2016年8月19日

J-WAVE「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」OA情報のお知らせ

J-WAVE「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」OA情報のお知らせ
8月22日(月)朝6時30分〜OA

別所哲也さんがパーソナリティーをつとめる、朝のラジオ情報番組『サンスター Pleasure Pick Up!』のコーナーに、慶田院長が出演いたします。
「健康」と「美容」にまつわるトピックスを日替わりで放送しているコーナーで、毎週月曜日は「ヘルス&ビューティー」がテーマ。
皮膚科専門医として、夏の紫外線に関するコメントをいたします。
放送時間は、番組最初の6時30分~6時40分、J-WAVE は、81.3FMです。
どうぞお見逃しなく。

2016年8月17日

出演情報: 日本テレビ『ヒルナンデス!』8月18日(木)11時55分~OA

日本テレビ『ヒルナンデス!』8月18日(木)11時55分~OA
に慶田院長がVTR出演いたします。
番組冒頭のコーナーで、美肌や健康に関する食事についてたっぷり解説します。
詳しい内容はOAをお楽しみに!
11時55分からチェックをお願いします。
どうぞお見逃しなく。

2016年8月15日

日本テレビ『ヒルナンデス』 2016年7月21日OA

「女の手作りクッキング!このごはん誰が作ったの?大人気モデルSP」大好評のため第六弾の今回も慶田院長が解説をいたしました。

大政絢さん:ナスと大根おろしの炒め物、ごはん、焼鮭、とろろ、納豆、お味噌汁、イチゴ
non-no専属モデルの大政絢さん。全体的に品数が多く、バランスの良いメニューです。鮭のアスタキサンチン、ナスのアントシアニン、イチゴのビタミンCとエラグ酸は、紫外線から白肌を守るのに最適な組み合わせです。特に注目したのは、鮭とイチゴの組み合わせ。体の中から美肌ケアをしている素敵なお食事ですね。その他にも、とろろ、ネギ、大根などビタミン豊富なお野菜と肌再生に役立つビタミンB群が豊富な豚肉と納豆で、「もっちり美肌を作る美人メニュー」ですね。

今井華さん:セロリのエスニックサラダ、アヒージョ、塩昆布の白和え
コレステロールを気にする方にはぴったりの食事です。
白和えの豆腐の大豆、アヒージョのオリーブ油は血中コレステロールを下げる効果が期待できます。セロリのエスニックサラダに含まれるセロリ、赤タマネギ、パプリカ、イタリアンパセリの組み合わせは、抗酸化力の高いβカロテン、ビタミンCと食物繊維が豊富。「さびない体を作るメニュー」です。

ダレノガレ明美さん:ごはん、梅干し、玉子焼き、納豆、サラダ、お味噌汁(油揚げ・大根)、ウインナー
モデルさんというと、スリム体形維持のためにお米を抜いているイメージですが、お米を朝食べると良いことがあります。朝からお米をしっかり摂取することによって、体が燃えやすくなるので、美容におすすめなのです。納豆、お味噌汁、野菜の組み合わせは、「腸内環境アップメニュー」と言えるでしょう。また、和風ごはんにはキレイになる要素がいっぱいです。納豆、味噌の発酵食品と野菜サラダの食物繊維を一緒にとることで、腸内環境を整え、美肌や健康増進に役立ちます。
大豆、卵、ソーセージの豚肉、油揚げとタンパク質もバランスよく摂れていますね。

藤田ニコルさん:雑穀米、鶏ササミのサラダ、豆腐ハンバーグ、りんご
鶏ササミと豆腐は低脂肪高タンパク。低カロリーでありながら、大豆イソフラボンの女性ホルモン様作用で美肌効果が期待できます。雑穀米に含まれる黒豆、鶏ササミの添えられているトマトは抗酸化作用の高いリコピンが豊富でシミ予防に役立ちます。カリウム豊富なリンゴとキュウリでダイエット効果も。まさに「女性らしい体を作る美人メニュー」です。
さすがモデルさん。ダイエットを意識しながらも、美肌を守りようにしているのは、素晴らしいですね。

