2018年10月 9日

雑誌『Oggi/オッジ』2018年11月号(9月28日 掲載ページP195~201)

特集「まさか、今までと同じですか?30歳からの正解保湿」に慶田院長監修の記事が掲載されました。

◇最近、肌が前より乾燥しやすい気が...
◇30代になって、メイクののりがイマイチ...

赤ちゃんの体は約75%が水分ですが、成人になると約60%、老人では50%、と徐々に減少します。以前より肌が乾きやすくなったと感じるのは、肌の水分を保つ力が低くなっているからなのです。アラサー世代はどんな保湿ケアをしたら肌がちゃんと潤うのでしょうか。

≪30歳になると、どうして肌は乾きやすくなるんだろう?≫
加齢によって20代のころより肌が乾燥しやすくなるのはもちろんですが、間違ったお手入れによる乾燥もあるはずです。

【理由1】ちゃんと洗わないから
◎「朝はぬるま湯だけ」はかえって乾燥を招きます。
ぬるま湯でさっとすすぐだけにして皮脂を残すと、日中の肌の潤いが守られている感じがするという、大多数の意見があるようです。
しかし、皮脂や前の夜に使ったスキンケアの油分が残っていると、日中酸化して肌に炎症を起こす原因となります。また、ぬるま湯洗顔では不要な古い角質が落とせないので、代謝が乱れて角層が不健康になり、かえって乾燥肌の原因になります。朝晩2回、洗顔料を用いて洗った方が肌のバリア機能が整い、肌の乾燥を防ぐことができます。このとき、肌の潤いを奪わない洗顔料を選びましょう。もちろん、洗顔後はしっかりと保湿ケアをすることも大切です。

◎洗い方にも問題あり!ゴシゴシ洗いで乾燥肌に...。
クレンジングや洗顔で肌が乾燥してしまうというのは、洗い方に問題があるのかもしれません。たとえば、クレンジングシートでゴシゴシこすったり、クレンジングクリームなどの量が少なすぎて汚れが浮いていなかったり、洗顔ブラシを肌に押しつけていることも肌への負担となります。肌を洗浄料で摩擦すると、バリア機能が乱れて潤いが奪われる一方で、肝心の毛穴の汚れも落とせません。洗顔は毎日のことなので、無意識に力を入れすぎていたり、泡立てがおろそかになってしまうこともあるでしょう。クレンジングはたっぷりの量を使い、肌に摩擦が起こらないよう優しくなじませ、ぬるま湯で乳化させてからすすぎます(こする負担がかかるシートの日常使いは基本NG)。洗顔料は手の上でしっかり泡立ててから、泡でさっと短時間洗って皮脂や油分を包み込み、よくすすぎます。このやり方を意識するだけで、肌の潤いが変わってくるはずです。
クレンジングや洗顔料の選び方も大切です。アラサー以降は「激落ち」などと表示されているさっぱりタイプは避け、潤いを保って洗い上げるものを使うようにしましょう。

⇒【結論】
肌の上に残った皮脂や油分は、酸化して、炎症や乾燥の原因になります。朝も夜も洗顔料でちゃんと洗う!!ただしゴシゴシ&長時間洗いはNG。


【理由2】保湿美容液を使わないから
◎"化粧水&乳液でOK"は20代まで、と心得て
化粧水と乳液だけのシンプルケアでOKだったのは、肌の乾燥やトラブルが少なかった10~20代までです。30代からは、悩みに合わせた美容液などをお手入に組み込みましょう。
化粧水や乳液、クリームにも保湿成分は配合されていますが、それぞれアイテムの目的が異なります。化粧水でたっぷり水分を与えて乳液やクリームで守っても、すぐに乾燥してしまうという人は、"潤いを抱え込む力"が不足しています。保湿美容液を塗ると、乾燥の改善を実感できるはずです(ただし、つける量が原因で肌が乾燥していることもあります)。具体的に保湿成分とは、一般的にアミノ酸、ヒアルロン酸、セラミド、コラーゲン、多糖類などがあります。

◎クリームやオイルを塗っていれば大丈夫?
保湿というとオイルをイメージされる人も多いようですが、美容オイルだけに頼ってはいけません。保湿には2つの手法があり、油分の膜で覆って水分の蒸発を防ぎ、肌を柔らかくする「エモリエント」と、潤い成分を与えたり潤いを作り出すよう働きかける「モイスチャライズ」とがあります、「モイスチャライズ」の方が積極的な保湿ケアと言えます。保湿美容液にはモイスチャライズ効果があり、美容オイルは基本的にエモリエント効果のみあり、クリームには双方の効果があります。クリームで足りない場合、さらにオイルをプラスしたり、香りを楽しんだりする使い方はいいのですが、美容オイルに保湿効果を過度に期待するのは考えものです。

≪30代女子の基本スキンケア≫
朝;洗顔→化粧水→美容液→クリーム
夜;クレンジング→洗顔→(※角質ケア)→化粧水→美容液→クリーム
※保湿などの美容液に加え、夜は洗顔後に拭き取り化粧水や酸が入った美容液などの角質ケアをプラスするのもおすすめです。角層が整ってバリア機能が高まり、さらに乾燥を防ぐことができます。

⇒【結論】化粧水と乳液の2ステップでは、潤い不足。30代には、保湿成分や美容成分が凝縮された美容液が欠かせません。


【理由3】スキンケアアイテムの、つける量が足りないから
◎お手入れ時間が短い人はつける量がたりてない⁉
洗顔後のお手入れに、いつもどのくらい時間をかけていますか?1~2分という人は、つける量が足りていないかもしれません。パパッとつけて浸透したら終わりでは、潤いが足りない可能性があります。スキンケア化粧品には、それぞれ"使用量の目安が"表示されていますが、総じて、少なめに感じます。化粧水など水分系のものは、目安量の倍以上つけてもいいと思います。手のくぼみに1回とれる量を顔全体になじませたら、それを2~3回繰り返し、2、3回目は首からデコルテまで塗りましょう。美容液は手のくぼみに1回分、クリームは大きめのパール3粒分くらいです。

◎"クリームもしっかり塗る"が大原則
30代なら乳液よりもクリームを塗りましょう。乳液は一般的に油分より水分が多く、柔軟効果はありますが、ラッピングして潤いを守るところまではいきません。ニキビができやすかったり、テカリやすい人は、乳液かクリームの部分使いがおすすめです。それ以外の人はクリームを顔全体にしっかり塗ってください。朝はメイクくずれの原因になるからと、クリームを躊躇する人も多いようですが、逆にしっかり塗ったほうが、日中の乾燥や刺激から、肌を守ることができます。化粧くずれが気になるなら、Tゾーンは薄めに塗るようにしましょう。

⇒【結論】つける量は表示の量よりもやや多めに!顔全体から首すじ、デコルテまでたっぷりと馴染ませましょう。


【理由4】ずっと同じお手入を続けているから
◎肌の曲がり角の一歩手前から、お手入れを見直す
化粧品がたくさんありすぎて、何をどう選んだらよいのか分からないという人も多いようです。30歳はスキンケアコスメをエイジングケア系にシフトした方がいい時期に来ています。20代前半と同じようなスキンケアを使っている人は一度見直す時期に来ています。何からどう切り替えていけいいのか分からなかったり、いきなり全てを切り替えるのが不安な場合、アイケアやマスク、夜用のスペシャルケアアイテムなどをプラスするのもおススメです。

◎興味がある人は美容医療をスタートしても
5年後、10年後も美肌をキープしたいと願っているのなら、今から美容医療デビューするのもおすすめです。アラサー世代なら、『フォトフェイシャル』を年に3~4回受けるだけで、10年後の肌に大きく差がつきます。『フォトフェイシャル』とは、さまざまな波長の光を肌にあてることでシミや色むらなどを改善し、同時に真皮層のコラーゲン生成を促してハリを高める、マルチな美容治療です。表皮の代謝を上げる『ケミカルピーリング』を同時に施術すると効果がアップするのでお勧めです。
また、気になる毛穴の開きやちりめんジワには、真皮層の代謝スイッチを入れてコラーゲン密度を高めてくれる『ピコフラクショナルレーザー(ピコトーニングと同時施術)』『マッサージピール』なども早めに始めたい施術。再生力が高く、エイジングが進行していないアラサー世代からスターとすると効果的です。潤いとハリを保つためにぜひ信頼できる美容皮膚科を見つけてください。

どんな肌でいたいかは人それぞれですが、30歳を過ぎたら肌はお手入れしだいで大きく変わっていきます。乾燥によるバリア機能の低下は、くすみやシミ、たるみなどすべての肌トラブルにつながるものだから、まずは最低限しっかりと保湿をしましょう。乾燥が気になる時期にお手入れを見直せば、効果実感しやすく、続ける励みになります。

⇒【結論】スキンケアやマスクなどのスペシャルケアは、そろそろ取り入れどきです。美容医療も有効投資になります!


≪30歳の乾いた肌を癒すために、今すぐ取り入れたいビューティリスト≫
◎未来の肌のために始めたい美容医療
すべての美肌の基本『ケミカルピーリング』
酸の力を利用して肌表面の古い角質を除去することで、新陳代謝を促したり、毛穴詰まりを解消したりします。代謝が落ち始める30代がぜひ取り入れたい治療です。最近はピーリング剤入りの美容液、肌を洗い、さらに吸引して毛穴汚れを落とす「アクアフェイシャル」が人気です。

総合的な美肌効果『フォトフェイシャル』
IPLと呼ばれる光の束を肌に照射する治療です。シミやソバカスを徐々に薄くする効果、赤ら顔改善や毛穴引き締め効果、肌の奥のコラーゲン生成促進効果など、マルチな作用が一度にかないます。波長の調節が自在にでき、肌に合わせた治療ができる「フォトフェイシャルM22」という機種がおすすめです。

肌の奥から代謝を促す『ピコフラクショナルレーザー』 
最新のシミ・肌質改善レーザー「ピコレーザー(ピコウェイ)」を使い、肌に見えない点状の穴をあけて真皮から肌質改善を促すのが「ピコレーザー」です。痕改善にも効果的で、従来のフラクショナルレーザーと違って痛みが少なく、かさぶたにもならないので気軽に受けられます。

塗るだけのお手軽ケア『マッサージピール』 
肌表面には作用せず、真皮に届いて初めて働く強いピーリングを塗り込み、真皮から再生を活性化させる治療です。機器は使わず」、薬剤を手でマッサージするように塗り込み、拭き取るだけで終了。この気軽さながら、肌の滑らかさやハリ感を直後から感じられます。

美容医療初心者のアラサー世代は、まずは表皮を整えて美肌に導くものや、真皮の生まれ変わりスイッチを入れるものから取り入れてみましょう。
是非、ご一読ください。


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2018年(10月〜12月)のメディア掲載情報

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雑誌『婦人公論』 2018年12月25日・1月4日合併特大号(12月11日発売 P98~99掲載)

特集:ボディのうるおいを守るには「塗る」以外のケアも大切です!「ドクターが教えるお風呂対策講座」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

