2014年5月 8日

妊娠線・皮膚線状・線状皮膚萎縮・ストレッチマーク 

妊娠線(にんしんせん)とは、妊娠6 - 7ヶ月以降、腹部、大腿外側、臀部、乳房周囲の皮膚に出現する、わずかに陥凹し、萎縮した線状の跡のことです。

妊婦の40%以上に発症し、最初は赤紫色の線としてできますが、時間の経過とともに灰白色調になります。別名ストレッチマーク、皮膚線条や線状皮膚萎縮ともよばれ、男女問わず思春期の成長が著しい場合や急激に太った場合、クッシング症候群や糖尿病、ステロイド内服治療の際にも出現します。

前述した状況下では、副腎皮質ホルモンの一種であるグルココルチコイドが様々な要因で増えており、真皮にある線維芽細胞の活性低下から、真皮のコラーゲン線維・弾性線維の産生が抑制されることにより、これらの結合組織が減少し創傷治癒に支障が生じています。

そこに、妊娠や成長・肥満により、急に皮膚の過剰な伸びが加わると真皮の結合組織が壊れ、線状の萎縮(ストレッチマーク)となるのです。残念ながら一度できてしまうと完全には元に戻りません。

妊娠線の予防としては体重増加を+8kg程度に抑えると良いでしょう。萎縮や陥凹が激しい場合は、フラクショナルレーザーなどによりコラーゲン線維の産生を促すことで、ハリを出し目立たなくする治療も行われています。

銀座ケイスキンクリニックではフラクショナルCO2レーザーを皮膚線状を含めた比較的広めの範囲に4~6回照射することで、産後のお腹の皮膚のたるみも改善できるのでお勧めしています。


関連治療:フラクショナルCO2レーザー

ワックス脱毛

脱毛法の一つで、脱毛用に開発されたワックスを肌に塗り、毛に密着させてからはがすことで、毛根から脱毛を行う方法です。エステティックサロンなどでは、固形のワックスを過熱させて溶かし、スパチュラを使って脱毛部位に塗布して行われます。

布を使って引きはがす「ソフト脱毛」とワックス自体が固形化する「ハードワックス」があります。またビキニラインの内側の脱毛を「ブラジリアンワックス脱毛」などと呼びます。これは欧米やヨーロッパのセレブから一般女性まで浸透しているアンダーヘアーの処理方法で、近年は日本でも認知度が上がり、広く知られるようになりました。家庭用として常温で使えるジェル状のものや、シートに塗布されたものも販売されています。

脱毛効果は処理後2~3週間くらいで、頭部や髭以外のほぼ全身に行えます。カミソリで行う剃毛や毛抜きで行う処理とは異なり、ワックス脱毛は毛が途中で切れたりすることなく、毛根から抜けるというメリットがあります。しかし、針脱毛やレーザー脱毛のように毛根を完全に破壊するものではないため、永久脱毛はできません。

常に毛がない状態を保つには、こまめに定期的な処理が必要になります。また、比較的安価に行えますが、複数本の毛を一気に抜きとるため痛みを伴い、角質が除去されることで肌へのダメージもあることから処理後の保湿ケアが非常に重要です。


関連治療


レーザー脱毛

カウンセリング予約

文字サイズの変更