書籍『BEAUTY DICTIONARY ~医師が教える正しいスキンケア大全~』

書籍『BEAUTY DICTIONARY ~医師が教える正しいスキンケア大全~』
(スキンケア大学より2016年10月8日発売)に慶田院長の監修記事が6特集掲載されました。前回に引き続き一部抜粋しご紹介させていただきます!!

特集② LESSON3 基本の「き」洗う「意外と知らない正しい洗顔法」(掲載ページP38~39)

◎洗顔のしすぎに要注意!必要な皮脂まで落とさないで
洗顔のしすぎや間違った洗顔方法は角質層にダメージを与え、乾燥肌や敏感肌、脂性肌、毛穴の目立ち、シミなど、さまざまなトラブルの原因となります。肌をいつまでも健やかに保つために、正しい洗顔法を身につけましょう。

◎間違った洗顔によって失われるもの
洗顔の目的は、酸化した皮脂やメイクなどの汚れのみを落とすことです。しかし、肌に必要な皮脂膜や、肌のうるおいを保つ角質層の細胞間脂質(セラミドなど)や天然保湿因子(NMF)まで洗い流してしまうような、過度な洗顔をしているケースが多く見受けられます。

◎洗いすぎると、洗顔後の保湿ではカバーできない
ダメージを受けた肌のバリア機能が回復するのには、数日を要することもあります。
バリア機能が低下している間は、乾燥やアレルゲン、紫外線などに弱い状態となっているため、肌が乾燥したり、普段ならかぶれないような成分に反応したり、いつもより紫外線の影響を受けやすくなっています。

◎肌タイプ別の洗顔方法
脂性肌の方は、Tゾーンなど皮脂の多い部分を念入りに洗いがちです。過剰な刺激につながる洗顔方法はかえってトラブルを引き起こすことがあります。皮脂を取りすぎると、肌が乾燥するばかりでなく、外的刺激から守ろうと、角質が厚くなりニキビが増えたり、毛穴が目立ったりすることも。
乾燥肌の方は、もともと皮脂が少ないので、乾燥がひどいときは洗顔料の使用は夜1回のみにしましょう。
それほど乾燥がひどくない場合は、Tゾーンなど脂っぽい部分を中心に軽く泡をのせる程度に洗い、酸化した皮脂や夜に使った化粧品の油分のみを洗い落とすのがオススメです。
夜間にバリア機能が修復されるので、朝の誤った洗顔で、せっかく回復したバリア機能を再度低下させてしまわないようにしてください。

〈正しい洗顔法〉
① まずは手を洗う

② 洗顔料をよく泡立てる

③ Tゾーンから優しく洗い始める

④ 目元や口元は泡をのせるだけで十分

⑤ ぬるま湯で最低20回以上すすぐ

⑥ 清潔なタオルで顔を押さえる

⑦ 洗顔後はすぐに保湿


ぜひご参考になさって下さい。

次回特集③「乾燥を引き起こす3大原因は?」をご紹介致します!


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