保湿剤を塗ってもボディの乾燥が気になる!
実は、「塗る」ケアと同じくらい大事なのが、「入浴中のケア」です。
正しいお風呂の入り方を覚えて、今年こそうるおった肌を手に入れましょう。

【思い当たったら要注意!ボディの乾燥を自ら促進している可能性が!!】
☑入浴剤はあまり使わない
☑時間がある時は、湯船でリラックスしたい
☑熱めのお湯が好き
☑ボディ洗浄剤は、乾燥しそうだから使わない
☑ゴシゴシ擦らないと洗った気がしない
☑定期的なスクラブが欠かせない

≪洗いすぎないことが、うるおいキープの近道≫
肌のカサつきが気になるのが冬です。乾燥度合いが、年々増していると感じる人も多いのではないでしょうか。それは、加齢により肌機能が低下しているのと、入浴時の洗いすぎが原因です。肌を守るバリア機能は、皮膚の一番表面にある角質層が担っています。
角質層内にある「天然保湿因子」と「細胞間脂質」の働きで潤いは保たれているのですが、加齢により肌のターンオーバーが乱れると、その量が減少してしまうのです。さらに、肌表面を覆って水分の蒸発を防ぐ「皮脂膜」も、加齢による皮脂分泌の減少で薄くなるため、より乾燥が進行します。年齢を重ねるほど乾燥を実感するのはこのためです。
しかもこの角質層は、わずか0.02㎜とラップ程度の薄さで、少しの刺激で簡単に剥がれてしまい、回復するのに数日、遅いと1~2週間もかかります。50代以降の人は、汚れを落とすためにゴシゴシ洗うのが普通と思っている世代ですから特に注意が必要です。皮脂は時間が経つと変質し、かえって肌を乾燥させる要因になるので、汚れはしっかり落とすべきですが、ゴシゴシ洗う必要はありません。最近の洗浄剤は優秀で、泡をのせるだけで、汚れを吸着して除去するように設計されています。肌のしくみや製品の性能を正しく理解して、乾燥を防ぐ入浴法を実践しましょう。

≪しっとりボディを手に入れるための「入浴ガイド」≫
●入浴剤は必ず使うこと
お湯に浸かるだけで、角質層内の潤い成分は溶けだしてしまいます。それを少しでも補うのが、保湿系入浴剤です。配合されている保湿成分は、肌表面に膜をつくり、自前のうるおいを守ります。さら湯の入浴より、肌の皮脂が抜けにくいことが研究でも立証されています。

●体を洗う前に湯船に浸かる
湯船につかるタイミングも大切です。体を洗浄すると、最表面の皮脂膜をはじめバリア機能が損なわれ、無防備な状態になります。すると、自前のうるおいがより流失しやすくなるので、湯船には最初に入るのが望ましいでしょう。お湯が汚れないか気になる人は、足元や外性器など汚れが気になる部分だけ先に洗って浸かるようにしてください。

●泡でなでるように洗う
汚れには、不要な皮脂が混じっているため、洗うときは洗浄剤を使いましょう。ただし、泡が汚れを吸着し巻き込んで落とすため、ゴシゴシ擦る必要はありません。擦ると肌を傷つけバリア機能を壊しかねません。最近の洗浄剤は、のせておくだけで油性の汚れまで落とすほど優秀です。手で泡を行き渡らせるだけで十分です。

●カラスの行水が正解
入浴には、リラックス効果や体を温める効果もありますが、乾燥対策という視点からいうと、湯船につかるのは2~3分が適当です。体を温めたい場合は、数回に分けて入ると良いでしょう。(慶田の場合は、まず湯に浸かり、洗髪後にもう一度浸かり、最後に体を洗って出ます)また、お湯の温度は42℃を超えると一気に脱脂力が増すため、41℃までを目安にしましょう。

●皮脂が少ない部分はサッと洗う
体の部分によって洗い方に緩急をつけると、さらに乾燥が防げます。頭頸部、胸周り、背中の中心、鼠径部、お尻周り、足の裏など皮脂や汚れが多い部分は丁寧に洗い。逆に、肘から先、膝からすねは皮脂が少ないため、サッと洗うようにしましょう。全身を3~4分で洗い終えるように意識しましょう。

お湯につかったときにピリッと感じる敏感肌の人や、何をしても乾燥肌が改善しない人は、一度入浴法を見直してみましょう。
当院では、天然セラミド配合の『セラミドバリアクリーム』が、バリア機能を高め、肌をやさしく守るので人気です。

是非、ご一読ください。

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雑誌『GLITTER』2018年1月号(12月7日発売 掲載ページP104)

特集『年末年始の「自己投資美容」』に当院のピコレーザー照射とCO2レーザー手術が紹介されました。

今回は、編集部Y様のシミ・イボの体験レポートです。
お悩みは20代からではじめたうっすらとしたシミ、そして点々とソバカスのようなものたくさんでき始め、お手入れの度に憂鬱になっていたそうです。
そこで慶田院長の診察をお受けいただきました。

診察にて、肌悩みはシミ、ホクロ、老人性イボと判別されました。ソバカスだと思っていた細かいボツボツはほとんど全てイボだったのです。『老人性イボ(脂漏性角化症)』は30歳頃から増え、徐々に目立ってきます。出来始めの頃は、肌色の小さなザラザラやシミのように見えるので肌荒れやシミだと思っている方が多いのです。
老人性イボは良性腫瘍ですから、美白剤も普通のシミ用レーザーもフォトフェイシャルも効きません。シミと思っていたらイボだった・・・と激しいショックをお受けになる方が多いのです。でもイボはCO2レーザー手術で簡単に綺麗にすることができますよ。
このように、治療をはじめるにあたって、専門医による的確な診断はとても重要です。
相談の結果、頬のぼやっとした大きめのシミはピコレーザーのスポット照射で、沢山ある老人性イボはCO2レーザーで手術(軽く削る)ことになりました。

◆シミ➡ピコレーザー(スポット照射)
ピコレーザーは最新のシミ治療器です。シミ、ソバカス治療で一般的なQスイッチレーザーよりはるかに短い「ピコ秒(1兆分の1秒)」単位で照射します。照射時間が極めて短いから痛みや皮膚へのダメージが最小限に抑えられ、「早く」「キレイに」「確実に」シミを薄くする革新的なレーザーです。
シミ治療は、スポット照射と一緒にピコトーニング、ピコフラクショナルフォトフェイシャルM22、ジェントルレーズなどと併用していただくことで、肌全体のメラニンを薄くし、色むら改善やキメを整える効果もあります。

◆老人性イボ(脂漏性角化症)➡CO2レーザー
CO2レーザーは、炭酸ガスを用いてイボを蒸散させ、腫瘍の部位だけを皮膚表面からごく浅く削り取る方法です。照射部位は小さく穴が開いた状態になりますが、小さなイボならすりむいた程度の浅さ。自己治癒力により5~10日ぐらいで新しい皮膚ができ、ほとんど傷痕やシミも目立ちません。

●施術直後
シミの痕はまだ目立たず、イボの痕の方が照射した周囲がプックリして目立ちます。外気に触れて少しヒリヒリしましたが、気にならない程度。両方軟膏の処置のみでテープを貼る必要はありません。

●施術翌日
シミの照射をしたところが、時間の経過とともに徐々に濃くなり、赤黒くかさぶたのように変化。メイクができるので気にならない程度に隠すことができます。

●施術5日目
シミのかさぶたが剥がれ落ち、ピンク色の新しい皮膚がでてきました。イボの箇所は、大きめのところは少し赤みがありますが、それ以外はだいぶ目立たない状態にまでなりました。

●施術10日後
シミの部分照射したところは完全にかさぶたが取れ、ほとんど目立たない状態に。イボの痕はその後白っぽい薄皮ができて、それが剥がれると、照射後にできていたくぼみが平らに。小さかったイボは完全に消え、大きめだったところはまだ赤みがありますが、日に日に改善がみられています。

日ごろ鏡を見るたびに気になっている肌悩みは、ホームケアで即時的に改善するのはなかなか難しいのもの。一度クリニックを訪れてみてはいかがでしょうか。
是非、ご相談ください。


施術別:ピコレーザー(ピコセカンドレーザー・ピコウエイ)
施術別:CO₂レーザー手術(炭酸ガスレーザー手術)
お悩み別:顔 シミ
お悩み別:老人性イボ(脂漏性角化症)

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雑誌『Oggi/オッジ』2019年1月号(11月28日発売 掲載ページP221~227)

特集「今なら間に合う、30歳からのシワ消し」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

30代のほうれい線、目元ジワなどのお悩みなら、すぐに手を打ちましょう。もしかしたら「間違ったケアや生活習慣」のサインかもしれません。

≪まずは部位別にシワの原因を知ろう≫
乾燥やハリのなさなんてかわいいもの。もう若くないんだという現実をはっきりと示してくれるのが「シワ」です。
10年後の肌のためにも、見つけたら大至急対策をとりたいものです。そのために、まずはシワのできる原因を知っておきましょう。

●「目元」のシワ:乾燥・表情が原因
幸せの象徴ともいわれますが、目元のシワ、繰り返す表情による"折りグセ"が定着したものです。その表情とは大半が笑顔なので悪いものではないとはいえ、将来"くっきりジワ"になってしまいます。肌の乾燥もシワを深くする原因になります。

●「額・眉間」のシワ:表情グセが原因
ないにこしたことはないシワのひとつです。目を開くときに眉を持ち上げるクセのある人は額の横ジワ、ものを見るとき眉を寄せるクセがある人は眉間の縦ジワが出やすくなります。どちらのシワも顔が険しく見えるので、できる限り防ぎたいものです。

●「ほうれい線」:たるみ・骨格が原因
深くなる原因は、ひとによってさまざまです。頬がたるみ、皮膚の重みでほうれい線が深くなる場合と、骨格的にほうれい線エリアの骨がくぼんでいる場合があります。仰向けになったときにほうれい線が浅くなるのは、主にたるみが原因です。

●「首」のシワ:悪い姿勢が原因
長時間のスマホ使用によって急増しています。手元のスマホを見るときは顎を引きがちですが、この時間が長いと、若くても首にシワが刻まれます。また、高い枕の使用も顎を引いた姿勢が首のシワにつながるので、今すぐやめたほうがいいでしょう。

<30代前半のシワはまだ"消えるシワ">
笑わなくても常にあるほうれい線、目尻のシワ、額の横ジワ、首のシワなど、20代前半はまったく気にならなかったのに、いつの間にかはっきり刻まれつつある「シワ」!アラサー世代に行ったアンケートでは、なんと全員が「気になるシワがある」と回答されたそうです。中でもほうれい線に悩んでいる人が多いようです。
とはいえ、実は本格的にシワが刻まれるのは、肌の奥の弾力が顕著に減る40代以降です。30代前半は、20代に比べれば肌の衰えは進んでいるものの"消えないシワが刻まれる"という年齢には遠く、今あるシワはお手入れ不足による乾燥やゴワつきが原因である可能性があります。また、表情や姿勢の悪い癖を改めれば、消えるシワもあります。このまま放っておけばシワは確実に定着しますが、逆に今対策をとれば、未来のシワを減らすことも可能です。

日々のお手入れの見直し!
≪10年後の肌を見据えたケアでシワができにくい肌に≫
肌が乾燥してシワが目立ち始めたという人も多い、アラサー世代の乾燥は、保湿が足りないせいであることも多いのです。デイリーケアを見直して、潤いに満ちたシワのできにくい肌にしましょう。

●良質な潤いの化粧水&クリームを選ぶ
ベタつくのが苦手だからとクリームを避ける人も多いようですが、肌の自活力が衰え始める30歳以降は、お手入れの最後にクリームを使いましょう。油分と保湿成分が与えた潤いをしっかり抱え込んでくれます。サラサラの保湿アイテムは逆に潤いが足りない可能性があります。多少べたつくくらいがちょうどいい、という考え方にシフトしましょう。

●惜しみなくたっぷり使う
肌に十分な潤いを届けるために、化粧品は表示されている適量よりもやや多めに使いましょう。肌が乾燥しやすい冬場は、表示の倍量くらい使ってもいいくらいです。1本の化粧水を3ケ月以上もたせているのなら、明らかに使用量が足りていないと思われます。シワのない肌を育てるために、ここはケチらず贅沢使いをしましょう。
※化粧水はたっぷりの量を2回重ねる!クリームはべたつくくらいがちょうどいい!!

