2015年1月26日

脂肪融解注射の体験談:30代後半女性

30代後半女性

先生に脂肪のつき具合を診察していただき、脂肪溶解注射の説明を受けました。最近の薬剤はかなり進化していて、効果が高く、腫れが少なくなったそうです。顔に注射する人も多く、効果がわかりやすいため人気だと聞きました。診察後注射する箇所に麻酔を打っていきます。麻酔も注射ですので、多少チクッとしましたが、溶解注射をする頃には麻酔が効いており、麻酔の後は痛みなど感じませんでした。
私はひざに溶解注射を行ったのですが、膝上、膝の右側、左側などそれぞれ脂肪が付いているところに丁寧に注射していただきました。
注射後は薬剤を入れたこともあり、少し腫れましたが気になるほどではありませんでした。そのまま自宅に帰り何も変化がなかったので、この後どうなるのだろうと思っていたのですが、注射後4時間経ったくらいから、少し熱感がしてだるくなりました。なんとなく燃えているような気がして、効果が楽しみだと思いながら、一晩熱感を感じながら過ごし、翌日には筋肉痛のような軽い痛みがありました。
筋肉痛のような痛みは2日程でなくなり、脂肪がやわらかくなってきて、厚みも減ってくるのが目に見て分かる程でした。マッサージをした方が効果的とのことでしたので、お風呂上がりにリンパに流すことを意識しながらマッサージを行いました。1週間もした頃には落ち着いて、脂肪がかなり減ったのが分かりました。行きつけのエステに行ったところ、膝だけではなく、ふくらはぎや太ももまでもが柔らかくなっていて、細くなっていると言われました!
美ひざ集中治療は、ピーリングとレーザーで気になる膝の黒ずみも解消できますし、スマスアップの照射も2回受けられるので、たるみも引き締まってすっきりする印象を受けました。

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膝のお肉がかなりすっきりして、厚みのある脂肪が減りました。エステでも言われたように、ひざだけではなく、その周辺の部分も細くなりました。実際に自分でも注射後から、太ももやふくらはぎなども柔らかくなっているのに気がついていました。 脂肪が全体的に流れやすい状態になったのだと思います。効果がでると実感したので、マッサージも入念にしたところ、わずか1ヶ月ほどでこのような状態になりました。
部分痩せにはとても満足度が高い施術だと思いました。今回はひざのみでしたが、これだけの効果が出るのであれば、お腹や太ももの施術も受けてみたいと思いました。部分痩せがこんなに簡単にできることに驚きました。せっかく細くきれいになった脚を手に入れたので今年は、可愛い水着やショートパンツなどにも挑戦してみたいと思います。

爪甲剥離症(onycholysis)

爪床という爪の直下にある皮膚と爪の間にすき間ができると、剥離した部分の爪が白く見えることがあります。原因は局所性のものが比較的多く、マニキュアや洗剤、ホルマリン、アルカリなど成分による刺激、外傷、機械的な刺激など様々です。主婦や料理人など水仕事をする人に多く、その他パーマ液などを扱う美容師にも比較的多く見られます。そのほかに、全身性疾患や皮膚疾患(甲状腺機能亢進症/低下症、強皮症、貧血、手足の多汗症、乾癬、爪カンジダ症、梅毒、先天性表皮水疱症など)、内服薬などによるものもあります。最近では、紫外線で硬化させるジェルネイルの物理的刺激が原因の症例も増えています。治療は原因があればその原因に対する治療を行っていきます。

局所的な原因の場合は刺激を避けるのみで改善する場合もありますが、保湿剤の外用や、場合によってはステロイド剤の外用を行います。生活習慣や職業が原因の場合には難治なケースも多く見られます。

