2017年5月12日

雑誌『bea's up/ビーズアップ』2017年6月号(5月11日発売 掲載ページP50~53)

特集「思い込み、勘違いテク&ケアを今こそ見直し 美容のウソ・ホント133ANSWER」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

夏のかん違いケアは老け肌の原因!お悩み別初夏のスキンケアのウソ・ホントを慶田院長がお答えしました。

お悩み1【日焼け】
紫外線が本格化するこの季節。油断していると、あっという間にシミ予備軍が発生します。紫外線を確実に防いで、シミやソバカスのない美白肌を目指しましょう。

"UVケアアイテムは重ねた方が、効果がさらに期待できる"
◎ホント

重ねれば重ねるほど塗りムラも防げるので、UVカット効果が高まります。
汗で流れたら台無しなので、化粧直しはマストです。


"高SPF値の日焼け止めは肌への負担も強い"
×ウソ

数値より成分が重要。成分が合わない場合かぶれることもあります。
数値ではなく、成分が肌に合うのかどうかが重要です。

"高SPF値の日焼け止めなら塗り直しは不要"
×ウソ

数値にかかわらず、小まめな塗り直しが必要です。時間がたつと粒子が凝集したり、汗で流れたりします。高SPFでも塗り直しは必須です。


"同じ条件で日に当たっても日焼けしやすい人としにくい人がいる"
◎ホント

スキンタイプによって個人差が激しくあります。日本人の肌は大きく3つのタイプに分かれます。タイプ1は紫外線ダメージを受けやすいなど、自分のスキンタイプを見極める事も大切です。最近では遺伝子検査で自分のタイプを調べることもできます。
≪日本人のスキンタイプ≫

タイプ1:肌色が白い。紫外線に当たるとすぐに赤くなってほとんど黒くならない。紫外線のダメージを受けやすい。

タイプ2:肌色がオークル。紫外線に当たると赤くなってその後黒くなる。

タイプ3:肌色がダークオークル。紫外線に当たるとほとんど赤くならず黒くなる。紫外線に比較的強い。

※肌質関連遺伝子検査(DNA BEAUTY)

"日焼け止めを塗るよりも日傘を差した方が、UVカット効果が高い"
×ウソ

照り返しをするので日傘だけでは不十分。特に首筋、デコルテは要注意です。物理的ブロックとして日傘は有効ですが、日焼け止めは必ず塗って。顔だけでなく、首・デコルテも忘れず塗りましょう。

"色白の人はシミができやすい"
◎ホント

メラニン活性が低いので若いうちからシミができやすいです。メラニン色素は天然の紫外線吸収剤です。色白の人は、このメラニン色素の活性が低く、紫外線の影響が若いうちから出やすいため、シミになりやすいのです。


"唇もUVダメージを受けやすい"
◎ホント

UVカット効果のあるリップアイテムでダメージを防ぎましょう。UVダメージを受けると、乾燥しやすくなり、シミも発生します。


"30代になるとシミができやすくなる"
△場合による

過去に浴びた紫外線の影響が蓄積されて、シミができはじめます。平均的な肌質なら30代になるとシミが目立ってきます。できてしまったシミはクリニックで治療できます。ケミカルピーリングとジェントルレーズまたはフォトフェイシャル治療が有効的。

シミ治療


"日焼けした後は美白コスメにすぐ切り替える"
×ウソ

まずは肌を鎮静させ、落ち着いたら美白ケアを始めます。日焼け直後はバリア機能が落ちているので、しっかり保湿をしてください。美白はその2週間後くらいから始めます。

"日焼け止めの塗り直しはメイクが崩れるのでしなくてOK"
×ウソ

汗や皮脂で効果が弱まります。必ず塗り直しを!化粧を崩さず、塗り直しができるスプレータイプの日焼け止めがオススメです。


"1日中家にいる日は日焼け止めを塗らなくてOK"
×ウソ

室内でも紫外線の影響を受けます。必ず日焼け止めを塗って下さい。窓際でも屋外の8割程度の紫外線量があります。ブルーライト、赤外線もガラスならほぼ透過するため、日焼け止めは必須です。

お悩み2【毛穴・ニキビ】
紫外線と皮脂・汗の分泌で毛穴やニキビも夏は悪化の傾向に。ついついさっぱり&落とすケアに走りがちだけど、やり過ぎると逆効果に!