●細かい細部まで丁寧につける
忙しさや時間がなかったりで、案外毎日のお手入れが雑になっていませんか?シワは凹凸のある細かい部分にできているので、指の腹で丁寧につけましょう。化粧水もクリームも顔全体に馴染ませた後、指の腹で細かい部分に、シワの中まで入れ込むように馴染ませます。仕上げに首筋にも馴染ませ、首の縦ジワをふっくらさせるように保湿しましょう。

『シワ治療』
『たるみ治療』
30代は、5年後、10年後の肌を見据えたケアでシワのできにくい肌を目指しましょう!
是非ご一読下さい。

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雑誌『GLOW/グロー』2019年1月号(11月28日発売 掲載ページP114~117)

特集「紫外線量と露出が少ない今がベストタイミング!冬の間にシミ&イボを大掃除」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

「美容皮膚科はまだ早い?」と思っていませんか、肌トラブルが増えてくる40代にとって、実は美容皮膚科は良き相談相手です。特に紫外線量が少ない今こそ、気になる肌のメンテナンスの季節です!

≪45才が冬の間に 美容皮膚科でメンテする理由≫
●「ハードルが高い!」は思い込み。今や美容皮膚科医は美こそ美の名アドバイザー
シミやイボといったレーザーや炭酸ガス治療は、治療後は日焼け厳禁のため、紫外線の少ない冬こそ治療の始めどきです。
治療後は"紫外線に当たらない""擦らない"が原則です。少しでもリスクを軽減したいならば、紫外線量が少なくなる〝今〞です。いつも対面する人と会わない年末年始休み前に治療する人が多いです。

さらにGLOW世代は、シミではなく、老人性イボになっていることも多いのです。シミだと思っていた患者さんの皮疹を拝見すると、老人性イボ(脂漏性角化症)の人は10人に8~9人の割合でいらっしゃいます。この場合はレーザーではなく、炭酸ガスレーザー(C O 2レーザー)で幹部を削ることがおすすめです。小さいうちに治療をすれば、傷跡も目立ちませんし、2mm未満の小さなイボならば1個あたり1 0 0 0円(5個以上の料金・麻酔など別途/銀座ケイスキンクリニックの場合)とお手頃です。日々のお手入れと共に、美容医療は上手に使えば、10年後の肌にも自信が持てるはずです。

≪「老人性イボ」 はCO2レーザーで除去!≫
【施術前】体験者の声
「最近になって、首のまわりがザラつくと思ったら小さな茶色い突起物。約10年前にも退治したのにまた出てきました。気分的に落ちるので迷わず除去を選択。自覚していたよりも先生に多く指摘され驚き!」

GLOW世代になるとほとんどがシミと老人性イボが混在しています。イボはスキンケアでは解決できず、放っておくと大きくなるため、小さなうちに取り除くことが賢明です。
老人性 + イボというWの悲劇はとにかく小さいうちに手を打ちましょう!

「首やデコルテに触れると気になる小さなプツプツがあり、10年前に一度、美容皮膚科に駆け込んで治療したものの、再びのイボの出現に正直がっかりしました」。

専用ルーペで診察したところ、老人性イボ(脂漏性角化症)が判明しました。ルーペでしか見えない極小レベルを含めると、その数はなんと1 0 0個以上ありました!
主な原因は日焼けと老化です。さらには衣類などの摩擦の刺激も関与しています。おそらく、今できているイボは再発ではなく、新たな場所にできたものです。紫外線の影響は10年以上経って肌表面に出てくるから怖いのです。
通常、シミにはピコレーザーを使用するものの、老人性イボの場合はCO2(炭酸ガス)レーザーで削る方が、確実かつ、経過も良好です。

CO2レーザーは治療部位のみを蒸発させ、取り除くので、出血もほとんどなく終了します。また、外用麻酔や(大きめ箇所には)麻酔注射を使用しますので刺激は和らぎます。それでも刺激に弱い人もいますので希望によっては傷み止めの処方できます。まずは様子をみるため、10~30個程度の治療を推奨しています。

今回除去したイボの数はなんと、トータル110個、それなりの痛みは伴いますが、結果は満足です!

【2週間後】
「術後直後は痛く、3~4日は予想していたより赤みや腫れが気になり、気持ち的なダメージは大きかった。前回の施術よりもハードに感じたのは、自分の加齢のせいもあるのかと思うと、余計に気分もダウン。そんなこんなも、1週間~10日後には痛みも腫れも忘れるくらいまで回復。まだうっすらとシミのような跡があるけれど、表面はスベスベ。鬱蒼とした気持ちが晴れました!」

≪イボ治療にはこんな種類が!≫
◎「液体窒素」保険適用(銀座ケイスキンクリニックでは行っていません)
盛りあがった部位を、マイナス190度の液体窒素で凍らせる冷凍法です。皮膚表面を平らにして行くためこまめに通う必要があります。

◎「CO2(炭酸ガス)レーザー」2㎜以下 1カ所1000円〜2000円(サイズ・数で異なる)(今回の治療方法)
ほくろ・イボなどの盛り上がったできものをレーザーで削る治療法です。美容皮膚科では こちらが主流になります。
当院『CO₂レーザー手術(炭酸ガスレーザー手術)

是非、ご一読ください。

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雑誌『クロワッサン』2018年12月10日号(11月25日発売 掲載ページP34~37)

特集「顔の数だけ、洗い方がある!?毎日の洗顔、それぞれの正解。」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

若い頃は当たり前のように朝晩しっかり洗顔していたはずですが、40代以降もそのままのお手入で大丈夫なのでしょうか。
結論から言えば、洗いすぎも洗わなさすぎもいけません。あまり洗浄力の強いもので洗うと、皮脂を取りすぎ乾燥の原因になります。
逆に洗浄力が弱いと、古い角質が肌表面に残ったままになり、ターンオーバーが乱れます。化粧品に含まれる油類は、肌に長時間のせておくと酸化し刺激に。これが微小炎症となり老化の原因に繋がるので、しっかり落とすことが重要です。
洗顔方法は、朝晩で変えてのいいでしょう。目指すべきは、くすみがなくキメが整った、角層の水分量が多い肌。この洗い方と決めつけず、自分の肌で試してみて、調子が良い方法を選ぶのがおすすめです。

そこで、4名の代表者の洗顔方法について慶田院長が解説しました。

●洗顔料で水洗い党
うるおいを守りながら、汚れや不要な角質を一掃。
泡でやさしくしっかり、汚れや角質を落します!
メリット
・くすみをオフし、肌を明るく保つ。
・ターンオーバーを正常化。
・ごわついた肌をやわらかく
「毎日洗顔料をたっぷり泡立てて洗顔。特にこだわっているのは、洗顔料の選び方。毛穴の汚れや角栓などはしっかり落としたいけれど、うるおいは残したい。この条件は譲らず、そのときどきでアイテムを使い分けています。
たとえば、乾燥が気になるときは美容成分がたっぷり入っている洗顔料を選び、小鼻やフェイスラインのざらつきが気になるときはクレイや重曹成分を含んだ泡パック。角質が気になる肌には、酵素入りの洗顔料がおすすめです。」
<慶田院長からのアドバイス>
うるおいを守りつつしっかり洗える洗顔料を選ぶのは大人の肌にとって大切。手と顔の間に泡をはさむようにしてやさしく洗いましょう。

●朝は洗わない党
蒸しタオルで顔を温めてから、軽くふき取る。
水も洗顔料も使わず、タオルで温めます!
メリット
・肌をゆるめてスキンケア効果をアップ。
・血行を良くして巡らせる。
・温感でリラックス&気分がシャキッ。
「きっかけは、肌が乾燥していたときに朝の洗顔をやめてみたら、肌の調子が良くなったから。水やお湯で洗わなくても、蒸しタオルを当てると血行が良くなり、後から使う化粧品の吸収も良くなります。毎朝、蒸しタオルを顔に当ててから、目のキワや小鼻など、気になる部分を軽くふき取り、最後に首でデコルテを流すようにふく。気分もシャキッとして、いいことずくめです。週に1度くらいは肌の状態にあわせてペースト状のマスクを塗り、そのまま5分くらい朝の準備などをして、その後、蒸しタオルを当ててふき取ります。」
<慶田院長からのアドバイス>
皮脂の多くない、薄メイク派に向いています。タオルは熱くしすぎず、ゴシゴシとふき取らないこと。肌あたりのやさしいタオルを選びましょう。

●泡洗顔+α党
毎日の洗顔に、さらに角質コスメをプラス。
ターンオーバーを後押しします!
メリット
・毛穴の黒ずみを防ぎくすみがちな肌も明るく!
・本来の調子を取り戻しキメを整えすべすべの手触りに。
・プラスアイテムの使い分けで理想の肌が手に入る。
「洗顔料による泡洗顔にプラスして、そのときどきで角質ケアコスメをきめ細かく使い分け。週1~2回角質ケアコスメを洗顔時に使うと、肌の明るさやなめらかさが違ってきます。年齢的とともに遅くなっているターンオーバーを応援するためにも、定期的な角質ケアはおすすめです。
注意する点は、とにかくこすらないこと。摩擦で肌を傷つけてしまうと、せっかくのスキンケアがマイナスからのスタートになってしまいます。物理的にこすり落とすのではなく、化粧品で古い角質をやわらかにして浮かせることを意識しましょう。ふき取り美容液やなめらかなスクラブ、古い角質を取り除く効果のあるパックがお気に入りです。」
<慶田院長からのアドバイス>
角質ケアをすると、角層の水分量が上がります。ターンオーバーを促すためにも週2~3回のケアがおすすめ。やりすぎには注意しましょう。

