雑誌『GLOW/グロー』2018年6月号 (4月28日発売 掲載ページP128~131)

特集『敏感な肌こそシミのケアが重要なんです ゆらぐ年齢肌の美白ケア』に慶田院長の監修記事が掲載されました。

吹き出物やかゆみなどで肌不調が増えるGLOW世代。ゆらいだ年齢に「美白は刺激?」と思う人も多いかもしれませんが、ゆらぎ肌こそ美白ケアが必要です。しっかりと原因と対処法を知ることが大切です。

【40代で急上昇!?"ゆらぎ肌はシミができやすい!だから美白ケアが重要です" 】
●炎症を繰り返す肌はシミのできやすい肌に!
紫外線量が増え、花粉や黄砂などの外的刺激に加え、環境がかわるというストレスの要因により、春は敏感肌に傾きやすくなります。
乱れてしまった肌表面の角層はバリア機能が衰えて、いつも使っている化粧品でもヒリついたりします。特に角質細胞間脂質が乱れると、外的刺激を受けて炎症に。炎症を繰り返す年齢肌ほど、メラニンの生成を誘発させ、シミ・くすみにつながります。
大事なことは、まずは肌のバリア機能を回復させるお手入れを取り入れることです。
見直すべきは、洗浄、保湿、光対策の基本ケア。洗い落とす際に肌を擦ったり叩いたりするのは逆効果。まずは角質にダメージを与えないクレンジングの工夫をしましょう。そして、保湿は美肌の大前提。適切な量の水分と油分はもちろんですが、水分を肌に留めておくために蓋をしてくれる油分が必要なので、しっかりクリームを塗りましょう。また最近ではしっかり保湿をしながら同時に美白できるアイテムも増えたので、上手に取り入れると良いでしょう。さらに、老化の8割は光老化なので、UVケアなしで美白はあり得ません。たとえ雨の日でもUVケアは欠かせません。

STEP1 
まずはクレンジング&洗顔をゆらぎ肌対応に
落とすケアはいかに肌に負担を与えず、しっかり洗うかが大事です。クレンジングは1分間を目安にさっと落とすことが鉄則です。時間をかけすぎるのは肌に負担をかけ、敏感肌になる原因にも。また、洗い上りにツッパリ感が残るのは皮脂の取りすぎなので、洗顔料も見直しましょう。
POINT!目元は特に赤み・かゆみが出やすい部分。2枚に裂いたコットンにクレンジングをたっぷり含ませ、上まぶたと下まつげの下に当て、メイクを浮かせたあと、まつげをサンドイッチするように重ねて丁寧に拭き取ります。

STEP2
潤いが重要なゆらぎ肌に美白化粧水
透明美肌をかなえるためには角層のバリア機能をキープするための保湿が大事です。バリア機能を高めるには、角質細胞間脂質、水分を抱えこむ天然保湿因子、皮脂膜の3つが重要。外的刺激に強い肌に。保湿力の高いしっとりした感触の化粧水を選ぶことがポイントです。
POINT!手に取ってから人肌で温め、じんわりと浸透させるイメージで肌にプレスするのが正解。また目のキワは保湿を見逃しやすい部分。薬指で優しくなでるように塗布を。

STEP3
ゆらぎ肌の原因、抗炎症効果に着目 美白美容液
敏感肌の人は微弱炎症が起きやすく、その炎症からメラノサイトが刺激され、シミやくすみの原因になるメラノサイトが作られやすい状態に。美白美容液を取り入れるならば、美白成分はもちろんですが、抗炎症・抗酸化作用のある成分の選択を。一部、刺激が強いものもあるので、使用前に腕など試してみてください。
POINT!美容液も人肌で温めると、浸透力がアップします。特に首は年齢が出やすい部分。顔全体に塗布した後は、もう一度同量を手に取って美容液を首や鎖骨などにもしっかり塗布しましょう。

STEP4
不安定な肌にはバームやオイルをお守り代わりに
ゆらいだ年齢にとって、水分を抱えこんだ状態に蓋をすることがなにより重要。何をつけても乾燥しがちな時に、しっかり肌を保護するバームやオイルはおすすめです。ただし、乾燥は油分不足でなく保湿成分の不足が原因なので、保湿成分配合の乳液やクリームも忘れずに使用しましょう。
POINT!肌をこするように塗布するのは禁物。顔全体に優しく伸び広げ、手のひらで優しくポンポンとプレスするように浸透させましょう。

STEP5
ゆらぎ肌を外的刺激から守るUV
わずかな外出でも日焼け止めは必須。赤みがでるまではおよそ20分くらいですが、年齢肌には今までの紫外線ダメージが蓄積されているのでコップの水分が溢れるようにシミが濃くなります。また、日焼け止めは顔にパール3個分程度を目安にたっぷりと。日の出から日の入りまで塗り直しをお忘れなく。
PONT!日焼け止めはスキンケアの一部。お手入れの最後に、塗り漏れしやすい耳や首の後ろ、デコルテまでしっかり塗りましょう。衣類を着てから塗ると、クリームが服についてしまいます。

STEP6
寝ている間は修復タイム 夜のマスク
寝ている間ずっと潤いを送り続けるナイトマスク。頬など広い面は内から外に向かって塗り広げるように。人差し指、中指、薬指の3本をつけて広い面にし、頬を沿うようにしながら塗ると、肌に負担がかかりません。目もとや口もと、頬などの乾燥しやすいところは、一度にたくさん塗らず、少しずつ重ねて。シートマスクの場合、長時間肌に塗布するのはNG。15分以上では、成分が過剰浸透したり、シートが渇いたりして肌の刺激になることがあります。
PONT!夜にたっぷり顔に塗ったマスクは翌朝、ていねいに洗顔料で洗い流しましょう。放っておくと、酸化して、肌の刺激になります。まずは朝にリセットすることが大事です。

是非、ご一読ください。

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