"夏は毛穴が開いて目立ちやすい"
◎ホント

気温、UV、エアコンなど夏は毛穴が開きやすい環境です。紫外線による角質肥厚やエアコンによる乾燥なども影響していると考えられます。


"ニキビが気になる時は、スクラブ洗顔で念入りに洗う"
×ウソ

スクラブが刺激になることもあります。低刺激のソープがオススメです。スクラブの刺激で角化が悪化する可能性があるので注意しましょう。


"夏はニキビができやすい"
◎ホント

皮脂や角質肥厚によりニキビができやすい環境です。夏は紫外線による角質肥厚などで角層が厚くなりやすく、毛穴が詰まってニキビができやすい季節です。


"ニキビ痕には美白コスメでのケアが有効的"
△場合による

色素沈着のニキビ痕には◎。クレーターには効果がありません。炎症後の色素沈着には有効ですが、クレーターのような凹みには効果がありません。

"毛穴の黒ズミは汚れ以外に日焼けの可能性もある"
◎ホント

メラニンの影響で黒くなることもあります。落とすケアでなくならない場合は美白ケアを試してみましょう。紫外線でメラニンが増えると、毛穴の入口エリアがリング状に黒ずみます。


"冷水で洗顔した方が毛穴が引き締まる"
×ウソ

引き締まって見えるのは一瞬です。冷水である必要はありません。寒冷刺激で立毛筋が収縮し、一瞬締まって見えるだけ。普通の水でOK。冷水で洗顔すると皮脂を落とし残す恐れも。すすぎには33〜36℃のぬるま湯を使うのがベストです。20回はすすぎましょう。

お悩み3【ベタつき・メイク崩れ】
気温の上昇とともに気になってくるベタつきやメイク崩れ。プロが指南するケアとは?

"スキンケアはヌルつきがなくなるまでしっかりなじませる"
◎ホント

スキンケアを重ねる時はしっかり浸透させるのが基本です肌にヌルつきがある状態ではなく、前のアイテムがしっかり馴染んでから重ねましょう。

"夏はベタつくので乳液、クリームはつけない"
×ウソ

水分蒸発を防ぐため油分はマスト。さらりとした使い心地のものを選びましょう。軽い使用感のもので良いので、夏でも乳液やクリームは使うべきです。


"夏はベタつきが気になるからオイルクレンジングを避ける"
×ウソ

クレンジングは汚れを落とすものなのでベタつきは関係なし。気になるのであればジェルやミルクタイプもオススメです。乳化して洗い流されてしまうものが肌に残ることはないので、問題ありません。

"夏は汗や皮脂が気になるから洗顔を2回する"
×ウソ

1回で十分です。洗い過ぎは肌の保湿力を低下させる恐れもあります。汗はぬるま湯で落ちますが、皮脂を落とすには洗浄剤が必要。洗顔料を使って優しく洗ってください


お悩み4【乾燥・ごわつき】
UVやエアコンにより想像以上に夏の肌は乾燥状態。角層が乱れごわつきがち。正しいケアで滑らか肌を手に入れて。

"梅雨は湿度が高いので乾燥しにくい"
◎ホント

水分が蒸発しにくいので、乾燥しにくくなるのは確かです冬よりも乾燥しにくいのは事実といえます。

"夏は角質がたまりやすい"
◎ホント

UVの影響やターンオーバーの乱れで、角質が肥厚しやすくなります暑さで睡眠の質が落ちたり、エアコンによる乾燥なども角層のターンオーバーを乱す原因になります。

"シートパックはピーリングの後にした方が効果的
◎ホント

余分な角質をオフした方が浸透しやすくなります。ただし刺激の強いマスクは避けるのが無難です。


"夏は冬よりも乾燥しにくいので、保湿を控えめにしても良い"
×ウソ

保湿は1年中必要。夏はエアコンやUVの影響で乾燥しやすくなります。汗が蒸発する時、肌は過乾燥に傾きがちに。保湿ケアは一年中必要です。

美容のためにやりがちな"あるあるネタ"を皮膚科専門医の視点でバッサリ判定してみました。せっかくの知識も間違っていたら意味がありません。正しいアンサーがキレイの近道に!思い込みや勘違いテク、ケアを見直しましょう。