●朝はふき取り洗顔党
化粧水を含ませたコットンや洗顔専用シートでふき取る。
水を使わずにふき取っています!
メリット
・保湿効果もあるので、乾燥しにくく肌がつっぱらない。
・忙しい朝でも外出でも、すぐにケアができる。
・ふき取るという行為で気分もすっきりする。
「続々と商品が登場している、洗顔シート。夜にしっかりクレンジングをして汚れが落とせていれば、朝はふき取りのみでも問題ありません。特に、ファンデーションが粉っぽくなったり、目の下などにチリチリしたつっぱり感があるときは、肌が乾燥している可能性大なので、洗顔をやめてみるというのもひとつの選択肢。
ふき取りで皮脂や不要な角質だけをやさしく取り除くようにしてみましょう。最近は、オールインワンシートマスクなど、洗顔からスキンケアまで1枚のマスクで完了するものも人気。1分ほど肌にのせておくだけでいいので、忙しい朝の時短ケアとしても大活躍。スポーツジムで運動したり、ランニングをしたりする人は、頻繁に顔を洗うのでこのようなシートが手軽でおすすめ。水洗いする回数を減らすことができ、乾燥を防ぎます。また入院中など洗面台が使えないときにも顔を清潔、快適にできるのはうれしいですよね。
高保湿タイプのシートマスクやふき取り美容液がお気入りです。耳の後ろや首などもふき取ると、すっきりします。」
<慶田院長からのアドバイス>
水が使えないときの方法としてはあり。コットンはこすらず肌の上においてなじませて。できればその後、洗い流せばベストです。

皮膚科専門医の立場から提唱する、もっともおすすめの洗顔法は、『毎朝の泡洗顔+時々ピーリングでの角質ケア』です。クリニックでは、みずみずしいお肌のために月1回程度のペースで乳酸によるケミカルピーリングをご案内しています。ジェントルレーズプロ、フォトフェイシャルM22、ジェネシス照射のいずれかを選んでいただく当院の『肌質改善治療』にはセットで組み込まれているので、通ううちにキメも保湿力もアップすると評判です。
是非、ご一読ください。

ケミカルピーリング(メディカルピーリング)

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雑誌『婦人画報』2018年11月号(2018年10月1日発売 掲載ページP229)

特集『銀座で美容エクスペリエンス「長く付き合えるクリニック」』に当院が紹介されました。

銀座というとお買い物をイメージする方が多いのではないでしょうか。しかし、本当の銀座は〝美容エクスペリエンス〟すなわち体験型の美容が充実した街でもあります。優れた美容クリニックが集まる、都内でも有数のビューティエリアです。
数ある美容クリニックのなかでも、当院はアンチエイジングの要であるシミやシワなどの治療に評価をいただき、高い美意識を持つ女性医師に出会えるクリニックとして掲載されています。
当院の新しいシミ治療器は、最新の美容が揃う銀座でもまだ導入例が少ない〝ピコレーザー(ピコセカンドレーザー・ピコウェイ)″。ピコレーザーで特におすすめの照射方法は、ピコトーニング+ピコフラクショナル(初回52.000円)。

マイルドなトーニングモードと、さらにパワーをあげて照射するフラクショナルモードとのダブル照射。シミ治療をはじめ、肝斑やちりめんジワ、ニキビ跡、毛穴の開きなど、多様な肌悩みに対応し着実に肌質を高めます。
濃いシミには、スポット照射モードにすることで一瞬のうちにシミだけを狙い撃ちできます。

シネロンキャンデラ社のピコウェイは、375ピコ秒(「1ピコ秒」=「1兆分の1秒」)という超短いパルス幅で照射するため、肌へのダメージが少なく、複合的な肌悩みに対応できるハイスペック機種です。

事前に麻酔クリームを使用しますが、無麻酔でも痛みは少なく施術後にメイクもできます。従来のようなテープ保護も必要ありません。症状により内服薬や美白剤を併用し、レーザー治療の効果を最大限に高めるためのご案内をしています。

今や美容クリニックは、エイジングケアのパーソナルトレーナーのような存在です。
是非、ご相談ください。

リンクは本文中と下記に別テキストでも
ピコレーザー(ピコウェイ)

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雑誌『美ST』2019年1月号(11月17日発売 掲載ページP188~189)

特集「加齢やストレス、冬の乾燥で肌のバリア機能が低下しています!40代のゆらぎ肌に飲む〝こんにゃくセラミド〟」

バリア機能が低下して、乾燥したりかゆみが出たり、「なんとなく不調肌」の人が増えています。原因は肌のセラミド不足かもしれません。スキンケアで肌に補うだけでなく、実は食べても増やせるんです。飲んで効く"こんにゃくセラミド"で潤った美肌を目指しましょう。

<1.肌に.はセラミドがとても大切です。>
季節の変わり目に乾燥したり、かゆみや赤みが出る「なんとなく不調肌」。その原因はバリア機能の低下にあります。肌の最前線にある角層のバリアが弱くなると、そこから外的刺激が入り込みやすくなり、肌内部に炎症を起こします。炎症状態が続くと老化を促進させることにもつながります。外から異物が入り込まない整った角層を作るのは天然のクリームといわれる皮脂膜、水分を抱えるNMF(天然保湿因子)、そして角質細胞のすき間を埋めるセラミド(角質細胞間脂質)。特に水分保持力の高いセラミドがたっぷりあると、表面のキメが整い、ふっくらした透明感のある肌に。肌が健康で美しく見えるにはセラミドが必要なのです。

●バリア機能が壊れている、なんとなく不調肌が増えています
【バリア機能が高い肌・低い肌】
肌を外的刺激から守るのが皮膚表面にある角層。その角層の健やかさを保つのがセラミドを主成分とする細胞間物質です。セラミドが角層の細胞間を隙間なく埋めていると、肌表面のキメが整い、バリア機能もアップ。紫外線や大気汚染物質など外からの刺激を跳ね返し、肌の炎症を防ぎます。

・バリア機能が低い肌
皮膚のバリアが弱いので、細菌や湿疹を悪くするものが肌に侵入して悪さをします。内部で微弱炎症を起こし、細胞や組織にダメージを与え、シミ、シワなど肌老化の原因に。
・バリア機能が高い肌
皮膚のバリアがあるので、細菌や湿疹を悪くするものが侵入できない状態です。

●正常なターンオーバーにはセラミドが重要な役割を担う
コラーゲンやヒアルロン酸はハリや弾力を作って内側から支えますが、セラミドは表皮で肌の潤いを保ち、正常なターンオーバーやバリア機能を保つ重要な役割を担っています。残念ながら表皮細胞の中で合成されるセラミドは年齢とともに減少。スキンケアや食べ物から補うことが大切です。

<2.こんにゃくセラミドが肌にいい!>
美肌のカギはセラミド
食べ物の中で植物性セラミドが多いのがこんにゃく芋。ただ市販のこんにゃくは製造過程で含有部分が捨てられてしまうので「生芋こんにゃく」を選びましょう。
実験では、セラミドこんにゃくを摂取するとセラミドだけでなく、肌の線維芽細胞やコラーゲンの産生を増加させるというデータもあり、美肌試験でも潤い他改善が見られています。

<3.セラミドを食べて摂るメリットは全身に作用すること!>
セラミドを経口摂取することで体内での合成酵素が活性化する
セラミドはスフィンゴ脂質の一種で皮膚中の脂質の約50%を占めているほか、全身で機能を果たしています。セラミドは多くの植物に含有されており、経口摂取した場合は、そのまま肌のセラミドになるのではなく、体内でセラミドの合成に関係した酵素が活性化することが分かってきました。皮膚の機能改善効果や保水性についてはここ10数年で研究が進み、がんの抑制、アルツハイマーの予防などセラミドが生体にもたらすさまざまな可能性に注目が集まっています。
実際に、1日1200μgのこんにゃくセラミドを4週間、摂取した場合、75%の人が肌の潤いの改善を実感。5割り近くの人がツヤ、ハリの改善を感じたと回答しています。
35歳~59歳の男女にこんにゃくセラミド1日0.6㎎または1.2㎎を12週間続けて摂取してもらったところ、摂らなかった人に比べて頬や肘の肌からの水分蒸散量が減少。肌のバリア機能が上がり水分が逃げにくくなりました。

こんにゃく芋を調理して食品からセラミドを取ることもできますが、サプリメントならより手軽。こんにゃく芋を原料にセラミドを抽出した製品も多く出ています。
是非、手軽に取り入れて体の中からセラミドを補給しましょう。

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雑誌『美的』2018年12月号(10月22日発売)

今回、2つの特集に掲載しています。

◆特集その1『#実樹Beauty LESSON 20』(掲載ページP36~37)

今月のLESSON
「美的」をはじめ多方面で活躍する女医さんと30代の美について対談!
モデルの有村実樹さんと慶田院長が、本格的な乾燥シーズンを迎える前に確認しておきたいことをクロストークしました。

Q1.肌のゆらぎはお手入れ不足?それとも、敏感だから?
寝不足続きで疲れがたまると、いつも使っている化粧品でもたまにヒリヒリすることがあります。これは、一時的な肌のゆらぎですか。それとも、本当は敏感肌だから?

A.医学的に敏感肌と診断される人は角層のバリア機能が弱い「アトピー素因」があり、日本人の約1/3が該当するといわれています。肌の水分保持能を司るセラミドの産生力が通常よりもぐっと低く、水分や油分を溜め込めず外部からの刺激を受けやすくなります。
このように敏感肌の素因を持っている方は意外と多くいらっしゃいます。また、アトピー素因が無くても、30代を迎え、美肌を保つスキンケアの3本柱「洗顔、保湿、紫外線対策」や、生活習慣の5本柱「食事、睡眠、排泄、運動習慣、ストレスコントロール」のバランスがくずれると、肌あれしやすくなるので要注意です。
10月からは湿度も60%以下の日が増え、誰もが肌の乾燥を感じがちに。夏の間、スキンケアをあっさり&さっぱり済ませていた人は特に、乾燥によるゆらぎが生じやすくなるので、今から保湿クリームで濃密に肌を潤すことが大切です。

Q2.唇の皮ムケはリップが合わないから起こる不調ですか?
「唇の皮がむけたから、このリップは私の唇には合わない」と決める人が多い気がします。その判断は、正しいのでしょうか?撮影で長時間リップメイクをしていると唇の皮が剥けることはあります。でも、それを優しくティッシュオフするとツルツルになるので、唇が敏感だとは思っていないのですが......。

A.唇の皮膚は、ほかの部分よりもかなり薄くて皮脂腺もないため、非常に乾燥しやすい部位です。しかし皮が大きく剥けたりガサガサしたりするのは、少々バリア機能が低下している証拠です。ただし、唇はターンオーバーが他と比べて早いのも事実です。こすらずにするっと落ちるものは古い角質や垢と一緒なので、あまり気にしなくて構いませんし、使っている製品自体が悪いとも言えません。

でも、明らかな「口唇炎」なら治療が必要です。何を使っても唇に刺激を感じたり亀裂が入る場合、皮むけが治まらない場合は、口唇炎を疑いましょう。保険診療内で治療ができるので、皮膚科に相談を。

Q3.失敗しない美容皮膚科医選びのコツはありますか?
たくさんあって選ぶのに迷います。どんな美容皮膚科へ行けば、自身の肌を安心して委ねられますか?

