと使いましょう。
水分を塗るのは保水であって保湿ではありません。ゆらぎ肌初期には、真の保湿剤(物質そのものが水を抱えられる保湿成分が配合)うをたっぷり塗るのがお勧めです。セラミドやヒアルロン酸、コラーゲン、アミノ酸といった保湿成分を含むモイスチャライザー使ったお手入れは、確かな保湿効果をもたらします。
ただし、肌が荒れている時や、美容治療後で肌が敏感になっている時は、化粧水がしみる可能性もあります。異変を感じたら皮膚科へ行くのがベストですが、セルフケアなら撥水・角層軟化機能に優れたバームやオイル状のアイテムで、刺激が中に入るのを防いでください。肌に浸透せず、表面でピッタリと膜を作って保護してくれます。
こういう時は新しいコスメは試したりせず、シンプル処方で保湿力重視の、安心して使える「お守りコスメ」を普段から用意しておくのがおすすめです。

●ポイント3:体を温めて、深く眠るために、秋の夜長は湯舟でゆったり過ごしましょう!
肌の調子を上げるために一番欠かせないのは、「良質な睡眠をとる」ことです。そのために寝る前に、ぬるめの湯舟に浸かって体を温めましょう。足先まで温まり、額からじんわり汗が出るくらいまで浸かるのが理想です。リラックス効果で自立神経がより整いやすくなるメリットもあります。

9月は、大気の湿度が低下してくるのでさらに乾きやすくなります。夏のダメージがトラブルとなって表面化する時期です。正しいスキンケア、栄養バランスの取れた食事、こまめな運動、質のいい睡眠を心がけて"夏バテ肌" をケアしましょう。

是非、ご一読ください。


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