是非、ご一読ください。

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2017年5月11日

雑誌『saita・咲いた』2017年6月号(5月7日発売 掲載ページP153)

特集「顔、全身のUV対策から夜の保湿ケアまで!美白気合い度別!この夏日焼けしない15の暮らしのケア」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

肌老化の主な原因は、紫外線など「光」によるもの。ということは、日に焼けなければ肌老化にブレーキがかけられ、白さをキープできます。そこで、暮らしの中の対策方法を15項目ご紹介しました。

<今すぐケア!肌老化の原因の8割は紫外線によるものです!>
健康のためにも光対策は万全に!
老化のスピードを早め、見た目印象をより老けさせてしまう主な原因が"太陽の光"。中でも圧倒的に害が大きいのは、紫外線B波とA波です。
B波は肌表面のシミや皮膚がんを、A波はシワやたるみを引き起こします。これらの光は肌に当たると遺伝子を傷つけ、細胞レベルでイレギュラーを起こします。南国の強い光はハイリスクですが、日常の肌が赤くならないレベルの光でも影響は積み重なり、老化が進行します。
でも、光対策を万全にすれば、シミやシワなどのダメージを8割防げるということ。
肌年齢をかなり若くキープでき、長期的には光発がんの予防にもつながります。美容だけでなく、健康のためにも日々のケアで光老化を防ぎましょう。

=紫外線が肌に与える影響=
紫外線A波は真皮まで届き、肌の弾力を保つエラスチンやコラーゲン線維を変形させ、シワ・たるみの原因に。紫外線B波は表皮に作用して、黒い色素「メラニン」を大量に生成さしてシミに。さらにDNAに直接吸収されて傷をつけ、皮膚がんの原因にもなります。

=美白気合度★=
「とりあえず顔は守りたい!今すぐ始める紫外線ブロックワザ」
最優先はやっぱり顔まわり。メイク&ファッショングッズでしっかりガードしましょう。 

1.朝はUV下地をミルフィーユ塗り
日焼け止めは"1つ塗ったから大丈夫"ではありません。下地→ファンデーション→パウダーと、何層も重ねると崩れにくく、焼けにくくなります。特に最初に塗る下地は薄く重ねておくとUVブロックのいい土台に。

●UV下地の塗り方6ステップ
下地=土台をていねいに作ると、UVブロックの強度とメイクのキープ力が高まります。
① まずはたっぷり3点置き
手のひらに広げてからだとムラになりやすいため、多めの量をダイレクトに額と両頬へ置くと良いでしょう。
②外側へまんべんなく広げる
額はT字を描くように、頬はあごを含め放射状に外側へ、ムラができないよう塗り広げましょう。
③首とデコルテも追加して
首からデコルテの面積は顔より広いので、十分量をしっかり広げます。
④いったん、ティッシュオフ
テッシュを軽く肌に押し付けて余分な油分を取っておくと、メイク崩れを防止できます。
⑤焼けやすい部分を重ね塗り
頬や鼻筋など顔の中の高い部分、特に光が当たりやすい部分に、さらに下地を薄く重ねます。
⑥リップにもUVクリームを
唇は意外にシミができやすい場所。紫外線をブロックするリップクリームを塗ると万全です。

2.紫外線よけに粉ファンデを持参
日焼け止めは"塗り直し"が必須条件。ただ、顔はメイクをしているので上から塗り足すことを推奨しています。ふだんの外出ならファンデーションの粉をスタンプ式に重ねるだけで十分効果があります。
余分な皮脂をティッシュオフしたら、粉ファンデをスポンジにとって肌にポンポンのせてください。

