2018年11月19日

WEB『DIETポストセブン』2018年10月21日配信

特集「名医が愛するコンビニ飯」で慶田院長おススメの腸内環境を整えるコンビニ飯5品をご紹介しています。

【名医が愛するコンビニ飯】
腸内環境を整える「もち麦」おにぎり、美肌に◎なナッツなどオススメ5品!
「ランチを食べる時間がない」「小腹が空いた」そんな時、手軽に調達できるのがコンビニフードですが、手軽とはいえ、おいしそうなものを見つけると、栄養バランスを考えずに手を伸ばしてしまいがちです。肌や体の整え方に精通する美容系医師は普段、どんなコンビニフードを食べているのか、おすすめをご紹介します。

診療や事務作業に追われ、昼食をゆっくり取れない時にコンビニを利用します。
コンビニの商品でも、ちょっと工夫すれば、栄養バランスの良い1食分の献立ができます。
よくランチで選ぶのは、おにぎり、野菜入りスープまたは野菜サラダ、ゆで卵、豆腐、ヨーグルトです。これで1食分にしています。ポイントは、たんぱく質と野菜をしっかり摂ることです!重宝しているのが、ゆで卵や温泉卵で、スープやサラダに足すだけで、栄養価もボリュームもアップします。
また、ダイエット中に食べ過ぎてしまったら、おにぎりをやめてサラダチキンにします。サラダチキンは糖質オフで体重も戻しやすく、鶏肉のたんぱく質で筋肉量もキープできます。一方、選ばないのは揚げ物!油は、空気に触れて酸化しやすく、高温で揚げるため劣化しやすいのです。揚げ物は、なるべく揚げたてを食べるのがベターです。また、外出できない時用に、ナッツやたんぱく質の入ったクッキーは常にストックしています。

"健康な体作りのための食"を意識し、好んで食べている5品のコンビニフードを紹介します!

●乳酸菌が腸内環境を整え"美肌力"UP
ギリシャ共和国大使館公認商品にも選ばれた、お墨付きヨーグルト!たんぱく質が濃縮されギュっと詰まっているので、栄養価的にも優れた商品です。濃密な味わいながら、脂肪ゼロに加えて1個当たり60kcalのヘルシーさも人気の秘密です。プレーンのほか、低糖、フルーツソース上乗せ(ブルーベリーミックス、ストロベリーミックス、キウイ&りんごミックス)の5種類があります。
チーズ並みの高たんぱくながら脂肪分はゼロ!カロリーが低いのに満足感があります。好きなのはプレーンタイプで、はちみつをかけておやつ代わりにしたり、ランチならそのままサラダ感覚で食べています。腸内環境を整える乳酸菌が豊富なので、腸の動きを活発にし、便秘の改善にも有効です。腸内環境がよくなれば肌も美しくなりますから、美容食としても効果的です。乳酸菌を摂るときは、腸内細菌の餌になる食物繊維も一緒に摂りましょう。おすすめは、食物繊維が豊富な青汁や野菜サラダ、きなこ、もずくスープなどです。

●緑黄色野菜でアンチエイジング
レイヤー状に盛り付けられた、枝豆、にんじん、かぼちゃ、さつまいもの上に、葉物野菜がたっぷり入ったサラダ!155kcalのローカロリーながら、1食分の野菜がしっかり摂れます。特に、女性にはカラフルな見た目も好評です。スマートに食べられるように配慮された縦型容器も◎です。
にんじん、かぼちゃ、さつまいも(皮つき)などの緑黄色野菜色の濃い部分には、酸化ストレスに対しての抵抗力が強いβ-カロテンやポリフェノールが含まれています。さらに、1種類の野菜ではなく、品目が多いのも魅力です。ミックスすることで、抗酸化パワーが高まります。多品目の緑黄色野菜を摂れば、酸化ストレスによる肌の老化や血管の劣化の予防にも有効で、食感の違いも楽しめるので、飽きずに食べられます。

