雑誌『steady. ステディ.』2018年2月号(1月7日発売 掲載ページP75~79)

特集「真冬の乾燥肌レスキュー!Q&A」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

なんだか肌がガサガサ、ヒリヒリ、ゴワゴワ......。その症状、全て乾燥が原因です!乾燥に伴う肌の不調に合わせた正しい保湿ケアを知って、プルンとツヤめくうるおった肌を手に入れましょう!

●1rescue
≪砂漠級の乾燥肌を レスキュー!≫
カラカラに肌が乾いて何をしてもダメ、ひどいときには粉をふくこともある砂漠肌。いかに肌のうるおいを守るかが命題!

皆さん乾燥に悩んでいます!
Q、冬の肌悩みで 一番気になるのは?
・乾燥 69.1%
・開き毛穴 小ジワ18.5%
・テカリ ゴワつき6.8%
・赤み・ヒリつき2.8%
・くすみ2.8%
この時季の肌の悩みは乾燥が圧倒的多数!乾燥から開き毛穴などのエイジングサインや、「乾くのにテカる!」と複合的な悩みを持つ人もいます。
Q 、乾燥と併発する肌悩みは?
・1位 粉吹き 51.1%
・2位 開き毛穴・小ジワ 34.8%
・3位 赤み・ヒリつき 28.7%
・4位 テカリ・ゴワつき 23.0%
・5位 くすみ 18.0%
さまざまな肌トラブルの原因となりうる乾燥。「白く粉をふいて化粧がのらない」「いつもの 化粧品がしみる」などの声も多くあります。

Q1、どうして冬は乾燥するの?
A、一年で一番湿度が低くなるからです。
湿度が20%くらいまで下がり、乾燥を感じやすくなります。また、最近では冷気にさらされて皮膚温が下がることで、肌のバリア機能が低下することも分かってきています。

Q2、生活習慣と肌の乾燥って関係ある?
A、もちろんあります!
生活の5本柱である食事、睡眠、排泄、ストレスコントロール、運動すべてが肌に影響します。バランスよく食べているか、疲れが溜まっていないかなど、一度自分自身に問いかけてみましょう。

Q3、しっとりするオールインワンを使っているのにしっとり感が得られません。
A、化粧水と乳液をわけて丁寧なスキンケアを心がけましょう。
エイジングのサインかもしれません。20代の頃はオールインワンで十分だったかもしれないけど、うるおい不足を感じるなら化粧水と乳液両方塗りましょう。

Q4、どのくらい保湿すればいいのかわからない。保湿完了のサインって?
A、ハンドプレスして、肌が手にしっとり吸い付けば十分です。
美容液や乳液を塗ったあと、ハンドプレスしてしっとり感があればOKです。「メーカーが推奨する適量を守って使用し、乾燥が気になる部分には重ねづけをしましょう。」(水井さん)

Q5、うるおいキープにはオイルとクリーム、どちらがベスト?
A、クリームです!!
オイルを塗ったからといって肌に水を抱えられるわけではありません。セラミドやヒアルロン酸など、肌に水を抱え込む成分を含んで適度に油分のあるクリームのほうがおすすめです。

Q6、普段は美白美容液を使っていますが、冬は保湿美容液に切り替えたほうがいい?
A、美白したいならそのまま使い続けてもOKです。

Q7、化粧水と乳液の他に、ブースター、シートマスク、美容液、エイジングケアクリームを使っても肌がガサガサ。これ以上何をしたらいいのかわかりません。
A、 何かが肌に合っていない可能性があります!
シートマスクは浸透がよい分、合わない成分が入っている場合はトラブルが起こるリスクも高いです。美容液などの機能性化粧品も、刺激になるので使用を控えましょう。とにかくシンプルなケアで肌の立て直しをしましょう!

Q8、乾燥肌にも美容液は必要ですか?
A、ぜひ使ってみてください!エイジング予防にも効果的です。
湿疹を生じていないのなら、是非使ってみてください。
乾燥ケアとしてはもちろん、エイジング予防の意味でも、steady.世代はいつものお手入れに美容液をプラスしてみるといいと思います。
Q9、冬は乾燥対策をしていれば紫外線対策は必要ない?
A、紫外線ケアも必要です。
光老化の予防のためにも、日の出から日の入りまでは、365日、必ず日焼け止めは塗ってください。日常生活であれば、冬はSPF20~30のものを薄く二度塗りすれば十分です。

Q10、ガサガサの肌は化粧水の浸透も悪い気がします。どうしたらよいですか?
A、角質ケアを取り入れてみましょう!
冬は冷えて代謝が落ちやすいので、古い角質が溜まっている可能性があります。
角質美容液などの角質ケアを取り入れて、やさしくターンオーバーを促しましょう。

Q11、乾燥肌の人が控えたほうがいいお手入れって?
A、ダブル洗顔は控えましょう。
洗い過ぎると肌に必要なバリア物質が漏出して過乾燥の原因になることもあります。今は高機能のクレンジングが多く、オイルでもダブル洗顔不要なものはたくさんあります。