A.まずはホームページに掲載されているドクターの経歴をチェックしてみましょう。皮膚科医が必ず入る『日本皮膚科学会』から、大学病院などで最低5年間の研修と手術の症例実績などが考慮され、筆記テストに合格した場合に与えられる "皮膚科専門医"の資格をもっていることは大前提です。形成外科医の場合は、『日本形成外科学会』認定の形成外科専門医が必須です。このどちらかに加えて論文執筆歴をチェックすることは重要です。
これがない場合は、医師としての下積み経験が少ないので、診立て力に欠ける場合があります。例えばホクロでも、それが悪性か良性か見極められなかったり、シミの種類を誤診して悪化させてしまったりすることもあります。

他の注意点としては、診察初日に治療を迫るようなクリニック、ホームページにリスクやダウンタイムに関する記載がないクリニックにはご注意ください。

美容皮膚科は、肌老けが加速するより前に少しずつ始めることで、肌老化のスピードを抑えることができます。30代からスタートすれば、40代以降の肌に大きな差がでるはず。痛みやダウンタイムがないメニューが豊富なので、是非、ご相談ください。


◆特集その2『美容賢者は、秋冬も美白ケアを頑張っている!』(掲載ページP114)
美白ケアは春夏だけでなく、紫外線のダメージが落ち着いてきた今こそ、絶好のチャンスです。今回、透明美肌で過ごす14人の美容賢者の美白ケアを紹介する特集で、慶田院長が皮膚科専門として解説しました。

夏はいくら気をつけてUV ケアをしていても、容赦なく降り注ぐ紫外線によってメラニンが活性化してしまうもの。そのため夏は美白ケアを頑張っても、メラニンの活性を抑えることで精一杯。美白美容液は最低でも3ヶ月~半年使ってこそ手応えが出てくると言われています。紫外線量が減ってくる秋冬こそ、継続して使うことで透明感が出たり、シミが薄くなってきたり...と効果を感じやすくなります。だからこそ、秋冬に美白ケアをやめてしまうのはもったいないのです!

夏場に紫外線を浴びて保湿を怠っていると、肌が乾燥して角層が厚くなります。夏のダメー
ジを経た秋口の肌は、紫外線だけでなく乾燥や角質肥厚によるくすみなどもケアしていくことが大切です。

そのため、クリニックでのピーリングや自宅での角質ケアは、日々のスキンケアの手応えを引き上げるためにも有効。さらに10 月末~ 11月には一気に気温も湿度も下がり肌の角層の水分が低下してしまうので、しっかりと保湿をすることも大切です。しっかりと水分を溜め込み角層の状態をベストに保つことで、キメが整って肌の透明感も格段にアップして見えるはずです。

最新研究によって、秋冬は乾燥によってシミ悪化因子が増加し、メラノサイトが活性化してシミができやすくなるということが解明されています。また、紫外線量が減ってくる秋冬でも、夏に受けたダメージによって肌内にはメラニンが蓄積されているということも明らかになっています。だからこそ、今の時季の美白ケアは絶対不可欠。より孤高の透明感を目指して、秋冬の今こそ美白に注力しましょう。

是非、ご一読ください。

関連施術
ケミカルピーリング(メディカルピーリング)

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雑誌『VERY』2018年12月号(11月7日発売 掲載ページP336)

特集「来年の私のために、冬休みこそシミ治療」に当院が紹介されました。

今回、美容医療アドバイザーの円谷真美さんのオススメのクリニックとしてご紹介いただきました。
いざシミ治療を始めるとなったら、どう選べば良いか迷われる方が多いのではないでしょうか。いわゆる「シミ」と呼ばれる老人性色素班から、肝斑、雀斑(そばかす)、脂漏性角化症(イボ)、アザなど種類がさまざま。シミの種類によって最適なレーザー治療が異なり、効果やダウンタイムもかわってきます。
どの治療が最適か見極めるために、診立ての専門知識がある皮膚科専門医や形成外科専門医などが診察するクリニックを選ぶと安心です。また、シミの種類に対応できるよう、複数の最新照射機器を扱う医療機関を選びましょう。
春夏になると特に目立つ悩みですが、紫外線が弱く、まとまった休みも取りやすい冬の時期に集中して治療を行うのが賢い選択です。次の夏に後悔しないために、始めるなら今です!

当院ではお肌の状態を拝見し、シミやくすみに応じてさまざまな照射機器や、ピーリング等を組み合わせた治療をご提案しています。
そのなかでも最も新しいシミ治療器が「ピコレーザー(ピコセカンドレーザー・ピコウェイ)」です。これまでシミ治療の主流だったQスイッチレーザーのパルス幅「ナノ秒」に対し、その1000分の1秒の「ピコ秒」という短いパルス幅で照射するため、肌へのダメージが少なく、一瞬でシミだけを狙い撃ちできます。最近ではシミだけでなくピコトーニング照射で、強力に美白し、色ムラを改善したり、ピコフラクショナル照射でハリやキメを整えて肌質そのものをアップさせたりと、複合的な肌悩みに対応する機種が主流です。
カウンセリングを大切にし、医師からダウンタイムや、内服・外用治療などのアフターケアについても、初回にしっかりご説明しています。
今回の特集では、冬休みにやるべきシミ治療の「基本のき」をご紹介していますので、是非ご参考になさってください。


シミ治療はこちらから

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雑誌『MyAge/マイエイジ』2018年秋冬号Vol.16 (11月6日発売 掲載ページP107~111)

特集「素敵女医の乾燥対策」に慶田院長の取材監修記事が掲載されました。MyAgeは45歳以上の医師が対象なのですが、来春45になる院長も編集部の強い希望で早々に掲載いただきました。

小児期からのアトピーを克服し、現在は美しい肌を取り戻している慶田院長は、食、コスメ、注射、マシンと、全方向から乾燥対策をしています。

【アトピーを克服し、徹底保湿で美肌をキープ中】
◎良質な油や発酵食品など、食生活にもこだわって
小児期から24歳頃まで、ずっとアトピー性皮膚炎に悩まされていました。それが皮膚科を選考した理由の一つでもあります。皮膚科入局後に薬剤塗布と保湿ケアでかなり改善したものの、顔と首、肘の内側に乾燥症状を繰り返す皮膚炎はなかなか治りませんでした。27歳頃から、顔とボディにケミカルピーリングを施術しはじめたところ、角層のバリア機能が改善。首以外の症状は出なくなりました。最後に残った首の乾燥は、極水光プラスでヒアルロン酸とビタミンミネラルなどを注射したところ1回でほぼ消失。現在は皮膚科専門医でも、私の肌を見てアトピー性皮膚炎があったと気づかないくらいです。

肌の状態がよくなった現在も保湿には気を配っていて、化粧水とボディクリームを脱衣所に置き、入浴後にすぐ塗る、10月下旬から自宅とクリニックで加湿器を使用するなどを習慣にしています。

食生活にもこだわっています。まず保湿に欠かせないセラミドですが、その材料は油です。油抜きは禁物なのですが摂取する油の種類には気を使っています。炒め物にはオリーブ油かこめ油、加えてチアシード、えごま油などオメガ3系の油を意識してとっています。

腸内 環境を整える発酵食品は、角層の水分保持にも役立つというエビデンスがあるので、ヨーグルト、納豆、ぬか漬け、味噌などを積極的にとるようにしています。

また最近ではヒアルロン酸、コラーゲン、セラミドなどの経口摂取による皮膚の保湿効果が報告されているため、 サプリメントでも補っています。

入浴時はアミノ酸系の「ミノン薬用保湿入浴剤」を使用し、肌の乾燥を防いでいますが、衣類もヒートテック素材は避け、下着や寝間着は綿かシルク、寝具はダニを通さない帝人の素材を使ったリネンを使用するなど徹底しています。

顔には37歳の時から年2回『極水光プラス』を打っていますが直後から肌がプルプルになります。また、腟のゆるみ改善と将来の乾燥予防には、4カ月~半年に1度、超音波の『ヴィーナスハイフ』を行っています。引き締まるだけでなく、潤いもアップするのでおすすめです。

是非、ご一読下さい。

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雑誌『GINZA』2018年11月号(10月12日発売 掲載ページP216~222)

特集「"デジタルエイジング"脱却宣言。」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

今の時代、パソコンやスマートフォンをまったく使わないという人は限られています。利用頻度や時間に差はありますが、こうしたデジタル機器に囲まれた生活は現代人の標準的なライフスタイルと言えるでしょう。朝はLINEをチェックし、夜はインスタを眺めながら眠りにつく...そんな私たちはすでに中毒状態です。
そして今"スマホやPCに夢中になるほど、肌や目元のエイジングを早める危機に晒される"のです。

CHECK SHEET
<デジタルエイジングの危機、迫ってない?>
☑まぶしさに弱く、目がゴロゴロしやすい
☑ベッドにスマホを持ち込んで、動画やSNSをチェックする
☑以前よりも目が小さくなってきた気がする
☑SNSやメールを1時間に1度は必ずチェックしてしまう
☑眼球だけ動かして天井を見ようとすると難しい
☑こめかみや耳の後ろを拳でゴリゴリすると痛い
☑寝つきが悪く、ちょっとの物音でもすぐ目が覚める
☑少しずつ、太ってきている
☑眉間や目尻のシワがだんだん増えてきた
※当てはまる項目が多いほどデジタルエイジングが進んでいる恐れがあります。なお、まぶしさに弱く、目がゴロゴロする人はドライアイが進んでいる可能性、寝つきが悪い人は体内時計が乱れている心配があります。


【肌荒れもたるみ顔も目のショボショボも...実はデジタル依存のせいだった?】
人気ネイルブランドの秋新色の名は"Social Detox"。SNS中毒(つまりはデジタル中毒)の私たちへのメッセージで、最近ではデジタルデトックスをテーマにしたイベントもあちらこちらで行われています。社会的には問題意識が高まっているデジタル依存ですが、実際のところ美容面にはどんな影響があるのだろうか?今年5月、<エスティ ローダー>が国際皮膚科学会で発表したのは、デジタル機器が発するブルーライトと肌の関係です。夜、ブルーライトを1時間浴びると、肌細胞内に現れるはずの「時計遺伝子」の数が60%以上も減り、肌の修復作業が正しく行われなくなってエイジングを加速させるといいます。
つまり"サーカディアンリズム(体内時計)が狂う"のが、肥満や睡眠障害の原因にも繋がるのです。ちなみにブルーライトは、もともと太陽光に含まれている光線ですが、波長が紫外線に近いため、長時間、大量に浴びると肌や目に酸化ストレスを与える可能性も懸念されています。目周りのエイジング問題もあなどれません。液晶を凝視するとまばたきが減り、ドライアイになりやすく、進行すると乾燥から目を守ろうとして細目になりやすくなる心配もあります。さらに、デジタルと向き合っている間は交感神経が優位な"緊張状態"が続くので、心身にストレスが溜まりやすくなり、冷え性まで助長します。トラブル例はキリがないですが、デジタルなしで今を生きるのも非現実的な話です。