●水溶性食物繊維で美に導く善玉菌を増やす!
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がバランスよく含まれるもち麦は、腸内環境を整えてくれる注目の食材です。もち麦に、カリカリ梅ときざみ梅の2種類を混ぜ込み、さらに、種抜き梅干しを丸ごとトッピング、たっぷりの梅肉を楽しめる、梅好きには嬉しいおにぎりです。
なんといってもポイントは、もっちりした食感の成分β-グルカンです。水溶性の食物繊維は、海藻やおくらなどの限られた食材にしか含まれていません。水溶性のため、腸内で分解されやすく、発酵・分解されると善玉菌を増やす環境作りに役立ちます。善玉菌は加齢とともに減少するうえ、悪玉菌の割合が増えれば、肌荒れ、代謝や免疫の低下、便秘の悪化の原因につながります。意識的に善玉菌を増やす食事を心がけることは大切です。さらに、近年の栄養学では、白米だけを食べるより、もち麦、大麦、雑穀、ひえなど、複数の品種を摂る方が、腸内細菌がよく育つということがわかっています。

●きび糖で脳を活性化!
健康食品として話題のユーグレナを使った和菓子!ユーグレナとは藻の一種であるミドリムシ(学名ユーグレナ)で、魚・肉・野菜の持つ59種類もの栄養素を含んだ優れものです。さらに、ベースとなる北海道産のきなこと鹿児島産のきび糖の生地にも、たんぱく質やビタミンE、食物繊維が豊富に含まれています。厳選された素材や、職人の手作業で行われる「ねじり加工」に、作り手のこだわりが感じられる商品です。
どうしても昼の食事の時間がとれない時のお助け食です。精製されていないきび糖は、ミネラル分の栄養素も含むうえ、糖分ですので血糖値を上げてくれます。夕方になると血糖値が下がり、鈍ってしまう頭の回転や集中力を上げるためにもおすすめです。また、きなこは高たんぱくの大豆製品ですから、大豆+緑黄色野菜(ユーグレナ)の"栄養たっぷりお菓子"と言えます。臭みもなく食べやすく、日持ちもするので常備食として最適です。

●適量の良質な油で肌の潤いをキープ
ロカボとはカロリーや脂質の制限はせず、糖質を適正量に抑える食事のことです。この商品の特長は、栄養バランスを考慮した3種のナッツが、黄金比率でミックスされているところです。オメガ3(n-3系脂肪酸)を含むくるみ、ビタミンEを含むアーモンド:鉄やカリウムを含むヘーゼルナッツの割合が、2:1:1です。スペインが国を挙げて行った「油の摂取と動脈硬化の発症率」の長期的な実験に基づき、独自に配合されています。
ダイエット中とはいえ油を抜きすぎるのはNGです!女性ホルモンをはじめ、体の機能を調整する多くのホルモンの核となるのは脂質です。肌のバリアとなる角質細胞間脂質も同様に、コレステロールやセラミドなどの脂質で構成されています。ふだんからナッツなどの良質な脂質は積極的に摂りましょう。ナッツには抗酸化の高いビタミンEも豊富なので、砕いてサラダにトッピングするなど、毎日の料理にプラスするのもおすすめです。ただし、カロリーが高いので食べ過ぎには注意しましょう!

是非、ご一読下さい。

雑誌『美ST』2019年1月号(11月17日発売 掲載ページP188~189)

特集「加齢やストレス、冬の乾燥で肌のバリア機能が低下しています!40代のゆらぎ肌に飲む〝こんにゃくセラミド〟」

バリア機能が低下して、乾燥したりかゆみが出たり、「なんとなく不調肌」の人が増えています。原因は肌のセラミド不足かもしれません。スキンケアで肌に補うだけでなく、実は食べても増やせるんです。飲んで効く"こんにゃくセラミド"で潤った美肌を目指しましょう。

