2017年7月15日

フジテレビ『その原因、Xにあり!』 2017年7月14日OA内容

「残念!意外と知らない真夏の健康対策SP」にて慶田院長がスタジオ出演いたしました。
身近なお悩みを取り上げ、専門家とともに"その原因"を解明し、どうすれば解決できるかを究明していく番組です。慶田院長は、日本皮膚科学会認定専門医として、この夏知っておくべき、正しい健康対策について解説をしました。

MCは恵俊彰さん、パネラーは里見浩太朗さん、羽田美智子さん、ホラン千秋さん、キムラ緑子さんです。
事前に真夏の健康対策として間違えがちな残念なネタ6つを街頭で200名にインタビュー調査したところ、慶田院長の監修内容が「知らなかったランキング」で1位になりました。雑誌やテレビで啓発活動をしていても、まだまだ一般的には紫外線に関する正しい知識が浸透していないということが判明しました。
まずVTRで慶田院長からクイズです。
問題.夏に朝に食べると残念なものとは?
Aヨーグルト、Bオレンジ、C海苔
里見さんA、ホランさんB、キムラさん・羽田さんCと予想。
キムラさんは海苔が一番ねばねばして、まとわりついて体内に残りそう、ホランさんは、オレンジの皮が厚いので、暑い夏に剥くと汗をかくいてしまって残念...という理由でした。
解説と答.
Aヨーグルト:アルブミンという体温調節をする成分を含み、夏の熱中症予防に効果的。腸内環境を整え、美肌効果も期待できます。
C海苔:ビタミンB群や食物繊維が豊富、グルタミン酸が消化機能を助け、食欲を増進。夏の暑さで弱った胃腸におすすめです。
残るはB、夏の朝に食べると残念なのは、オレンジです。
しかし、オレンジはビタミンC、カリウムなどを多く含んだ優れた食材のはず。なぜ夏の朝食に食べることが残念なのでしょうか?
その理由は、オレンジやグレープフルーツなど、いくつかの柑橘類に含まれる「ソラレン」という成分。ソラレンは光毒性物質の一種で、簡単に言うと紫外線を体に多く吸収させてしまう成分で、主に柑橘類の実や皮に含まれます。詳しく言うと、ソラレンは長波長の紫外線を吸収することで励起状態になり、基底状態に戻るときに、一重項酸素、スーパーオキシド、ヒドロキシラジカルなどの活性酸素を発生させ、細胞を傷害してしまうのです。この辺りは難解なのでテレビでは省略しています。食品摂取から2時間後には全身に行き渡り、紫外線を吸収しやすく、害が生じやすい状態になってしまうのです。さらに恐ろしいことに、この効果は7時間持続します。例えば、朝7時に朝食でオレンジなどソラレンを含む食材を食べた場合、9時に外出する頃には体が紫外線を吸収しやすくなり、最も日差しが強い時間もずっとその効果が続くということ。特に夏は、紫外線が強い季節。紫外線を多く吸収することの問題は、シミだけではありません。アメリカで20年以上にわたって、10万人を対象とした研究では、皮膚がんのリスクを高めてしまうという論文がでています。それによると、朝習慣的にオレンジやグレープフルーツを摂取した人は、そうでない人と比べ、36%も皮膚がんのリスクが高まっています。

このソラレンを含む主な食材は、オレンジ・グレープフルーツ・レモンなどの柑橘類。
実は、このソラレンを含む食材は柑橘類以外にもあります。特に気を付けたい食材は、セロリ・パセリ・パクチーなど主にセリ科の食材です。
もう一点気を付けたいことは、ソラレンは食べるだけでなく、皮膚についてもNGということ。皮を剥いたり、果汁が飛んだりして皮膚に付着した場合は、水で流した程度ではなかなか落ちません。石鹸などでよく洗うように心がけましょう。
古代エジプトでは、こういった食品をすりつぶして肌にのせたり、食べたりして、あえて日に当たり、皮膚病を治す民間療法もあったようです。医療の世界では合成のソラレンを白斑や円形脱毛症の幹部に塗ってUVAを照射し免疫調整を図るという「PUVA療法」が10年ほど前までは皮膚科で行われていましたが、現在ではより安全性の高い「ナローバンドUVB照射」に置き換わっています。

柑橘類やセリ科の野菜類はビタミン類、カリウムなどが豊富で優れた食材です。大切なことは、食べるタイミングを考えることです。7時間で吸収し代謝されることを考慮すると、夕方以降に食べれば、問題ないといえるでしょう。夕飯に食べることで、柑橘類、セリ科などの食材に含まれるプラスの栄養分を効率よく摂ることができます。

ソラレンを気にすることなく朝食におすすめの食材は、リンゴ、バナナ、ベリー系の食材。夏の定番スイカにはトマトに含まれるリコピンが豊富で、こちらもとくにおすすめです。

ソラレンを多く含む食材は、食べる時間を変えて、上手に夏を乗り切ってみてくださいね。
ぜひ、参考になさってください。

2017年7月12日

雑誌『美人百花』2017年8月号(7月12日発売 掲載ページP139)

特集「みんなが悩む夏の3大トラブルを緊急レスキュー!汗、日焼け、メイクのヨレをその道のプロがなかったことに!!」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

いまや老若男女がすべき「光対策」【日焼け&美白対策講座】
太陽の光に当たるか当たらないかで「肌の老け方」が大きく変わります。即刻本気で対策をしましょう。老化の原因の8割は太陽光による「光老化」です。無防備に浴びないよう紫外線対策をしましょう!