3.大きめサングラスで目をガード
肌だけでなく、実は目も紫外線でダメージを受けています。外出時はサングラスをかけましょう。コンタクトならUVカット仕様のものを。サングラスは大きめサイズを選べば目周りのシミやシワを防げるので一石二鳥です。

4.つば広帽子で顔全体に影を作る
顔に光を当てないためには、やっぱり帽子が一番です。おすすめは、つばが10cm以上あるハット型のもの。焼けやすい顔の横側や首の後ろまでしっかりカバーできます。かぶったらつばの角度は少し下へ向けるのがコツです。

=美白気合度★★=
「手足も全部日焼けしたくない!服や小物で全身を徹底ガード」
顔だけ白くて他は真っ黒......にならないよう、手軽にできる全身UVブロック法を伝授。

5.服を着る前にハダカで日焼け止め
"肌が出ているところだけに塗る"という概念をいったん消し、肌が露出する服を着る時は、服を着る前に全身に日焼け止めを塗りましょう。ボディクリーム感覚で塗っておくと、デコルテなどの日焼け痕を防げます。

●忘れやすい3大パーツは
デコルテ、首、足の甲
焼けやすいのにUV対策を怠りがちなのがこの3パーツ。手足の甲は1度塗りではなく、最後にもうひと塗りのダメ押しを。

6.ポリエステル黒服で紫外線の通過をブロック!
服選びで紫外線の通過度合いは変わります。ナイロンやポリエステル糸で密に編まれた素材の黒い服は、UV加工なしでも紫外線を8割以上カットします。白っぽい色の服を着るならUV加工された服を選びましょう。
同じ繊維・太さ・編み方で比べた場合、UVブロック率は色で変化します。生地は編み目が細かいものほどブロック率が高くなることが研究でもわかっています。

7.素足よりUVストッキング
気がつけば"ひざ下だけが日に焼けて黒い"なんてことありませんか?
UVカット加工ストッキングと日焼け止めと組み合わせるのもおすすめです。

8.くもりの日も必ずUV日傘
天気が悪ければ紫外線も無視してよいほど少ない、というのはウソ。紫外線は曇っていても晴れの日の8割、雨で3~4割降り注いでいます。日傘は常にさしましょう。

9.ブルーライトカット眼鏡で目の日焼け対策
実は、老化の敵は紫外線だけではありません。ブルーライトも紫外線同様の酸化ストレスを誘導し、光老化を促すことが分かっています。体内リズムを狂わせてうつや肥満、不妊などの害を起こすといわれます。スマホやPCを使う際は注意しましょう。

10.外出中は3時間に1回日焼け止めを塗り直し
日焼け止めがその効果を発揮しているのは3時間くらいです。汗や服などの摩擦で時間が経つとどんどん取れてしまうので、外出のたびに塗り直すことを心がけましょう。

11.家の中でもブロック!カーテン&窓フィルム
窓際にいれば日なたの8割くらいの紫外線に当たることになるので、部屋の中にいても日焼けはします。窓ガラスは紫外線を透過させるため、UVカットフィルムを貼る、UV加工付きのカーテンを選ぶなどで対策を。

=美白気合度★★★=
「浴びても黒くなりたくない!夜のスキンケア&食事で日焼けをなかったことに!アウトドアやリゾートなど、1日中外にいた日は帰宅後のスキンケアで美白を死守!」

12.コットンパック保湿で日焼けダメージを鎮静化
日焼けによるダメージをなかった事にはできませんが、その後のケアで早くリカバーできます。日焼け直後の肌は水分と油分バランスが大きくくずれ、敏感な状態になっているので、肌に優しいさっぱり系のローションで肌を落ち着かせながら"水分補給の道"を作ってから保湿をすると良いでしょう。

13.ハイスペック美白美容液も味方に!
日々進化を遂げている美白美容液は、紫外線による色ムラをいち早く修復したり、シミをできにくくしたりしてくれます。美白のためには保湿とビタミンCなど抗酸化成分の補給が大切。季節問わず心がけましょう。