マギーさん:ゴーヤチャンプルー、お味噌汁(お豆腐、人参、玉ねぎ、里芋、油揚げ)、カブとベーコン焼き、カブの葉と明太子のオムレツ
ゴーヤには体の抵抗力を高めるビタミンC、浮腫みをとるカリウム、骨を強くするカルシウムとマグネシウムが豊富。ゴーヤのビタミンCは熱で壊れにくいうえ、豚肉のビタミンB1と一緒に取ると夏バテ予防に最適。ゴーヤの苦み成分「モモルデシン」は食欲増進効果もあるんですよ。
まさに暑い時期にぴったりの「夏バテ予防メニュー」です。
ちなみに、カブの葉と明太子のオムレツも良い組合せです。βカロテン、ビタミンCの豊富なカブの葉、ビタミンB2、Dの豊富な明太子、ビタミンA、E、アミノ酸の豊富な卵はまさに美肌に役立つ組み合わせなのです。

今回は、誰しもが憧れる大人気のモデルさんのごはんSP。スタイルと美しさにこだわるモデルさんのSNSにアップされた手料理は、健康&キレイになるヒントが沢山です。
ぜひ参考になさってください。

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雑誌『LEE』2016年9月号 (8月7日発売 掲載ページP104~P111)

特集「美のエキスパートが一発回答!みんな知りたい!夏肌と体の小さな悩み」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
高温多湿な日本の夏。強力な紫外線や大気汚染、室内に入ればエアコンによる冷えや乾燥にさらされます。待ちに待った夏休みも、肌と体にとって酷なことが心配です。
肌には太陽光によるシミ、しわ、たるみ、乾燥。また、健康面では睡眠や食事の質が下がって体力を奪われやすいという問題も。そこで夏の肌と体に関するお悩みを、慶田院長が解説しました。今回は、夏休みの絵日記を模して紹介しています。

8月7日(日)
家族で街に買い物編。外はとっても暑かったけど、デパートの中はヒンヤリ。

Q.外は暑いのに、室内はクーラーがガンガン......温度差にぐったり
A.温度調節用の羽織りものを持って出かけましょう。UVカットの素材なら、外を歩いているときも日差しから肌を守ることができ、一石二鳥です。

Q.汗でベトベトして気持ち悪~い。
A.これは、汗に含まれるナトリウムなどミネラル分のせいです。
こすり取るよう拭くと、カサつきや炎症の原因になります。濡れたタオルでスタンプのように押さえて汗を吸い取りましょう。特にお子様には気をつかってあげたいですね。

Q.お洒落に持てて日焼け対策できるグッズが知りたい
A.選ぶならUVカット加工のもの。日傘、帽子、サングラスは、夏のマストアイテムです。濃い色のほうが、日焼け防止には◎
サングラスは、濃い色より瞳孔が開きにくいブラウンのレンズを選びましょう。色が濃いと瞳孔が開き、目に入る紫外線の量が増えて逆効果になります。日傘は色の濃い、完全遮光のものがベスト。晴雨兼用の折り畳み傘を、バッグに常備しておきましょう。

Q.暑さでメイクが崩れてきた!厚ぼったくならずキレイに直すには?
A.メイク直しをするなら、汗で大崩れするランチ後より、ランチ前が正解。崩れた部分のみをオフして、UV効果のあるお粉をのせましょう。

Q.汗でネックレスをしたところがかゆくて......
A.汗で金属が溶け出すのが原因です。症状がひどい場合はまず皮膚科で治療をしましょう。
予防には、汗に溶けにくいゴールドやビーズ、ガラス、チタン素材がおすすめです。

Q.大気汚染やPM2.5から肌を守りたい!
A.お化粧をすることで、汚染物質から肌をプロテクトする効果があります。外出時はメイクでガードしましょう。帰宅したらすぐ洗顔をして、汚染物質を肌に残さない、部屋に持ち込まないことが大切です。

8月14日(日)
河原でワイワイバーベキュー編。虫や日差しで思いがけないトラブルも...

