2019年1月21日

雑誌『Oggi/オッジ』2019年2月号(12月28日発売 掲載ページP170~173)

特集:「5年後、後悔しない"目と目玉ケア"」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

「夕方になると目がかすんでくる...」、「小ジワやくまが気になってきた...」、そんな最近ちょっと気になってきたことを放置していると、そのままになってしまいます!
毎日何時間も使うスマホやPCによる、目へのダメージは深刻です。30代の不調や老化の兆候を見逃さず対応することが重要です。

≪スマホやPC、濃いアイメイク。目を酷使している私たち≫
まだ老眼になる年でもないのに、夕方になると目がかすんだり、PCの画面をみるのがつらくなったり、などありませんか?その原因は近くのものを見続ける習慣にあります。
スマホやパソコンを長時間使用すると、目の中のレンズである水晶体を支える毛様体筋が収縮し続けることで負担がかかり、水晶体のピントを調節する機能がダウンします。すると老眼でなくても目がかすみ、見えづらくなってしまうのです。
また、液晶画面に集中していると、無意識にまばたきの回数が減り、目の表面が乾燥しやすくなります。最近は、コンタクトレンズの長時間の使用、目の際の粘膜を覆うようなアイメイクによって、ますますドライアイが進行しています。
さらに、肌の潤いを奪うほど濃いアイメイクや、それを乱暴に落とす行為は、皮膚が薄い目元の乾燥や、くすみの原因にもなります。
目と目元の皮膚は、取り換えのきかない一生もの不調や老化の兆候を見逃さずに対応することが重要です。今から"いたわりケア"を始めましょう。

≪あなたは大丈夫?目と目玉を老化させる4大NG行動≫
●長時間のスマホやPC
スマホやPCの液晶画面を凝視すると、ドライアイやかすみ目の原因になります。さらに、液晶画面から発せられる「ブルーライト」は、角膜や水晶体を通過して網膜にまで届くため、長時間見続けると、網膜の中心部にダメージを与えてしまう可能性も危惧されています。

●がっつりアイメイク
まぶたの縁には、脂を分泌する"マイボーム腺"があります。濃密なアイラインなどでここがふさがれると、脂の分泌が妨げられドライアイになります。また、アイメイクが目に入ると充血の原因にもなります。

●乱暴なスキンケア
目元の皮膚は薄くて弱いもの。メイクを落とすたびにゴシゴシ擦っていると、エイジングがどんどん進行します。チップで擦るような刺激も同様です。

●コンタクトレンズの乱用
30代はカラーコンタクトレンズの使用者が多いようです。医師の診察がないまま適当に購入して長時間装着したり、つけたまま寝たりするのは、ドライアイや目元のトラブルのもとです。

≪目と目玉を守るために今すぐ取り入れたいこと≫
●アイメイクはリムーバーで落とす
ウォータープルーフのマスカラやアイライナーを使った日は、擦らず落とせる専用のリムーバーを使用しましょう。コットンにたっぷり含ませて、ふやかすように落とすのがコツです。小ジワを防ぐためにはマストです!

●ブルーライト対策をする
ブルーライトは、紫外線に1番近い非常に強いエネルギーを持つ光で、目の角膜や水晶体で吸収されずに、目の奥の網膜まで到達します。
就寝前などに網膜がブルーライトによる強い刺激を受けると、サーカディアンリズム(体内時計)を乱れさせ、自律神経系や内分泌系、免疫系にも悪影響を及ぼします。寝付きが悪い、眠りが浅いといった「睡眠の質を低下」もその一つです。さらに最近、3時間以上ブルーライトを見続けると、空腹感が増すことで肥満を誘発するのという新説も発表されています。ブルーライトの影響を抑えるには、夜はできるだけ暗い環境で過ごし、サーカディアンリズムに沿った生活することが大切です。
とはいえ、パソコンやスマホから離れた暮らしを続けることは難しいため、よく利用されているのが、ブルーライトをカットするフィルムやPCメガネ、ブルーライトを軽減した蛍光灯型LED照明などです。これらをうまく活用しつつ、ブルーライトの受け過ぎを防ぐのが現実的な付き合い方だといえるでしょう。 ただし、就寝1時間前にはスマホやテレビなどを見ないようにしましょう!目の早期老化を防ぎましょう。

●日中アイケアでまぶたを乾かさない
皮膚は乾燥した状態を放置するとバリア機能が乱れて炎症が起こりやすくなったり、小じわができたりします。こまめに保湿をして潤った状態を保つことが大切です。化粧室に立った時の習慣にしましょう。
当院では、天然セラミド配合の「セラミドバリアクリーム」(¥5,400)が、バリア機能を高め、肌をやさしく守るので人気です。化粧水もクリームも顔全体に馴染ませた後、指の腹で目尻や下まぶたのシワの内側まで届くように重ねて馴染ませましょう。潤いの高い柔軟性のある肌は、表情による折りジワがつきにくくなります。
目元の皮膚は0.5mmと他の部位に比べとても薄いうえ、上下のまぶたには皮脂腺がほとんどないため、乾燥しやすいという特徴があります。また、1日に2万回近くまばたきをするため、加齢によりシワやたるみができやすい部分です。20代から小じわや、ちりめんじわが出来始めるので早めのケアが肝心です。
他人が見ても分からないけれど、自分では少しここが気になるという程度の段階でアプローチすると結果が出やすく、少し年齢を巻き戻すことができその後は老化のスピードを緩やかにすることができますそれによって40代以降の肌に大きな差がでるはずです。

日頃のセルフケアはもちろん専門治療を取り入れるのも賢い手段です。
乾燥で萎んだ目周りの皮膚をふっくら潤いのある状態に蘇らせる「エレクトロポレーション」 や、表情ジワを防ぐ「ボトックス注射」、コラーゲン線維を増やす照射「ウルセラ」「スカーレットRF(スカーレットS)」、刻まれてしまったシワやクマには「ヒアルロン酸注入」や「PRP注入」が効果的です。

私ども皮膚科系美容クリニックは、美容医療初心者の方でも試みやすいダウンタイム(日常生活に支障が出てしまう時期)が少ないマイルドな治療が豊富にありますのでお気軽にご相談ください。

是非、ご一読ください。

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雑誌『cookPad plus/クックパッドプラス』2019年2月号 (2018年12月28日発売 掲載ページP104~107)

特集『「洗う・潤す・温める」で、全身の乾燥&冷えを撃退!冬のボディケア、これが正解』に慶田院長の監修記事が掲載されました。

寒くて空気が乾く真冬には、肌にも体にも過酷な季節です。毎日を快適に過ごす日には、正しいボディケアが欠かせません。洗いすぎて大切な潤いまで取りすぎていませんか?

ボディを洗う

Q石けんとボディソープ、どちらが肌にやさしい?
Aアミノ酸or弱酸性のボディソープがおすすめ
市販の一般的な石けんはアルカリ性のものが多く脱脂力が高いので、肌の負担になる可能性が。肌にやさしくて潤いを奪いすぎない、アミノ酸や弱酸性のタイプがおすすめです。
特に肌がデリケートな人や乾燥に悩んでいる人は意識して選びましょう。

Q手で洗うほうがいいですか?
Aベストは手です!
肌の一番外側にある角層は約0.02㎜でラップ1枚分。ナイロンタオルなどでゴシゴシ洗うと、肌のバリア機能が壊れて水分も減少してしまいます。手でやさしく洗いましょう。しっかり泡立ててキメ細かい泡で洗うことも大切です。

Q背中に手が届きません・・・
Aやわらかいタオルで泡を転がしましょう
背中に手が届かない場合は、やわらかいタオルを使って泡を転がしましょう。あくまでタオルは泡を動かすツールとして使って、肌に強く触れないように心がけて。

Q冬でもザラつきがきになって・・・
Aこするほど肌がゴワつきます!保湿をしっかりと
こすると肌は余計に角層が厚くなって硬くなります。やさしく洗って保湿するのが第一。気になる人は下着の素材を見直す、酵素系の洗浄剤で穏やかに洗うなど、こすらない対策をしましょう。

Q肌の乾燥を悪化させるNG事項は?
Aゴシゴシ洗い、熱いお湯、時間をかけること!
肌の潤いを守るためには、やわらかいタオルでもゴシゴシ洗うのはNG。硬いナイロン製で洗うのは厳禁です。泡をずっとのせたままにしておくのも、皮脂を取りすぎてしまうので避けましょう。また、熱いお湯は肌から皮脂を奪ってしまうので、ぬるめのお湯ですすぐようにしましょう。
長時間の入浴にも注意!
ずっとお湯につかっていても、肌を守っている皮脂が抜けやすくなってしまいます。特に42℃以上の熱めのお湯では一度の入浴を5分程度と短めにして、お風呂上がりにはしっかり保湿をこころがけましょう。

ボディを潤す

Qボディの保湿をするタイミングは?
Aお風呂上り"5分以内"が効果的です
入浴後はやわらかいタオルでそっと水分を吸い取り、湿り気がある5分以内を目安に潤い成分が配合された保湿剤をたっぷり塗りましょう。

Q保湿コスメの種類が多すぎて、どれを選べばいいか迷います
A広範囲にはミルクタイプ。狭いor乾燥が気になる部位はクリームタイプが◎。
全身にたっぷり塗り広げたい場合はミルク、特に乾燥が気になる部位には、保湿効果が高いクリームタイプやバームタイプなどがおすすめです。

Q医薬品を使ったほうがいい場合は?
Aかゆみが出たら医薬品を
医薬品は化粧品とは異なり、薬事法で定められてた、治療や予防を目的とした医療用の製品です。医薬品を取り入れてみて、3日ほどたっても症状が治らないようなら必ず皮膚科専門医に相談しましょう。

Q「時間がない!」ときはどこを優先して潤すべき?
Aひざ下、ひじから先、腰まわり!
皮脂が少なく乾きやすいのは、ひざ下やひじから先です。年齢を重ねると腰周りに乾燥を感じる人も増加します。

ボディを温める

Q冷えを解消する入浴方法は?
A40℃前後のお湯に10~20分つかりましょう
温浴効果を高める入浴剤を入れたお湯に10~20分程度つかりましょう。寒いからと熱いお風呂につかるのは交感神経が優位になるのでおすすめできません。

Q時間がないときは、どう温める?
A5分の足湯でもOKです
大きめの洗面器にお湯をはり、洗髪中などに足を5分入れておくだけでも全然違います。お風呂上がりの部屋を温める、靴下をはくなど、アフターケアも大切に。

Q冷えを悪化させるNG習慣は?
A運動不足は大敵です!
筋肉は体が熱を出すために必要。たんぱく質を適切に摂って体を動かし、筋肉量を増やしましょう。また過度な緊張などで交感神経の優位が続くと末端に血液がいかず、冷えの要因に。リラックスを心がけて。

\コレも冷えの原因です/
☑冷たいものを食べる
☑3食きちんと摂らない
☑偏った食生活
☑インナーを着ずに薄着
☑足首や手首を出している
部屋が寒いと加湿器を使っても空気は潤いません。暖房器具で空間をきちんと温めることは体にも肌にも重要。

Q冷え性ですが、効率よく体を温めるには?
A首、おなか、腰を温めましょう
体の中央に位置するおなかや腰、そして首の後ろを温めるのが正解。足が冷える人は足首を冷やさないようして。
心地よい蒸気であたためる温熱シートなどは、寒い季節におすすめです。

正しいボディケアで冬の乾燥や冷えを撃退しましょう。
是非、ご一読ください。

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雑誌『&ROSY』2019年2月号(12月22日発売 掲載ページP103)

特集「美容クリニックでコンプレックス解消!」に当院が紹介されました。

<人から気づかれやすい首のシワ&たるみ>
肌がきれいでも首にシワやたるみがあると、一気に老けた印象になりがちです。そこで、年齢がでやすいパーツケアとして首の集中ケアをご紹介しました。

今回、フリーランスでPRをされている足立優子様に当院の施術を体験いただきました。
◆足立様のお悩み
「スキンケアの流れで保湿やマッサージは行っているものの、遺伝なのか幼いころから首にシワがあり半ば諦めていました。年齢を感じるパーツなので、この機にぜひ改善したい!」

●施術の流れ
1.シワやたるみの要因を診断
カウンセリングの結果、良かれと思い行っていたマッサージが、たるみの要因だと判明...!
頬~首にかけてみられるたるみに近赤外線のタイタンを照射し、ターキーネックと呼ばれる広頚筋のスジ(プラティズマバンド)と首のシワには、ボトックス注射となりました。

2.タイタンでの引き締めから
タイタンは、お肌を55℃~61℃に安全に加熱し、この熱により真皮から皮下組織浅層の劣化・変性したコラーゲン線維やエラスチンが収縮し、即時的に小顔効果があります。
同時に、コラーゲン線維やヒアルロン酸の再成に働きかけます。コラーゲン線維やヒアルロン酸の再成は遅延的な効果ですが、今回施術直後からフェイスラインがシャープになり、首のもたつきもすっきりしました。
近赤外線の照射と冷却を繰り返し行うので、痛みやダウンタイムもなく施術可能です。

3.麻酔後、筋肉にボトックスを
太く発達している広頸筋に。広頸筋の下に引っ張る力が輪郭の崩れとたるみの要因になります。広頸筋にボトックスを注射し、この下に引っ張る筋肉の力を緩めて、引き上げる筋肉が優勢に働くようにすることで、首全体に縦方向へ走るスジっぽさが解消されます。

4.横ジワにはメソボトックス
真皮内に少量ずつ点状にボトックス注射を行うテクニックです。広頚筋では筋肉層に注射をしましたが、メソボトックスは、筋肉よりも浅い層にドット状に細かく注射していきます。この繊細なテクニックによって、筋肉の動きを大きく止めすぎることなく、筋肉の表面繊維だけの働きを弱め、シワを改善します。さらにボトックスには、肌を引き締める効果も。広範囲に浅く打つので、とても自然な仕上がりです。

After
長年刻み続けた横ジワが見事に薄く!
◆足立様の感想
「肌にハリが出て、目立っていた横ジワも確実に薄く!」
「赤みはその日のうちに引き、痛みもほぼなくこの効果は嬉しすぎます」

即時的なタイタインの引き締め効果+施術1週間後にはボトックスの効果も出て、さらにフェイスライン~首がすっきりシャープになりました。本誌に掲載されている施術Before・After写真でも、その効果は一目瞭然!特に長年のコンプレックスだった首のシワが一気に解消され、大変ご満足いただきました。
皆様も、たるんでさがったフェイスライン、首のシワなど、年齢を重ねるごとに抱え込んできた様々なコンプレックスを最新ケアで取り去ってみませんか?

是非、ご一読ください。

関連施術:
タイタンボトックス注射(表情ジワ)ボトックス注射(メソボトックス) 

お悩み別:首元、デコルテ

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2019年(1月〜3月)のメディア掲載情報

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雑誌『美人百花』2019年4月号(3月12日発売 掲載ページP139)

特集「花粉、大気汚染、ブルーライト、紫外線etc春はレディのお肌を脅かす危険がいっぱい!!環境ストレスをはね除ける お天気美容Sprinng」
に慶田院長の監修記事が掲載されました。

乾燥する冬、高温多湿な夏...四季がある日本では、季節ごとに肌環境が激しく変化します。中でも春は、さまざまな環境ストレスが襲ってくる、肌にとっては最も過酷なシーズン!
正しい対策をして、花粉、PM2.5、紫外線などから美肌を守りましょう。
今回、お肌に関しては皮膚科専門医の慶田院長が担当し、お天気に関しては、日本テレビ「news every.」でおなじみ気象予報士の木原実さんと、そらジローが解説しました。

≪2~5月は危険!?春は肌不調の原因だらけ≫
春先は、軽いものから炎症が酷いものまで、肌トラブルが起きやすい季節です。なぜなら、冬の乾燥により肌のバリア機能が低下し "防御の砦"が薄くなっているところに、花粉などの外敵が来襲してくるからです。さらに、気温や日照時間の変動から、自律神経のバランスも崩しやすく、入学・異動など環境の変化がある人には、心理的ストレスも大きいシーズン。これらの要因が重なり、2月~5月は肌も心もとても不安定になりやすい時期です。スキンケアと生活習慣の両面から、肌の防御力を上げましょう。

●花粉 もはや国民病!3人に1人が花粉症
鼻水や目のかゆみだけでなく、肌荒れも招く花粉。しかし肌のバリア機能や免疫力が高ければ、花粉がついてもトラブルは起きません。花粉に負けない力をつけることが大切です。

■「冬からの乾燥で肌のバリア機能が弱まっているところに、花粉が付着して微炎症状態に」
◆花粉症に負けないための4か条◆
1.保湿が大切
肌のバリア機能を高めるには、なんといっても保湿が大切。肌内部の水分を保持する働きのあるヒアルロン酸、セラミド、グリセリン、アミノ酸、多糖類など水分を抱える作用のある成分が入った化粧品でケアを。
2.免疫力を高める
腸内環境を整えると免疫もUPします。食物繊維が豊富な改装や野菜、ヨーグルトなど発酵食品を食べましょう。ヨーグルトは、毎日食べ続けることが大事。便通が整うと、肌の水分量も増えることが分かっています!
3.睡眠をしっかりとる
睡眠中に体は修復されます。睡眠不足だと、修復作業の時間が短くなるため、よい角層がつくれずバリア機能が低下します。最低でも毎日6時間は、質のいい睡眠を確保しましょう。
4.花粉を持ち込まない
"外のものは汚染されてる"と心得て。玄関先で服をブラッシングする、アウターは玄関に吊るす、クローゼットにしまうなら必ず扉を閉めるなどで、家の中に入れない工夫を。

◆注意!!目がどんなに痒くても叩いちゃダメ◆
・クーリングで痒みを和らげて
アレルギー用目薬をさすのがベストですが、目薬がないときは冷やすのがいちばん。保冷剤を薄いハンカチで包み、目に当てましょう。
・目を叩くと網膜を傷つける恐れが
眼球の構造上、叩くと衝撃が目の奥まで伝わります。これが網膜剥離を引き起こし、最悪、失明することも。叩くのは絶対にやめて。

◆花粉から身を守る外出時の対策し◆
☑ヘアはまとめ髪に
髪は、静電気がたまりやすく花粉が付着しやすい場所。ロングヘアの人は、外出時にはなるべくコンパクトにまとめましょう。
☑アイメイクはシンプルに
かゆくて目をこすったとき、化粧品が目に入るとさらにかゆみが増してしまいます。アイメイクはなるべく軽めにしておくのがベター。
☑小鼻の周りはバームで保湿
ヒリヒリしているなら、バームで膜をつくり皮膚を保護して。ただし湿疹が起きている場合は、早めに皮膚科で薬をもらいましょう。
☑ツルンとした素材の洋服を
ダウンコートやレザーなどのツルツルした素材は、花粉が付着しにくいので◎。逆にファーやウールは花粉が付きやすいのでNG!
☑帰宅したらブラシで花粉を落として
家に帰ったらまず、玄関先で服にブラシをかけて花粉を払いましょう。たったこれだけで、室内に持ち込む花粉の量がグーンと減ります!

