頭髪や体毛と同様、まつ毛にも毛周期(ヘアサイクル)があります。ビマトプロストは毛包(毛を作る毛根と毛を包む組織)に作用することで、毛周期における成長期を延長するため、まつ毛を長く、太くします。また、毛幹数を増やすことで毛の本数を増やすという効果もありますが、毛包の数自体を増やすことはできないので、発毛ではなく、あくまでも育毛効果です。
0.03%のビマトプロスト(Prostaglandin F2α誘導体)を含むグラッシュビスタはボトックスビスタの薬剤で知られる、米国アラガン社で開発されたもので、世界で初めてFDA(米国食品医薬品局)にて、効能・効果・安全性が認められ、2014年に日本の厚生労働省が「グラッシュビスタ外用液剤」を認可しました。長さの平均改善度はベースライン(使用前)と比較して24%アップ、太さは45%アップという報告があります。
ビマトプロストの作用・効果
ビマトプロストのご使用方法
上まぶたのまつ毛のつけ根、眉毛の基部に毎晩1回塗布してください。(目や下まぶたには使用しないで下さい。)
ステップ1

メイクを落とし、洗顔後に塗布します。*コンタクトレンズを使用している方は、塗布する前に外してください。再度コンタクトレンズを装着する場合は、塗布後15分以上経過してから装着してください。
ステップ2

片眼ごとに細筆または綿棒にビマトプロストを1~2滴垂らします。使用量が多いと希望部位以外の多毛や黒ずみの原因となるため、ご注意ください。
ステップ3

細筆または綿棒で上まつげの根元に塗布します。目頭から目尻に向かって、アイライナーを引くようにスーッと一塗りしてください。何度も重ね塗りすることは厳禁です。付いているか分からない程度に薄く塗ることがポイントです。眉にも塗る場合は、先にまつ毛に塗るようにしてください。
<ステップ4>