Q.蚊に刺されたところが腫れちゃった
A. 炎症を鎮めることが大切です。炎症を抑える軟膏を塗ってから、保冷剤で十分冷やしましょう。

Q.ボディの日焼け止め、どう塗るのが正解?
A.服を着る前に、じか塗りが確実です。手に取らずに容器からじか塗りなら、塗りムラを防ぐことができます。服で隠れる部分より少し内側から、肌に直接ライン状に出し、指3本で直線状にのばしましょう。
紫外線は素材によっては服の隙間からも侵入します。また、動いていると胸元などから紫外線が入りがちです。服を着る前に広範囲にUVケアをしましょう。

Q.目から焼けるって本当ですか?
A.将来的に白内障や加齢黄斑変性(視力障害)を引き起こす危険もあります。
サングラスを活用しましょう。

Q.日焼けで肌が火照ってヒリヒリする~。
A.1に冷却、2に保湿。まずは鎮静が最優先。保冷剤などを使用して、しっかりクールダウンしましょう。日焼け後は肌が乾燥するので、低刺激の保湿剤で保護。美白はヒリヒリが落ち着いてから始めます。痛みが強いなら、奥の手は解熱鎮痛剤を内服すると、炎症が早く落ち着きます。

8月20日(土)
夏の海水浴編。日差しの注ぐビーチで一日過ごしたら、肌はヒリヒリ、髪はパサパサに。

Q.絶対に焼きたくないんです!
A.UVカットのラッシュガードで物理的に覆うのがいちばん!
絶対に焼かないなら、ウォータープルーフの日焼け止めと、飲む日焼け止めの内外ガードは必須。市販されているサンスクリーン剤には、紫外線を防ぐ効果を示す「SPF」、「PA」という表記はありますが、最近では、近赤外線も肌の奥深くまで入り込んでダメージを与えることがわかっています。市販のサンスクリーン剤では、近赤外線を防ぐ効果は表示されていません。肌へのダメージをしっかりと回避するには、太陽からの注ぐあらゆる光を物理的に遮断することが、最も確実です。

Q.シミが浮き出てきちゃった...どうしよう。
A. メラニンの活性を下げるためにホームケアとして、ビタミンA、C、Eとトラネキサム酸の内服で内側からメラニンを撃退しましょう。
できてしまったシミには、そろそろ美容医療のメンテナンスが必要。ジェントルレーズによるレーザー治療、フォトフェイシャルM22による光治療など、痛みやダウンタイムがないシミ治療があります。

Q.紫外線で髪の色が変わるのはなぜ?
A.コルテックス内のメラニンが溶け出すのが原因。
特に髪が濡れたまま太陽光を浴びると色が抜けやすくなります。海では帽子を活用して、髪の毛への紫外線を防ぎましょう。

8月22日(月)
8月も後半編。ラジオ体操から1日がスタート。朝から暑くて家事もはかどらない、ちょっぴり食欲もなくなってくる時期。

Q.美白はいつ使うのがオススメ?
A.実は「朝」使いがおすすめ!日中に使用した方が、予防的な効果が高まります。

Q.室内で過ごす日は、日焼けどめ、サボってもいい?
A.カーテンやガラス越しに、シワやたるみなどの原因となる紫外線A波が降り注いでいます!
朝のスキンケアのあとに、日焼け止めまで塗りましょう。外出しないときでも、日焼け止めまでが朝の基本ケアのステップと心得て。

Q.朝はビタミンCたっぷりの果物をとったほうがよい?
A. 柑橘類には、ビタミンCなど美肌に良い抗酸化物質が豊富です。一方で、柑橘系に含まれるソラレンは紫外線への感受性を高めて、逆にシミができやすくなる危険があります。ソラレンは短時間で吸収されて紫外線の感受性を高めるため、朝は避け夕方以降に食べるようにしましょう。