【まずガードすべきは目の網膜!酸化ストレスケアもキー】
デジタル依存が美容面にもたらす弊害で、もっとも驚異なのはブルーライトの影響です。特に問題視すべきは、網膜に強い光が当たることによって睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌が抑制され、サーカディアンリズム(概日リズム・体内時計)を狂わせることです。つまりまず、目にブルーライトの強い光を当てないようにするのが、肥満、睡眠障害なども含めたさまざまな弊害をブロックする最善策だと考えられます。普段できることとしてブルーライトカットメガネの着用を推奨します。iPhoneやiPadなら「Night Shift」に切り替えて、画面から発されるブルーライトの量を抑えることも出来ます。
なお、サーカディアンリズムの乱れが肌にもたらす影響は、「時計遺伝子」の働きが抑制されて老化を早めるだけではありません。寝つきが悪くなることで、寝入りに多く分泌される成長ホルモンの分泌がスムーズになされなくなることも、肌細胞の再生の妨げになります。特に気をつけたいのは、ベッドに入る直前までスマホを見続ける行為です。夜は連続してディスプレイを見ないようにし、眠りにつく1時間前にはスマホやPCから離れるのがベストです。どうしてもチェックすべきものがあるときは、プリントアウトしてから目を通すなど、液晶画面を見なくても済む工夫をしましょう。
デジタル機器が発するブルーライトの量は日中降り注ぐ紫外線に比べれば微量だが、長く浴び続ければ、肌は活性酸素を作り出して、くすみやシワに繋がる可能性もあります。ブルーライトをブロックするプロテクターで肌をガードするほか、抗酸化力が高い食べ物を摂取して、内側から防御力を高めておくのも効果的です。ビタミンA・C・E、ポリフェノールが豊富なサプリやフードを毎日チャージして酸化ストレス対策をしましょう。


ブルーライトは現在、身の回りにあふれています。簡単にできることからで構わないので、何かしらの対策をとってブルーライトから身を守ることをおすすめします。

是非、ご一読ください

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雑誌『PRESIDENT WOMAN/プレジデントウーマン』2018年11月号 (10月6日発売 掲載ページP103)

特集「継続は力なり。数年後、今より若々しい素肌へ。エイジングケアコスメ&美容医療最新事情」で、エステ・スパジャーナリストの惣流マリコ様が、"自腹で通う"美容医療クリニックとして当院の「アクアフェイシャル」をご紹介いただきました。

取材で数々のクリニックを訪れる惣流様が、自腹で通うほど惚れ込んだ敏腕ドクターの施術をライターH様に実際に体験していただきました。


惣流様コメント「毛穴汚れや肥厚した肌は美容液でピーリングしてツルツルとした肌に!レーザー治療の前に受けるとより効果的です。」

【アクアフェイシャル】
皮脂や角質オフで疲れた肌をリセット
抗酸化・抗炎症作用のある10種類の天然植物成分などを配合したA液と、レチノール、ビタミンなどを含むB液の2種類のピーリング剤をトルネード水流で肌に当てて、皮脂汚れや角質を浮かし、そのまま吸引します。施術後はワントーン明るく、ツルっとした肌を実感します。施術もスポイトのような吸着感のみで、寝てしまいそうな心地よさです。そして施術後、ポットに溜まった白濁した美容液を見ると、どれだけ肌が汚れていたかと驚愕します。顔以外にも、背中などにもできるので、ニキビが出来やすい方や、露出が増える時期にもおすすめです。

『アクアフェイシャル』
初回トライアル18,000円、1回22,000円

単体の施術はもちろん、レーザー治療との併用治療も効果実感が高い施術になります。敏感肌にも優しい処方の美容液ピーリングなので、ハイドラフェイシャルが合わない方でも安心です。吸引力の調整も可能なので、頑固なイチゴ鼻治療としても人気です。
是非ご体験ください。

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雑誌『Oggi/オッジ』2018年11月号(9月28日 掲載ページP195~201)

特集「まさか、今までと同じですか?30歳からの正解保湿」に慶田院長監修の記事が掲載されました。

◇最近、肌が前より乾燥しやすい気が...
◇30代になって、メイクののりがイマイチ...

赤ちゃんの体は約75%が水分ですが、成人になると約60%、老人では50%、と徐々に減少します。以前より肌が乾きやすくなったと感じるのは、肌の水分を保つ力が低くなっているからなのです。アラサー世代はどんな保湿ケアをしたら肌がちゃんと潤うのでしょうか。

≪30歳になると、どうして肌は乾きやすくなるんだろう?≫
加齢によって20代のころより肌が乾燥しやすくなるのはもちろんですが、間違ったお手入れによる乾燥もあるはずです。

【理由1】ちゃんと洗わないから
◎「朝はぬるま湯だけ」はかえって乾燥を招きます。
ぬるま湯でさっとすすぐだけにして皮脂を残すと、日中の肌の潤いが守られている感じがするという、大多数の意見があるようです。
しかし、皮脂や前の夜に使ったスキンケアの油分が残っていると、日中酸化して肌に炎症を起こす原因となります。また、ぬるま湯洗顔では不要な古い角質が落とせないので、代謝が乱れて角層が不健康になり、かえって乾燥肌の原因になります。朝晩2回、洗顔料を用いて洗った方が肌のバリア機能が整い、肌の乾燥を防ぐことができます。このとき、肌の潤いを奪わない洗顔料を選びましょう。もちろん、洗顔後はしっかりと保湿ケアをすることも大切です。

◎洗い方にも問題あり!ゴシゴシ洗いで乾燥肌に...。
クレンジングや洗顔で肌が乾燥してしまうというのは、洗い方に問題があるのかもしれません。たとえば、クレンジングシートでゴシゴシこすったり、クレンジングクリームなどの量が少なすぎて汚れが浮いていなかったり、洗顔ブラシを肌に押しつけていることも肌への負担となります。肌を洗浄料で摩擦すると、バリア機能が乱れて潤いが奪われる一方で、肝心の毛穴の汚れも落とせません。洗顔は毎日のことなので、無意識に力を入れすぎていたり、泡立てがおろそかになってしまうこともあるでしょう。クレンジングはたっぷりの量を使い、肌に摩擦が起こらないよう優しくなじませ、ぬるま湯で乳化させてからすすぎます(こする負担がかかるシートの日常使いは基本NG)。洗顔料は手の上でしっかり泡立ててから、泡でさっと短時間洗って皮脂や油分を包み込み、よくすすぎます。このやり方を意識するだけで、肌の潤いが変わってくるはずです。
クレンジングや洗顔料の選び方も大切です。アラサー以降は「激落ち」などと表示されているさっぱりタイプは避け、潤いを保って洗い上げるものを使うようにしましょう。

⇒【結論】
肌の上に残った皮脂や油分は、酸化して、炎症や乾燥の原因になります。朝も夜も洗顔料でちゃんと洗う!!ただしゴシゴシ&長時間洗いはNG。


【理由2】保湿美容液を使わないから
◎"化粧水&乳液でOK"は20代まで、と心得て
化粧水と乳液だけのシンプルケアでOKだったのは、肌の乾燥やトラブルが少なかった10~20代までです。30代からは、悩みに合わせた美容液などをお手入に組み込みましょう。
化粧水や乳液、クリームにも保湿成分は配合されていますが、それぞれアイテムの目的が異なります。化粧水でたっぷり水分を与えて乳液やクリームで守っても、すぐに乾燥してしまうという人は、"潤いを抱え込む力"が不足しています。保湿美容液を塗ると、乾燥の改善を実感できるはずです(ただし、つける量が原因で肌が乾燥していることもあります)。具体的に保湿成分とは、一般的にアミノ酸、ヒアルロン酸、セラミド、コラーゲン、多糖類などがあります。

◎クリームやオイルを塗っていれば大丈夫?
保湿というとオイルをイメージされる人も多いようですが、美容オイルだけに頼ってはいけません。保湿には2つの手法があり、油分の膜で覆って水分の蒸発を防ぎ、肌を柔らかくする「エモリエント」と、潤い成分を与えたり潤いを作り出すよう働きかける「モイスチャライズ」とがあります、「モイスチャライズ」の方が積極的な保湿ケアと言えます。保湿美容液にはモイスチャライズ効果があり、美容オイルは基本的にエモリエント効果のみあり、クリームには双方の効果があります。クリームで足りない場合、さらにオイルをプラスしたり、香りを楽しんだりする使い方はいいのですが、美容オイルに保湿効果を過度に期待するのは考えものです。

≪30代女子の基本スキンケア≫
朝;洗顔→化粧水→美容液→クリーム
夜;クレンジング→洗顔→(※角質ケア)→化粧水→美容液→クリーム
※保湿などの美容液に加え、夜は洗顔後に拭き取り化粧水や酸が入った美容液などの角質ケアをプラスするのもおすすめです。角層が整ってバリア機能が高まり、さらに乾燥を防ぐことができます。

⇒【結論】化粧水と乳液の2ステップでは、潤い不足。30代には、保湿成分や美容成分が凝縮された美容液が欠かせません。


【理由3】スキンケアアイテムの、つける量が足りないから
◎お手入れ時間が短い人はつける量がたりてない⁉
洗顔後のお手入れに、いつもどのくらい時間をかけていますか?1~2分という人は、つける量が足りていないかもしれません。パパッとつけて浸透したら終わりでは、潤いが足りない可能性があります。スキンケア化粧品には、それぞれ"使用量の目安が"表示されていますが、総じて、少なめに感じます。化粧水など水分系のものは、目安量の倍以上つけてもいいと思います。手のくぼみに1回とれる量を顔全体になじませたら、それを2~3回繰り返し、2、3回目は首からデコルテまで塗りましょう。美容液は手のくぼみに1回分、クリームは大きめのパール3粒分くらいです。

◎"クリームもしっかり塗る"が大原則
30代なら乳液よりもクリームを塗りましょう。乳液は一般的に油分より水分が多く、柔軟効果はありますが、ラッピングして潤いを守るところまではいきません。ニキビができやすかったり、テカリやすい人は、乳液かクリームの部分使いがおすすめです。それ以外の人はクリームを顔全体にしっかり塗ってください。朝はメイクくずれの原因になるからと、クリームを躊躇する人も多いようですが、逆にしっかり塗ったほうが、日中の乾燥や刺激から、肌を守ることができます。化粧くずれが気になるなら、Tゾーンは薄めに塗るようにしましょう。

⇒【結論】つける量は表示の量よりもやや多めに!顔全体から首すじ、デコルテまでたっぷりと馴染ませましょう。


【理由4】ずっと同じお手入を続けているから
◎肌の曲がり角の一歩手前から、お手入れを見直す
化粧品がたくさんありすぎて、何をどう選んだらよいのか分からないという人も多いようです。30歳はスキンケアコスメをエイジングケア系にシフトした方がいい時期に来ています。20代前半と同じようなスキンケアを使っている人は一度見直す時期に来ています。何からどう切り替えていけいいのか分からなかったり、いきなり全てを切り替えるのが不安な場合、アイケアやマスク、夜用のスペシャルケアアイテムなどをプラスするのもおススメです。

◎興味がある人は美容医療をスタートしても
5年後、10年後も美肌をキープしたいと願っているのなら、今から美容医療デビューするのもおすすめです。アラサー世代なら、『フォトフェイシャル』を年に3~4回受けるだけで、10年後の肌に大きく差がつきます。『フォトフェイシャル』とは、さまざまな波長の光を肌にあてることでシミや色むらなどを改善し、同時に真皮層のコラーゲン生成を促してハリを高める、マルチな美容治療です。表皮の代謝を上げる『ケミカルピーリング』を同時に施術すると効果がアップするのでお勧めです。
また、気になる毛穴の開きやちりめんジワには、真皮層の代謝スイッチを入れてコラーゲン密度を高めてくれる『ピコフラクショナルレーザー(ピコトーニングと同時施術)』『マッサージピール』なども早めに始めたい施術。再生力が高く、エイジングが進行していないアラサー世代からスターとすると効果的です。潤いとハリを保つためにぜひ信頼できる美容皮膚科を見つけてください。

どんな肌でいたいかは人それぞれですが、30歳を過ぎたら肌はお手入れしだいで大きく変わっていきます。乾燥によるバリア機能の低下は、くすみやシミ、たるみなどすべての肌トラブルにつながるものだから、まずは最低限しっかりと保湿をしましょう。乾燥が気になる時期にお手入れを見直せば、効果実感しやすく、続ける励みになります。

⇒【結論】スキンケアやマスクなどのスペシャルケアは、そろそろ取り入れどきです。美容医療も有効投資になります!