●大気汚染 毛穴の1/20サイズの微小粒子!
黄砂、自動車の排ガス、ゴミ焼却場や工場から出る煙など、2.5ミクロン以下のものを総称してPM2.5と呼びます。毛穴よりずっと小さく、肌に付着すると炎症などの悪影響が起こる可能性があります。

■「PM2.5は花粉より微粒子で毛穴から入ってしまいます」
PM2.5は毛穴より小さな粒子のため、毛穴に入ったら肺の奥まで届きます。毛穴よりずっと大きな花粉が、大気汚染物質にぶつかると破裂してアレルゲンが飛び出し悪さをします。さらにPM2.5と結びつくと体内に入りやすくなるのです。休日もすっぴんは避け、BBクリームなどで肌に膜を作っておきましょう。

●赤外線&ブルーライト 夜浴びると肥満の原因にも!
ブルーライトも赤外線も太陽光に含まれる光ですが、ブルーライトを夜に浴びると不眠を招き、ホルモンの影響で太りやすくなるといわれています。赤外線は筋肉まで届くので、たるみの原因に。

■「ブルーライトを長時間浴びることで、光老化が進み、肌のくすみ&シワの原因に」
波長の短いブルーライトは、UVAと同様に酸化ストレスとなり、大量に浴びるとシワなどの光老化を招く可能性があります。また、網膜にダメージを与え、失明の原因になったり、夜見ることで体内時計を狂わせ、肥満や鬱を招きます。PCにブルーライトカットフィルムを貼ったり、ブルーライト軽減アプリを活用して防いで。ブルーライトをカットするコスメもでているので、活用しましょう。

●肌老化の原因は8割が太陽光!
紫外線には、たるみやシワの原因UV-A、日焼けや炎症の原因UV-Bがあります。UV-Bは3月ごろからグンと増えますが、UV-Aは季節変動が少ないのでUVケアは1年中大切。

■「無防備に光を浴びて、遺伝子に修復できないほどの傷がつくと、元に戻すのは不可能です」
肌の老化は、加齢によるものが2割、あとは太陽光が原因といわれています。春はピークの6月頃より紫外線の量は少ないものの、花粉症で肌が炎症を起こしていると、UVダメージによる色素沈着が起きやすいので、日焼け止めは必ず塗りましょう。また、太陽を浴びる前に、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールなど抗酸化作用のある栄養素を体内に入れておくのも有効です。

POINT!外でお花見をするなら抗酸化力の高い枝豆とトマトをおつまみに
枝豆に含まれるビタミンB群が、バリア機能を整える効果も。トマトのリコピンにはビタミンEの100倍以上の抗酸化作用や美白効果が。

◆注意!◆
SPFは1/5かけた数字が真実と考えて!!
ベースアイテムのミルフィール塗りで総合SPF値を上げましょう
化粧品に表示されているSPF値は、大量に塗った状態で測定したもの。肌に伸ばすと1/5にまでダウンします。重ね塗りすればSPF値は積み重なるので、合計15以上を目指して塗って。

◆注意!◆
朝は光の吸収をしやすいソラレンは避け抗酸化力の高い食品を
ソラレンを朝に摂ると、シミの原因に。グレープフルーツなどの柑橘類、セロリやパセリなどのセリ科の野菜はソラレンが多いのでNGです。逆に朝食にオススメなのが、ビタミンAが多いパプリカ、ポリフェノールたっぷりのベリー類、ビタミンEが豊富なナッツなど。

春は紫外線が強くなるだけでなく、花粉により肌が敏感になる季節です。また、PM2.5などの大気汚染物質は1年を通して飛散していますが、特に中国で雪が解けると地表の砂が舞い上がり、黄砂が日本まで飛んできます。これらの大気汚染物質は花粉より粒子が小さく、体内にまで入り込むものもあるので、化粧品や衣類などで肌をガードしたり、できるだけ室内に持ち込まない工夫が必要です。春の新生活や、スマホ・PCなどのブルーライトなども、知らず知らずのうちに肌へのストレスになるので、環境ストレス別に正しい対策をして、美肌をキープしましょう。

体の中から光老化を防ぐ『ヘリオケア』

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雑誌『美的GRAND』2019年vol.3(3月12日発売 掲載ページP128)

特集「病院へ行こう!過剰な『メラニン一掃美容医療』最前線」に当院で『ピコレーザー治療(ピコウェイ)』をお受けになったグラン世代ライターのT様の治療体験記が掲載されました。

シミ・肝斑・くすみ・色ムラなどの、メラニン悩みを解消すれば見た目が5歳は若返ります。
老けオーラを醸しだす2代要因は「肌質感の劣化」と「顔の型くずれ」ですが、肌質の衰えを印象づける最たる要因は、シミに代表される色ムラです。美白コスメは確かに効果が期待できるものの、結果が出るまでの時間がかかるのが難点です。これから先、色ムラが加速的に増えていくグラン世代は、短期決戦の美容医療こそ、検討したい時期にきています。

まずは鏡でチェックしましょう。シミらしきものがもやもやと、複数存在しているかと思います。さらに、見えるシミの下には何倍ものシミ予備軍が待機しています。化粧品が届かない深い部分までメラニンがある部位もあります。シミ治療では、メラニンの居場所を問わず、狙い打ちして粉砕、代謝させることが可能です。ただし、見えるシミはひとつでもメラニンの居場所はさまざまなため、一度の治療で消えるシミは少なく、複数回を要することがほとんどです。医療の力を借りたとしても、美白は一日にして成らず!でも続ければ確実に、平均マイナス5歳は見た目年齢を若返らせることができます。

本誌では、当院で『ピコレーザー治療(ピコウェイ)』をお受けになったグラン世代ライターのT様の治療体験記が掲載されています。

◆50代のT様の肌悩み◆シミ・そばかす・くすみ
元々肌色自体は明るい方ですが、目の下~頬にかけて細かいシミやそばかすが散在し、色ムラが目立つことで全体的に少しくすんで見えます。ご本人は右頬の大きめのシミを気にされていました。また、ご年齢からもたるみが気になり始める頃。乾燥にも傾きやすい肌で、ややお肌全体が元気のない印象でした。

➡今回は、‟肌全体の若返りを図る"ピコレーザーのフルコースを体験していただきました。


◎消したい標的に合わせて、照射の威力を的確に操る!
数あるレーザー機器の中で「世界最高の切れ味」と評価される『ピコウェイ』をフル活用します。右側の大きめの濃いシミはポイントで狙う『ピコスポット照射』、細かいシミにもアプローチして、低出力の複数照射で表面的な色調を均一に明るく整える『ピコトーニング照射』、さらに、点状照射で肌再生を促し、肌全体のハリを高める『ピコフラクショナル照射』といった3つのモードを組み合わせ、個々の肌状態と予算に合わせた治療方針を提案いたします。シミ除去だけでなく、肌質から改善できるもの魅力的です。

施術から10日後に、経過の診察でご来院いただきましたが、肌全体のトーンが明るくなりました。1回の照射ですが、散在していたシミやそばかすが薄くなり数も減っていますした。T様自身も、いつものファンデーションが暗くて合わなくなるほど明るくなったとおっしゃっていました。

【アフターケア】
ご自宅では、治療効果を高める美白内服と美白剤の外用も併用いただき、毎日の日焼け止めも必須です。
●「ナノメッドHQエッセンス」15ml ¥5,000 
メラノサイトの活性化を防ぐ「ハイドロキノン(1%)」と表皮のターンオーバーを促進する「ナノキューブ」を配合した美白クリームです。浸透率が高いので低濃度・低刺激でありながら強力な美白効果が得られます。刺激性皮膚炎を生じにくいので、敏感肌でも安心です。ハイドロキノンには市販の美白化粧品では得られない高い美白効果があり、医療機関での処方が義務付けられています。レーザー・フォトフェイシャル照射との併用が効果的です。

●「ルミキシルクリーム」30ml ¥10,000
ハイドロキノンと同様の作用機序でメラニン合成経路をブロックし、高い美白効果が得られます。クリニック専売品ながら、テクスチャーも一般のコスメと遜色ありません。
また、刺激性アレルギー反応を誘発しないことが確認されているので、安心して朝・夕ご使用いただけます。肝斑・日光性色素斑・ソバカス・炎症後色素沈着などに対してレーザー照射やフォトフェイシャル照射治療の前後に外用することで、効果を高め、副反応のリスクを低下させます。

●「トレチノインナノエッグ(レチノイン酸クリーム)」5g ¥4,000 
メラニンの排出を促進します。ナノカプセル化されたレチノイン酸で、従来品で問題になっていた、赤み・ひりつき・皮むけなどの炎症反応が大幅に軽減されて使いやすくなりました。

●美白内服薬
シミ全般に効果のあるビタミンC、肝斑の特効薬であるトラネキサム酸、ビタミンCとの併用で相乗効果のあるビタミンE、ハイチオールの4種類を、療効果を高める内服として処方しています。

【価格】全て、税抜き表示です。

・『ピコトーニング照射』×『ピコフラクショナル照射』(BENEV導入込)
顔全体:初回トライアル¥52,000、通常1回¥64,000
両頬のみ:通常1¥48,000
首前面:通常¥42,000

・『ピコスポット照射』
シミ・そばかす・ほくろ
(1ショットあたりの料金です※ほくろは、3mm未満のものに限ります。)
1~50ショットまで:¥2,000
51ショット~100ショットまでの追加料金:¥1,500
101ショット目以降の追加料金:¥800

※『ピコスポット照射』は、肌質改善治療のオプションメニューになります。
①ピコトーニング照射②ピコトーニング照射&ピコフラクショナル照射③フォトフェイシャルM22④ジェントルレーズプロのいずれかを当院で1回以上(4か月以内)受けていただいた方にご案内しています。
ただし、同日にスポット照射を50ショット以上まとめて行う場合は、単体治療もOKです。
光治療で取りきれないシミ、薄いシミを気にされている方に、是非受けていただきたい治療です。

「シミ」や「くすみ」を消し去り、均一な肌色に整えるレーザー治療などの美容医療を、定期的に取り入れていくと、老化を遅らせることができるので、5年後、10年後に差がつきますが、「シミ」は種類によって治療法が異なる為、まずは医師による適切な診断が重要です。

診察の際には、治療効果を高めるスキンケアやインナーケアなど、トータルでサポートさせていただきます。お悩みの方は、是非お気軽にご相談にお越しくださいね。
グラン世代の肌悩みは「シミ」を筆頭に、「シワ」「たるみ」「毛穴」など複合的です
当院が採用する『PicoWay/ピコウェイ』には、3つの照射モードがあるので、様々な肌トラブルに対応し肌全体の若返りを目指せます。シミ・そばかす・肝斑治療はもちろんのこと、毛穴・小ジワなど肌の質感も改善して肌全体のコンディションを引き上げます。

ピコレーザー

是非、ご一読ください。

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雑誌『MyAge/マイエイジ』2019年春号Vol.17(3月6日発売) 

今回、2つの特集で、慶田院長が自身の体験を紹介しています。

特集その1「素敵女医の目の不調解解消法」(掲載ページP76~77)
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MyAge世代で、若々しくイキイキと輝いている女性医師が、ずっと美しく健康で過ごす秘訣を伝授するシリーズ企画。今回のテーマは「目の不調と病気」。様々な目のトラブルが出てくる世代だけに、アンケートに回答した女性医師のうち、85%の人が何らかの不調を抱えているという結果になりました。
1位は圧倒的多数で老眼で、トラブルの60%を占める結果に。続いてドライアイや眼精疲労などがありました。
慶田院長は、老眼対策のケアについて解説しています。

≪老眼対策・ケア編≫
抗酸化力の高いサプリでパソコン作業の疲れを軽減
「現在は、近視、ドライアイ、軽度の飛蚊症、夜になるとメールの小さな文字が見づらいなどの症状があります。なかでも飛蚊症は、これといった対策がないと言われたので、定期的に目を休める、目の疲れを取る、点眼薬をさすといったケアをしています。」
サプリメントとしては、飲む日焼け止めとして知られているヘリオケアを、朝・昼1カプセルずつ摂取。
「ヘリオケアには抗酸化力の高い成分が配合されているため、目で生じる活性酸素の除去、および抗酸化ストレスを軽減する効果が期待できます。これを飲み始めてから、パソコン作業をしても目が疲れにくくなりました。また1年前に、自費診療で下涙点にヒアルロン酸を注入する処置を受けました。4~5ヵ月調子が良かったので、また受けたいです。リーディンググラスは、まだ必要がないので作っていません。時期が来たら、眼科を受診してから作ろうと思っています。眼精疲労には、目もまわりのツボ押しを仕事の合間に鏡を見ながら押しています」

関連施術ヘリオケア(飲む日焼け止め)


特集その2『更年期「5つの不調」の最新処方箋』(掲載ページP90~91)
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「5つの不調」のなかで、慶田院長は更年期ならではの膣ケアに関するお悩みを解説しています。

≪膣の不快な症状、どうする?女医に聞く、最先端の「膣ケア」とは?≫
●超音波を照射する治療で、緩んだ膣を引き締める
慶田院長は38歳の時に二人目の子を出産、膣専用超音波治療器「ヴィーナスハイフ(ウルトラベラ)」で、膣の緩みを改善した経験を持っています。
「27歳で長女を産んだときには特に問題がなかったのですが、次女のときは骨盤底筋の緩みがひどく、尿もれに悩まされました。生まれたときに3380gと大きかったにもありますが、時間がかかったため、膣へのダメージが大きかったんですね。特に出産直後は水道の蛇口が壊れたようになって、入院先のトイレでせせらぎの音が流れた瞬間、反射的に出てしますような状態でした。お風呂に入ったあと、脱衣所でタラタラと水がもれるというのも初めてのことで、衝撃を受けました」

その後、1カ月程度で尿もれは治ったものの膣の緩みが気になり、さまざまな機器を試したところ、なかでも効果が高かったのが「ヴィーナスハイフ」
「直径3㎝ほどのプローブを膣に入れ、超音波のエネルギーで膣壁を焼き縮めるというものですが、施術2週間後に指を入れると、粘膜がギュッと指を締めつけられているのがよくわかるのです。クリニックに導入し、産後の尿もれに悩んでいた医師やスタッフにも試してもらいましたが、1回の施術で症状が改善し、トイレのことを気にせずに過ごせたと喜んでもらえました」

ただし大切なのは、マシンの引き締め効果だけに頼らず、日頃から骨盤底筋トレーニングで筋肉の衰えを防ぐこと
「そして何よりも、肌のお手入れをするのと同じように、まずは膣を鏡で見て、指を入れて、自分の体の状態を把握しておくこと。乾燥が気になる場合は、ワセリンや粘膜に優しいオイルでケアするのもいいと思います」

是非、ご一読ください。

関連施術 ヴィーナスハイフ(V-HIFU)

雑誌『リンネル』2019年5月号(3月20日発売 掲載ページP114~117)

特集「お悩み春肌の処方箋」
に慶田院長の監修記事が掲載されました。

季節の変わり目、特に冬の乾燥ダメージでバリア機能が衰えがちなシーズン。ゆらぎ・花粉&大気汚染・毛穴&皮脂バランス...やさしいケアで、肌を回復させましょう。

≪バリア機能を回復させるには、保湿とやさしく落とすケアを≫
冬の間に肌の水分量が減り、その乾燥によってバリア機能が低下します。春になって、花粉や黄砂など肌に良くないものが空気中に増えてくると、アレルギー反応を起こしたり、ざらつきが出てきたりします。これが春のゆらぎ肌です。
バリア機能を整えるためには、やっぱり保湿が第一。そして、肌のターンオーバーを整えることですが、その場合、肌の洗いすぎは禁物。やさしい成分のものでしっかり汚れを落とすことが大切です。
また、花粉やPM2.5など外部の刺激から肌を守るためには、下地やファンデーション塗るだけでも有効です。大気汚染は肌を酸化させるストレスにもなるので、部屋の中でも空気清浄機をかけ続けるなど、対策をとりましょう。