Q12、オフィスでの乾燥対策におすすめのアイテムを教えて!
A、デスクで使えるパーソナル加湿器がおすすめです。
エアコンが効いていると思うので、パーソナルスペースで使える加湿器で大気の湿度を上げてみましょう。

Q13、口まわりは乾燥するのに額とあごはニキビができやすい。どんなスキンケアをすればいいですか?
A、 保湿にプラスαで角質ケアをしましょう。
大人ニキビは、乾燥によってできることが多いので、保湿は必須です。
毛穴を詰まらせないように週に1回、酵素洗顔を取り入れてみても良いでしょう。

A、ピーリング効果のあるレチノール配合コスメをお手入れに加えてみるものもおすすめです。
ビタミンAの中でも穏やかなレチノールで肌の代謝を底上げしてあげましょう。角層の状態がよくなって毛穴が詰まりにくく、ニキビもできにくくなります。

Q14、夜用クリームを毎日使っていても、翌日、乾燥が気になります。保湿が足りない?
A、部屋の湿度が低いせいかもしれません。
お部屋が乾燥して、寝ている間に肌の水分が奪われているのかもしれません。加湿器をつけるなど、環境の見直しをしましょう。

Q15、目もとの乾燥はどうケアすればいいですか?
A、クリームの重ねづけor アイケア専用コスメを使用してください。
アイクリームは 高価なイメージがあるかもしれませんが、最近は3000円前後のものもありますね。顔全体につけるクリームを重ねづけするのも効果的です。

●2rescue
≪赤み・ヒリつき肌をレスキュー!≫
赤みが出たり痛みを感じたりと乾燥で揺らぐ肌。保湿もさることながら正しい方法でケアしないと症状が悪化する可能性があります!

Q16、いつもの化粧品が突然合わなくなることがあります。何が原因?
A、その日の体調や免疫力の低下で肌が敏感になっているのかもしれません。
体調や免疫力の低下でも肌が敏感に傾くことがあります。
食事や睡眠を見直してみましょう!
また、少しでも肌がピリつく化粧品があったら、症状が悪化する前に使用を控えるのも大切です。

Q17、ひりつき肌にNGなスキンケア法って?
A、 肌を擦ること。コットン使いやシート系クレンジングはお休みしましょう。
肌を擦ることはとにかくNG。
コットン使いやシート系クレンジングは一旦お休みしましょう。スキンケアは手でつけ、なじませます。赤みが出ているなら、美容液やアイクリームなど高機能な化粧品の使用も控えましょう。

Q18、赤みを簡単に鎮静させる方法ってありますか?
A、精製水を浸したコットンで水湿布です。
コットンを精製水に浸して水湿布をしてみましょう。
化粧水はノンアルコールが◎

Q19、赤みが出る=敏感肌ですか?
たまになら揺らぎ、毎日なら敏感肌です。湿疹による赤みの可能性もあります。早めに皮膚科を受診しましょう。

Q20、乾燥で荒れて肌がピリつくときに控えたほうがいいスキンケアって?
A、新しい化粧品の投入は肌が安定するまで控えましょう。
新しい化粧品をおろすのは肌の調子が落ち着くまで待ちましょう。また、肌が揺らいでいるときは自分に合う化粧水とクリームだけのシンプルなケアに切り替えてください。

Q21、敏感肌におすすめのスキンケアを教えてください!
A、肌に優しい処方のものを選びましょう。

Q22、朝の泡洗顔は必要ないですか?
A、長時間、肌に洗顔料をのせなければOKです。
夜の間に出る皮脂やスキンケアの油分が酸化すると刺激になるので、朝の泡洗顔で肌をリセットしましょう。たっぷりの泡で、肌をなでるようにやさしく洗いましょう。

Q23、乾燥や赤み対策をしたいけれど、乳液やクリームのベタつきが苦手です。
A、 ベタつきの少ない、軽め質感のクリームから肌を慣らしてください。
質感の軽いものから徐々に試して、慣らしてみてください。ベタつき=うるおいだと思う、考え方の切り替えも大事ですよ!
A、湿疹による赤みの可能性もあります。早めに皮膚科へ受診してください。
赤みが出ているのであれば、乾燥性の湿疹を起こしている可能性があります。一度皮膚科で診てもらいましょう。

●3rescue
≪開き毛穴・小ジワを レスキュー!≫
乾燥すると、毛穴の開きやちりめんジワといったあらゆるエイジングサインが出現。スキンケアとメイクの双方向で対策をしましょう!