14.カラフル野菜で抗酸化力UP
食品に含まれるビタミンA・ビタミンC・ビタミンEは、抗酸化作用のあるビタミンエースと呼ばれます。紫外線を浴びて増加した体内の活性酸素の除去を助け、シミ・シワ・たるみの防止に役立ちます。中でもビタミンAは、体内で紫外線吸収剤の働きをしてくれるのでシミ対策に効果があるといわれています。

●ビタミンACEをまんべんなく食べて
・ビタミンA
紫外線の盾になって細胞が傷つくのを防いだり、皮膚や粘膜のターンオーバーを正常に保ったりする働きも。緑黄色野菜のほか、レバーやうなぎにも含まれる。
―良質な油と一緒に―
ビタミンAはそのままだと吸収率が10%なのに対し、油と一緒だと80%までアップ。キャロットラペなどにすると効果大。
・ビタミンC
コラーゲンを生成し、肌にハリや弾力をもたらす働きも。赤パプリカなどの野菜やフルーツに多く含まれる。水溶性で熱に弱いが、ゴーヤは加熱しても壊れにくい。
・ビタミンE
血行促進作用で肌代謝をアップ。メラニン色素を含んだ古い角質をスムーズに落とす働きも。ナッツ類やツナ、卵などに含まれる。
・ビタミンACEをすべて含む夏野菜
3種のビタミンは、同時に摂取すること抗酸化力を発揮。トマト、かぼちゃ、ピーマンは特にバランスよく含むので積極的に食べて。
15.糖化を防ぐ食べ方で白さをキープ
肌全体が茶や黄色にくすんでくるのは、過剰な糖がタンパクと結びついた"糖化"のせい。1度起こると元に戻せないので、血糖値を急激に上げない食べ方が重要です。野菜→タンパク質→炭水化物と、GI値の低いものから順にゆっくりと食べましょう。

まずは「ベジタブルファースト」を徹底。野菜の中でも根菜類は炭水化物の部類に入ります。タンパク質は豆→魚→肉の順番で食べて。

●白より茶の食材を選んで
炭水化物は、精製された白いものより未精製のものがおすすめ。食物繊維が多く含まれているので消化吸収に時間がかかり、血糖値の上昇がゆるやかに。糖化を防ぎます。

●サプリで日焼けストップ!
塗る手間が省けて塗り忘れの心配もない「飲むだけ」の日焼け止めで全方位紫外線をブロック!クリニックでは「ヘリオケア」の取扱いがございます。
朝昼1カプセルずつ飲むだけ。シダ由来のファーレンブロック、ルテイン、ビタミンEなどを配合しています。

ヘリオケアについて

最優先はやはり顔周り。メイクやファッショングッズでしっかりガードしましょう。日差しが強くなる季節は、抗酸化力の高い食品をたっぷりとり、インナービューティーも積極的に。

是非、ご一読下さい。

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2017年5月 8日

WEB『A-Beauty』2017年4月27日掲載

特集:大人の美容「肌に影響を及ぼす"大気汚染物質"とは?」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

今期のUVケア商品はどのブランドも「大気汚染物質」に着目しています。最近注目され始めた大気汚染物質とは一体何なのでしょうか。また、肌にどう影響を及ぼすのでしょうかか。慶田院長が詳しく解説しました。

【大気汚染物質とは?】
排気ガスや工場から出る煙、たばこの煙、黄砂などを大気汚染物質と言います。最近ではPM10やPM2.5というものもよく耳にするようになりました。これらの大気汚染物質、特にPM10以下の非常に小さな粒子が皮膚に浸透しやすく、肌に悪影響を及ぼすのではないかと考えられてきています。