Advice1
●腸内環境が良ければうるおいもアップ
便秘の人は、アレルギーや肌荒れを起こしやすいだけでなく、角質の水分も不足しがちだというデータが。乳酸菌や食物繊維を欠かさずとって、腸内環境整えましょう。サプリメントでもOK。
Advice2
●家に帰ったらまず洗顔を!
花粉や大気汚染物質は、肌に長時間つけたままにしないことが大切。家に着いたら、真っ先に洗顔を。同時に目をすすいだり、お風呂に入ると、全身についた花粉やPM2.5がとれてなおよいでしょう。
Advice3
●春のニキビは保湿も肝心
春のニキビや肌荒れは、冬の乾燥で角質が乱れて毛穴が詰まりを起こし、そこに皮脂が詰まっていることが考えられます。まずはしっかり保湿をしてから、角質ケアなどをすることが大切です。

お肌が敏感なときは、しっかり落として潤いをキープするクレンジング&洗顔、バリア機能を回復させる十分な保湿が大切です。おでかけ前には、大気汚染物質や花粉をブロックするため化粧下地などで肌を守りましょう。最近では、バリア機能をそなえた専用のクリームやスプレーなどもあるので活用すると良いでしょう。
本誌では、市販で購入できる春の敏感は肌ケアに最適なアイテムが多数紹介されています。

是非、ご一読ください。


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WEB『A-Beauty』(2月5・12日更新)

40代からの美容と健康に関する「知りたい」を叶えるウェブサイト『A-Beauty』の「ビューティーメソッド」に、当院で『ピコレーザー治療(ピコウェイ)』をお受けになったエディターY様の施術体験記が掲載されました。

あっという間に美白に!最新レーザー初体験記

2月5日配信
【そもそも美白レーザーって?】
「色が白いは七難隠す」と昔から言われるように色白肌は肌を美しく、美人印象を作るための必須項目となります。

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◎そもそも美白レーザーって?
美容皮膚科のビギナーさんに向けて、まず美白レーザーに対する基本的な知識のおさらいです。そもそも美白レーザーとは、レーザーを肌に直接照射することで、メラニンを破壊し、肌を白くするというものです。またレーザーによる衝撃波や熱でコラーゲンが活性化され、キメが改善される効果もあります。美容レーザー機器には多種あり、レーザーのスペックによってその効果やダウンタイム、金額に差が出てきます。

◎世界最高レベルのマシン『ピコレーザー』
2019年1月の現時点で、世界最高レベルを称するピコレーザー(ピコセカンドレーザー)です。このマシンのこれまでとの大きな違いは何といっても照射時間が短縮されたことです。従来の一般的なQスイッチレーザーの照射時間は10億分の1秒(ナノ秒)単位であるのに対し、ピコレーザーは1兆分の1秒(ピコ秒)単位に超短縮されました。この短い照射時間のおかげで、熱はほとんど発生せず、衝撃波の勢いでメラニンはパウダー状に一気に粉砕されます。熱の影響を受けないので、照射後の赤みや黒ずみが最小限に抑えられます。従来、日本人は色素沈着を起こしやすいので、レーザーによるシミ取りの後、やけど反応として平均半年~長い人だと10カ月程度の黒くなる時期、いわゆるダウンタイムがありましたが、最新のピコレーザーによりこのダウンタイムが3~4か月程度に短縮し、黒ずみの程度も圧倒的に軽くなりました。

◎『ピコレーザー』でできること・金額は?
銀座ケイスキンクリニックには、ピコレーザーの中でも、最高機種と名高い、シネロンキャンデラ社の『ピコウェイPicoWay』が導入され、大きく分けて3つの照射モードに応じた施術を行っています。

①ピコスポット照射
対象:シミ取り・ほくろ除去
日光性色素斑(シミ)・そばかす・ほくろ・あざ(遅発性両側性太田母斑:ADM)
皮膚を削らず波長532nmのレーザーを気になる部分にのみ照射し、5日間ほど膜状の薄いかさぶたになりますが、テープ保護は不要で軟膏を塗るだけの簡単なアフターケアが魅力です。
金額:1ショットの料金:1~50ショットまで2000円、51~100ショットまで1500円、101ショット以降800円
(※50ショット未満の場合はオプションとなりますので、同日のピコトーニングかピコフラクショナル、肌質改善治療などの全体照射の治療が必要)
(全て、税抜き表示です。)

②ピコトーニング照射
対象:美白・ブライトニング・肝斑
波長1064nmのレーザーを顔全体に低出力で複数回照射し、メラニン色素を少しずつ分解・排出することで、肌のくすみや色むらなど全体のトーンを明るくして美肌に導きます。繰り返すことで、コラーゲンの生成を活性化するので、毛穴を引き締め、目元のクマを目立たなくし、肌にハリをもたらします。施術後はトラネキサム酸のイオン導入がサービスされるので、炎症をおさめ肝斑の改善効果も高まります。
金額:
顔全体初回トライアル 36,000円、1回 45,000円、3回 12,9000円、6回 24,3000円
顔全体(額除く)1回 40,000円、3回 114,000円、6回 216,000円
両頬のみ初回トライアル 28,000円、1回 34,000円、3回 97,000円、6回 184,000円
(全て、税抜き表示です。)

③ピコフラクショナル照射
対象:美白・ハリ・キメ・毛穴・ニキビ痕・小じわ
ピコトーニングの全顔照射後に、フラクショナル用のハンドピースを使ってピコレーザーを高出力で点状に照射します。皮膚表面にダメージを与えずに局部的にメラニンを破壊し、肌の内部に点状の空洞を形成します。これにより周囲の組織が刺激され、新しいコラーゲンとエラスチンの生成が促され肌を強力に再生します。1回の照射で、1か月後にはピンとハリがアップ。施術後は軽いヒリヒリ感と赤みが数時間出ますが、直後からメイクも可能なのですぐに日常生活に戻ることが可能です。
金額:
顔全体初回トライアル 52,000円、1回 64,000円、3回 18,3000円、6回 34,6000円
顔全体(額除く)1回 58,000円、3回 166,000円、6回 31,4000円
両頬のみ1回 48,000円、3回 137,000円、6回 260,000円
(全て、税抜き表示です。)

◎いざ、レーザーにトライ!
美容医療初体験で、びくびくと緊張気味のエディターY様でしたが、「清潔で明るいクリニックは高級サロンのようで、個室の洗面台やメイクルームなども完備された居心地の良い空間で、看護師さんもドクターも和気藹々としたムードで緊張がほぐれましたと。」仰っていただきました。
※42歳のエディターY様。元々のお肌色自体は明るく、キメ細かいお肌の持ち主ですが、お話を伺うと「UVケアをほとんどしていない!」という事実が判明しました。
美容治療はもちろん、美白などのセルフケアもしていないため、お顔全体に細かいシミ・そばかすが散在し、色ムラやくすみが目立つ状態です。左頬には、はっきりとした大きめのシミもあります。また、ご年齢からも、たるみが気になり始める頃で、乾燥に傾きやすい肌で、紫外線の影響を受けていることもあり、ややお肌全体がしぼみぎみです。目尻や口元には細かいちりめんジワが刻まれ、ご本人も気にしていらっしゃいました。


2月12日配信
【どっちがおトク?シミやくすみを短期間で消す美容レーザー初体験記】
ビフォーアフターとその後...

42歳、スキンケア偏差値低めの担当エディターが、初めての美容レーザーにトライ!『ピコウェイ(ピコレーザー)』は、肌のブライトニングからシミ取り、さらに毛穴や小じわまで改善する技術を持った最先端レーザーです。美容医療初心者のエディターY様の体験を率直にお伝えします。

◎まずはカウンセリング。肌の診断結果はいかに!?
同意書のサインが終わったら、メイクをしっかり落とし、早速カウンセリングスタート!42歳のエディターY様、自称肌は薄く敏感肌のアトピー持ちのため、目尻に刻まれたシワは年齢にしてはやや多め、ほうれい線しっかり、ピーリング系の化粧品などの使用歴はありません。慢性的な睡眠不足とストレス多め、UVケアはほぼゼロという美容編集者にあるまじき低スペック状態です。先生にしっかりと診断していただくと、そばかす、肝斑、日光性色素斑色素(シミ)とくすみが混ざっていることが判明しました。顔全体の美白に加え、頬の左側に鎮座する大きめのシミをこの機会に排除することになりました。『ピコウェイ』のパワーを余さず体感するべく「ピコトーニング照射」「ピコスポット照射」そして「ピコフラクショナル照射」のピコレーザーフルコースをご案内します。

◎まずはピコトーニング
最初にBeforeの写真撮影を済ませ、顔の産毛を剃毛します。「ピコトーニング照射」は痛みのない照射ですが、「ピコフラクショナル照射」は少しチクチクするので、麻酔を塗布して15~20分程度待つと顔全体がなんとなくしびれる感じになります。アイゴーグルで目を保護したら、いよいよ「ピコトーニング照射」開始です。
電子音とともに、顔全体に鍼治療程度の細さの針を刺されるような刺激。軽い痛みや、目の周りの施術時に閉じた目の中で光を感じる時もありました。とはいえ肌に刺激は感じる程度で痛いという感覚まではいかなかったです。ドキドキしましたが、約2〜3分でなんだかあっけなく終了です。

◎すでになんとなく明るくなっている!
「ご確認ください」と手鏡を手渡され、半信半疑で顔を確認、なんとなく全体がふんわりとトーンアップしたように感じます。メラニンが一気に目に見えない微粒子に粉砕されたとのことで、全体的に明るくなっています。そばかすなども薄くなったように感じます。さらに額の黄色いくすみが抑えられ、しわがうっすらと見えなくなっています。頬のところどころに浮き出た肝斑もそれぞれ薄くなっています。鼻の下の色むらがすっきりしました。たったの数分の出来事です。

◎次にシミ取り&エイジング照射
トーニング後の写真撮影を済ませたら次は、「ピコスポット照射」「ピコフラクショナル照射」でシミ取り&エイジングケアです。シミサイズに合わせて今回は4ショット「ピコスポット照射」を行いました。麻酔の効果もあり、特に痛みや熱さを感じることなくパチパチとあっけなく終了しました。
続いて、「ピコフラクショナル照射」です。こちらはトーニングよりも強くレーザー刺激を感じましたが、奥がチクチクするようなイメージです。照射は5分程度で終了です。私の肌は自分で思っていたよりも赤みが出にくい方とのことで、毛穴の引き締め効果が高い、強め設定で照射しました。後半になるにつれ、徐々に顔面のチクチク刺激が痛みに...さらに肌の表面が熱く感じられる...と思い始めたころに終了です。すぐに顔全体を冷やしてもらい、ひと安心するところ5分、施術後に成長因子・ペプチド・アミノ酸・ビタミン・ヒアルロン酸などの有効成分を配合された美容液を塗布していただき終了です。

◎その後の肌の状態は...?
・施術直後は?
施術後は顔が赤らみ「真夏のビーチでかなり日焼けした後」のようなイメージです。顔は赤く熱く火照った感じです。その後打ち合わせがあったのでその上から軽くメイクを施し、さらりと登場しましたが、顔がややむくんでいると指摘されました。「ピコフラクショナル照射」は血管の弱い人が目周りなど小さな点状出血が見られることもあるようですが、私には特にみられず、メイクで隠せる程度の赤みだったのが助かりました。

・翌日・翌々日の肌の状態は?
施術の翌々日までは朝の表面の乾燥が気になりました。ツッパリ感がいつもありましたが、見た目上、特に乾燥しているというわけではなさそうです。敏感肌用のスキンケアを施したところ、日中に乾燥や粉吹きなどは見つからずむしろツヤ感を感じるほどでした。つまり、乾燥ではなく、レーザー刺激で肌の再生が始まりツッパリ感が出ていたのでしょう。いつも使っていた下地は、以前はかなり白浮きが気になっていましたが、施術後に色が馴染んでいることからトーニングの美白効力を実感しました。さらにファンデーションは、もともと薄付け派ではありますが、すでにコンシーラーをなじませる程度で良いと感じるほどになり、トーニングの威力を実感しました。
「ピコフラクショナル照射」によってハリが出るのは2週間後、1か月後です。ピコ照射時の衝撃波をきっかけにコラーゲンが再生されるので、コラーゲン密度が高まることで、艶々と輝く美肌になるのです!

・翌日から早速家で経過観察してみました!
朝起きて顔を洗ってすぐあと、ほぼ同じ時間同じ条件で1週間自撮りしてみました!!
<1日目>
つっぱり感をかんじていましたが特に乾燥の兆しはなし、少し表面に赤みが感じらます。スポット照射したシミ箇所はかなり黒ずんでいます!
<2日目>
ところどころ弱い部分にうっすらと赤みが出ていますが、全体的にトーンアップ実感あり。シミの黒ずみは変わらず。
<3日目>
赤みはおちつき、明るくなった肌に満足しています。シミの黒ずみは変わらず鎮座。
<4日目>
正面の高い部分のトーンの明るさがすごいんです。シミは心なしかふっくらしてきた気が?
<5日目>
トーンアップすることで、毛穴や肝斑など地肌の色の差があらわになったかも。シミ部分は相変わらずそっけないです。

・シミはどうなった?
照射後のシミは以前より色が黒ずみます。数日後に皮がポロリと剥けるまで、専用のクリームをしっかり塗ります。こすったりしてはダメです。かゆくなってもひっかかない様に我慢です。
<6日目>
朝、洗顔中に剥けるようにはらりとシミが取れました!あらわになった箇所は無防備なピンク色がその無邪気さを物語っています。
<7日目>
すっかり落ち着きを取り戻した肌は、白さのおかげで若さを取り戻したようです。シミちゃんはまだまだベイビーなのでこれからじっくりと手なずけていきます。

◎ハリ・キメ・毛穴・シミ取り施術、一週間後ビフォーアフター!
「ピコフラクショナル」「ピコスポット」を照射してから1週間、その後の経過を撮影していただきました。

◎「ピコフラクショナル照射」(ハリ・キメ・毛穴・小じわ改善)結果は!?
プロ仕様のマシーンをつかって撮影しましたが、明らかに明るくなりました。全体的のトーンが上がり、ほうれい線やおでこのシワも薄くなっているのがわかりました。

◎「ピコスポット照射」によるシミ取りの結果は!?
シミは完全にとれています。スポット照射の後、シミはこげ茶色の薄いかさぶたになりましたが、6日目にするりと剥けるように取れました。そのあとはややピンクの肌が浮き彫りになります。しっかりと処方されたクリームを重ね付けして、朝晩の服用薬と日焼け止めが欠かせない毎日です。シミもそうですが、肌全体に艶が生まれくすみムラがかなり軽減されているのがみられます。頬全体にハリが出たので、ほうれい線まですでに浅くなっています。

◎シミが取れたらそのあとのケアが重要
シミ取り後、メラニンを作りにくくするナノメッドHQクリーム(ハイドロキノン) と、できてしまったメラニンを排泄するトレチノインナノエッグ(レチノイン酸)の2系統の塗布が絶対に必須となります。(銀座ケイスキンクリニックでは大学病院の研究機関で開発されたかぶれにくく安全性の高い『ナノメッドHQ』を使用)。同時に、ビタミンンC・E、トラネキサム酸、ハイチオールなどの服用薬とともに、日焼け止め外用を欠かさないことを守ることがピコスポット照射の大前提となります。


◎あれから1か月後...肌の状態は?
お正月を挟んだためか、あごやおでこなどに1つずつニキビが発生した時期がありました。またシミのケアのクリームのおかげで皮がむけたような状態になることも。慣れるまで少し時間がかかりましたが、通常のオイル&化粧水での保水と乳液・クリームをしっかり塗ることで乾燥は改善しました。本来の肌が戻ってくると、ムチムチとハリのある素肌から内側でコラーゲンが作られているのを実感し、またトーニングの効果も継続中です。自分の肌の白さやハリ感は鏡をみるたびに納得しています。久しぶりに会う友人や家族などから、なんかスッキリ見えるといわれますし、自分でもつい鏡を見る時間が増えてしまいました。乾燥肌なのでいつも誰よりもシワシワだった自分の肌にハリ感が満ち、さらにシミもとれたことで以前よりも確実に若々しくなりました。たかがシミひとつですが、こんなに人の印象を変えるものだなとあらためて気づかされました。

◎結論。どっちがお得?
今回、最速かつ確実に効果を実感できた美容レーザー!体験するまでは、人前に出る仕事でもないし、お金がかかりそうとか難癖つけて見向きもしませんでしたが、確固たる実績と安全性を体感した今、年に2回くらいはメンテナンスとして...いや...高価な化粧品に多く頼るよりもピコレーザーを照射した方がおトクで、時短、気分が良い...などと行く理由しか考えられないほどすっかり虜になってしまいました。

実際の回数は個人差もあり、お財布と相談ではありますが、施術後のダウンタイムの短さはもちろん、自分のコラーゲンで肌のハリを感じることができるという自己治癒力を促進するメカニズム、そしてその効果に心酔しています。何より、ふとしたときに鏡に映った肌を見て気持ちが上向きになるなんて、久しくなかったことで、ハッピーの連鎖を呼び起こしてくれるってとても素敵なことだなと実感しています。


さらに、ピコレーザー以外にも、『ジェントルレーズプロ』『フォトフェイシャルM22』 『ジェネシス』 など、シミ・肝斑・くすみを改善する美白メニューが複数あります。シミは種類によって治療法が異なる為、まずは医師による適切な診断が重要です。
診察の際には、治療効果を高めるスキンケアやインナーケアなど、トータルでサポートさせていただきます。お悩みの方は、是非お気軽にご相談にお越しくださいね

是非、ご一読ください。

WEB『OTEKOMACHI/読売新聞』(2019年3月6日 配信)

特集「耳の後ろ側、何で洗うのが正解?」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

読売新聞の掲示板サイト"発言小町"には、ふだんの生活ではあまり意識しないテーマが投稿されることがあります。『耳の裏どうしてますか?』という投稿もその一つです。トピ主の「こま」さんは、『うっかりすると、洗い忘れています』と言いながらも、素朴な疑問として、「シャンプー」、「ボディーソープ」、「洗顔フォーム」、「お湯のみ」、「洗わない」の五つの選択肢を示して、お手入れの仕方について皆さんの意見を聞きました。どんなお手入れが正解なのでしょうか。