Q.子供って日焼けどめを嫌がりません?
A.紫外線の悪影響を甘くみてはいけません。子供が使いやすい容器&感触がよいものを選び、とにかく習慣づけるようにしましょう。

8月27日(土)
夏の夜、暑くてお風呂もスキンケアも億劫に。毎日寝苦しくて、ちょっとバテぎみかも。

Q.扇風機やクーラーは、つけっぱなしで寝てもいい?
A.一度、身体の芯の熱が下がらないと寝つけないもの。
風が直接当たらないようにし、タイマーを賢く活用しましょう。

Q.食欲が出ません
A.スパイシーなものや薬味で食欲増進しましょう。不足しがちなタンパク質は、食べやすい枝豆などで補うと良いですよ。

Q.私の頭、臭い!?
A.乾かしたり、拭いたりして水分を飛ばせば、臭いの拡散は防げます。濡れたままにすると、においの原因になり、毛髪を痛めることにもなります。洗髪後は頭皮からしっかり乾かしましょう。

まだまだある!実は知りたかった夏の隙間小悩みQ&A

Q.旅行に行くとき持って行くべきコスメは?

A. いつもの化粧品を持参しましょう。旅行中は疲れでバリア機能が低下しがち。いつもと違う環境で、肌も不調になりやすい状態です。いつものコスメこそが一番のお守りコスメです。

Q.子供の肌にブツブツが出現。これ何!?
A.水っぽい光沢があり、上部が少し凹んでいるなら、水イボかも。皮膚科へ行きましょう

気になる悩み別に対処できる!夏の肌悩み別レスキューQ&A

Q.涙型の毛穴、これってたるみ?
A.たるみ毛穴かもしれません。マイルドなピーリング石鹸とレチノール美容液のペアで迎え撃って、ハリをだすケアを始めましょう。

Q.夏になるとニキビが悪化するのはなぜ?
A.紫外線によって角層が厚くなり、毛穴の入り口が狭くなって皮脂が溜まりやすくなるからです。ニキビにとってもUVケアは大切です。

夏のお悩みから美と健康を守り抜き、ハッピーな夏を満喫しましょう。
是非、ご一読ください。

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雑誌『レタスクラブ』2016年8月25日号(8月8日発売 掲載ページP50~51)

特集「肌の老化をストップ!キレイ度アップ!外側からのケアに加えて体の内側からも紫外線ケア」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

夏、真っ盛り。強い日ざしに、紫外線対策は万全ですか?最新の肌研究では、外側からのガードに加え、内側とのWケアが、肌ダメージを防ぐことが分かってきました。ではどんなケアを心がけたらいいのでしょうか? 皮膚科専門医の慶田院長が解説いたしました。

◎肌の修復力が低下してくる年代。食習慣で内側からのケアを
30代ごろから、皮膚のターンオーバーが落ち、酸化ストレスを軽減する体内の抗酸化力も低下してしまうので、肌の修復能力が落ちます。最近、傷の治りが悪くなった、日に当たった痕が残りやすい、と感じている人は、そろそろ要注意です。さらに幼少期からの紫外線ダメージも蓄積しています。太陽光を浴びてシミができるまでの総紫外線量は約4000MEDという報告があります。平均的な日本人の肌では毎日約11分、素肌で太陽光を浴び続けると約20年でシミが出てしまうということになります。これが紫外線による光老化です。この紫外線によるダメージを蓄積させないためには、外側から紫外線をブロックするケアに加え、体の内側からダメージに負けない防御力を高めるケアが大切です。体の内側からのケアは、まずは抗酸化作用の高いカラフルな野菜をたくさん食べることです。色の濃い野菜は、紫外線で生じた活性酸素を除去し、炎症を防ぎます。最初に野菜や海藻、次に大豆・魚・肉などのたんぱく質、最後に炭水化物の順番に食べましょう。さらに腸内環境をよくする食習慣を心がけましょう。
この腸内環境を整えるヨーグルトに、肌の弾力やハリの土台となるコラーゲンペプチド(魚由来のコラーゲンを酵素で分解したもので、体内での吸収率が高い)と、ミルクセラミド(乳由来のリン脂質成分で肌の保湿効果が高い)を加えた製品を4週間とると、日焼け後の皮膚の赤みや色素沈着が抑えられたとの実験結果が認められました。皮膚も体の若々しさも、毎日の食がつくっています。内側から紫外線対策するための"食"の美容予算を取っていただくことをお薦めします。