進行性指掌角皮症(keratodermia tylodes palmaris progressiva)、主婦湿疹、手湿疹

水仕事の多い主婦や、紙などを扱ったり、手指をよく使う仕事の方に多く見られます。指の腹の皮膚が薄くなり、乾燥して硬くなったり、皮がむけたり、ひび割れたり、切れたりします。ひどくなると炎症をおこして赤くてかゆい湿疹を併発することもあります。一般的には手あれや主婦湿疹、手湿疹と総称して呼ばれています。
原因は手指や掌(てのひら)に対する刺激や乾燥です。手をこすり合わせる動作により手のバリアの要である皮脂膜や角質の離脱が起こります。その際に、水、温水、石鹸、合成洗剤を使用すると、この順で皮脂膜や角質の離脱の程度が増加すると言われています。紙や布でも同様のことが起こります。この繰り返しにより、皮膚のバリア機能が損なわれることが原因で、進行性指掌角皮症は発症します。さらにアレルギー性の接触皮膚炎などが併発し、悪化することも少なくありません。
治療としてはまず、水仕事やその他の原因となる刺激の防止が重要です。具体的には下記のようなアドバイスをしています。

・水仕事の際にはゴム手袋を着用する。
・お湯よりも水を使用する。
・水でぬれた後は乾いたタオルで拭いてすぐに保湿クリームを塗る。
・乾燥を感じる前にこまめに保湿クリームを塗る。
・綿の手袋を常時着用する。
・食洗機や洗濯乾燥機を利用する。

刺激と乾燥で野ざらしになった皮膚は、いたわりながら保湿クリームでバリア機能を補って保護してあげるしかありません。保湿剤にも色々と種類があります。刺激感がなければご自身のお気に入りのクリームでも十分ですが、おすすめは水分保持能力の高い「ヘパリン類似物質含有クリーム」、硬くなってごわつく場合は角質をやわらかくする「尿素軟膏」や「サリチル酸ワセリン」、亀裂などで上記がしみる場合は刺激のない「白色ワセリン」など、状態に合わせて保湿剤も使い分けが可能です。また、かゆみや赤みを伴う湿疹には「ステロイド外用剤」の併用が欠かせません。

陥入爪(ingrown nail)、巻き爪

爪を短く切りすぎると、爪の端の部分がトゲ状に皮膚に食い込むことがあり、これを「陥入爪」と呼びます。足の親指に多く、足に合わない靴を履く・つま先をぶつける・つま先に力がかかる・深爪・体重増加などが原因になります。初めは痛みを感じる程度ですが、進行すると、さらに深く爪が食い込み、赤く腫れあがったり、二次感染を起こして膿をもったり、化膿性の肉芽腫を併発したりすることもあるので注意が必要です。

緊急的な処置としては、食い込んだ爪を部分的に切除し、機械的な刺激を避け、炎症症状があれば抗生剤を内服いただきます。セルフケアとしては、深爪にならないように気をつけて爪を伸ばしていただき、爪の長さは指の先端より少し出るくらいとし、スクエアシェイプに整えることがポイントです。伸ばしている途中で痛みが出てくるようであれば、アクリル樹脂のつけ爪をつけるという選択肢もあります。爪にかぶさっている皮膚を外側に引っ張るようにテーピング固定することも効果的で、このように対処をしながら頑張って伸ばしていただきます。

両端がくるっと巻き込んでいる「巻き爪」タイプの場合には、爪の両端に形状記憶ワイヤー(超弾性ワイヤー)を通したり、形状記憶合金プレートを固定したりして巻き爪を矯正することが可能です。根治術として、巻き込んでしまう部分や食い込んでしまう部分を端から数mm程度切り取り、爪の根元を処置して爪が生えないようにする方法「フェノール法」もありますが、爪の幅が細くなることと、再発する可能性も高いことから最近ではあまり行われなくなっています。

銀座ケイスキンクリニックでは直線記憶の超弾性ワイヤーを通して巻き爪を治す「ワイヤー法」を行っています。麻酔不要、短時間処理、2~3日で効果が実感できることから人気の方法です。
ワイヤーを通す幅が必要なため、爪の先端の白い部分を5mm以上伸ばしていただく必要があります。挿入したワイヤーは医療用アロンアルファで固定します。爪が薄過ぎる、厚すぎる、脆い場合はワイヤーが固定できないこともあるのでご了承ください。治療後は、ワイヤーの弾性で食い込みが改善します。1~2か月で爪が伸びるたら、ワイヤーごと爪をカットします。改善していない場合は、もう一度同じ処置をすることがあります。


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陥入爪(巻き爪)超弾性ワイヤー

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