●五つの選択肢の中で、最悪なのは『洗わない』ことです!
頭頂部や後頭部などの頭皮と耳の裏側は、体の中でも皮脂の分泌が多い部分です。性別や肌のタイプで違いがありますが、洗わないでいると、皮脂はたまります。嫌な"ミドル脂臭"の原因になります。

●加齢臭より問題な"ミドル脂臭"
男女を問わず、中高年の"加齢臭"はよく話題に上りますが、"ミドル脂臭"は30代から40代くらいの男性に多いニオイで、加齢臭よりも不快度が高いことで知られるようになってきました。男性化粧品メーカーのマンダムが、2013年にニオイの原因物質が「ジアセチル」という成分であることを突き止め、研究結果として発表しています。

加齢臭の原因物質『ノネナール』は"枯れ草のようなニオイ"、これに対してミドル脂臭の原因物質『ジアセチル』のほうは"古いアブラのニオイ"です。とくに女性から嫌がられるニオイなのに、自分では気づかないという男性が多いのがやっかいです。

●皮脂分泌が活発な男性は要注意
遺伝的に男性のほうが、頭皮などの皮脂の分泌が活発な人が多く、汗と皮脂があいまってニオイケアが必要になるこれからの季節には、対策が必要となります。汗をかく季節は、必ず1日1回はシャンプーをしましょう。後頭部や耳の裏に近いところは洗い残す確率が高い部分ですが、シャンプーをしてよくすすいだ後で、耳の裏や耳たぶにある皮脂は別に洗う必要があります。

では、何を使ったらよいのでしょうか?
●洗顔フォームが良い理由
シャンプーは脱脂力の高い界面活性剤が配合されているものが多いので、避けたほうがよいでしょう。ボディーソープやせっけんは刺激の少ないタイプが出ているので一概に悪いわけではありませんが、この五つの選択肢の中では、洗顔フォームが洗浄力と保湿力の両方を満たしていることが多いという点で、おすすめです。
洗い方も重要です。洗う際は、しっかりと泡立てて、汚れを包み込むようにやさしく洗ってください。物理的にゴシゴシこすってしまうと、肌のトラブルにつながります。

●十分に泡立てて、やさしく洗う
入浴したら、シャンプーやリンスをしたあとで、体を洗い、そのあとで、洗顔と一緒に耳の裏と耳たぶ、耳の穴の入り口などの耳介部分を洗うとよいそうです。女性の場合、入浴前に化粧を落とす人が多いでしょう。入浴前に行う女性も多いはずです。女性の場合は、皮脂を取りすぎると、かえってカサカサに乾燥肌になって荒れてしまうこともあります。ダブル洗顔の場合は、2度目の洗顔を入浴の最後に耳や耳の裏とあわせて行えば、皮脂を落とし過ぎずに良い状態を保つことができます。ふだん何げなく洗っている気がしていた耳の裏ですが、顔の一部と思って、洗顔料を泡立ててやさしく洗いましょう。

是非、参考になさってください。

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雑誌『美ST/美スト』2019年5月号(3月17日発売 掲載ページP215)

特集「美STマザーの〝ムスメーク〟レッスン」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
「新学期はもっと可愛く♡」と、年頃のお嬢様が美容にも興味を持つ時期ですね。そんな時は、美容の先輩であるママがナチュラル可愛いメークを伝授したいもの。
思春期の娘さんは、まだお肌が敏感で、ニキビも出やすいお年頃。塗るものはなるべく最低限、オフが簡単なものを選びましょう。そして、楽しいメークレッスンのあとは、クレンジング剤できちんと落とすことを習慣にしてあげましょう。
そこで、自身も2人の女の子のママである慶田院長が、ティーンの正しいクレンジング方法について解説しました。

≪メークをはじめたら落とすことにも同じくらい気を使って!≫
メーク開始の低年齢化が進んでいます。肌に残ったメークが酸化して炎症を起こしたり、ニキビを悪化させたりして皮膚科を訪れるお子さんも。正しいクレンジングの知識が大切です。クレンジング剤は、短期間で乳化してきちんとメークを落とせるオイルタイプがおススメ。安全性を検証する研究所を持ち、成分配合に独自の高い基準を設けているメーカーのものが安心です。
クレンジングは母娘で共有しても大丈夫。ただし、娘さんの洗顔料は皮脂分泌が盛んな世代向けのものを。娘さんがメークを始めたら、お母さまからオフする方法を教えてあげてください。

HOW TO
1.まとめ髪がしっかり洗顔のスタート地点
洗顔中に髪が顔にかかると洗い残しの原因に。髪の生え際ギリギリまでしっかり洗えるように前髪を上げて、長い髪はまとめることからスタート。
2.生え際こそしっかり。メークが残るとニキビの原因に
クレンジングオイルを全顔にさっと塗る。メークが残ると肌荒れやニキビの原因になるので、生え際まできちんとオイルをいき渡らせて。
3.小鼻の脇は忘れがち。薬指でクルクル丁寧に乳化して
4本の指のはらで目元や口、額、頬など各30秒ほどかけてよく馴染ませたら、水を数滴加えて乳化させてから洗い落として。小鼻脇もしっかりと。

是非、ご一読ください。

ティーンのニキビにオススメの施術はケミカルピーリングとフォトフェイシャルM22、ジェントルレーズプロ照射です。
こじらせる前に美容皮膚科で正しいケアを受けてくださいね。

関連施術
・ケミカルピーリング(乳酸ピーリング)
・フォトフェイシャルM22(光治療・IPL)
・ジェントルレーズプロ(Gentle LASE Pro)

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雑誌『up PLUS/アッププラス』2019年4月号(3月12日発売 掲載ページP76~77)

特集「2019春"ゆらぎ"からの脱出宣言」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

Q.そもそもゆらぎ肌ってなんですか?いろんな不調が出ているとゆらいでいることになるの?
A.外部刺激によってトラブルを抱えた肌のこと。症状のレベルは幅があり、「メイクのりが悪いかな?」という程度から発疹まで様々。
肌は、気温や湿度、紫外線や外気に含まれる物質など、多くの外部刺激によりストレスを受けています。そんな刺激から肌を守る"バリア機能"が正常に働いていれば、肌はなかなかゆらぎません。でも、バリアが脆弱になっていると、その隙間から刺激物が侵入してトラブルが表面化。赤みが出たり、かゆみを感じたりする分かりやすいトラブルはもちろん、"ファンデーションのノリが悪い"のも、このシグナルです。
ゆらぎ肌=炎症起こした肌。これを何度も繰り返していくと、老化もどんどん早まってしまいます。

Q.何が原因で肌はゆらぐの?ゆらぎやすい時期ってあるんですか?
A.バリア機能が脆弱だと肌が異物に過剰に反応します。冬の乾燥肌によりバリア力が低下している春が1年のうちでもっともゆらぎやすいのです。
特に外部刺激について言えば、現代では大気汚染物質(PM2.5など)や花粉による肌トラブルが多いですね。アレルギーと呼ばれるものは、特定の物質に対して抗体ができると、体はそれを記憶し(メモリーT細胞)、次に接触した際は必ず反応して攻撃してしまうのです。その過剰な反応が、くしゃみだったり、肌の赤みだったり、いろいろなカタチとして表れます。ゆらぎやすい時季はやはり春です。誰もが乾燥する冬は、肌のバリア力が弱まっています。そこに、花粉をはじめとした大気汚染物質が飛んでくるので、今こそ注意が必要なのです!

実は、花粉自体じゃなく弾けた花粉がヤバかった!
花粉そのものの粒子は結構大きくて、約30μm。肌の内部には侵入できないサイズです。でも、花粉はその周りにCRYJ1、その内部にCRYJ2というアレルゲンを抱えていて、空気中に漂う大気汚染物質や黄砂とぶつかると破裂し、アレルゲンが撒き散らします。これが目や鼻、喉、そして肌に悪さをするのです。通常破裂する花粉は総計の2割程度ですが、大気汚染物質の多い都会などでは、総計の約8割が破裂しているといわれています。
バリア機能が弱まると"バリア"に隙間ができ、必要な水分の蒸散を招きます。また、通常なら跳ね返していたアレルゲンなどの異物がそこから侵入し、肌トラブルの原因になるのです。

【代表的なアレルゲンリスト】
●花粉
春はスギやヒノキ、夏はイネ科の植物、夏はブタクサなど、季節により種類はさまざま。
●大気汚染物質
主に、自動車や工場から排出される煙やガスのこと。PM2.5などの微粒子物質がより問題に。
●ハウスダスト
ほこりやカビ、ダニの死がい、ペットの毛など。室内に蓄積・浮遊する、いわゆる小さなゴミ。
自分が何に反応するのか知っておくのもゆらぎ肌対策のひとつ。
苦手なものを把握しておけば対策ができ、ちょっとゆらいでも「アレかな?」と冷静な対処ができるようになります。病院での検査のほか、最近では検査キットなどもあるので試してみては。

Q.毎日の生活の中で気をつけるべきことを教えてください
A.アレルゲンを部屋に持ち込まず、付着物は早急に落とす!
もともとアトピー性皮膚炎がある人は、より肌状態のコントロールがしにくくなります。もともとバリアが脆弱な人ほど、肌の奥まで簡単にアレルゲンが入っていくので、アレルゲンに長時間触れないことを意識するのが良いですね。
☑食事
最大の免疫機関と言われ、腸内環境整えるヨーグルトは、アレルギー症状をやや緩和するとされているのでオススメ
☑窓
この季節は、できるだけ窓を開けないのが賢明。あけたら掃除を怠らないこと
☑洋服
花粉が付着しにくいのは、ツルッとした素材のもの。ナイロン素材のアウターを1着持っておくと良いですね。髪はコンパクトにまとめておきましょう。
☑洗濯物・布団
洗濯ものは室内干し、布団も布団乾燥機を使って外気にはさらさずケア
☑掃除
夜に掃除をすると床に沈殿していたほこりや花粉などを舞い上げて、就寝中に吸い込んでしまうことに。掃除は朝におこない、夜はホコリ舞いあげないように過ごして。
☑空気清浄機・エアコン
在宅中は空気清浄機のスイッチをオン。エアコンはフィルターの掃除を忘れずに。部屋が汚れているとエアコンの風でそれらが舞って調子が悪くなることも。
☑入浴
帰宅後、すぐに入浴すると付着物をいち早く除去できて良いですね。肌がゆらいでいるときは長湯を避け、さら湯ではなくセラミドが配合された入浴剤の活用を。
☑帰宅時
玄関のドアを開ける前に、服をパンパンと払って付着物を落としましょう。外気に触れていた洋服は部屋(特に寝室)に持ち込まないほうが良いため、コート類は玄関にかけておいて。

Q.肌がゆらぐ前に気をつけると良いことは?
A.摩擦に気をつけてケアをすることと、自分なりの"お守りコスメ"を持っておくこと。
バリア機能を弱めないためには、とにかく刺激を避けましょう。やさしく洗い、落ち着いてケア。洗浄力の低いものでも落ちるようなコスメを使ったり、これなら私は絶対にかぶれないというアイテムを備えておいたりするといいでしょう。ゆらいだ肌に、一発逆転を狙ってもいつもと違うコスメを使うのは逆効果なのでNGです。

Q.肌がテカると、かゆくなる気が...関係ある?
A.自分の皮脂も、酸化すると刺激物になります。
皮脂膜はバリア機能のひとつとして必要ですが、皮脂がギラギラ出ているからといって肌が十分潤っているというわけではありません。過剰に分泌された皮脂は、酸化すると過酸化脂質という角層を刺激したり、活性酸素を生んだりする物質に変化してしまいます。

Q.急にかゆい!でも病院に行くヒマがない!どうしたら!?
A.処方薬に成分が近い市販薬で1日〜2日対応を。
炎症の程度は軽い人は、緊急対策としてバームや軟膏系のもので抑えて。かゆみをともなう場合は高度の炎症。皮膚科にかかれば弱めのステロイド薬を処方してくれるはずです。症状を長引かせるより、弱めのステロイドを短期間使ったほうが結果的に肌負担は少なく、治りも早いのです。
例えば消炎・鎮痒作用を持つ酢酸デキサメタゾン、かゆみを伴う湿疹・皮膚炎・かぶれに効果的なステロイドの1種であるプレドニゾロンなど、処方薬と似た成分の市販薬を覚えておきましょう。

Q.ゆらぎ対策には、メガネ&マスクがやっぱり良いの?
A.そうですね。マスクは肌に優しい素材を選んで。
物理的にアレルゲンに触れなければ、なかなか肌はゆらぎません。目はかゆみのせいで傷をつける可能性があり、コンタクトよりメガネを推奨しています。マスクも物理的なブロックに有効。肌に当たる側の不織布にこだわりのあるものがベター。

Q.肌がゆらいでいる時、気をつけた方が良い成分は?
A.ヒリヒリ、ピリピリするもの全般。
気をつけた方が良い成分は、アルコール系です。エタノールが配合されている化粧品が多くあると思いますが、刺激の一因になります。ゆらぎが軽い状態なら、ターンオーバー&バリア機能を整えるのにレチノールが効果的な場合もありますが、効きすぎるとトラブルに。湿疹が出ているときは避けた方が良いでしょう。

Q.日中も保湿に気をつけた方が、ゆらぎ対策になる?
A.そうですね。肌乾燥はバリア機能の低下につながるので、保湿は大切です。
乾燥した状態が続くと、肌のバリア機能は着実に下がっていきます。室内の温度は60〜65%に保つのが良いですね。また、日中はメイクの上からでも保湿できるようなコスメで乾燥対策すれば、バリア機能の低下防止になります。

Q.クリニックでできるゆらぎ肌治療を教えて
A.NEWマシン『プラズマシャワー』は症状がかなり好転します
このマシンの魅力は、"経皮ドラッグデリバリーシステム"という"薬剤を確実に浸透させる効果"と肌表面の殺菌効果です。プラズマは、個体→液体→気体→プラズマという位置づけで、第4の物質といわれるイオン化した気体。肌に照射している間、痛みは全くありません。照射後に浸透させる薬剤の種類は、目的によって選べます。

【プラズマシャワー オススメの薬剤】
炎症を抑えたい!▶ トラネキサム酸
イオン導入のメニューでも定番の薬剤。『プラズマシャワー』の高浸透&殺菌力の相乗効果で、イオン導入より効果実感がグンとアップ。
エイジングもしたい! ▶骨髄幹細胞培養エキス
10代ですでに減少し始めている幹細胞由来のサイトカインを浸透させて肌の再生力を底上げ。表皮の炎症抑制効果もあるためゆらぎ肌にも◎
当院ではプラズマシャワートライアル20,000円〜お受けいただけます。

是非、ご一読ください。

関連施術:プラズマシャワー

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雑誌『Oggi/オッジ』2019年4月号(2月28日発売 掲載ページP192~195)

特集「出直し!洗顔虎の巻」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

‟「乾燥肌だから洗顔はパパっと...」は大間違い"など、改めて洗顔を見直すことで肌が変わります!スキンケアの中では最も地味なステップだけれど、実は美肌のカギを握っているのが"洗顔"です。この特集では、改めて洗顔にまつわる様々な疑問にQ&A形式で簡潔にお答えします。

Q、「美肌のカギは落とすこと」といわれるのはなぜ?
A、間違った洗顔法が、さまざまなトラブルの原因になるからです!
健康で美しい肌のカギはバリア機能ですが、洗顔のしすぎなど間違った洗顔方法で角質層がダメージを受けバリア機能が低下すると、乾燥肌や敏感肌、脂性肌、毛穴の目立ち、シミなど、さまざまな肌トラブルを引き起こす原因となります。
とはいえ、逆に洗顔が不十分だと残った汚れが酸化して毛穴詰まりや肌荒れ、乾燥の原因になります。洗顔がきちんとできていれば、肌トラブルはある程度回避されます。

Q、たくさん種類がある洗顔料。何をどう選んだらいいですか?
A、肌状態に合わせて複数を使い分けるのがベストです!
最も一般的なのは、固形やフォームなど泡立てて使うタイプの洗顔料です。泡に汚れを吸着させて落とすので、摩擦の負担が少ないのが魅力です。それ以外にも疲れたときや時間のないとき、また肌の状態に合わせて、使い勝手の良い形状を用意しておくと便利です。
【フォームタイプ】
ペーストやクリーム状の洗顔料。ぬるま湯を加えながら泡立てて使う。様々な肌タイプに対応。
【固形タイプ】
いわゆる石鹸。濡らした手で転がして表面を溶かし、さらによく泡立てて使う。洗い上がりはさっぱり。
【拭き取りタイプ】
ローションや美容液状。コットンにたっぷり含ませて、汚れを拭き取る。すすぎの手間がいらないのが便利。
【パウダータイプ】
多くは酵素配合の洗顔料。軽く泡立てて使う。酵素が水と反応して活性し、肌表面の古い角質を落とす。
【泡立たないタイプ】
乳液やジェル状。泡立てず肌になじませて汚れを浮かせてすすぐ。洗い上がりは製品によってさまざま。
【泡で出てくるタイプ】
ポンプや缶タイプの容器に入った洗顔料。容器から出るときに泡立つので、手早く洗顔できるのがメリット。

Q、乾燥肌なので、朝は洗顔料を使わなくてもいい?
A、皮脂の分泌がほとんどない人のみ、ぬるま湯洗いでもいいでしょう。
肌に付着したホコリなどはぬるま湯で落ちますが、脂分は落ちません。皮脂や化粧の油脂成分は酸化すると肌に刺激を与えます。また、不要な角質も代謝の乱れの原因になるので、かえって乾燥を招くこともあります。乾燥していても皮脂がある程度出る人、オイル美容が好きな方は洗顔料を使用しましょう。皮脂の分泌がほぼない乾燥肌の人で、洗顔料を使うと肌が乾くという実感があるのなら、ぬるま湯洗いでもいいでしょう。