◎外側からのケア 
紫外線を必要以上に浴びないために、素肌をガード&外出時間を調整して!
日傘や帽子は首元の日焼けや目に入る紫外線を防ぐためのマストアイテムです。日ざしが強い10時~14時は、できるだけ外出を控えましましょう。また、目周りの皮膚は太陽光が垂直に当たるのでシミやたるみの好発部位なのです。目の周囲の皮膚は薄いので、紫外線ダメージにより乾燥しやすく、くすみやちりめんジワの原因にもなります。UVカット効果があるサングラスをかける習慣をつけましょう。色は濃すぎると瞳孔が開いてしまうので、茶色などをチョイス。
UVクリームをこまめに塗り直すことも大切です。肌を露出している部分はUVクリームでケアし、顔はもちろん、デコルテ、手足なども、汗をかくとムラになるのでこまめに塗り直しましょう。また、手は焼けやすいので手袋をし、首まわりもストールやはおりもの、カーディガンなどでガードし直射日光を避け、紫外線が直接肌に当たらないように工夫をしましょう。足も下からの照り返しで、じりじり焼けます。レギンスなどで足が紫外線を浴びないようガード&UVクリームで対策をしましょう。
他にも、お子様が外で遊ぶのは早朝か16時以降にし、紫外線ダメージを蓄積させないようにしましょう。

肌が赤くなったら皮膚ダメージが始まっている! 
日焼けで皮膚が赤くなると、紫外線により肌の細胞内の遺伝子が傷ついて、シミや皮膚がんの要因にもなります。

Step1太陽の紫外線を浴びる

Step2細胞内の遺伝子(DNAやRNA)が損傷 アミノ酸の変化

Step3肌が赤くなる(紅斑反応)

Step4細胞内の遺伝子が修復

Step5遺伝子の修復に異変(腫瘍細胞が発現)

Step6前がん症状

Step7皮膚がん

◎内側からのケア
紫外線ダメージをためないためには、食習慣から。肌がキレイになる!
・野菜や果物をたっぷり食べる
1種類だけでなく、いろいろな野菜をいっぱい食べてください。慶田院長もまとめて硬ゆでや下調理をして、冷蔵庫にはいつもさまざま野菜をストックしています。特に心がけたいのは、活性酸素に対抗する抗酸化食材です。リコピンを含むトマトや、ビタミンEが豊富なアボカドやナッツ、アントシアニンの入ったナスやベリー類、βカロテンやビタミンCを含む緑黄色野菜のニンジン、ブロッコリー、カボチャ、パプリカ、アスタキサンチンを含む鮭やエビ、レスベラトロールなど複数のポリフェノールを含む赤ワイン、カテキンを含むお茶、イソフラボンを含む大豆などが代表的な食材となります。
・コラーゲンやヨーグルトなどを積極的に
肌の土台をつくるコラーゲンは、毎日、分解&合成が繰り返されているので、体の中から食事で補うことが大切なのです。牛すじやとり軟骨、豚白モツ、ふかひれなどに多く含まれさらに、栄養を吸収しやすくするために、腸を健康にするヨーグルトも合わせてとって、腸内の善玉菌を増やしていくこともポイントになります。コラーゲンを小さな分子にして吸収されやすい状態にしたコラーゲンぺプチドを含むヨーグルトは、食習慣に取り入れやすくお薦めです。
・コラーゲンペプチドとミルクセラミドの入ったヨーグルトが紫外線ダメージケアに
30歳以上50歳未満の日本人女性(肌の乾燥を自覚し、春から夏にかけ30~45分日光浴をすると赤くなりやすく、わずかに黒くなる肌のタイプの人)に、紫外線を浴びたあとの皮膚が受けるダメージ(紅斑反応&色素沈着)の実験をしました。コラーゲンペプチド(1000mg)およびミルクセラミド(40mg)入りヨーグルト(LB81乳酸菌入りヨーグルト)のドリンクタイプ190gを紫外線照射後、毎日4週間飲んだグループは、皮膚の色素沈着が改善。また皮膚に紅斑を生じる最小の紫外線量が上昇し、紫外線に対する抵抗性も強くなりました。
また、紫外線照射後の色素沈着が摂取前より改善し紫外線に対する抵抗性が強化されることが認められました。