≪30歳の乾いた肌を癒すために、今すぐ取り入れたいビューティリスト≫
◎未来の肌のために始めたい美容医療
すべての美肌の基本『ケミカルピーリング』
酸の力を利用して肌表面の古い角質を除去することで、新陳代謝を促したり、毛穴詰まりを解消したりします。代謝が落ち始める30代がぜひ取り入れたい治療です。最近はピーリング剤入りの美容液、肌を洗い、さらに吸引して毛穴汚れを落とす「アクアフェイシャル」が人気です。

総合的な美肌効果『フォトフェイシャル』
IPLと呼ばれる光の束を肌に照射する治療です。シミやソバカスを徐々に薄くする効果、赤ら顔改善や毛穴引き締め効果、肌の奥のコラーゲン生成促進効果など、マルチな作用が一度にかないます。波長の調節が自在にでき、肌に合わせた治療ができる「フォトフェイシャルM22」という機種がおすすめです。

肌の奥から代謝を促す『ピコフラクショナルレーザー』 
最新のシミ・肌質改善レーザー「ピコレーザー(ピコウェイ)」を使い、肌に見えない点状の穴をあけて真皮から肌質改善を促すのが「ピコレーザー」です。痕改善にも効果的で、従来のフラクショナルレーザーと違って痛みが少なく、かさぶたにもならないので気軽に受けられます。

塗るだけのお手軽ケア『マッサージピール』 
肌表面には作用せず、真皮に届いて初めて働く強いピーリングを塗り込み、真皮から再生を活性化させる治療です。機器は使わず」、薬剤を手でマッサージするように塗り込み、拭き取るだけで終了。この気軽さながら、肌の滑らかさやハリ感を直後から感じられます。

美容医療初心者のアラサー世代は、まずは表皮を整えて美肌に導くものや、真皮の生まれ変わりスイッチを入れるものから取り入れてみましょう。
是非、ご一読ください。


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雑誌『日経ヘルス』2018年11月号 (10月2日発売 掲載ページP88~91)

特集「ゆらぎ肌を解決!アンチエイジングにも 肌バリアを整える新・美容習慣」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

敏感肌というほどではないけれど、一時的に肌の不調を感じる「ゆらぎ肌」が増えています。特に秋から冬は症状が悪化しやすい季節。乾燥や刺激に負けない、外と内からの美容習慣を始めましょう。

【女性の7割近くが季節の帰り目に肌のゆらぎを感じている】
30~40代女性480人を対象に行われた「秋のゆらぎ肌」に関するアンケート調査で、66%が夏から秋になる季節の変わり目に不調を感じていることが判明。どんな症状感じているかという質問では「乾燥」が最も多く、その他、「かゆみ」「吹き出物」「赤み」などが挙げられました。

【湿度が急激に下がる10月以降、肌の水分蒸散量は急増!バリア機能が低下】
10月から12月にかけて空気の湿度が急激に低下すると、それに反比例して、外気に水分が奪われやすくなり、肌の水分蒸散量は一気に増加します。結果、肌表面にある角質の水分量が不足し、肌の潤いもバリア機能も低下する要因に。

【秋〜冬のバリア機能の乱れがさまざまな肌トラブルを招く】
悪ノリの悪さや目元・口元の小じわなど顔だけでなく、ひじやすね、背中が粉を吹くほど乾燥するなど、この時期のバリア機能の乱れは、全身の肌に影響するので要注意!

●バリア機能が正常な肌
角層のバリア機能が整っていれば、外部からの刺激物質等の侵入を防ぎ、肌内部の水分の保持力も高まります。トラブルの起きにくい、健やかな肌をキープできる。
●バリア機能が乱れた肌
バリア機能が乱れると角質の隙間から刺激物質などが侵入しやすくなります。肌内部の水分も蒸散しやすい状態に。乾燥はもちろん、炎症による痒みや赤みなども招きます。

【こんな習慣に要注意!バリア機能を乱す3大チェックポイント】
気温や湿度の低下など秋~冬の環境因子に加えて、ぜひ見直したいのが普段のスキンケアや生活習慣。下の項目の中で、自分にあてはまる1つでもあればバリア機能が乱れている可能性あり。改善して潤い美肌に!

×間違ったスキンケア
洗顔や保湿ケアのときに無意識に力をいれすぎていないかということも、改めてセルフチェックしてみますしょう。
☑洗顔はとにかく汚れを落とすことが第一
☑秋~冬は日焼け止めを塗らなくなる
☑保湿は化粧水がメイン。つける量は控え目

肌に摩擦刺激を与えないことが鉄則
洗顔と保湿、そして通年の紫外線対策が、どんな肌質にも共通のスキンケアの3本柱。ただし、その際に肌をこすると角層の細胞間脂質(セラミドなど)や天然保湿因子が失われ、バリア機能を低下させる一因になる。やさしいタッチを心がけましょう。

×過度のストレス
仕事や育児、家事などで忙しく、なかなか自分の時間を確保できず、ストレスがたまる一方...。そんな状態にも要注意。
☑残業や家事などで夜遅くなることが多く、睡眠時間が十分にとれない
☑イライラ、落ち込みなど、気分が不安定になりやすい
☑忙しいので入浴はシャワーで済ませることがほとんど

オン・オフを上手に切り替えて睡眠や入浴の時間を確保して
過度のストレスは自律神経のバランスを崩し、血行不良や肌のターンオーバー(新陳代謝)の乱れを招く要因に。ダメージを受けた肌の回復に良質な睡眠をとることも重要。できるだけ心身をリラックスさせる時間を持てるように、うまく切り替えを。

×栄養不足
極端な糖質制限や油抜きなど、栄養バランスの偏った食生活も、実はバリア機能低下させる大きな要因の1つ。
☑ダイエットをしている
☑油を使った料理や肉料理は極力控えている
☑豆、魚、肉などあまり食べない
☑なかなか甘いものがやめられない

良質な脂質をとることがバリア機能を維持する必須条件
健やかな肌のためには、炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素をまんべんなくとることが不可欠。中でも角質の細胞間脂質の材料となる脂質は、バリア機能維持するうえで重要。ただし、とり過ぎは肥満を招くので適量が大切。

空気がさわやかだな、と感じ始めたら湿度が低下してきているサイン。夏の間よりもしっかり保湿ケアを行わないと、どんどん肌のバリア機能が低下して、乾燥や赤み、かゆみといった症状が現れやすくなります。
バリア機能とは、外界の大気汚染物質が花粉、細菌、ウィルス、化粧品類などさまざまな刺激から肌を守り、同時に肌の水分を内部に留める働きのこと。肌表面の角層に、皮脂膜、天然保湿因子(NMF)、細胞間脂質(セラミド、コレステロールなど)の保湿因子が十分にあり、キメが整っているときに正常に働きます。
湿度が急激に下がって、汗による肌の水分が減少し、外気に水分が奪われやすくなるこの季節は要注意。また、バリア機能は肌をこすることによっても低下します。特に気をつけたいのは洗顔時の摩擦。よく洗った手のひらでしっかり洗顔料泡立てて、手が肌に触れないように優しく洗うことが大切です。その上で十分な保湿ケアを心がけましょう。
乾燥して刺激を感じやすくなっている肌には、水分を挟み込んで保湿する特性を持つセラミドを配合したクリームなどがお薦めです。さらにセラミドには経口摂取でも保湿効果が得られると言う研究結果がでています。肌の内側と外側からのセラミドケアを始めましょう。

≪バリア機能アップのカギはセラミド≫
インナーケアを強化して肌のゆらぎをSTOP
加齢や乾燥などによって減少しやすいセラミドを補うことが、ゆらぎ肌を防ぐ秘訣。セラミド配合の保湿コスメだけでなく、機能性表示食品などで肌の内側から補給することで全身スベスベに!

【バリア機能の最前線・細胞間脂質の主役がセラミド】
角質には、肌の潤いを保つ3大要素「皮脂膜」「NMF細胞間脂質」があり、水分を保持する働きの約8割を細胞間脂質が担っています。この細胞間脂質の主成分がセラミドで、脂質全体の40〜60%を占めます。角質細胞の間で脂質の層と水分の層が交互に重なり合い、バリア機能支えているのです。

【バリア機能アップする2大セラミドケア】
●飲んで高める内からのセラミドケア
肌の乾燥状態に応じての飲む量を調節するのもOK
コンニャク芋や米由来のグルコシルセラミドは、少量の摂取で保湿効果が得られていることが様々な研究で確認されています。乾燥がひどい肌は症状が改善するまで量を増やすなど、適宜調整してもいいでしょう。

●守る・補う外からのセラミドケア
乾燥しやすい肌は秋口からクリームを
化粧水は規定量よりやや多めの量を、2回ぐらいに分けてそっとハンドプレスしてなじませます。その後、セラミドやアミノ酸、ヒアルロン酸など配合のクリームで蓋をすると潤いが逃げにくくなり、バリア機能の維持につながります。
コスメに配合されているセラミドは、体内にあるセラミドとほぼ同じ構造になるように、酵母などを利用して作られるヒト型セラミド、セラミドに類似した物質を化学的に合成し、比較的安価な疑似セラミドがあります。