Q、洗顔料の泡立ては、どのくらいやればいい?
A、両手に軽く1杯程度の緻密な泡をつくってください。
洗顔料の泡立ては意外と時間がかかり、難しいです。両手に1杯程度の、キメ細かい泡が作れれば理想的ですが、泡立てが苦手なら、泡立てネットを使用しましょう。泡立てることで肌に触れる界面活性剤の量は少なくて済み、洗浄力が高まります。泡が少ないと汚れを吸着しきれず、汚れが残り摩擦の原因にもなります。

当院で患者様にご利用いただいている泡状洗顔料、肌に優しいアミノ酸系洗浄成分を配合
『アクセーヌ リセットウォッシュ』¥3,000(200ml)


Q、泡立つ洗顔料と、泡立たない洗顔料、肌に優しいのはどっち?
A、どちらとも言えません。洗い上がりの好みや肌の状態で使い分けましょう。
洗顔料に入っている汚れを落とすための界面活性剤は、同時に肌の潤いを奪ってしまうという側面もあります。泡立つ洗顔料は泡の表面で汚れを吸着する分、界面活性剤の量が少ないというメリットがありますが、保湿成分が多いのは泡立たない洗顔料です。どちらも一長一短です。

Q、「酵素洗顔パウダー」って、どうやって使うの?
A、手で軽く泡立てて、古い角質を優しく除去します。
肌のごわつきやザラつきを解消したいときに使うのが酵素洗顔パウダーです。表面のたんぱく汚れを分解して落とします。ピーリング系より刺激が少なく、乾燥肌の人でも負担なく毎日使用できます。

Q、洗顔しても毛穴の詰まりが取れません。どうしたらいい?
A、角質ケアを取り入れれば、汚れが取れやすくなります。
毛穴の詰まりの正体は、古い角質と皮脂や汚れが混ざったものの蓄積です。酵素洗顔や酸配合の美容液、クリニックのケミカルピーリングなど、角質を除去するお手入れを取り入れると、洗顔の時に詰まった汚れが取れやすくなります。
クリニックの施術ならより確実な効果があります。
『ケミカルピーリング』
『アクアフェイシャル』

Q、洗顔ブラシって手で洗うのと何が違うの?
A、毛穴や凹凸の中の汚れもかき出せるのがメリットです。
洗顔ブラシを使うと、毛先が毛穴やキメの凹凸の中まで入り込み、汚れをかき出すことができます。洗顔をさぼってしまい、毛穴の汚れやザラつきが気になるときには便利ですが、ブラシを肌に強くあてると刺激になり、より角質肥厚につながるので注意しましょう。

Q、日焼け止めだけでノーファンデの日は、洗顔のみでもOK?
A、ウォータープルーフタイプでなければ洗顔のみでもいいでしょう。
日焼け止めにもさまざまな種類がありますが、ウォータープルーフタイプの場合は密着力が高く、クレンジングを使わないと落ちないものも多いです。クレンジングと洗顔量のダブル洗顔でしっかり落としましょう。

洗顔はスキンケアの原点です!「肌を守りながら汚れをおとす」ことを念頭に、肌に負担をかけずに優しく行いましょう。毎日行うからこそ、洗い方次第で未来の肌が確実に変わってきます。

是非、ご一読ください。

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雑誌『美ST/美スト』2019年4月号(1月17日発売 掲載ページP162)

特集「綺麗すぎ!新50代はアンチエイジングよりニュートラルエイジング主義」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

<うるおってシミがない 肌年齢が若い人の肌は柔らかい!>
50代でお肌がキレイな人に共通していることは、見た目で‟肌が柔らかい印象"ということ。そこで美STの美肌読者の肌を探ってみることに。精密な肌測定器で表面水分・深部水分・弾力・油分の数値を計測してみました。
すると、見た目に潤い感があり柔らかい印象のお肌を持つ方では、皆さんそろって数値が高い結果となりました。数値が高いということは、実際の年齢より肌年齢が若いことを示しています。今回調査をした読者の方々は、実年齢より-5歳~-10歳でした。

なぜ柔らかい肌が若々しく見えるの?
年齢を重ねた肌はターンオーバーが滞り、保水力・バリア力共に低下します。低下したバリア力を補おうとするため角層が厚くなるので、カサカサでゴワゴワという印象になるのです。代謝の落ちた肌はシミができやすく、弾力を失うとシワやたるみの原因に。
一方、健康的な角層はミルフィーユ状で、みずみずしく柔軟でなめらか。今からでもお手入れで柔らかい肌は取り戻せます。

柔らか美肌さんたちに共通しているスキンケアの極意5カ条

① スキンケアはこすらない!
クレンジングはメイクや皮脂といった油汚れを落とすためのもの。脂と油を「乳化」させるステップが必須です。クレンジングを肌にのせたら、こすらずに手のひらでじっくりなじませて乳化させるのが、トラブルを起こさないクレンジングの作法です。

② シミ対策は内服で365日
シミケアは飲んで継続するのが多数派。
当院のシミ内服薬の成分は、シミを予防し、高い抗酸化作用やハリ・弾力をアップするビタミンC、抗炎症、抗プラスミン作用でメラニンの生成を抑制し、肝斑の特効薬であるトラネキサム酸、肌のターンオーバーを促し、新しい細胞への生まれ変わりを助けるハイチオール、ビタミンCとの併用で相乗効果のあるビタミンEの4種類を基本としています。

③ クリームで肌体力をつける
乾燥肌や敏感肌のようにバリア機能が低下しがちなエイジング肌は、刺激から肌を守り、栄養を与えるためのクリーム保湿がおすすめです。
④ 日中もおかわり保湿
スキンケアは朝晩の保湿+肌の乾きを感じたらメイクの上からも即保湿。スプレータイプを活用したり、乾燥肌にもなじみが良く、バリア機能を高めるステック状のバームや美容液などを活用するのも手。目のまわりにはこすらないように、とんとんと指のはらでバームをなじませると、メイクのヨレも気になりません。

⑤ たるみ対策は医療に頼る
コスメだけではなかなか止められないのがたるみ。スキンケアで肌を柔らかく保つだけでなく、美容医療を上手に取り入れるのも賢い選択です。
メスを使わない美容医療で、肌の表皮や真皮層だけでなく、さらに深いスマス筋膜層や皮下組織、真皮へのアプローチが叶う時代。たるみの原因別に照射治療やダウンタイムが少ない糸によるリフトアップ治療がおすすめです。たるみが深刻になる前に定期的にクリニックでケアが賢明です。ノーダウンタイムの照射治療『ウルセラリフト』と『サーマクールFLX』のコンビネーション治療が人気です。いつでも相談できるかかりつけのクリニックをみつけましょう。

是非、ご一読ください。

関連施術:
たるみ
ウルセラリフト
サーマクールFLX


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雑誌『andGIRL/アンドガール』2019年3月号(2月12日発売 掲載ページP141)

特集「花粉の憂鬱さにさようなら、肌が揺らいだときのスキンケアとインナーケア」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

ついにやってきた花粉シーズン!涙や鼻水でメイクしても崩れ、テンションだだ下がりなんて方も多いのではないでしょうか。
さらに、普段と同じスキンケアをしているのに、ピリピりしたり、かゆみが出たりと、肌もデリケートになりがちです。そんなツラい花粉の季節を乗り切るケアについてご紹介しています。

【肌ケア編】肌が揺らいだときのスキンケア&インナーケア
3大花粉トラブル、肌のピリピリ・ガサガサ・かゆかゆの原因は花粉&乾燥によるバリア機能がおちているから!

本来、花粉は目や喉などの粘膜に付着して反応を起こすものですが、バリア機能が正常な肌なら炎症は起きません。ただし、保湿不足や冬の乾燥で角層の水分が奪われて隙間だらけの状態になると、バリア機能が役割を果たせません。そういう弱った肌は花粉が表皮に入り込んでアレルギー反応を起こしやすく、かゆみなどの原因になります。炎症が起こると余計にバリア機能が壊れるという悪循環に陥るので、身体の中と外からの立て直しが必要です。

●対策:スキンケア
≪低刺激のクリームで肌を保護することが第一命題!≫
肌が敏感なときに化粧水など水性コスメはしみやすいものです。異変を感じたら皮膚科へ行くのがベストですが、セルフケアなら炎症が治まる時までクリームやワセリンで肌を保護することが大切です。このとき新しいコスメは試したりせず、シンプル処方で保湿力の安心して使える"お守りコスメ"を普段から用意しておくのがおすすめです。

バリア機能が弱まった隙間だらけになった角層を助ける保湿ケアが大切です!水分を塗るのは保水であって保湿ではありません。ゆらぎ肌初期には、物質そのものが水を抱えられる成分が配合されている保湿剤をお勧めします。
セラミドやヒアルロン酸、コラーゲン、アミノ酸といった保湿成分を含むモイスチャライザー使ったお手入れは、確かな保湿効果をもたらすので、おすすめです。
当院では、天然セラミド配合の「セラミドバリアクリーム」30g(¥5,400)hがゆらぎ肌に寄り添う優しい処方で人気です。

敏感肌とは異なり一時的なものですが、乾燥が悪化したり、間違ったケアで炎症を長引かせてしまうと、それがエイジングの引き金になり、シワやくすみにつながるため、ゆらぎ肌を侮ってはいけません。

●対策:インナーケア
≪腸内環境&冷え改善に効く毎日摂って!≫
腸内環境が整うと、角層の水分量が上がることは実証済みで、花粉症そのものの症状も緩和されると言われています。冷えも肌に栄養が行き渡らなくなるので美肌の大敵です。体を温めて巡りを高めましょう。

バリア機能の立て直しには体の中、つまり、食事、睡眠、腸内環境(排泄)、ストレスコントロール、運動などの生活習慣の見直しも大切です。
特に日々の食事は、肌の乾燥対策に大きな関わりがあります。

◎青汁&ヨーグルトを一緒に摂ると最強!
乳酸菌は食物繊維が豊富な青汁も一緒に摂れば(混ぜなくてもOK)腸内環境を整える乳酸菌が豊富なので、腸の動きを活発にし、便秘の改善にも有効です。腸内環境が整うと、皮膚バリアが改善し、角層の水分量が上がることは実証済みです。また、花粉症そのものの症状も緩和されると言われています。

◎サバ缶ならオメガ3もたんぱく質も摂れる!
油が足りないと肌や髪がボロボロになってしまいます。健康な肌には質のいい油が欠かせません。特にオメガ3系の青魚やエゴマ油は意識して摂りたい油です。ブームのサバ缶は調理も手軽でおすすめです。
細胞間脂質の成分の半分はセラミドです。肌の保湿に欠かせないセラミドを体内できちんと産生できるように、サバやイワシなどの青魚やオリーブオイルなどの良質な油を意識的に摂取しましょう。

◎生ショウガよりもパウダータイプがおすすめ!
体を温めると言われるショウガですが、実はすりおろした生のショウガは、かえって体を冷やしてしまうので、パウダー状のドライタイプがおすすめです。
女性に多い冷えも美肌の大敵です。身体が冷えると、血行不良になり皮膚の隅々まで栄養が届かず細胞の働きも悪くなります。ドライタイプのショウガパウダーをカレーや煮込み料理、チャイなどに入れる方が効果的です。


●毎年、花粉症でお悩みの方には、「点鼻ボトックス」 がおすすめです。1回の点鼻で、約2~4週間程度効果が持続します。
しわ治療などに使われている「ボトックス」を、注射ではなく、目薬のようにに鼻腔に垂らすだけの治療法です。

鼻の粘膜の神経(副交感神経)の働きを抑制して、当日~翌日には花粉症の不快な症状(鼻水・鼻づまり)を抑えることができます。また、目の痒みも少し軽減させる効果があります。痛みもなく、通常の抗アレルギー薬にみられるような眠気やだるさなどの心配もありません。マスクを着けなくて済みますので、女性は化粧崩れなどを気にせず通常通りの生活を送ることが可能です。まずは、耳鼻科での診察、抗アレルギー薬の点鼻・点眼・内服など標準治療を受けてください。それでも効果が不十分な方はご相談ください。

正しいスキンケア、栄養バランスの取れた食事、こまめな運動、質のいい睡眠を心がけて"ゆらぎ" をケアしましょう。

是非、ご一読ください。

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WEB『CanCam.jp』2019年2月20日掲載

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特集「肌荒れやニキビができる原因について医師に聞いてみた」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

≪頑固なニキビや肌荒れの原因、ちゃんと知ってる?≫
気づいたらポツっとできてしまったニキビ。顔にできたニキビは目立つから早く治したいもの......。そもそもニキビとは、毛穴の中に皮脂がつまりアクネ菌が増えてしまい、毛穴とその周囲に炎症を起こしてしまう皮膚疾患の一種。そう、れっきとした病気なんです。たったひとつのニキビといえど、複雑に絡み合った原因から起こるため、根本からのケアが肝心。
皮膚科専門医の慶田先生が、ニキビができる原因について解説しました。
根本を知ることでノンストレス肌に導きましょう!

【目次】
・そもそもなぜ、ニキビができるの?
・ニキビができる原因①皮脂の過剰分泌
・ニキビができる原因②角層が厚くなる
・ニキビができる原因③結果、毛穴が詰まる
・毛穴が詰まってしまうのはなぜ?
・毛穴が詰まる原因①生活習慣の乱れ
・毛穴が詰まる原因②日々のクセ
・毛穴が詰まる原因③体質や遺伝の場合も
・毛穴が詰まる原因④メイクなどによる刺激
・毛穴が詰まる原因⑤便秘がちな人も要注意!
・ニキビができやすいNG習慣
・あなたはいくつ当てはまる?チェックリスト

■そもそもなぜ、ニキビができるの?
ニキビは毛穴とその周囲に生じる炎症です。ニキビが出来るのは、皮脂を分泌する皮脂線が大きく発達した「脂線性毛包」が分布するエリア。具体的には、顔(アイホール以外)、背中、胸などです。ニキビの成り立ちは、毛穴の入口が詰まって皮脂が溜まり、皮脂を好むアクネ菌が増えて炎症を起こすというもの。皮脂分泌量の多い方はニキビになりやすいのですが、実は乾燥によっても毛穴が詰まるのでニキビになるのです。
・ニキビができる原因①皮脂の過剰分泌
若い人のニキビの多くは、皮脂の過剰分泌が大きく影響します。皮脂の分泌量はおおよそ遺伝や体質などで決まっていて、セルフケアでは変えることができません。
特に10代は、皮脂の分泌量が多いために毛穴が詰まりやすく、ニキビができやすい肌状態にあるといえます。
・ニキビができる原因②角層が厚くなる
皮脂が過剰に分泌されると、皮膚の刺激で角質層が厚くなります。でも、皮脂量が多い10代に比べると、大人女性は皮脂の分泌がそれほど多くないにも関わらず、ちょこちょこニキビが出来てしまうという方も多いはず。その原因は保湿不足や、こすれによる刺激、洗いすぎ、ターンオーバーの乱れなどが原因。これにより、角層のバリアが乱れると角層が厚くなり、毛穴の入口がふさがってしまうのでニキビになりやすいのです。
・ニキビができる原因③毛穴の詰まり
ニキビのそもそもの原因は、毛穴の詰まりによるもの。ターンオーバーが正常に行われないと、毛穴の出口を塞いでしまいます。出口が塞がれると、過剰な皮脂が毛穴に溜まり、アクネ菌の作用で刺激物質に変わり炎症を起こし、赤ニキビや黒ニキビとなります。

■毛穴が詰まってしまうのはなぜ?
上記で説明したようにニキビの原因は、毛穴の詰まりによるもの。そして、毛穴の詰まりには様々な原因が関係しています。無意識にしている日々のクセや、生活習慣などが原因のことも。ニキビができやすい方は、いま一度見直してみて!
・毛穴が詰まる理由①生活習慣の乱れ
肌に塗るものよりも、食事や睡眠など生活習慣の方がニキビには影響しやすいのをご存知でしたか?実は、「スキンケアが肌に合っていないからニキビが出来てしまう」という場合より、ライフスタイルが原因の場合が多いのです。
何を塗っても、または何も塗らなくても、いつもニキビができているという状態であれば、皮膚科できちんと治療を受け、生活習慣の見直しをすべきです。ニキビを改善する生活習慣は、「バランスのいい食事」、「良質な睡眠」、「便秘の改善」、「運動習慣」、「ストレスコントロール」の5本柱です。そして、「タバコ」と「深酒」はターンオーバーを滞らせる美肌の天敵。もちろん、スキンケアを変えたら突然ニキビがたくさんできた、という時はニキビ用のスキンケアに変えましょう。
・毛穴が詰まる理由②メイクなどによる刺激
スポンジや、ブラシなど、ほとんどの方が日常的に使用するメイクツール。実は、お化粧の刺激が炎症を引き起こし、毛穴詰まりの原因になっていることも多いのです。物理的な刺激になってしまう化粧用具は、なるべく使わないのがベター。指の腹でやさしくのせるなどして、肌に負担をかけないように心がけましょう。ブラシ、チップ、パフなどを使用する場合は、肌当たりのいい良質なものを選びましょう。
・毛穴が詰まる理由③日々のクセ
口元を触る、頬杖をつく、あごを触る......知らず知らずにしていませんか? ニキビがひどい方に多くみられるのが、この何気ない肌を刺激する癖。また、髪型も要注意。フェイスラインやおでこは、髪の毛がツンツンと当たって傷つきやすい状態に。決めどき以外は、なるべくアップにしてニキビを予防しましょう。
・毛穴が詰まる理由④便秘による肌の水分量の低下
便秘がちの人は角層の水分量が低く、毛穴が詰まりやすいんです。便秘が続き、腸内の悪玉菌の割合が増えると、血液中に悪玉菌によって作られる腐敗産物が巡り、ニキビになりやすくなると言われています。
乾燥による毛穴の詰まりと、悪玉菌による影響というダブルパンチでニキビ肌の負のループに。野菜やヨーグルトなどを食べて便秘を改善すると肌の調子がよくなるので、ニキビ予防には腸活がマストです!
・毛穴がつまる原因⑤遺伝や体質
ニキビ肌の方に多いのがオイリー肌。皮脂分泌を左右する皮脂腺の大きさは、遺伝で決まっています。また男性は女性に比べ皮脂の分泌量が多いのでニキビができやすく、重症化しやすくなります。

■ニキビができやすいNG習慣!あなたはいくつ当てはまる?
肌荒れが治りにくい、ニキビになりやすいという方は、NG習慣をチェックリストで確認して!
【ニキビを誘発するNG習慣】
・さっぱり系のスキンケアを選んでいる
・食生活が乱れがち
・タバコを吸う
・ほぼ毎日飲酒する
・睡眠時間が5時間以下
・頬づえや顔を触るクセがある
・便秘気味である
・運動習慣がない
・ストレスの多い生活である
・スクラブケアが好き
・メイクスポンジやブラシを洗わないで使っている

ひとつ以上当てはまったら日々の習慣を見直しましょう。プラスワンのケアよりも、今やっている習慣を改善することが美肌への近道♪
是非、ご参考になさってください。

次回、
特集「フェイスラインやおでこ...場所別ニキビができる仕組み」
をご紹介いたします。

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特集「フェイスラインやおでこ...場所別ニキビができる仕組み」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

≪仕組みを知って根本から改善!場所別ニキビができる原因≫
大人になっても私たちを常に悩ませるニキビ。ニキビは一度できてしまうと完璧に治までに時間がかかるのに加え、間違ったケアをしているとニキビ痕になることも。だからこそ、ニキビは正しいケアが大事。繰り返しやすい方は、まずニキビができる原因や仕組みを知ることから始めましょう♪
次に、コツコツとした地道なケアでトラブルとは無縁の美肌を手に入れて!