まだまだ暑い日も続きますが、紫外線ケアを見直してみてはいかがでしょうか?
是非、ご一読ください。

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雑誌『女性自身』2016年8月16日号 (8月2日発売 掲載ページP138~139)

特集「新常識!体の中から紫外線対策 食べるUVケア」
猛烈な紫外線が降りそそぐ8月、日焼け止めクリームに帽子にサングラス、これでUVケアは万全と思っていませんか? 実は紫外線対策は外からだけでは不十分なのです。そこで皮膚科専門医の慶田院長が体の中からの紫外線対策について解説しました。

◎紫外線が起こす光老化
肌の老化は、加齢によるものが2割、残り8割は光が原因といわれています。光はシミだけでなく、シワ、たるみなど肌全体を老化させるといい、これを「肌の光老化」と呼びます。波長の短い紫外線UV-Bは表皮に到達して、細胞のDNAやRNAに傷をつけ、炎症(日焼けによる赤み)を引き起こします。遺伝子の修復が間に合わないほどの紫外線量を浴びると、過剰にメラニンが作られ、シミになります。また、長期的には老人性イボや皮膚がんの原因になります。また波長の長い紫外線UV-Aは肌の奥深く、真皮まで到達して、コラーゲンやエラスチン(コラーゲン同士を結びつける弾性繊維)を破壊し、シワやたるみの原因になります。
夏の紫外線を1時間浴びた場合、表皮では細胞1個あたり100万のDNAが損傷し、真皮では10万のDNAが損傷します。細胞自身が損傷した遺伝子を修復するときにエラーが起きると、正常な細胞に回復できず、シミや皮膚がんの原因になるのです。
目の光老化としては、紫外線による雪目、翼状片、白内障などがあります。

◎近赤外線やブルーライトにも要注意
さらに気を付けたい光線があります。特にたるみの原因の半分以上を占めているのが、近赤外線です。筋膜や筋肉までも破壊するので、肌全体がたるんで顔や体のシルエットを崩してしまいます。
また、太陽光に含まれるブルーライトも目や肌に有害です。ブルーライトは網膜まで届き、加齢黄斑変性の原因になり、失明につながります。また睡眠リズムを崩し、メタボや肥満の一因ともなると言われています。

◎体の中からのケアが重要
しかし、市販されている日焼け止めの多くはUV-A、Bのブロック機能だけで、近赤外線やブルーライトまでブロックするのはまだほんの一部なので、日焼け止めクリームは2~3時間で塗り直しが必要です。UVカット加工の帽子やサングラスも有効ですが、地面からの照り返しにも気を付けなければなりません。また室内や車内でも対策は必要です。UVカット加工のある窓ガラスでも380ナノメートル(光の波長の単位)までの光しかカットできないので、380ナノメートル以上の光は室内や車内に入ってしまうのです。
そこで大事になってくるのが体の中からの対策です。外側からの対策と組み合わせることで、紫外線に負けない肌になるのです。紫外線や近赤外線で肌に酸化ストレスがかかるので、抗酸化作用のある食品を摂取するのが有効です。また、体の中からのケアで皮膚が健康になり、バリア機能が高まると、光に対する抵抗性が高まるのです。