<1.肌に.はセラミドがとても大切です。>
季節の変わり目に乾燥したり、かゆみや赤みが出る「なんとなく不調肌」。その原因はバリア機能の低下にあります。肌の最前線にある角層のバリアが弱くなると、そこから外的刺激が入り込みやすくなり、肌内部に炎症を起こします。炎症状態が続くと老化を促進させることにもつながります。外から異物が入り込まない整った角層を作るのは天然のクリームといわれる皮脂膜、水分を抱えるNMF(天然保湿因子)、そして角質細胞のすき間を埋めるセラミド(角質細胞間脂質)。特に水分保持力の高いセラミドがたっぷりあると、表面のキメが整い、ふっくらした透明感のある肌に。肌が健康で美しく見えるにはセラミドが必要なのです。

●バリア機能が壊れている、なんとなく不調肌が増えています
【バリア機能が高い肌・低い肌】
肌を外的刺激から守るのが皮膚表面にある角層。その角層の健やかさを保つのがセラミドを主成分とする細胞間物質です。セラミドが角層の細胞間を隙間なく埋めていると、肌表面のキメが整い、バリア機能もアップ。紫外線や大気汚染物質など外からの刺激を跳ね返し、肌の炎症を防ぎます。

・バリア機能が低い肌
皮膚のバリアが弱いので、細菌や湿疹を悪くするものが肌に侵入して悪さをします。内部で微弱炎症を起こし、細胞や組織にダメージを与え、シミ、シワなど肌老化の原因に。
・バリア機能が高い肌
皮膚のバリアがあるので、細菌や湿疹を悪くするものが侵入できない状態です。

●正常なターンオーバーにはセラミドが重要な役割を担う
コラーゲンやヒアルロン酸はハリや弾力を作って内側から支えますが、セラミドは表皮で肌の潤いを保ち、正常なターンオーバーやバリア機能を保つ重要な役割を担っています。残念ながら表皮細胞の中で合成されるセラミドは年齢とともに減少。スキンケアや食べ物から補うことが大切です。

<2.こんにゃくセラミドが肌にいい!>
美肌のカギはセラミド
食べ物の中で植物性セラミドが多いのがこんにゃく芋。ただ市販のこんにゃくは製造過程で含有部分が捨てられてしまうので「生芋こんにゃく」を選びましょう。
実験では、セラミドこんにゃくを摂取するとセラミドだけでなく、肌の線維芽細胞やコラーゲンの産生を増加させるというデータもあり、美肌試験でも潤い他改善が見られています。

<3.セラミドを食べて摂るメリットは全身に作用すること!>
セラミドを経口摂取することで体内での合成酵素が活性化する
セラミドはスフィンゴ脂質の一種で皮膚中の脂質の約50%を占めているほか、全身で機能を果たしています。セラミドは多くの植物に含有されており、経口摂取した場合は、そのまま肌のセラミドになるのではなく、体内でセラミドの合成に関係した酵素が活性化することが分かってきました。皮膚の機能改善効果や保水性についてはここ10数年で研究が進み、がんの抑制、アルツハイマーの予防などセラミドが生体にもたらすさまざまな可能性に注目が集まっています。
実際に、1日1200μgのこんにゃくセラミドを4週間、摂取した場合、75%の人が肌の潤いの改善を実感。5割り近くの人がツヤ、ハリの改善を感じたと回答しています。
35歳~59歳の男女にこんにゃくセラミド1日0.6㎎または1.2㎎を12週間続けて摂取してもらったところ、摂らなかった人に比べて頬や肘の肌からの水分蒸散量が減少。肌のバリア機能が上がり水分が逃げにくくなりました。

こんにゃく芋を調理して食品からセラミドを取ることもできますが、サプリメントならより手軽。こんにゃく芋を原料にセラミドを抽出した製品も多く出ています。
是非、手軽に取り入れて体の中からセラミドを補給しましょう。

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