【大気汚染物質が肌に及ぼす影響】
大気汚染物質が肌に及ぼす影響を正確に調べるには難しいものがありますが、人はいろいろな状況で暮らしているので、その中で一つの条件をもってどの程度影響を及ぼしているかというのを正確に見るのは非常に困難です。しかしドイツのドクターが発表した論文で、70代から80代の女性400人を対象とした肌老化と大気汚染の関係を調べたものがあります。
1日1万台以上の車が通る幹線道路から100m以内にずっと住み続けているグループと地方に住んでいるグループを調査した結果、排気ガスが多く、空気が汚染されている地域に住んでいる人たちの方が額のシミは35%、頬のシミは15%多くできていたというものです。ある程度大きさのある物質であれば、角層のバリアで弾き飛ばすことができますが、粒子が小さいとその物質がどんなものであろうと、肌内部に入りやすくなります。毛髪の太さが70マイクロメートルと言われており、PM10というのは直径でいうと7分の1、PM2.5になると20分の1以下となります。非常に小さいものなので毛穴や角層のバリアが壊れた部分から入ってしまう可能性があるのです。世界人口の約80%の人がPM2.5にさらされているのが現状です。ただ、この論文はどこに住んでいるかということだけでざっくりと比べただけです。中にはスポーツが好きな人もいれば、おうちに引きこもりがちの人もいるでしょう。食も違うし、化粧をするかどうかという違いもあります。そういった要素を一切無視した研究となります。しかし、少なくとも大気汚染物質が肌に悪影響を及ぼす可能性があるということは生理学的に推測ができます。小さな粒子が毛穴から入り込むと炎症を起こす可能性があります。炎症というのは全ての老化の要因となり、最近の研究では、表立って皮膚炎を起こしているとは言えない程度の軽度の微小炎症でも老化を進行させると言われています。炎症が繰り返されると、シミや色むらが生じやすくなり、角層を乱すのでキメや透明感が悪化し、ちりめんジワに進行したりします。

【日本はどのくらい危険なの?】
排ガスに関しては公害が取りざたされた1970年代以降からは規制が厳しくなって来ています。工場などもフィルターで除去されてから煙を排出するようにしていると思いますが、粒子の小さいものに関しては通常のフィルターではカットできないものもあります。都会は交通量が多いので、都会はどこも同じくらいリスクはあると思います。しかし、規制が緩い発展途上国に比べれば、日本はかなりセーブされていると思います。

【大気汚染物質の影響を受けやすい肌質】
体質的に言うと、アトピー素因のある人です。アトピー性皮膚炎や素因のある人は正常な人と比べると、角層のセラミドの量が3分の1程度しかないため、角層と角層の接着が緩く、浮いてしまっているような状態になっています。このような皮膚の状態だと粒子が入ってきやすいので、より炎症を起こしやすくなります。また、花粉や乾燥などによって軽い皮膚炎を起こしていると、角層の状態も悪いので、影響を受けやすいと言えます。

【特に注意したい季節は?】
特に注意したい季節は、冬と春先です。冬場の乾燥でバリア機能が低下しているところに、冬モードから春モードにシフトして自律神経の調整が追いつかず、さらに花粉のストレスもかかるので、肌の状態が悪くなっています。そのため、炎症を起こしやすくなります。