◎UV対策に食べるべき7つの食品
抗酸化作用が高いのはビタミンA、C、Eやポリフェノール類です。ビタミンAは野菜ではβカロテンの形で存在し、特にニンジンやパプリカは含有量が多くお勧めです。ブロッコリーやオクラにも多く含まれています。オクラには腸内環境を整える作用もあるので、美肌作りに最適です。動物性のビタミンAなら豚・鶏のレバーや卵がいいでしょう。トマトに含まれるリコピン、ブロッコリーに含まれるルテイン、サーモンに含まれるアスタキサンチンも抗酸化作用が高い食品です。
また、注意したい点もあります。ビタミンCが肌にいいと考えて、グレープフルーツ、オレンジなどの柑橘類、キウイを朝に食べる人がいますが、紫外線の感受性を高めるソラレンという成分が含まれるので、逆にシミになりやすいのです。これらは夕方以降に食べてください。野菜ではキュウリ、セリ、セロリ、大葉、パクチーなどにソラレンが含まれ、注意が必要です。

◎コラーゲンペプチド・ミルクセラミド入りヨーグルトが紫外線の抵抗性を上げる。
そのほかお薦めするのが、コラーゲンペプチドとミルクセラミド入りの機能性ヨーグルトです。臨床試験で効果が認められています。研究によると、紫外線照射24時間後の紅斑の程度が、この機能性ヨーグルトを4週間摂取する前と後で比べると有意に軽く、摂取によって炎症を起こしにくくなるという結果がえられた。また、紫外線を浴びた24時間後に皮膚が赤くなる最小限の紫外線量(MED)を調べると、この機能性ヨーグルトを4週間摂取した後は摂取する前に比べて有意に高くなり、紫外線に対する抵抗性が強くなったことが認められました。さらに、紫外線照射から7日後の色素沈着の度合いも摂取前に比較して軽く、日焼けで黒くなりにくいという結果も認められました。
別の研究で、この機能性ヨーグルトを摂取することで、角層の水分量が増えて皮膚のバリア機能が改善することが分かっていますので、紫外線への抵抗性を高めた可能性があります。また紅斑(日焼け後の赤み)が出にくくなるのは、ヨーグルトと添加された成分が炎症性ストレスを抑えたのではないかと推察されます。基礎化粧品にも含まれるコラーゲンやセラミドですが、どちらも角層にとどまってバリアの助けをするだけで、中には入っていきません。しかし、体の中から摂取すると、コラーゲンを合成する酵素が増えること、乾燥肌が抑制されることは実験でわかっています。

◎子どもと一緒に体の外からと中からのWケアを
UVケアは外側からだけでなく、体の内側からすることも大切です。さらに、お子さんと一緒にUVケアするのが理想です。子どもは細胞分裂のスピードが速く、日焼けで損傷したDNAの修復が間に合わないので、より光老化や皮膚がんへのリスクが高まるのです。
これからはお子様と一緒にこの7食品を食べて、内側からと外側からのWでUVケアをしましょう。

是非、ご一読ください。

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WEB『éditeur(エディトゥール)』

特集「10年後の肌も美しく!男のUV対策&アフターケア法」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

アウトドア、スポーツに興じる男性が多い一方、UVケアに関心を持つ男性も増えてきています。実際のところ男性の肌ケアは、女性に比べるとまだまだ情報が乏しく、自己流のケアになりがちです。そこで、慶田院長が男性の肌向けに紫外線対策や、肌ケアの方法について解説しました。

シミ、シワ、たるみ、老人性いぼ...肌トラブルの原因となる"紫外線"