【目次】
・ニキビには何種類あるの?
・【第1段階】白ニキビ・黒ニキビ
・【第2段階】赤ニキビ・黄ニキビ
・【最終段階】クレーター・ニキビ跡
・フェイスラインや背中にできやすいのはどうして?
・A.気づかないうちにしてる手グセや髪の毛から雑菌が繁殖
・A.下着の締めつけやこすれの刺激が原因

ニキビは、マイクロコメド(顕微鏡で確認できる小さなコメド)、毛穴が詰まった白ニキビ(コメド)、皮脂が酸化した黒ニキビ、炎症が始まった赤ニキビ、膿をもった黄ニキビと大きく分けて4つの種類があります。
実は、4種類の目に見えるニキビになる前段階として、マイクロコメドという、顕微鏡でしか確認できない小さなコメドから始まっています。ニキビの炎症は深く激しいので、放置すると深く凹んだ痕になってしまうケースがあります。毛穴が開いているように見えるミニスカー(小さなニキビ痕)がある方は非常に多く、クレーター状のニキビ痕になると治すのが一気に難しくなってしまいます。ひどくならないうちに正しいケアをすることが大事!

【第1段階】白ニキビ・黒ニキビ
ニキビの始まりは毛穴の詰まりから。なんらかの原因で毛穴の入口部分の角質層が厚くなり、毛穴が塞がります。そこに皮脂が溜まり、白くぽつっと盛り上がっている状態を白ニキビと呼びます。白ニキビがすべてのニキビの始まりですが、肉眼で見えないレベルのマイクロコメドは無数にあることがわかっています。
毛穴の入口部分の皮脂が空気に触れ、酸化して黒くなっている状態が黒ニキビ。

【第2段階】赤ニキビ・黄ニキビ
毛穴が詰まって皮脂がたっぷりと溜まった状態は、アクネ菌が育ちやすい環境。ある程度の数以上アクネ菌が増えると、皮脂を刺激物質に分解し、毛穴の中で炎症を起こします。赤くぽつっと腫れてしまっている状態が赤ニキビです。
増えたアクネ菌を退治するために白血球が集まって戦います。激しい炎症を起こしているのでジクジクと痛み、見た目も赤みが強くなり、中央が膿のために黄色っぽく変化。これは、毛穴の中で白血球の死骸が膿として溜まった状態。黄色く盛り上がっているので黄ニキビと呼ばれます。

【最終段階】クレーター・ニキビ跡
膿を抱え込んでいた毛包壁が破れ、膿が真皮に触れることでさらに激しい炎症を起こし、真皮のコラーゲン線維が萎縮し、深く凹んだクレーター状の痕となります。一般的に、赤みや黒ずみをニキビ痕と読んでいますが、正確には、ボコッと凹んだクレーター状のものがニキビ痕であり、治りづらいのです。

■フェイスラインや背中にできやすいのはどうして?
大人ニキビはあごからフェイスライン、背中や胸など繰り返しやすいのも悩みの種ですね。これは一体なぜなのでしょうか?
A.気づかないうちにしてる手グセや髪の毛から雑菌が繁殖
口元を触る、頬杖をつく、あごを触る......無意識にしていませんか? ニキビがひどい方に多くみられるのが、この何気ない肌を刺激する癖、また、髪型も要注意。フェイスラインやおでこは、髪の毛がツンツンと当たって傷つきやすい状態に。決めどき以外は、なるべくアップにしてニキビを予防しましょう。
A.下着の締めつけやこすれの刺激が原因
顔以外の場所にニキビができる人は、下着が原因かも。縫い目やケミカルレースなどの堅い素材など、肌当たりの悪い下着による摩擦は肌への刺激が大きく、角質の過角化が起こりやすくなります。その結果、毛穴の入口が詰まってニキビが増えることに。肌あたりのいいコットンや、シームレスな下着をつけていただくだけでもだいぶ変わりますよ。

ニキビの治療には、毛穴の詰まりをとったり、肌のターンオーバーをあげる治療がおすすめです。さらに、皮脂の過剰分泌やアクネ菌の繁殖を抑制したり、赤みを改善する照射も有効。
美容皮膚科では、クレーター状になってしまったニキビ痕の治療も行っています。
是非、ご相談ください。

HP:ニキビ、ニキビ跡

雑誌『VOGUE JAPAN』2019年3月号 (1月28日発売 掲載ページP174~177)

特集「大人のためのイノセント肌。」に、慶田院長の監修記事が掲載されました。

What'sイノセント肌?大人こそ知っておきたい美肌の極意。
イノセント肌とは完全無欠とは対極にある、ふんわりと柔らかな印象の肌。頑張った若返り感とは違い、年輪なりのゆるみを残しながら、清らかで健康的な透明感のある肌を目指しましょう。

●シミ・毛穴より全体感。ミクロよりマクロを意識。
拡大鏡で肌を観察し小さなアラに一喜一憂するのは、まさに"木を見て森を見ず"。
毛穴やシミのミクロの点より、肌全体のツヤや透明感というマクロの面を重視。スキンケアも、ピンポイントをいじりまわすより、肌全体の潤い補給や代謝アップに重点を置くことでターンオーバーがスムーズになり、いい結果が出やすいもの。ツヤツヤでパッと明るい印象は、シミやシワを飛ばす効果もあります。
本人にとって気になる毛穴や目尻の浅いちりめんジワも、他人は見ていません。むしろ全体のくすみや輪郭のくずれなど面の質感、形状が印象を左右するので、ちょっと離れたところから見る、客観的な視点が必要。自分には見えにくく他人からはよく見える横顔、斜め顔にこそ年齢がでるのでしっかりチェックを。

●目立つシミは消しても不自然な盛りすぎは禁物。
気をつけていてもシミ、赤み、毛穴、シワや凹みによる影などアラが増える大人の肌。
目立つシミはレーザーで消していいし、肌を活性化して引き締める美容医療はアリ!
ただしヒアルロン酸やボトックスなどの注入は慎重に。
脂肪も骨も年齢とともにボリュームロスが生じます。萎縮にはフィラー注入の一択しかないのですが、過剰に繰り返すとオーバーフィルドシンドローム(過剰注入症候群)になり表情が不自然に。質感改善やたるみ、シワは定期的なレーザーで対応可能です。

■ドクターが考えるピュア肌への近道。
毎日の肌コンディションはスキンケアで整える。でも化粧品では改善できないトラブルも多いもの。
ピュアな肌を狙うならムラのない均一な質感はマスト。シミや肝斑、色ムラの最新治療はダウンタイムも痛みもなく、消去すればメイクも薄くなりストレスフリーに受けられます。肌色のトーンアップやたるみの引き締めも、メスやフィラー注入以外の手軽な治療で改善できます。シミに見える脂漏性角化症というイボの場合は、凹凸が影になるのでCO2レーザーで削ってなめらかに整えます。クリニックを上手に使って、すっぴんイノセント肌を手に入れましょう。
関連施術:
フォトフェイシャルM22

CO₂レーザー手術(炭酸ガスレーザー手術)


●たるみ派には
痛くないサーマクールで引き締めてハリを底上げ。
頬に丸みがなくなり、ゆるんだ肌がさまざまな影を作り、フェイスラインがもたついて顔を大きく見せるたるみ。
イノセントと対極のたるみ顔をメスを使わずに引き締めるなら、サーマクールFLXがおすすめ。ラジオ波を照射して、熱エネルギーによりコラーゲン線維やSMAS筋膜を引き締めてハリを回復。毛穴やほうれい線が目立たなくなり、輪郭がすっきりする小顔効果も。最新機種は痛みが軽減し即効性もアップしました。
サーマクールFLX(両頬300ショット)¥300,000~

関連施術:サーマクールFLX


●くすみ派には
ピコレーザーでメラニン粉砕、速効穏やかブライトニング。
顔全体に点在するシミや色ムラ、モヤッと広がる肝斑、面のくすみを化粧品だけで消去するのは難しいもの。
ノイズを掃除して全体をトーンアップするなら、YAGレーザーを低出力で照射するピコトーニング。メラニンを微粒子に粉砕し、最新機種は痛みもダウンタイムもかさぶたもなくブライトニングを実現。照射後にトラネキサム酸をイオン導入することで、炎症を抑え肝斑の悪化も防ぎます。たった1回でも高い美白力がありますが、5回程度繰り返せば明らかな肌色改善効果がみられます。
ピコトーニング(初回)¥36,000~

関連施術:ピコレーザー(ピコセカンドレーザー・ピコウエイ)


●シワ派には
ヨレッとしぼんだ肌質をダーマペンでなめらかに。
初期老化に見られるちりめんジワやきめの乱れは、光の反射率を下げる原因に。
シワっぽい肌は先端に極細針がついた電動ニードル機器ダーマペンで肌質改善を。1秒間に100~120回という高速振動を繰り返し1分間で5~6万個のマイクロホールを開け、穴が閉じる前に美容成分を導入します。傷が修復する過程で成長因子が多量に放出され線維芽細胞が活性化するので、ハリが回復しふっくらなめらかに。ペン型なので、目元など細かい部分にも対応。
ダーマペン(初回)¥28,000~

関連施術:ダーマペン


美しい大人の肌の概念がかわりつつあり、年齢不詳よりも年齢相応の柔らかなゆるみを残しながら、頑張らず、気負わず、でも手抜きはしないのが最新のトレンド美肌。心地よい大人のイノセント肌を育む方法を今すぐマスターしましょう。
是非、ご一読ください。


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今回慶田院長の監修記事が2つ掲載されました。
その1
特集「美容クリニックでコンプレックス解消!」(掲載ページP58~65)

【01酸化ケア】

シミやシワ、たるみその全ての元凶が酸化
エイジングケアというとシミやシワ、たるみなど個別に考えがちですが、じつはその全ての根本に深く関わっているのが「酸化」です。
酸化とは、体内で活性酸素が発生し、それによって細胞を傷つける炎症の経路が生じること。呼吸をしたり動いたりという生命活動でも酸化は起こりうりますが、体内には活性酸素を除去する酵素があり、細胞を守っています。また、活性酸素にも色々な種類があり、体内に入った細菌をやっつけるはたらきをするものも。ただし、無防備に浴びる紫外線やストレス、喫煙、過度な運動などで活性酸素が過剰に発生すると、細胞にダメージを与え、エイジングが進行します。

活性酸素によって肌が老化する、メカニズムとは?
活性酸素から細胞を守るために肌はメラニン色素を大量に発生させ、排出しきれなかったものがシミになります。また、活性酸素は肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンなどの弾力線維を変性させ、弾力を失わせます。さらに古いコラーゲンの代謝を阻害して、シワやたるみを引き起こします。
ただし、紫外線カットや抗酸化ケアを意識して行えば、肌を酸化から守ることは可能。加齢によって身体の抗酸化作用は衰えるため、今すぐ積極的なケアを始めましょう。

&ROSY世代が注意すべき酸化の3大原因
●原因01紫外線
日常生活において、何といっても大きいのが紫外線による酸化です。最近は酸化した大気汚染物質が肌に付着することの害も注目されています。
●原因02ストレス
精神的なストレスは、からだが本来持つ抗酸化力を低下させ、酸化を促進。さらに、ストレス時には体内で抗酸化力のあるビタミンを多く消費してしまいます。
●原因03過度な有酸化運動
ウォーキングやランニング、サイクリング、水泳などの有酸素運動は健康のために必要なものですが、毎日長時間過度に行うと、酸化を進行させます。

それによって肌はどうなる?
☑シミ
活性酸素から細胞を守るために、肌はメラニン色素を大量に発生させます。またメラニンの生成プロセスにも酸化が関与しています。
☑たるみ
活性酸素は肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンなどの弾力繊維を変性させ、弾力を失わせてたるみの原因に。
☑シワ
弾力性の生成が減り、目もとや額、口もとなど表情によって折りたたまれる部分の、コラーゲン分解が進んでシワに。

≪酸化から肌を守るためにすべきこと≫
肌の酸化CHECK ひとつでも当てはまるなら今すぐケアを!
☑冬の間はUVケアを油断しがち
☑ストレスを溜め込みやすい
☑仕事が忙しく、疲れ気味
☑ランニングを習慣にしている
☑揚げ物よく食べる

高機能な日焼け止めで肌を守り抜く!
冬もサボることなく、日焼け止めを通年塗ることが酸化防止につながります。最近では、抗酸化成分配合のものや、酸化ストレスとなる大気汚染物質の害を防ぐものなど、高機能な日焼け止めがたくさん出ています。

サプリメントで抗酸化ケア
"飲む日焼け止め"には高い抗酸化作用があり、紫外線による酸化ダメージを防いでくれます。飲む日焼け止めや抗酸化作用持つビタミンCサプリメントを朝、外出の30分前に飲むことを習慣づけましょう。

朝のスキンケアに抗酸化コスメをプラス
日焼け止めの前に、抗酸化作用のあるスキンケアアイテムを一品使うと、さらに肌を守ることができます。朝のお手入れに組み込み、余裕があれば夜にも使うと、日中受けたダメージをケアする効果もあります。

ビタミンA•C•Eを意識して摂る
ビタミンA•C•Eには抗酸化作用があり、さらに植物はそれぞれ独自の抗酸化物質を含んでいるので、野菜や果物を積極的に摂ると酸化防止に。ビタミンAはレバーやうなぎ、ビタミンEはナッツやオイル類に多く含まれます。

【02糖化ケア】

タンパク質に糖が絡みつき、黄ばんで硬く
今、健康や美容考える人の間で大きな話題となっているのが「糖化」の問題。
糖化とは、食べ物や飲み物で摂る糖質が体内のタンパク質と結びつき、体温が加わってタンパク質を変性させること。変性した物質は、終末糖化物質(AGEs)と呼ばれ体内に蓄積していきます。揚げ物や焼き物、焼き菓子など、すでにAGEsとなった食物を食べることでも、糖化は促されます。最近は糖質オフブームで主食や甘いものを控える人も増えてきましたが、一度できたAGEsは体外に排出されにくいので、以前は糖質をよくとっていたという人も注意が必要です。
肌のコラーゲン線維に糖が結びつくと、黄ばんで弾力がなくなり、黄ぐすみやたるみ、肌の硬さの原因に。その他体内では血管や内臓、骨に影響与え、動脈硬化や脳梗塞、認知症、骨粗しょう症などの原因になると言われている、危険な現象です。
さらに糖化と酸化には密接なつながりがあり、紫外線を浴びることで糖化が進行することがわかっています。糖化を防ぐ生活習慣やお手入れと並行し、酸化ケアも取り入れることが大切です。

&ROSY世代が注意すべき糖化の二大原因
●原因01食事で撮った過剰な糖がタンパク質に結びつく
糖質は活動エネルギーとして必要ですが、甘いものが好きだったり、ご飯やパン、麺などの主食に偏った食事をしていると糖質過失になりやすいので注意。
●原因02糖化した食物を取る
食材は衣をつけて揚げたり、こんがり焼いたりすると、調理の段階で糖化が進みます。糖化したものを食べると、体内に蓄積。調理は蒸す、茹でるのがベター。

紫外線や酸化とも関連
古い揚げ物や調味料、お菓子などで酸化した脂質を摂ったり、酸化を促す紫外線を浴びることで、体内の糖化進むことがわかっています。

それによって肌はどうなる?
☑黄ぐすみ
AGEsは黄ばんでくすみ、硬くなった物質。肌のコラーゲン線維がAGEs化すると、透明感がなくなり黄ばんだ印象の肌に。
☑たるみ
コラーゲン線維がAGEs化すると弾力を失うので、ハリや柔らかさがなくなり、たるんだ印象の肌に。シワができやすくなります。