【大気汚染物質から肌を守る予防・対策】
室内に関しては空気清浄機を使用し、周辺の空気を清潔な状態にしておくことがいいでしょう。外出先では、マスクやメガネの着用が有効です。最近ではUVケア商品の中にも大気汚染物質に注目したものが発売され始めていますので、そういったものを使用することもおすすめです。帰宅後は、玄関で洋服を払うなど、外で着た衣服を基本的には寝室に持ち込まないようにする。また、洋服をしまう部屋と寝室を分けるようにすることもよいと思います。そして、ターンオーバーを高めるために適度な運動や入浴で血流の循環をよくさせることも効果的です。
また、体の中からと外から抗酸化成分を補うことが重要です。皮膚に塗るとすれば、ビタミンA(レチノール)、ビタミンC(ビタミンC誘導体)、ビタミンE(ビタミンE誘導体)が配合されているような化粧品がおすすめ。ビタミンCとEは相乗効果があるので、一緒に配合されていると効果が高まります。抗酸化作用というものはあらかじめ塗っておくことが大切です。特にビタミンAに関しては表面から塗っても蓄積していきますし、紫外線の吸収剤に対する肌への影響を軽減させてくれる効果もあります。
体の中から補う場合は、ビタミン類やポリフェノール類といった抗酸化作用のある食品を摂取することです。苦味やえぐみ、色が濃いものは抗酸化力が高いとされています。
・ビタミンA・・・緑黄色野菜、鶏レバーなど
・ビタミンB・・・鶏肉、豆類など
・ビタミンE・・・ナッツ、アーモンド、卵など
・アントシアニン類・・・ブルーベリー、ラズベリー、イチゴなど
・カテキン・・・緑茶
・テアフラビン・・・紅茶、ウーロン茶
・タンニン・・・茶、赤ワイン、柿、バナナ
・ルチン・・・そば
・クエルセチン(ケルセチン)・・・たまねぎ
・ダイゼイン(大豆イソフラボン)・・・大豆
・クロロゲン酸・・・コーヒー、ゴボウ、サツマイモなど
・エラグ酸・・・ラズベリー、イチゴなど
・リグナン・・・ゴマ
・ナリンゲニンカルコン・・・トマト
・プロシアニジン・・・リンゴ、ビワ、ブドウ、緑茶
・クルクミン・・・ターメリック、ショウガ
・アスタキサンチン・・・鮭、イクラ、エビやカニの殻
・グルカン・・・きのこ
・フコイダン・・・海藻
・ペクチン・・・リンゴ
・リモネン・・・柑橘類
・ジンゲオール・・・ショウガ
※バランスよく、色とりどりのものを少しずつ、そしてタンパク質なども摂取することがターンオーバーのためにも、抵抗力を高めるインナーケアとしても必要です。

【一度影響を受けた肌を改善する方法】
バリア機能を安定させるには、スキンケアの基本をしっかり行うことです。スキンケアの基本とは、洗浄、保湿、光対策と言われていますが、まずは洗いすぎないこと。刺激の少ない界面活性剤を使用した肌に優しい洗顔料をよく泡立て、泡で洗うようにします。それからしっかり保湿をします。日焼け止めやお化粧は膜を作る役割もあるので、素肌でさらされるよりは大気汚染物質などから肌を守る効果もあります。

【特に40代からは内外から抵抗力を高めることが重要】
体の中にも自前の抗酸化作用というものが備わっていますが、体内酵素の活性も40代から低下すると言われているので、何もしないと抵抗力も再生力も落ちてきます。ターンオーバーのスピードも落ちてきますので、体の中から外からしっかり抵抗力を高めていくことが大切になってきます。

当院での肌力アップケア!!
『イオン導入』
当院では、肌のバリア機能を強化するためにビタミンAを導入する、『イオン導入』が人気です!ビタミンAは皮膚のターンオーバーを促し、ゆがんだ表皮構造を補修します。さらに、表皮細胞の成長を促し、厚みのある丈夫な表皮になります。自らの力でNMF(天然保湿因子)や角質細胞間脂質が作られるので、角質のバリア機能も強化され、肌自体の保湿力が高まり、刺激に強いお肌に変わります。

『バリアクリーム』
加齢と共に減少すると言われているCoQ10や、その働きを助けるカルニチン、ハリのある皮膚を保つマトリキシル、リンゴ種子エキスをバランス良く配合した保湿クリーム。さらに、αリポ酸や、パルミチン酸レチノールをプラスし、毎日のスキンケアにはもちろん、施術後のケアにもご使用いただけます。

『ACEオイル』
肌の防御力をアップさせ、刺激に負けない肌を作るのが肝心です。ビタミンACEはエースとも呼ばれ、抗酸化作用を有するビタミンの代表格です。さらに、ビタミンAは皮膚の中で、紫外線の光線エネルギーを受け止め、細胞が損傷するのを防ぐ「紫外線吸収剤」としての役割や、皮膚のターンオーバーを促し、過剰なメラニンを排泄する作用、表皮細胞の成長を促し、角質のバリア機能を強化する作用もあります。


是非、ご一読下さい。

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