2017年3月13日

雑誌『VERY/ヴェリィ』2017年4月号 (3月7日発売 掲載ページP318~319)

特集「ゆらぎ肌との正しい付き合い方」に慶田院長の取材監修記事が掲載されました。今回は読者4名との対談記事です。

院長は皮膚科専門医として、また自身も二児の子育てママとしての経験から、肌ゆらぎに悩むママたちに、正しい対処法をアドバイスしています。

出会いの春は、第一印象のためにもきれいな肌をキープしたいところ。ところが新生活のバタバタやストレスで肌が敏感になったり、吹き出物が出たりしがちです。そうでなくても、何となく化粧ノリが悪いなど、ゆらぎ肌に悩んでいるVERY世代の女性が増えているようです。花粉や大気汚染、紫外線などが原因で肌の炎症を起こしたり、栄養過多など生活習慣、部屋の乾燥などが影響して、大人の肌に負担をかけています。実際、クリニックでもゆらぎ肌の相談で来院されるVERY世代が増えている印象です。

季節の変わり目に加え、特にVERY世代は、仕事や子育てで十分な睡眠がとれず、ストレスも重なって肌が過酷な状況にさらされていることも。その上、なかなかケアをする時間の余裕もなく、肌がゆらぎやすい環境といえます。

ゆらぐ、という症状にも色々なタイプがあり、乾燥や化粧ノリの悪さ、軽い皮膚炎などわかりやすい症状から、肌がくすんだり、ハリがなくなることもそのひとつ。どれも肌のバリア機能が乱れ、保水機能が弱まり乾燥している状態です。なるべく負担をかけずに保湿をしっかりしてあげることが大切です。

肌に汚れが残ることがターンオーバーの乱れを助長するので、クレンジングは重要です。ただし洗浄力がありすぎると、バリア機能が損なわれる危険性もあるので、やさしくしっかり落としてくれるものを選びましょう。肌の乾燥を防ぐため、朝の洗顔をせず拭くだけ派の人もいますが、実はコットンは力が入りやすく、知らず知らずのうちに肌を摩擦して刺激を与えていることがあります。洗顔はきちんと泡立て、優しくなでるようになじませ、10秒ほどおいてから洗い流す方法だと、だいぶ刺激が軽減されます。泡立てるのが面倒な人は、泡タイプの洗顔料を活用すると良いでしょう。ゆらぎ肌の角層は、ターンオーバーを正常に行う力が不足しがちなので、定期的にクリニックでケミカルピーリングを行うこともおすすめです。

また、肌が敏感な状態になった時は、パシャパシャした水性のものはしみやすく、こっくりした油性のアイテムの方が肌当たりが優しいです。化粧水もとろみのあるものなどを取り入れると良いでしょう。抗酸化作用が高いビタミン類がバランスよく配合された、洗い流さないオイルタイプのレチノール配合化粧品もマイルドなピーリング効果がありおすすめです。ターンオーバーを促進して、キメが整いツルツルになる効果があります。大人ニキビも減りやすく、ボディの黒ずみにも使えます。

特に小さなお子さんがいる方は、ご自身のケアどころではないのが事実。しかし入浴後は、なるべく早く保湿した方が良いものです。

色々とケアをした方が良いという考えが負担になるくらいなら、本当に忙しいときはあれこれしようとせず、「すべてを飛ばしてクリームだけでも塗る!」と、潔く決めてしまうのも手です。

やらなくちゃ、とストレスに感じることもお肌の大敵です!ゆらぎ肌を難しく考えて頑張りすぎず、できる範囲で楽しくお肌と向き合っていきましょう。

是非、ご一読ください。

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