太陽光に含まれる紫外線や赤外線、短波長のブルーライトが皮膚と目に与える障害を"光老化"と呼びます。日常的に紫外線をたくさん浴びている人と、浴びていない人では肌の老化の速度がかなり違ってくるのです。紫外線を長時間浴びると、皮膚のシミやシワ、たるみ、老人性いぼ(脂漏性角化症)になるリスクが高まります。さらに紫外線は表皮細胞の遺伝子を傷つけるため皮膚がんの原因にもなり得ます。また、可視光線のうち短長波のブルーライトは白内障や加齢黄斑変性の原因にも。近年、近赤外線は、赤ら顔や皮膚のたるみの原因になることが分かってきました。紫外線やブルーライトは浴びている感覚がないためケアを怠りがちですが、赤くならない程度の紫外線量でも蓄積すると光老化を進行させます。特に大量の紫外線を一気に浴びると、傷ついた遺伝子の修復が間に合わず、非常に危険です。
特に男性は、幼いころから外で遊ぶ機会が多く、大人になってもUVケアをしない人がほとんどです。そのため30代でシミがひとつもない男性はおらず、40代以降になると今までに浴びた紫外線の蓄積によって、シミやイボが目立つようになります。そのまま対策をしなければ肌の老化は進みますが、正しくケアをすることで、光老化を最小限に食い止めることが可能です。

紫外線予防こそが最大のケア!顔洗浄と保湿、外出時の日焼け止めを習慣化すべし

スキンケアの柱となるのは、洗浄と保湿、光対策の3つです。海水浴や屋外でスポーツをする場合は、日焼け止めの外用が基本です。加えてサングラスを着用し、ラッシュガードを着用するといったUV対策が必要です。日焼け止めは汗で流れたり、粒子が凝縮したりして効果が弱くなるので、露出している部位は2~3時間ごとに重ね塗りするとよいでしょう。また、紫外線量が一番強い10~14時はできるだけ屋内ですごすようにするのも有効です。
続いて大切なのは洗浄です。多くの日焼け止めは、普通の洗浄料で落とすことができます。洗顔時にはしっかり泡立ててください。泡立てることで汚れへの吸着力と洗浄力が非常に高まるので、泡を肌に乗せるだけでも日焼け止めを落とすことができます。液体のまま洗ったり、強くこすると、肌のバリア機能を保つのに役立つ成分も一緒に流され、乾燥、かゆみ、湿疹などの肌トラブルにつながるため注意しましょう。ただし、ウォーターレジデントなどの水に強い日焼け止めには専用のクレンジング剤が必要な場合があります。
洗顔後は、化粧水と乳液で保湿しましょう。本来、皮脂量が多く代謝が良い男性の肌は、乾燥しにくいのですが、顔を何度も洗ったりヒゲをそったりすると肌のバリア機能が傷つくため、乾燥しがちです。また、紫外線も乾燥を悪化させます。そのため、化粧水で肌を整えたあとヒアルロン酸やセラミドなど、水分を保持する成分が入った乳液を使用しましょう。ベタベタするのが苦手な方は、ジェルタイプでOKです。
これらの対策は、レジャーだけでなく、毎日行うことをおすすめします。

激しい日焼けの場合は、患部を冷やして応急処置を

UV対策を怠り、ヒリヒリするどの日焼けをしてしまった場合は、まず患部を冷やしましょう。熱感と痛みが続くようならば、市販の痛み止め薬を飲むと、ある程度炎症が和らぎます。ただし、薬を飲んだからといって、紫外線によって傷ついた遺伝子が元に戻るわけではありません。今後は、肌を焼きすぎることのないよう気をつけましょう。もしも日焼け部位が水ぶくれになるほどの重い症状が出たら、必ず皮膚科で診察を受けてください。

紫外線は浴びれば浴びた分だけ肌が老化します。40代頃から正しいUVケアを始めて紫外線の蓄積量をコントロールするだけで10年後の肌は見違えます。
是非、ご参考になさってください。

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