◎STEP1:きちんと知った上で使いましょう!UVアイテムの選び方
<日焼けの基本知識>
UV-A波とUV-B波、近赤外線、そしてブルーライトが美を損なう恐怖の光です。これらの光を浴びた瞬間から細胞の中で酸化ストレスは刻一刻と進行します。UV-Bは表皮まで届いていわゆる赤くなる日焼けやシミの原因になり、UV-Aとブルーライトは真皮まで深く届いてシワをもたらしますます。太陽光の約半分をしめる近赤外線の一部の領域はさらに奥、血管や筋膜まで届いて、たるみや赤ら顔などの肌老化に影響することがわかってきました。
<表記の読み方と日焼け止めの効果>
"SPF"はUV-B、"PA"はUV-Aをどの程度ブロックすできるかを表す数値です。いわゆる肌が黒くなるのを防ぐのはSPFで、数値は日に当たって肌が赤くなるまでの時間(平均20分)を何倍遅らせることができるかを示しますSPFは2~50+まで製品ごとに測定し表記されています。一方、PAはUV-Aのカット力を表し、+~++++まで4段階あります。
<一番紫外線を通さない色と素材>
●色
1位ブラック85.9%
2位ターキス81.6%(エメラルグリーンのような濃い水色)
3位イエロー77.8%
4位ピンク59.9%
5位オレンジ55.5%
6位オフホワイト42.3%
※紺や黒などの濃い色みの服は、それだけで紫外線を大幅にカットします。淡い色を着たいのなら、UVカットの加工生地を選びましょう。
●生地
1位ビニロン87.4%(作業着やバックに使用され吸湿性に優れる生地)
2位ポリエステル86.5%
3位羊毛82.2%
4位アセテート70.8%(絹のような光沢感があり婦人服に多い)
5位綿69.8%
6位ナイロン66.7%
※耳慣れない名前もありますが、とにかく合成繊維で目の詰まった生地はよりカット率が高くなります、是非服のタグをチェックしてみましょう。素材の種類だけでなく、厚みも大きく影響します。

◎STEP2:できるだけダメージレスで過ごすには!?効果的な24hUV対策
<朝の朝食で何を食べるかが重要>
●光を吸収しやすくなる"ソラレン"の入った食物はNG!
果物なら柑橘系やキウイ、アセロラなど、野菜ならセロリなどセリ科野菜やパセリ、パクチー、ブロッコリーの茎などがソラレンが多く朝食にはおすすめできません。食べてから2時間後に紫外線を吸収しやすくなるソラレンが皮膚や目に届くので、外を出歩く前は食べるのを控えましょう。
●朝食にチョイスすべきは抗酸化力の高い食材
ビタミンエースと呼ばれるビタミンA・C・Eやリコピン、アスタキサンチン、アントシアニンなどのポリフェノールをたっぷり含んだ食材がおすすめです。野菜ならパプリカ、オクラ、かぼちゃ、トマト、肉類なら鶏、豚のレバー、卵、鮭、果物ならいちご、ブルーベリー、リンゴ、すいかなどです。
<体の内外から紫外線を徹底ブロック>
●飲む日焼け止め
世界中の皮膚科医がおすすめする強い抗酸化作用成分ファーレンブロックなどを含むサプリメントです。事前に飲めば日焼けで生じる酸化ストレスを消してくれます。

『ヘリオケア』

●髪のUV対策
スプレータイプの日焼け止めで紫外線や、近赤外線から髪と頭皮を守り、メイクの上からも仕上げに使用するのもおすすめです。
※もちろんしっかり塗る日焼け止めも忘れずに!!

<UVアイテムは忘れがちなところもしっかりと!!>
うなじや耳の裏、足の甲など、焼けやすいのにうっかり忘れがちな部位は2度塗りをしましょう。
<出歩くときは徹底して日陰を歩くべし!!>
外を歩くときは、建物の側(日陰)を選んで歩き、地下道がある場合は少し遠回りでもそちらを選ぶなどの日常生活では工夫をして紫外線を避けましょう。
<室内にいても油断は禁物、窓からの紫外線に注意!>
何十年も片側だけから日に当たり続けた人が、その側だけ、ものすごく老化した例もあります。実は遮光フィルムを貼っていても肌に届いてしまう光があるため室内でも要注意です。

◎STEP3:知っておくだけで回復が早まります!日焼けしてしまった時の対処法
①幹部を冷やす
日焼け直後は冷たいおしぼり+保冷剤で冷やし、少したったら、乾いたタオル+保冷剤で冷やし、肌を濡らさないようにします。
②シンプルな保湿クリームを塗る
日焼けをしたら手厚くケアというのは逆効果です。ヒリヒリが落ち着くまでは、しみない「ワセリン」などのシンプルな保湿剤が最適です。正し、ワセリンは保湿効果は低いので、炎症が治まったら、セラミドやヒアルロン酸などを含む保湿クリームに変えましょう。
③痛みが強い時は鎮痛剤
日焼けした患部が痛むようなら、やけど状態。日焼け直後とその日の夜に「ロキソニン」などの消炎鎮痛剤を飲むと炎症が早く抑えられます。
※日焼け直後に美白アイテムの乱用はキケンです!1週間ほどおいて日焼けが落ち着いてから使用しましょう。炎症中の肌はとにかく守りに徹してください。回復するまではハイスペックな美容液やパックはお預け、新しいコスメを試すのも禁止です。

すでに紫外線が強く日焼けが怖い毎日ですが、しっかりと紫外線対策をして出かけましょう!是非、参考にご一読ください。

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