≪糖化から肌を守るためにすべきこと≫
肌の糖化CHECK  ひとつでも当てはまるなら今すぐケアを!
☑スイーツがやめられない
☑パスタや麺をよく食べる
☑甘いカフェモカを頼みがち
☑運動も歩くのも好きじゃない

糖化に着目したエイジングエイジングケアコスメを取り入れる
糖化の肌への影響が大きいことが分かってきていて、盛んに糖化の抑制やAGEsの排出をサポートする研究がすすめられています。食生活で糖質過剰が気になる人は、最新の技術が搭載された糖化コスメを取り入れても良いでしょう。

美白を始めるなら、+糖化ケア対応のコスメを選んで
いくら美白ケアをしても、糖化による黄ぐすみが解消されないと、肌の透明感は望めません。そこで、美白アイテムに糖化ケア効果も搭載するブランドが増えてきています。

サプリメントでダイレクトに糖化を抑える
体内に蓄積したAGEsは分解・排出されにくいので、サプリメントの分解サポート機能に頼るのもあり。食事といっしょに摂って糖化を防ぐはたらきをもつものもあります。

食べた糖を〝溜めない〟ことも意識
糖化は血糖値が高い状態で起こるので、食事は野菜が食べて血糖値の上昇を緩やかにしましょう。また、摂取した糖は使われないとAGEs化しやすくなるので、日々歩いたり週末はからだを動かすなど、適度な運動も心がけましょう。

【03免疫ケア】

ゆらぎや老化の進行は免疫力低下のせいかも
美肌のためのケアというと、保湿やスペシャルな美容成分など与えるケアにばかり目を向けがちですが、実はもっと根本的で、&ROSY世代にとって大切なことがあります。それは、健康美肌を守る「免疫力」のケア。体の免疫力が落ちると病気にかかりやすくなるように、肌の免疫が乱れていると外部の影響受けやすくなり、ゆらいだり炎症が起きたりして、それがエイジングの進行につながるからです。
肌は外界と体内の境目であり、そこには『バリア機能』と『免疫』というふたつの防御機能が備わっています。
外からの刺激に対して第1関門となるのが、角質のバリア機能。その下の表皮に、外的悪影響による肌ダメージを鎮静化する『ランゲルハンス細胞』があります。ランゲルハンス細胞は免疫システムの司令塔という大事な役目を担っていますが、外的刺激や心的ストレスなどにより、その数が減ってしまうことが分かっています。美肌を保つには、ランゲルハンス細胞の働きを適切に保ち、数が減ったら速やかに戻すことが重要です。肌が揺らぎやすかったり、エイジングの進歩を感じている人は、免疫力を高めるケアプラスしてみましょう。

●Point01肌のダメージを鎮静化する免疫力の働き
乾燥や大気汚染などの外的悪影響が、角質のバリア機能をすり抜けて肌内部に侵入すると、肌ダメージ因子が発生します。手を伸ばしてそれをキャッチし鎮静化するのが「ランゲルハンス細胞」。このはたらきが乱れていると、ダメージが進行したり、逆に肌が過敏になったりします。

●Point02免疫力は内外からのストレスに弱い
ランゲルハンス細胞は、酸化した汚れや心的ストレスに弱く、その影響で数が減ってしまいます。通常ならすぐ新たなランゲルハンス細胞が生まれますが、肌状態が悪いと数が減ったままになり、防御機能が手薄に。一方で、ランゲルハンス細胞の働きが暴走するのも肌に悪影響です。

それによって肌はどうなる?
☑ゆらぎ
肌ダメージを鎮静化する働きが弱いと、乾燥や大気汚染の影響を受けて不調を感じやすい肌に。
☑敏感
ランゲルハンス細胞の働きが暴走すると、たいしたことのない刺激に敏感に反応してしまい、敏感肌に傾きます。
☑エイジングの進行
ランゲルハンス細胞が適切にはたらかないことで、肌内部の炎症が悪化し、細胞を傷つけてエイジングが進行。

≪肌の免疫力を守るためにすべきこと≫
肌の免疫力CHECK  ひとつでも当てはまるなら今すぐケアを!
☑肌の調子が安定しない
☑ストレスを抱え込みがち
☑睡眠時間が少ない
☑朝は洗顔料を使っていない
肌を守るだけでなく〝強くする〟免疫コスメを使う
肌の調子が安定せず、免疫力が弱っているかも...と感じるときは、免疫力をサポートする美容液や、ゆらいだ肌を強くするコンセプトのコスメを取り入れて。外的影響を受けにくい、強く健康な肌へと導いてくれます。

ぬるま湯はだけの洗顔はダメ。
ランゲルハンス細胞は、皮脂や汚れによる酸化の影響を受けると数が減ってしまいます。乾燥肌だから洗顔料を使わずぬるま湯すすぎだけ、というお手入れはNG。朝晩洗顔料でしっかり洗い、汚れの酸化を防いで。

免疫力が落ちたかもと思ったら、すかさず炎症ケア
肌の調子が安定しないときは、免疫力が低下し、内部で炎症が起こっている可能性大。放置すると老化につながるので、ビタミンEなど抗炎症成分が配合されたコスメを使って。肌が落ち着いて透明感も出てきます。

【04エネルギーケア】

エネルギーを生み出す力は加齢によって減る
最後は、肌のエイジングケアにはもちろん、人が生きていくのに欠かせない、細胞のエネルギー代謝の話。
私たちが日々元気に活動できるは、食事で摂った栄養を細胞に取り込みATPという活動エネルギーを作り出しているからです。具体的には、細胞内の〝ミトコンドリア〟が糖と脂質を代謝し、ATPを生産します。この生産効率が悪いと、ATPの量が減り、からだは活力が衰え、肌は代謝が乱れて様々な不調やエイジングの兆候が現れやすくなります。
ミトコンドリアがATPを生産するのに欠かせないのが、〝ALA〟という物質。日本酒やワインなどにも含まれるアミノ酸の一種で、糖と脂肪の代謝を促す働きがあり、糖尿病治療への研究も進められています。体内にも存在しますが17歳をピークに減少するので、補う工夫が必要。美肌ケアにおいては、塗って与えることが有効です。
ALAをコスメで与えるアプローチは最新のものですが、肌細胞のATP生産を促す研究は以前からさまざまに進められています。その成果を搭載したコスメを取り入れればゆるぎない健康美肌の土台作りに役立ちます。

●Point01細胞のエネルギー生産力は、加齢によって下がる
細胞内のミトコンドリアが、生きていくためのエネルギー〝ATP〟を作り出すに欠かせない、〝ALA〟という物質。人の体内では17歳をピークにその量が減っていくことが分かっていて、想定120歳を超えるとゼロに。

●Point02エネルギー生産力が下がると、肌も乾燥する!
ミトコンドリアがATPを作るとき、同時に代謝水も放出されます。これは、からだや肌の水分維持に重要な役割を果たす水。加齢によって肌細胞のエネルギー生産力が低下すると、肌本来の水分量の低下してしまいます。

それによって肌はどうなる?
☑乾燥
細胞の代謝水はいわば〝肌の中から湧き出す水〟。それが減ると、肌は自然に乾燥肌へと傾いてしまいます。
☑エイジングの進行
活動エネルギーが作られにくくなることで、肌の機能が発揮されにくくなり、あらゆるエイジングが進行。

≪肌のエネルギー産生力を高めるコスメ≫
エネルギー生産をサポートすることは意外とたくさんあります。毎日続けることが大切なので取り入れやすいものを選ぶと良いでしょう。

肌のエネルギー産生量CHECK ひとつでも当てはまるなら今すぐケアを!
☑最近疲れやすくなった
☑肌が乾燥しやすくなった
☑加齢による肌変化を感じる

いま、医療の世界では病気の火種を見つけて早期に対処する「予防医療」が盛んです。それは肌のエイジングにも波及。シワやたるみができてからのケアより、健康美肌をキープする「予防美容」が注目されています。
まずは、抗酸化作用のあるビタミンを含む食材を意識して摂り、サプリメントや話題の最新コスメにも注目してみましょう。

是非、ご参考になさってください。

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その2
特集「真冬こそ見直したい!"洗う保湿"Q&A」(掲載ページP66~69)
肌や頭皮を洗うケアで乾燥を防ぐにはどうしたら良いか、皮膚科専門医の慶田院長がお答えしました。

≪FACE≫
洗い過ぎも洗い不足も禁物!優しい洗顔が潤いの近道
過剰な洗顔はもちろん、洗い不足も汚れや余分な皮脂が肌の刺激となって乾燥を招きます。「20~30℃のぬるま湯で洗う」「肌をこすらない」の基本ルールに加え、洗顔後の肌状態に合わせた洗い方にすることで潤いレベルが変わります。

Q.朝と夜の洗顔、同じでいい?
A.夜はメイクのクレンジングだけでもOK
夜はメイククレンンジングが必須ですが、肌にベタつきがなければそのあとに洗顔料を使わなくても構いません。朝は、余分な皮脂や枕などから付着した汚れは、低刺激の洗顔料で優しく落とし、乾燥を防ぎましょう。

Q.ソフトな洗浄力だと毛穴汚れが残りそう...
A.角質などザラつく部分は酵素洗顔をプラス
毛穴の黒ずみやザラつきは角質肥厚が原因なので酵素洗顔がおすすめ。ただし頻繁にするのは控えましょう。本格的にケアしたいならクリニックで相談を。ケミカルピーリングなどを定期的に行い、角質ケアをすることで瑞々しいつるり肌が保てます。

Q.顔は湯洗いオンリーでも問題ない?
A.べたつきなどのトラブルがなければOK
"朝は湯洗いのみ"は肌質次第。皮脂腺が活発で皮脂量が多いオイリースキンでは、ベタつきや肌荒れ、ニキビを招くこともあるので、朝洗顔は必須です。優しく泡洗顔するのが基本です。

Q.20代から同じ洗顔料...。替え時って?
A.洗顔後につっぱるなら変えましょう
つっぱり感は「洗浄力が強すぎる」というサインなので、ひとつの目安にすると良いでしょう。

≪BODY≫
冬は厚着でムレやすいけどゴシゴシ洗いは乾燥に直結
重ね着したり、コートを着たまま暖房がきいた室内で過ごすことが多い冬も、ムレて菌が繁殖しやすい時期。からだは顔に比べて角質が厚めですが、摩擦でダメージを受けやすいのは同じなので洗うときは「泡で優しく」と心がけて。

Q.タオルと手洗い、どっちが乾燥しない?
A.肌をこすると乾燥のもと。手洗いが正解!
日常生活の汚れは泡でなでる程度で落ちます。タオル派は、柔らかい素材を選んで、優しく泡を動かす道具として使いましょう。

Q.からだの洗い順ってある?
A.皮脂分泌が多い部分から洗いましょう
皮脂や汗が多い胸の上、背中、ワキの下、陰部、足の裏から洗い、それ以外はさっと流す程度に。髪のトリートメントが肌につくとトラブルを起こす場合があります。髪をすすいだあとにからだを洗いましょう。 

Q.長湯はやっぱり乾燥する?
A.入浴剤や湯温で乾燥を防げます
お湯や水に触れるだけでも肌の潤い成分が流れますが、保湿効果のある入浴剤で軽減できます。冬は熱いお湯につかりたくなりますが、湯温はは高くても41℃までにして乾燥を防ぎましょう。

Q.冬は手がガサガサ!どうすればいい?
A.手洗い以外にも原因があるかも
まずは手洗いの回数を減らし、ぬるま湯で洗うこと。それでも荒れる人は洗剤や野菜のアク、調味料が手に触れることで荒れている可能性も。水仕事や料理の際も手袋を使うことで改善できます。

≪HAIR≫
洗浄力の強いシャンプーとすすぎ残しの両方に注意!
髪の乾燥は、パーマやヘアカラー、紫外線など洗髪以外が要因。一方、頭皮は洗浄力が強すぎるシャンプーやすすぎ残しによるトラブルで乾燥を招きます。頭皮環境が乱れると髪も弱くなるので、まずは頭皮ケアからスタート。

Q.頭皮用と髪質別、シャンプーはどう選べばいい?
A.頭皮が乾燥しているかどうかで選びましょう
頭皮にかゆみなどのトラブルがあるなら頭皮用を。トラブルがなければ髪質に合わせたシャンプーでも構いません。頭皮用シャンプーで地肌をケアし、トリートメントを髪質に合わせて選ぶという方法も◎

Q.髪がパサつく&広がるときは?
A.髪は肌や地肌と違い、自ら潤いを作る機能はありませんからトリートメントなどで外から補うことが必要です。洗髪時はキューティクルの広がりを抑えるシャンプーで潤いが流れ出るのをできるだけ防ぎましょう。

Q.毎日シャンプーしない方が潤う?
A.シャンプーを使わない=潤うとは限りません
頭皮は皮脂が多く、皮脂が残ったままでは確実に酸化して頭皮環境を乱します。1日1回はシャンプーをするか、せめてお湯で洗うようにしましょう。

Q.頭皮の毛穴汚れってどこまで落とせばいい?
A.多少、皮脂が残る程度はOK
ベタつきが残るのは問題ですが、皮脂が多少残る程度は問題ありません。むしろ洗いすぎないよう気をつけるべきで、夜も朝もシャンプーする人は洗いすぎ。

Q.シャンプー中にするといいことって?
A.マッサージやツボ押しで頭皮をほぐしましょう
頭皮は骨膜とくっついているため硬くなりがち。マッサージでほぐしましょう。頭皮の血行がよくなると髪の生える力が高まります。

汚れを落とすことは、肌や頭皮を健やかに保つためのファーストステップ。でも、同時に潤い成分が流れ出ているのも見逃せない事実です。保湿を意識した洗浄テクニックを身に付けて乾燥シーズンを乗り切りましょう。
是非、ご一読ください。


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雑誌『Oggi/オッジ』2019年2月号(12月28日発売 掲載ページP170~173)

特集:「5年後、後悔しない"目と目玉ケア"」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

「夕方になると目がかすんでくる...」、「小ジワやくまが気になってきた...」、そんな最近ちょっと気になってきたことを放置していると、そのままになってしまいます!
毎日何時間も使うスマホやPCによる、目へのダメージは深刻です。30代の不調や老化の兆候を見逃さず対応することが重要です。

≪スマホやPC、濃いアイメイク。目を酷使している私たち≫
まだ老眼になる年でもないのに、夕方になると目がかすんだり、PCの画面をみるのがつらくなったり、などありませんか?その原因は近くのものを見続ける習慣にあります。
スマホやパソコンを長時間使用すると、目の中のレンズである水晶体を支える毛様体筋が収縮し続けることで負担がかかり、水晶体のピントを調節する機能がダウンします。すると老眼でなくても目がかすみ、見えづらくなってしまうのです。
また、液晶画面に集中していると、無意識にまばたきの回数が減り、目の表面が乾燥しやすくなります。最近は、コンタクトレンズの長時間の使用、目の際の粘膜を覆うようなアイメイクによって、ますますドライアイが進行しています。
さらに、肌の潤いを奪うほど濃いアイメイクや、それを乱暴に落とす行為は、皮膚が薄い目元の乾燥や、くすみの原因にもなります。
目と目元の皮膚は、取り換えのきかない一生もの不調や老化の兆候を見逃さずに対応することが重要です。今から"いたわりケア"を始めましょう。

≪あなたは大丈夫?目と目玉を老化させる4大NG行動≫
●長時間のスマホやPC
スマホやPCの液晶画面を凝視すると、ドライアイやかすみ目の原因になります。さらに、液晶画面から発せられる「ブルーライト」は、角膜や水晶体を通過して網膜にまで届くため、長時間見続けると、網膜の中心部にダメージを与えてしまう可能性も危惧されています。

●がっつりアイメイク
まぶたの縁には、脂を分泌する"マイボーム腺"があります。濃密なアイラインなどでここがふさがれると、脂の分泌が妨げられドライアイになります。また、アイメイクが目に入ると充血の原因にもなります。

●乱暴なスキンケア
目元の皮膚は薄くて弱いもの。メイクを落とすたびにゴシゴシ擦っていると、エイジングがどんどん進行します。チップで擦るような刺激も同様です。

●コンタクトレンズの乱用
30代はカラーコンタクトレンズの使用者が多いようです。医師の診察がないまま適当に購入して長時間装着したり、つけたまま寝たりするのは、ドライアイや目元のトラブルのもとです。

≪目と目玉を守るために今すぐ取り入れたいこと≫
●アイメイクはリムーバーで落とす
ウォータープルーフのマスカラやアイライナーを使った日は、擦らず落とせる専用のリムーバーを使用しましょう。コットンにたっぷり含ませて、ふやかすように落とすのがコツです。小ジワを防ぐためにはマストです!