Q24、乾燥で毛穴が目立ち、化粧ノリも最悪。どうすればファンデが密着しますか?
A、リキッドファンデは密着性があり、毛穴も目立ちにくくなります。

Q25、ファンデが毛穴落ちしたときのお直し方法を教えてください!
A、指でヨレをなじませてから広めにお粉を付けます。
ヨレた部分を指でやさしく叩き込むようになじませてから、ファンデやフェイスパウダーをくずれた範囲より広めにのせればお直し完了です。

Q26、保湿を重視するとファンデが浮きがち。どうしたら改善できますか?
A、皮脂が出るところはパウダリー系でカバーをしましょう。
化粧浮きが気になる部分はパウダリー系のもので皮脂を吸着してあげましょう。「スキンケアのあと、3分置けばメイクのヨレも少なくなると思います。」(水井さん)

Q27、美白美容液を使っているけどなかなかくすみが改善されません。
A、 体の内側から巡りをよくするケアをしましょう。
寝不足や血流が悪いことが原因かもしれません。体のケアに目を向けてみましょう。
A、美白は焦らず、根気よく続けましょう!!
美白ケアは長い目で見る必要があります。少なくとも3~4ヶ月続けて、様子を見ましょう。

Q28、きちんと保湿をしても肌色がどんより。スキンケアの問題じゃないのかな?
A、メイク時の摩擦もくすみにつながります。なるべく指でメイクをしましょう。
ブラシやチップで肌を擦ると刺激になり、防御反応でメラニンが作られているのかもしれません。練り状のチークなど、指で塗れるメイクアイテムを使うのも手です。

Q29、乾燥ぐすみが気になります。冬でも拭き取り化粧水は使ってもいい?
A、必要ありません!拭き取りより保湿に力を注いでください。
乾燥しているなら必要ないです。

Q30、アイクリームを使っているけどちりめんジワが消えません。効果的な塗り方ってある?
A、ピアノタッチで優しくなじませるのが正解です。

●4rescue
≪テカリ・ゴワつきをレスキュー!≫
冬なのにテカる、ゴワつくという悩みを持つ人は多いのに、きちんとケアできていない人が多数。今こそ正しい混合肌ケアをしましょう!

Q31、乾燥するパーツとテカるパーツのギャップがすごい。どちらに合わせてケアすればいい?
A、乾燥に合わせたスキンケアをしましょう!
皮脂で肌がうるおうわけではないので、テカる部分にも保湿は必要です。また、毛穴を詰まらせないためにノンコメドジェニック処方のアイテムを使うのもおすすめです。テカりを気にして洗い過ぎるのは厳禁です。

Q32、乾燥してゴワつく肌を手っ取り早く柔らかくする方法はありますか?
A、週に1度程度ならスクラブ洗顔するのもよいでしょう。

Q33、スキンケアをなじませているとポロポロと消しゴムのカスのようなものが出てきます。保湿が足りない?
A、化粧品同士の相性がよくないのかもしれません。
化粧品同士の相性が悪いと、成分が消しゴムのカスみたいに固まることがあります。香粧品の世界では「ヌードル現象」と呼ぶそうです。角質がポロポロと落ちているわけではありません。

Q34、乾燥もテカりも気になります。食生活で気をつけるポイントを教えてください。
A、現代人が不足しがちなタンパク質と良質な脂を積極的に摂りましょう。整腸作用のあるヨーグルトも積極的に摂りましょう。
大切なのはバランスよく食べることです。特に、不足しがちなタンパク質と良質な脂は積極的に摂取しましょう。また、腸内環境が悪いと肌が乾燥するというデータもあるので、発酵食品やヨーグルトもおすすめです。

●番外編rescue
≪ボディの乾燥をレスキュー!≫
乾燥しているのは顔だけではありません! 唇やかかと、背中など、ボディの乾燥悩みをまるっとレスキューします!

Q35、背中にボディクリームがうまく塗れません。何かよい方法はありませんか?
A、背中ケア用の便利グッズがあります!
背中ケア専用のツールを使うのもひとつの手です。また、いい運動だと思ってストレッチで体を柔らかくするのもアリですね。

Q36、かかとが一年中ガッサガサです。どんなケアをすればいいですか?
A2、週間に1回、角質を削りそのあとはきちんと保湿をしましょう。
お風呂で十分にふやかしてから角質を削り、アフターケアの保湿は必須です。また、水虫の可能性もあるので、皮膚科の受診が必要な場合もあります。

Q37、乾燥しにくいリップメイクを教えて!
A、粘度の高いグロスで保護膜をつくりましょう。
唇に残っている時間が長い、こっくりとした粘度の高いグロスを使ってみて。唇が荒れて いるならラメ入りは避けましょう。

Q38、冬はタイツやセーターで肌を覆っているのに乾燥するのはなぜ?
A、化学繊維が肌の水分奪っているのかもしれません。
化学繊維は肌の水分を奪うことがあるので、直接肌に触れるインナーはコットンやシルクなどの天然素材を選びましょう。乾燥した肌には縫い目さえも刺激になるので、無縫製のものがおすすめです。

Q39、入浴後はいつも肌がカサカサになります。
A、お湯の温度が高すぎるのかもしれません。冬場の適温は40℃~41℃です。

Q40、顔は基礎化粧品で保湿できるけど、頭皮の乾燥はどうすればいいですか?
A、頭皮用のローションや美容液があります!
頭皮専用のローションなど、スカルプケアアイテムもたくさんあります。脱脂力の弱いシャンプーに切り替えるという手もあります。

乾燥が特に気になる季節のケアは重要です!毎日のケアの参考に、ご一読ください。

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