雑誌 日経ヘルス特別編集版『健康情報』2017年秋号(掲載ページP12~13) 

特集:「白髪と薄毛対策に、頭皮オイルマッサージ+自宅で染めるヘアカラーの選び方・使い方」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

※「健康情報」は、明治安田ライフプランセンター(株)が発行し、健康保険組合員および共済組合員に配布される小冊子です。

白髪と薄毛は、見た目年齢をぐんと上げる原因です。両方の予防に有効なのは、髪を育てる毛根を元気にすることです。そして気になりはじめたら"早めのケア"ことが大切です。プロ直伝のオイルマッサージと、自宅での白髪ケア方法をご紹介します。

◎白髪も薄毛も、毛根の働きの低下が原因でした!
白髪:遺伝や加齢、栄養障害のほか、甲状腺疾患などでも起こるが病気が完治すれば戻ることもあります。
薄毛:30代から増え、女性の場合、閉経後の加齢変化で加速し、ストレスや出産などで急激に脱毛する「急性休止期脱毛」などもあります。

【白髪・薄毛の3大要因】
①栄養不足
食事でとった栄養は全身の臓器にまず分配され、髪に届くのは最後です。髪のためにも十分な栄養補給が重要です。
⇒対策:食事の改善!
特に、細胞分裂やコラーゲン合成に関わる鉄・亜鉛・ビタミンC・ホルモンや酵素・髪の原料になるたんぱく質を意識して摂取しましょう。また、色素細胞を活性化する、カルシウム・メラニンの原料であるチロシンというアミノ酸、メラニン合成に不可欠な酵素のチロシナーゼの働きを促す銅、たんぱく質の代謝に必要なビタミンB・Eも大切です!

②頭皮の凝り、血行不良
凝りやストレスなどで、頭皮の血行不良になると、毛母細胞に酸素や栄養が十分に届かず、増殖・成長の妨げになります。
⇒対策:マッサージで血流をアップさせます!

③頭皮の過剰な皮脂
過剰な皮脂は酸化して、頭皮の炎症やニオイのもとになりますが、不足すると乾燥の原因になります。加齢やストレスでも皮脂は増えます。
⇒オイルで頭皮ケア!

【髪のボリュームが減る、白髪が気になる......髪のエイジングをストップ!】
中高年になると、薄毛が気になる人が多くなります。男性で多いのはAGA(男性型脱毛症)で、髪は毛周期と呼ばれるサイクルで成長し数年で生え変わりますが、男性ホルモンの影響で成長期が短くなり、薄毛が進行します。実は女性にも、男性ホルモンの作用で薄毛になる『FAGA(女性男性型脱毛症)』があり、主に遺伝が関わっています。
もう一つ女性の薄毛で多いのは、生えている本数が減る「慢性休止期脱毛」です。毛周期の中の休止期が長くなり、新しい毛が育たず薄毛になってしまいます。
白髪の原因は色素をつくるメラノサイト(色素細胞)の機能の低下と、メラノサイトを供給する色素幹細胞の枯渇にあります。基本的に治療は難しいのですが、メラノサイトが休止して白髪になっている場合は、色素幹細胞が残っていれば黒髪に戻る可能性があります。
薄毛、白髪は加齢や遺伝も大きく関るがまずは栄養状態を整えることが大切で、同時に頭皮環境を整えて毛根の働きを高めることも大切です。栄養補給と頭皮のケアは、早く始めるほど老化予防に効果的です

【薄毛は、毛周期の「休止期」が長くなったり、「成長期」が短くなって起きる】
髪は、「成長期」・毛根が短くなる「退行期」・毛母細胞が消えて新毛が生まれる「休止期」・新毛が成長し古い毛が抜ける「新生期」の毛周期サイクルを繰り返して育ちます。毛球部には毛乳頭を囲むように毛母細胞とメラノサイトが並び、「成長期」には毛包幹細胞から供給された毛母細胞が、毛乳頭から栄養を受け取りながら分裂・増殖を繰り返して毛を伸ばします。「慢性休止期脱毛」は休止期が長くなり、本数が減ります。AGAおよびFAGAは男性ホルモンの影響で毛母細胞の分裂・増殖が低下し、成長期が短くなり細毛になるのです。

【白髪は、毛根にある色素幹細胞の枯渇やメラノサイトの機能低下が原因】
色素の元となる色素幹細胞は表皮のバジル領域という部分に蓄えられており、ここで生まれたメラノサイトが毛母細胞周辺まで下りてきて分化します。色素幹細胞が枯渇したり、毛球部のメラノサイトが休止したり、チロシナーゼの働きが不十分な場合に白髪になるが、色素幹細胞が残っていれば黒髪に戻ることもあります。

当院人気の育毛・発毛治療の詳細はこちらをご覧ください。7種の機能性ペプチドを含むヘアフィラー注入、毛の成長を促す成長因子などを注入する育毛水光プラスなど、確実な発毛を促します。

是非ご一読下さい.

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