●ブルーライト対策をする
ブルーライトは、紫外線に1番近い非常に強いエネルギーを持つ光で、目の角膜や水晶体で吸収されずに、目の奥の網膜まで到達します。
就寝前などに網膜がブルーライトによる強い刺激を受けると、サーカディアンリズム(体内時計)を乱れさせ、自律神経系や内分泌系、免疫系にも悪影響を及ぼします。寝付きが悪い、眠りが浅いといった「睡眠の質を低下」もその一つです。さらに最近、3時間以上ブルーライトを見続けると、空腹感が増すことで肥満を誘発するのという新説も発表されています。ブルーライトの影響を抑えるには、夜はできるだけ暗い環境で過ごし、サーカディアンリズムに沿った生活することが大切です。
とはいえ、パソコンやスマホから離れた暮らしを続けることは難しいため、よく利用されているのが、ブルーライトをカットするフィルムやPCメガネ、ブルーライトを軽減した蛍光灯型LED照明などです。これらをうまく活用しつつ、ブルーライトの受け過ぎを防ぐのが現実的な付き合い方だといえるでしょう。 ただし、就寝1時間前にはスマホやテレビなどを見ないようにしましょう!目の早期老化を防ぎましょう。

●日中アイケアでまぶたを乾かさない
皮膚は乾燥した状態を放置するとバリア機能が乱れて炎症が起こりやすくなったり、小じわができたりします。こまめに保湿をして潤った状態を保つことが大切です。化粧室に立った時の習慣にしましょう。
当院では、天然セラミド配合の「セラミドバリアクリーム」(¥5,400)が、バリア機能を高め、肌をやさしく守るので人気です。化粧水もクリームも顔全体に馴染ませた後、指の腹で目尻や下まぶたのシワの内側まで届くように重ねて馴染ませましょう。潤いの高い柔軟性のある肌は、表情による折りジワがつきにくくなります。
目元の皮膚は0.5mmと他の部位に比べとても薄いうえ、上下のまぶたには皮脂腺がほとんどないため、乾燥しやすいという特徴があります。また、1日に2万回近くまばたきをするため、加齢によりシワやたるみができやすい部分です。20代から小じわや、ちりめんじわが出来始めるので早めのケアが肝心です。
他人が見ても分からないけれど、自分では少しここが気になるという程度の段階でアプローチすると結果が出やすく、少し年齢を巻き戻すことができその後は老化のスピードを緩やかにすることができますそれによって40代以降の肌に大きな差がでるはずです。

日頃のセルフケアはもちろん専門治療を取り入れるのも賢い手段です。
乾燥で萎んだ目周りの皮膚をふっくら潤いのある状態に蘇らせる「エレクトロポレーション」 や、表情ジワを防ぐ「ボトックス注射」、コラーゲン線維を増やす照射「ウルセラ」「スカーレットRF(スカーレットS)」、刻まれてしまったシワやクマには「ヒアルロン酸注入」や「PRP注入」が効果的です。

私ども皮膚科系美容クリニックは、美容医療初心者の方でも試みやすいダウンタイム(日常生活に支障が出てしまう時期)が少ないマイルドな治療が豊富にありますのでお気軽にご相談ください。

是非、ご一読ください。

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雑誌『cookPad plus/クックパッドプラス』2019年2月号 (2018年12月28日発売 掲載ページP104~107)

特集『「洗う・潤す・温める」で、全身の乾燥&冷えを撃退!冬のボディケア、これが正解』に慶田院長の監修記事が掲載されました。

寒くて空気が乾く真冬には、肌にも体にも過酷な季節です。毎日を快適に過ごす日には、正しいボディケアが欠かせません。洗いすぎて大切な潤いまで取りすぎていませんか?

ボディを洗う

Q石けんとボディソープ、どちらが肌にやさしい?
Aアミノ酸or弱酸性のボディソープがおすすめ
市販の一般的な石けんはアルカリ性のものが多く脱脂力が高いので、肌の負担になる可能性が。肌にやさしくて潤いを奪いすぎない、アミノ酸や弱酸性のタイプがおすすめです。
特に肌がデリケートな人や乾燥に悩んでいる人は意識して選びましょう。

Q手で洗うほうがいいですか?
Aベストは手です!
肌の一番外側にある角層は約0.02㎜でラップ1枚分。ナイロンタオルなどでゴシゴシ洗うと、肌のバリア機能が壊れて水分も減少してしまいます。手でやさしく洗いましょう。しっかり泡立ててキメ細かい泡で洗うことも大切です。

Q背中に手が届きません・・・
Aやわらかいタオルで泡を転がしましょう
背中に手が届かない場合は、やわらかいタオルを使って泡を転がしましょう。あくまでタオルは泡を動かすツールとして使って、肌に強く触れないように心がけて。

Q冬でもザラつきがきになって・・・
Aこするほど肌がゴワつきます!保湿をしっかりと
こすると肌は余計に角層が厚くなって硬くなります。やさしく洗って保湿するのが第一。気になる人は下着の素材を見直す、酵素系の洗浄剤で穏やかに洗うなど、こすらない対策をしましょう。

Q肌の乾燥を悪化させるNG事項は?
Aゴシゴシ洗い、熱いお湯、時間をかけること!
肌の潤いを守るためには、やわらかいタオルでもゴシゴシ洗うのはNG。硬いナイロン製で洗うのは厳禁です。泡をずっとのせたままにしておくのも、皮脂を取りすぎてしまうので避けましょう。また、熱いお湯は肌から皮脂を奪ってしまうので、ぬるめのお湯ですすぐようにしましょう。
長時間の入浴にも注意!
ずっとお湯につかっていても、肌を守っている皮脂が抜けやすくなってしまいます。特に42℃以上の熱めのお湯では一度の入浴を5分程度と短めにして、お風呂上がりにはしっかり保湿をこころがけましょう。

ボディを潤す

Qボディの保湿をするタイミングは?
Aお風呂上り"5分以内"が効果的です
入浴後はやわらかいタオルでそっと水分を吸い取り、湿り気がある5分以内を目安に潤い成分が配合された保湿剤をたっぷり塗りましょう。

Q保湿コスメの種類が多すぎて、どれを選べばいいか迷います
A広範囲にはミルクタイプ。狭いor乾燥が気になる部位はクリームタイプが◎。
全身にたっぷり塗り広げたい場合はミルク、特に乾燥が気になる部位には、保湿効果が高いクリームタイプやバームタイプなどがおすすめです。

Q医薬品を使ったほうがいい場合は?
Aかゆみが出たら医薬品を
医薬品は化粧品とは異なり、薬事法で定められてた、治療や予防を目的とした医療用の製品です。医薬品を取り入れてみて、3日ほどたっても症状が治らないようなら必ず皮膚科専門医に相談しましょう。

Q「時間がない!」ときはどこを優先して潤すべき?
Aひざ下、ひじから先、腰まわり!
皮脂が少なく乾きやすいのは、ひざ下やひじから先です。年齢を重ねると腰周りに乾燥を感じる人も増加します。

ボディを温める

Q冷えを解消する入浴方法は?
A40℃前後のお湯に10~20分つかりましょう
温浴効果を高める入浴剤を入れたお湯に10~20分程度つかりましょう。寒いからと熱いお風呂につかるのは交感神経が優位になるのでおすすめできません。

Q時間がないときは、どう温める?
A5分の足湯でもOKです
大きめの洗面器にお湯をはり、洗髪中などに足を5分入れておくだけでも全然違います。お風呂上がりの部屋を温める、靴下をはくなど、アフターケアも大切に。

Q冷えを悪化させるNG習慣は?
A運動不足は大敵です!
筋肉は体が熱を出すために必要。たんぱく質を適切に摂って体を動かし、筋肉量を増やしましょう。また過度な緊張などで交感神経の優位が続くと末端に血液がいかず、冷えの要因に。リラックスを心がけて。

\コレも冷えの原因です/
☑冷たいものを食べる
☑3食きちんと摂らない
☑偏った食生活
☑インナーを着ずに薄着
☑足首や手首を出している
部屋が寒いと加湿器を使っても空気は潤いません。暖房器具で空間をきちんと温めることは体にも肌にも重要。

Q冷え性ですが、効率よく体を温めるには?
A首、おなか、腰を温めましょう
体の中央に位置するおなかや腰、そして首の後ろを温めるのが正解。足が冷える人は足首を冷やさないようして。
心地よい蒸気であたためる温熱シートなどは、寒い季節におすすめです。

正しいボディケアで冬の乾燥や冷えを撃退しましょう。
是非、ご一読ください。

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雑誌『&ROSY』2019年2月号(12月22日発売 掲載ページP103)

特集「美容クリニックでコンプレックス解消!」に当院が紹介されました。

<人から気づかれやすい首のシワ&たるみ>
肌がきれいでも首にシワやたるみがあると、一気に老けた印象になりがちです。そこで、年齢がでやすいパーツケアとして首の集中ケアをご紹介しました。

今回、フリーランスでPRをされている足立優子様に当院の施術を体験いただきました。
◆足立様のお悩み
「スキンケアの流れで保湿やマッサージは行っているものの、遺伝なのか幼いころから首にシワがあり半ば諦めていました。年齢を感じるパーツなので、この機にぜひ改善したい!」

●施術の流れ
1.シワやたるみの要因を診断
カウンセリングの結果、良かれと思い行っていたマッサージが、たるみの要因だと判明...!
頬~首にかけてみられるたるみに近赤外線のタイタンを照射し、ターキーネックと呼ばれる広頚筋のスジ(プラティズマバンド)と首のシワには、ボトックス注射となりました。

2.タイタンでの引き締めから
タイタンは、お肌を55℃~61℃に安全に加熱し、この熱により真皮から皮下組織浅層の劣化・変性したコラーゲン線維やエラスチンが収縮し、即時的に小顔効果があります。
同時に、コラーゲン線維やヒアルロン酸の再成に働きかけます。コラーゲン線維やヒアルロン酸の再成は遅延的な効果ですが、今回施術直後からフェイスラインがシャープになり、首のもたつきもすっきりしました。
近赤外線の照射と冷却を繰り返し行うので、痛みやダウンタイムもなく施術可能です。

3.麻酔後、筋肉にボトックスを
太く発達している広頸筋に。広頸筋の下に引っ張る力が輪郭の崩れとたるみの要因になります。広頸筋にボトックスを注射し、この下に引っ張る筋肉の力を緩めて、引き上げる筋肉が優勢に働くようにすることで、首全体に縦方向へ走るスジっぽさが解消されます。

4.横ジワにはメソボトックス
真皮内に少量ずつ点状にボトックス注射を行うテクニックです。広頚筋では筋肉層に注射をしましたが、メソボトックスは、筋肉よりも浅い層にドット状に細かく注射していきます。この繊細なテクニックによって、筋肉の動きを大きく止めすぎることなく、筋肉の表面繊維だけの働きを弱め、シワを改善します。さらにボトックスには、肌を引き締める効果も。広範囲に浅く打つので、とても自然な仕上がりです。

After
長年刻み続けた横ジワが見事に薄く!
◆足立様の感想
「肌にハリが出て、目立っていた横ジワも確実に薄く!」
「赤みはその日のうちに引き、痛みもほぼなくこの効果は嬉しすぎます」

即時的なタイタインの引き締め効果+施術1週間後にはボトックスの効果も出て、さらにフェイスライン~首がすっきりシャープになりました。本誌に掲載されている施術Before・After写真でも、その効果は一目瞭然!特に長年のコンプレックスだった首のシワが一気に解消され、大変ご満足いただきました。
皆様も、たるんでさがったフェイスライン、首のシワなど、年齢を重ねるごとに抱え込んできた様々なコンプレックスを最新ケアで取り去ってみませんか?

是非、ご一読ください。

関連施術:
タイタンボトックス注射(表情ジワ)ボトックス注射(メソボトックス) 

お悩み別:首元、デコルテ

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雑誌『ELLE JAPON/エル・ジャポン』2019年2月号 (2018年12月28日発売 掲載P184)

特集『冬ごもりビューティーTIPS』 達人にask!「一日美容に費やすなら、何をする?」 にて美容ライターの柏谷麻夕子様が当院の「フォトフェイシャルM22」をご紹介くださいました。

【柏谷様のコメント】
「エイジングケアは信頼している慶田先生のクリニックで」
メンテナンスの一つ、フォトフェイシャルでエイジングケアとしてご紹介いただきました。

美容通の方々の間では、「結局、いい感じに若々しくきれいな人って、定期的にフォトフェイシャルを受けている人だと思う!」なんて話になっているようです。
その理由は、幅広い悩みにアプローチできるからです。
シミ・そばかす・くすみなどの色調の改善に留まらず、適度な熱反応が真皮で生じ、コラーゲン密度が高まるので、ハリとキメもアップします。
また、ニキビや赤ら顔や毛細血管拡張症などの改善にも効果的で、お肌をトータル的に美しい状態に導くことができるので、美容医療初心者から、上級者の方まで美肌を目指すすべての方にお勧めの治療です。
当院で採用しているM22は、『フォトフェイシャル』という言葉を商標登録しているほどの老舗メーカーである米国ルミナス社の最新IPL(光)照射機器です。
従来のフォトフェイシャルから、スペックが更に進化し、フィルターが増えたことで、よりきめ細かく、肌色や悩みに最適な光の波長を選択できるようになり満足感の高い治療を実現します。
また当院では、通常搭載の種類に加え、Vascular Treatment Filter(血管専用フィルター)とAcne Filter(ニキビ専用フィルター)も採用しているので、現在は全種類のフィルターを搭載しています。これを使いこなすには、相当の経験と皮膚科専門医としての診立てが必要です。"光で肌を洗う"というキャッチコピーに恥じない肌質改善効果で様々な肌トラブルを1台で改善できるのが魅力です。

シミ(肝斑)、くすみ、ちりめんジワ、赤ら顔、ニキビやニキビに伴う赤みや色素沈着だけでなく、血液に含まれるヘモグロビンの赤い色素に吸光度の高い光が照射される仕組みで、注射治療や打撲・転倒などで生じた内出血を早く消す効果もあります。

フォトフェイシャルM22(光治療・IPL)
顔全体:通常価格¥38,000、トライアル価格:¥28,000、初診患者様限定プラン:¥25,000
(額はオプション¥5,000)
内出血へのフォトフェイシャルM22照射価格院内の場合:範囲によらず¥5,000/回
他院での施術または転倒・打撲による内出血の場合:初診料込み¥20,000、同部位2回目以降¥5,000/回

冬は、ターンオーバーが滞りがちです。フォトフェイシャルの前にその方に合わせた濃度の「ケミカルピーリング」を行い、角層を滑らかにし、毛穴の詰まりを取り除いて光の浸透が良くなるように整えます。そして、照射後には、鎮静も兼ねて「ビタミンCとアミノ酸のパック」で有効成分をギュッと閉じ込めていきます。
さらに、お顔と同時に年齢を感じやすい「手の甲の照射」をサービスで付けております 。
これだけ盛りだくさんでも、ピーリングからパックまで合わせても約40分で終了するので気軽に通っていただけるメニューです。

初めての方はもちろん、フォトフェイシャルにこだわりのある方も、是非、当院の「フォトフェイシャルM22」を体験してみてください。
是非ご一読ください。

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雑誌『ELLE JAPON/エル・ジャポン』2019年2月号 (2018年12月28日発売 掲載P184)

特集『冬ごもりビューティーTIPS』 達人にask!「一日美容に費やすなら、何をする?」 にて美容ライターの柏谷麻夕子様が当院の「フォトフェイシャルM22」をご紹介くださいました。

【柏谷様のコメント】
「エイジングケアは信頼している慶田先生のクリニックで」
メンテナンスの一つ、フォトフェイシャルでエイジングケアとしてご紹介いただきました。

美容通の方々の間では、「結局、いい感じに若々しくきれいな人って、定期的にフォトフェイシャルを受けている人だと思う!」なんて話になっているようです。
その理由は、幅広い悩みにアプローチできるからです。
シミ・そばかす・くすみなどの色調の改善に留まらず、適度な熱反応が真皮で生じ、コラーゲン密度が高まるので、ハリとキメもアップします。
また、ニキビや赤ら顔や毛細血管拡張症などの改善にも効果的で、お肌をトータル的に美しい状態に導くことができるので、美容医療初心者から、上級者の方まで美肌を目指すすべての方にお勧めの治療です。
当院で採用しているM22は、『フォトフェイシャル』という言葉を商標登録しているほどの老舗メーカーである米国ルミナス社の最新IPL(光)照射機器です。
従来のフォトフェイシャルから、スペックが更に進化し、フィルターが増えたことで、よりきめ細かく、肌色や悩みに最適な光の波長を選択できるようになり満足感の高い治療を実現します。
また当院では、通常搭載の種類に加え、Vascular Treatment Filter(血管専用フィルター)とAcne Filter(ニキビ専用フィルター)も採用しているので、現在は全種類のフィルターを搭載しています。これを使いこなすには、相当の経験と皮膚科専門医としての診立てが必要です。"光で肌を洗う"というキャッチコピーに恥じない肌質改善効果で様々な肌トラブルを1台で改善できるのが魅力です。

シミ(肝斑)、くすみ、ちりめんジワ、赤ら顔、ニキビやニキビに伴う赤みや色素沈着だけでなく、血液に含まれるヘモグロビンの赤い色素に吸光度の高い光が照射される仕組みで、注射治療や打撲・転倒などで生じた内出血を早く消す効果もあります。

フォトフェイシャルM22(光治療・IPL)
顔全体:通常価格¥38,000、トライアル価格:¥28,000、初診患者様限定プラン:¥25,000
(額はオプション¥5,000)
内出血へのフォトフェイシャルM22照射価格院内の場合:範囲によらず¥5,000/回
他院での施術または転倒・打撲による内出血の場合:初診料込み¥20,000、同部位2回目以降¥5,000/回

冬は、ターンオーバーが滞りがちです。フォトフェイシャルの前にその方に合わせた濃度の「ケミカルピーリング」を行い、角層を滑らかにし、毛穴の詰まりを取り除いて光の浸透が良くなるように整えます。そして、照射後には、鎮静も兼ねて「ビタミンCとアミノ酸のパック」で有効成分をギュッと閉じ込めていきます。
さらに、お顔と同時に年齢を感じやすい「手の甲の照射」をサービスで付けております 。
これだけ盛りだくさんでも、ピーリングからパックまで合わせても約40分で終了するので気軽に通っていただけるメニューです。

初めての方はもちろん、フォトフェイシャルにこだわりのある方も、是非、当院の「フォトフェイシャルM22」を体験してみてください。
是非ご一読ください。

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