塗布後、塗布部分以外の余分な薬剤を拭き取ってください。
※ブラシはリップブラシを、綿棒はメイク用又は赤ちゃん用の綿棒をおすすめいたします。清潔に使用していただくため、ブラシは毎回洗っていただき、綿棒は使い捨てでご使用下さい。
医療用まつげ・眉 美容液 ビマトプロストのリスクとダウンタイム
結膜充血、眼の痒み、眼の刺激感、眼の乾燥、眼瞼の紅斑が出現することがあります。症状が出た場合は、使用を中止してください。再開する場合は、外用量と頻度を調整する必要があるので、担当医にご相談下さい。メラニンの増加により黒目(虹彩)の色が濃くなることがあります。この変化は投与を中止しても元にもどらないことがあります。
外用部位の皮膚に色素沈着(黒ずみ)と多毛が高頻度で出現します。色素沈着に関しては、女性の場合アイラインやアイシャドウを塗る部位のため気にならないことが多いですが、使用量が多すぎると、目尻や目の下に色素沈着が出ることがあります。また下まつげに使用した場合、下眼瞼(下まぶた)に薬剤が付着し、色素沈着を起こすおそれがあるため使用を避けてください。また、まつ毛以外の多毛は避けるべきですので、指示通りに、少量を1回だけ、上まつ毛の際に塗るようにしてください。皮膚の色素沈着は、使用を中止すると徐々に薄くなります。色素沈着は部位によりピコトーニング照射で、多毛は部位によっては、レーザー脱毛で対処出来ます。
医療用まつげ・眉 美容液 ビマトプロストの持続と効果
まつ毛の成長速度はゆっくりです。効果がはっきり見えるまで少なくとも2ヶ月間塗布を続けることを推奨します。効果を持続させるには、継続して使う必要があります。使用を中止すると、数週間から数ヵ月かけて、まつげや眉毛の平均的な毛周期に伴って、徐々に元の毛量に戻っていきます。
医療用まつげ・眉 美容液 ビマトプロストの痛み
外用時に眼に入ると刺激感を感じることがあります。使用部位、使用量、頻度を守ってください。
医療用まつげ・眉 美容液 ビマトプロストの禁忌事項
・妊娠中の女性、ビマトプロスト、本剤に含まれる他の成分にアレルギー反応を示す方はご使用をお控えください。
・まぶたに未治療の炎症や感染がある方は、ご使用いただけないことがありますので、ご相談下さい。
・ご使用にあたっては、事前に必ず医師の診察をお受け下さい。眼の治療を受けている方や、持病をお持ちの方は、使用前にかかりつけの医師にご相談ください。
・下まつげに使用した場合、下まぶたに薬剤が付着し、色素沈着を起こすおそれがあるため使用を避けてください。
・コンタクトを装着した状態で使用しないでください。塩化ベンザルコニウムがコンタクトに付着した場合、コンタクトレンズ表面が濃縮され、角膜上皮の障害(潰瘍)などを起こすことがございます。
・コンタクト点眼剤を使用される際は本製剤をつけてから15分あけてから使用してください。点眼した後は15分あけて流涙等がないことをご確認後使用してください。
・つけまつ毛、マスカラがついていない状態で使用してください。これらがついている状態で使用すると眼感染のリスクがあります。
・まつ毛エクステンションは眼瞼下垂を悪化させる可能性があり、医学的に推奨できません。ビマトプロスト外用で自まつ毛を育て、中止することをおすすめします。エクステンションは細菌が繁殖しやすいので、清潔操作で塗るようにお気を付けください。
【Q】
CO2レーザーにもフラクショナルタイプがあるのですか?
【A】
フラクショナルレーザーとしては、フラクセルが有名で、これはエルビウム・グラスレーザーという種類のレーザーです。穴を開けないタイプのフラクショナルレーザーです。CO2(炭酸ガス)レーザーは、波長10,600nmの水を標的としたレーザーです。細胞内の水分と反応し熱エネルギーを発生させ、治療部位を瞬間的に切開・蒸散・凝固させます。色素のない部分の治療も可能です。フラクショナルCO2レーザーはこの炭酸ガスレーザーをフラクショナルテクノロジーで、小さな点状に照射することで、お肌の入れ替えとタイトニングを可能にしました。
【Q】
顔以外にも治療は可能ですか?
【A】
はい、全身に可能です。年齢が出ると言われる首の横ジワや手の甲のシミや老人性いぼ、デコルテのシミやシワ、二の腕に発症しやすい毛孔性苔癬(毛穴のざらつき)、妊娠線や成長線、傷痕の治療にも有効性の高い治療です。
【Q】
アトピー性皮膚炎でも受けられますか?
【A】
アトピックドライスキンの方でも安心してお受け頂ける治療ではございますが、皮膚炎の治療が優先される事もございますので、詳しくは担当医師にご相談下さい。
【Q】
フラクショナルCO2レーザーで濃いダーティーネックも消えますか?
【A】濃いダーティーネックは、アトピー性皮膚炎の強い炎症が長期に渡って繰り返されたために、表皮と真皮の間にある強固な基底膜が傷つき、本来は存在しない真皮に過剰に増えたメラニンが入り込んでしまうために生じます。通常の炎症後色素沈着は炎症が落ち着いてから1~2年でゆっくりと薄くなっていくものですが、ダーティーネックやダーティースキンは症状が固定してしまいます。重症例ではCO2フラクショナルレーザーの照射が有効です。少しずつ新しい皮膚に入れ替えるので、色調だけでなくダーティーネックのさざなみ状の皮膚変化(委縮などによる変化)の改善も期待できます。でも、まず始めはジェントルレーズの照射から始めることがほとんどです。ジェントルレーズは麻酔不要でノーダウンタイムでありながら、パルス波が長いため真皮内メラニンにも反応するので、6~10回の繰り返し照射で改善する場合がほとんどです。いずれの治療を行う場合も、東洋人の皮膚はレーザー照射の刺激で新たな炎症後の色素沈着を起こしやすいため、院内処方内服薬(ビタミンC・E、トラネキサム酸、ハイチオール)、院内調合オリジナル化粧品(ハイドロキノンクリーム、ルミキシル、レチノイン酸クリームなど)の併用療法が必須となります。
【Q】
フラクショナルCO2レーザーの照射後に成長因子のパックをするのはどうしてですか?
【A】
フラクショナルCO2レーザーの照射後は、レーザーの小さな傷がきっかけとなって、ご自身の成長因子も沢山作られます。当院では、この効果をさらに高めるために、照射後すぐに「ダーマヒール」という3種の成長因子が配合された薬液を塗布しお肌へ導入します。このため、傷も一層早く治癒し、ダウンタイムを軽減する効果もあります。
2016年2月より光治療・フォトセラピーの機器変更のお知らせ
一般的にマイルドなイメージをお持ちの方が多い光治療ですが、今回、院長がこだわりぬいて選択した機種は、『レーザーにも匹敵するシャープな効果・切れ味』が特徴です。
美容医療経験値が高い方もきっと満足頂けると思います。もちろん、「痛みが心配!」という初心者様もコンタクトクーリングが付いておりますので、ご安心ください。
フォトフェイシャルM22は6種類のフィルター搭載、パルス数、照射時間、照射間隔(休憩時間)、フルエンス(ジュール数)の設定がすべて変更できるので、より安全な照射が可能です。医師の経験によって、可変性は無限大といえます。
より深くまで選択的に光を届けるフィルターに変えて照射すれば、たるみ毛穴やちりめんジワ改善も叶えます。
フィルターはその数字より短い波長の光をカットします。 560nmのフィルターを使用する場合は559nm以下の光がカットされ、560~1200nmの光が照射されます。波長は短いほど作用が強く、ダウンタイムも出やすいので、肌色が濃い場合はより長波長をメインに照射すると安全です。590nmの場合は590nm~1200nm、695nmでは695~1200nmの光が照射されます。
フォトフェイシャルM22(光治療・IPL)についてさらに詳しく
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