2018年4月 8日

雑誌『VOCE』2018年5月号(3月23日発売 掲載ページP242~24 )

特集;美ヲタ研究「みんなが気になる、大人の‟敏感肌&美白"を深掘り!」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

花粉の飛散や日々の激しい温度変化に肌の揺らぎが気になるこの季節。その一方で、強まる紫外線をうけ、美白ケアを本格的に始めたいという、美容意識の高い皆様に、ディープでタメになる最新情報をお届けします!

【美容通ほど要注意!?‟敏感肌&美白"にまつわる意外な事実】
美容情報に敏感で、毎日、自分の肌と向き合い、より良くしようと色々なケアに励む美容意識の高い皆様。だからこその、"肌を触りすぎてかえって敏感に傾けている"という落とし穴や、"敏感肌に美白は強すぎる"といった勘違いがあります!

◎敏感肌は普通肌よりもスキだらけ!
皆さんが敏感と認識する症状は、体質的に『ある特定のものに肌がかぶれる』というものだけではなく、『乾燥や花粉の飛散などの環境によって一時的に揺らぐ』ケースなどさまざまです。ターンオーバーの最終過程、肌バリアの要である『角層』の状態が悪くなっているのが敏感肌の状態。

◎アラサー女子は『ときどき敏感肌』世代
30代半ばから体本来の抗酸化力、抗炎症力が下がるため、肌の再生力が弱くなるうえ、ターンオーバーの過程も悪くなり、肌のバリア機能を司る細胞間脂質やNMFの産生量が激減します。そこに、季節の変わり目、睡眠不足、ストレスなどの要因が加わると敏感に傾きやすくなってしまいます。アラサー世代はその予備軍になのです!

◎乾燥肌のみならずオイリー肌も揺らぐ!
『バリア機能が弱く水分が蒸発しやすい乾燥肌』が、揺らぎやすいという認識はあると思いますが、皮脂腺が大きくて皮脂分泌が多く、毛穴が目立ち、ニキビができやすいオイリー肌や混合肌の場合、『酸化した皮脂の刺激で炎症』を起こし、赤みや、かさつきが生じる脂漏性皮膚炎になる人もいます。どちらの肌質にもいえることは、食事、睡眠、排泄、ストレスコントロール、運動習慣という生活5本柱のうち、2~3本がくずれると肌は揺らぐということです!まずは生活習慣の見直しをしましょう。

◎肌が弱い人はシミ・くすみが出やすい!
バリア機能が正常な健康肌はガード力の高い家のようなもので、紫外線や刺激などが入り込む隙間がなく跳ね返すチカラがあります。対して敏感に揺らいだ肌はガードがもろく、いろんなものが侵入しやすい状態になります。家でいうと大切な財産(=潤い)が奪われやすく、少しのイタズラでも火事になりやすい(炎症が起きやすい)状態になります。

◎敏感肌の改善は洗顔から
意外と多いのが、洗顔料を泡立てず使い、シャワーで洗い流すといったケアの間違いによる自作敏感肌!ふわふわの泡をバウンドさせるように洗い、流すときもぬるま湯でていねいに流しましょう。化粧水などをなじませるときもこすらずやさしくつけましょう。肌が荒れると一発逆転を狙って新しいコスメを投入しがちですが、それこそNG!きちんと汚れは落とし、適切な潤いを与え、睡眠や食事などにも気をつけましょう。揺らぎやすい肌質は変えられなくても、自己ベスト肌はキープできます!

是非、ご一読ください。

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