肌のバリア機能を担う角層の厚さは、わずか0.02mmほど。その中でも何層にも重なった角質細胞の隙間を細胞間脂質が埋めることで、肌の水分が保たれ、外部刺激から肌を守るバリアが機能しています。細胞間脂質の40〜60%占めるのがセラミドで、角層の間に水分を抱え込みながら、細胞同士を密着させる中心的な役割を担っている。
肌に不可欠なセラミドを含む美容液やクリームなどの基礎化粧品は、不足しがちな潤いを補ったり、水分を逃さないように守るうえで効果的。ただし、コスメでケアできるのは基本的に顔など限られた部位だけ。手の届きにくい背中などは乾燥やかゆみが改善しにくいことも。
そこで、飲むだけで全身の保湿効果が期待できると注目されているのが、セラミド配合の機能性表示食品やサプリメント飲料。
コンニャク芋や米などの植物由来のセラミドは、セラミドにグルコース(糖)結合した、グルコシルセラミドが主体となります。このグルコシドセラミド摂取による皮膚の保水性向上効果が、近年様々な研究で示されています。ヒトにおいても、グルコシルセラミドを継続摂取した被験者へのアンケートでは、肌のキメが細かくなったなど多くの改善効果が確認されています。

【背中、ひじ、ひざ...全身のうるおいキープにはたっぷり保湿とインナーケアが不可欠】
●保湿ケア
お風呂上がりの全身保湿が決め手
衣類を着込む前に、浴室で全身にざっとボディークリームなどを塗っておく。その後乾燥が強いところだけ重ね塗りを。朝も重ね塗りするとさらに効果的。毎日続けることで乾燥の予防につながります。
●インナーケア
効率よく摂取できるサプリメントに注目
栄養バランスのとれた食事に加え、乾燥によって不足しがちなセラミドを補うことができる機能性表示食品などもプラス。肌の潤いを逃しにくくするため、乾燥対策として有効。

飲むセラミドサプリメントやドリンクが市販され、お手軽にインナー保湿ケアができるようになりました。体内でのセラミド合成のスイッチを活性化し、増やすことで皮膚の乾燥が改善するという報告が増えています。是非、ゆらぎ肌対策として取り入れてみましょう。


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雑誌『日経ヘルス』2018年11月号 (10月2日発売 掲載ページP88~91)

特集「ゆらぎ肌を解決!アンチエイジングにも 肌バリアを整える新・美容習慣」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

敏感肌というほどではないけれど、一時的に肌の不調を感じる「ゆらぎ肌」が増えています。特に秋から冬は症状が悪化しやすい季節。乾燥や刺激に負けない、外と内からの美容習慣を始めましょう。

【女性の7割近くが季節の帰り目に肌のゆらぎを感じている】
30~40代女性480人を対象に行われた「秋のゆらぎ肌」に関するアンケート調査で、66%が夏から秋になる季節の変わり目に不調を感じていることが判明。どんな症状感じているかという質問では「乾燥」が最も多く、その他、「かゆみ」「吹き出物」「赤み」などが挙げられました。

【湿度が急激に下がる10月以降、肌の水分蒸散量は急増!バリア機能が低下】
10月から12月にかけて空気の湿度が急激に低下すると、それに反比例して、外気に水分が奪われやすくなり、肌の水分蒸散量は一気に増加します。結果、肌表面にある角質の水分量が不足し、肌の潤いもバリア機能も低下する要因に。

【秋〜冬のバリア機能の乱れがさまざまな肌トラブルを招く】
悪ノリの悪さや目元・口元の小じわなど顔だけでなく、ひじやすね、背中が粉を吹くほど乾燥するなど、この時期のバリア機能の乱れは、全身の肌に影響するので要注意!

●バリア機能が正常な肌
角層のバリア機能が整っていれば、外部からの刺激物質等の侵入を防ぎ、肌内部の水分の保持力も高まります。トラブルの起きにくい、健やかな肌をキープできる。
●バリア機能が乱れた肌
バリア機能が乱れると角質の隙間から刺激物質などが侵入しやすくなります。肌内部の水分も蒸散しやすい状態に。乾燥はもちろん、炎症による痒みや赤みなども招きます。

【こんな習慣に要注意!バリア機能を乱す3大チェックポイント】
気温や湿度の低下など秋~冬の環境因子に加えて、ぜひ見直したいのが普段のスキンケアや生活習慣。下の項目の中で、自分にあてはまる1つでもあればバリア機能が乱れている可能性あり。改善して潤い美肌に!

×間違ったスキンケア
洗顔や保湿ケアのときに無意識に力をいれすぎていないかということも、改めてセルフチェックしてみますしょう。
☑洗顔はとにかく汚れを落とすことが第一
☑秋~冬は日焼け止めを塗らなくなる
☑保湿は化粧水がメイン。つける量は控え目

肌に摩擦刺激を与えないことが鉄則
洗顔と保湿、そして通年の紫外線対策が、どんな肌質にも共通のスキンケアの3本柱。ただし、その際に肌をこすると角層の細胞間脂質(セラミドなど)や天然保湿因子が失われ、バリア機能を低下させる一因になる。やさしいタッチを心がけましょう。

×過度のストレス
仕事や育児、家事などで忙しく、なかなか自分の時間を確保できず、ストレスがたまる一方...。そんな状態にも要注意。
☑残業や家事などで夜遅くなることが多く、睡眠時間が十分にとれない
☑イライラ、落ち込みなど、気分が不安定になりやすい
☑忙しいので入浴はシャワーで済ませることがほとんど

オン・オフを上手に切り替えて睡眠や入浴の時間を確保して
過度のストレスは自律神経のバランスを崩し、血行不良や肌のターンオーバー(新陳代謝)の乱れを招く要因に。ダメージを受けた肌の回復に良質な睡眠をとることも重要。できるだけ心身をリラックスさせる時間を持てるように、うまく切り替えを。

×栄養不足
極端な糖質制限や油抜きなど、栄養バランスの偏った食生活も、実はバリア機能低下させる大きな要因の1つ。
☑ダイエットをしている
☑油を使った料理や肉料理は極力控えている
☑豆、魚、肉などあまり食べない
☑なかなか甘いものがやめられない

良質な脂質をとることがバリア機能を維持する必須条件
健やかな肌のためには、炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素をまんべんなくとることが不可欠。中でも角質の細胞間脂質の材料となる脂質は、バリア機能維持するうえで重要。ただし、とり過ぎは肥満を招くので適量が大切。

空気がさわやかだな、と感じ始めたら湿度が低下してきているサイン。夏の間よりもしっかり保湿ケアを行わないと、どんどん肌のバリア機能が低下して、乾燥や赤み、かゆみといった症状が現れやすくなります。
バリア機能とは、外界の大気汚染物質が花粉、細菌、ウィルス、化粧品類などさまざまな刺激から肌を守り、同時に肌の水分を内部に留める働きのこと。肌表面の角層に、皮脂膜、天然保湿因子(NMF)、細胞間脂質(セラミド、コレステロールなど)の保湿因子が十分にあり、キメが整っているときに正常に働きます。
湿度が急激に下がって、汗による肌の水分が減少し、外気に水分が奪われやすくなるこの季節は要注意。また、バリア機能は肌をこすることによっても低下します。特に気をつけたいのは洗顔時の摩擦。よく洗った手のひらでしっかり洗顔料泡立てて、手が肌に触れないように優しく洗うことが大切です。その上で十分な保湿ケアを心がけましょう。
乾燥して刺激を感じやすくなっている肌には、水分を挟み込んで保湿する特性を持つセラミドを配合したクリームなどがお薦めです。さらにセラミドには経口摂取でも保湿効果が得られると言う研究結果がでています。肌の内側と外側からのセラミドケアを始めましょう。

≪バリア機能アップのカギはセラミド≫
インナーケアを強化して肌のゆらぎをSTOP
加齢や乾燥などによって減少しやすいセラミドを補うことが、ゆらぎ肌を防ぐ秘訣。セラミド配合の保湿コスメだけでなく、機能性表示食品などで肌の内側から補給することで全身スベスベに!

【バリア機能の最前線・細胞間脂質の主役がセラミド】
角質には、肌の潤いを保つ3大要素「皮脂膜」「NMF細胞間脂質」があり、水分を保持する働きの約8割を細胞間脂質が担っています。この細胞間脂質の主成分がセラミドで、脂質全体の40〜60%を占めます。角質細胞の間で脂質の層と水分の層が交互に重なり合い、バリア機能支えているのです。

【バリア機能アップする2大セラミドケア】
●飲んで高める内からのセラミドケア
肌の乾燥状態に応じての飲む量を調節するのもOK
コンニャク芋や米由来のグルコシルセラミドは、少量の摂取で保湿効果が得られていることが様々な研究で確認されています。乾燥がひどい肌は症状が改善するまで量を増やすなど、適宜調整してもいいでしょう。

●守る・補う外からのセラミドケア
乾燥しやすい肌は秋口からクリームを
化粧水は規定量よりやや多めの量を、2回ぐらいに分けてそっとハンドプレスしてなじませます。その後、セラミドやアミノ酸、ヒアルロン酸など配合のクリームで蓋をすると潤いが逃げにくくなり、バリア機能の維持につながります。
コスメに配合されているセラミドは、体内にあるセラミドとほぼ同じ構造になるように、酵母などを利用して作られるヒト型セラミド、セラミドに類似した物質を化学的に合成し、比較的安価な疑似セラミドがあります。

肌のバリア機能を担う角層の厚さは、わずか0.02mmほど。その中でも何層にも重なった角質細胞の隙間を細胞間脂質が埋めることで、肌の水分が保たれ、外部刺激から肌を守るバリアが機能しています。細胞間脂質の40〜60%占めるのがセラミドで、角層の間に水分を抱え込みながら、細胞同士を密着させる中心的な役割を担っている。
肌に不可欠なセラミドを含む美容液やクリームなどの基礎化粧品は、不足しがちな潤いを補ったり、水分を逃さないように守るうえで効果的。ただし、コスメでケアできるのは基本的に顔など限られた部位だけ。手の届きにくい背中などは乾燥やかゆみが改善しにくいことも。
そこで、飲むだけで全身の保湿効果が期待できると注目されているのが、セラミド配合の機能性表示食品やサプリメント飲料。
コンニャク芋や米などの植物由来のセラミドは、セラミドにグルコース(糖)結合した、グルコシルセラミドが主体となります。このグルコシドセラミド摂取による皮膚の保水性向上効果が、近年様々な研究で示されています。ヒトにおいても、グルコシルセラミドを継続摂取した被験者へのアンケートでは、肌のキメが細かくなったなど多くの改善効果が確認されています。

【背中、ひじ、ひざ...全身のうるおいキープにはたっぷり保湿とインナーケアが不可欠】
●保湿ケア
お風呂上がりの全身保湿が決め手
衣類を着込む前に、浴室で全身にざっとボディークリームなどを塗っておく。その後乾燥が強いところだけ重ね塗りを。朝も重ね塗りするとさらに効果的。毎日続けることで乾燥の予防につながります。
●インナーケア
効率よく摂取できるサプリメントに注目
栄養バランスのとれた食事に加え、乾燥によって不足しがちなセラミドを補うことができる機能性表示食品などもプラス。肌の潤いを逃しにくくするため、乾燥対策として有効。

飲むセラミドサプリメントやドリンクが市販され、お手軽にインナー保湿ケアができるようになりました。体内でのセラミド合成のスイッチを活性化し、増やすことで皮膚の乾燥が改善するという報告が増えています。是非、ゆらぎ肌対策として取り入れてみましょう。


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