ボトックス注射(多汗症・腋臭症)の効果と特徴

汗と臭いが減る仕組み

ボトックスシワ治療で利用するボトックスを、脇の下に少量ずつ注射することで、神経終末のアセチルコリン放出を抑制し、汗腺の働きを抑制します。切開による傷やひきつれのリスクがある手術にくらべ、簡単に多汗症と腋臭症(ワキガ)を改善します。ニオイの元となるアポクリン汗腺、ニオイを拡散させる原因ともなるエクリン汗腺の働きを弱める効果があるので、ワキガにお悩みの方にもお勧めの治療です。

皮脂腺の働きも抑制する効果もあるので皮脂由来の脂肪酸量も減少させ、臭いの軽減に役立ちます。汗腺を取り除くわけではないので、効果は永続的なものではありませんが、約半年~1年位の間は汗と臭いを軽減させることができます。繰り返し注射を行うことでエクリン汗腺やアポクリン汗腺の機能が徐々に弱まり、持続期間が長くなったり、効果が高くなったりします。

※「ボトックス」とは本来、アラガン社の製品を指す名称です。銀座ケイスキンクリニックで使用しているボツリヌストキシン製剤はアラガン社製のボトックスビスタ(厚生労働省認可)ですから安心です。

アラガンのVST認定医
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ワキガ(腋臭症)

shutterstock_446397028.jpg本来エクリン汗は無臭ですが、皮膚の常在菌(雑菌)により分解され、皮脂腺から分泌される脂肪酸と混じると、汗臭さが発生するようになります。特に、アポクリン汗腺から出る汗は、脂質やタンパク質など臭いの元になる有機物を多く含み、細菌により分解されると臭いがさらに強くなります。アポクリン汗腺は動物の芳香腺の遺残であり、性成熟期に特徴のある刺激臭を発します。臭いのもとになっている物質は、酢酸、蟻酸、プロピオン酸などの不飽和脂肪酸、アンモニア、メチルアミン、トリメチルアミンなどです。

アポクリン汗腺が存在するのは、脇の下と外陰部、耳の中、乳輪周囲、臍の周囲で、特にワキガに悩む方は多くいらっしゃいます。臭いに関しては、人になかなか相談できないデリケートなお悩みですが、ボトックス注射で解決できることがあります。

ワキの腋臭症のある方の多くに、すそわきが(外陰部臭症)も併発します。また、腋臭症やすそワキガのある方は、耳垢が湿っています。近年、耳垢が湿型か乾型かを決定し、腋臭症の発症に関連する遺伝子(16番染色体のABCC11遺伝子)が解明されました。日本人での保有率は25%で、アフリカ系、欧米系人種より少ないのですが、少数派ゆえに社会的圧力を受けることがあります。また、日本の高温多湿環境下では臭いを強く感じやすいという傾向があります。なお、ストレスや緊張、性的な興奮を伴うと、臭いが強くなる傾向があると言われています。


ボトックス注射(多汗症・腋臭症)のリスクとダウンタイム<痛み>軽度 <腫れ> 軽度(約1時間) <内出血> 全く無い~小さく10日程度

治療をする際に、最も高い頻度で生じるリスクは、注射後の内出血です。極細の針で真皮層に少量ずつ注射するだけなので、内出血を生じない人のほうが多く、出てしまった場合も針の周りに小さな青あざが数日出る程度です。安全性の高いボツリヌストキシン製剤を使用した場合、副作用もほとんどなく、アレルギーテストは不要です。ボトックスの過剰な拡散を防ぐため、施術後から数日間は治療部位を刺激しないようにご注意ください。

ボトックス注射(多汗症・腋臭症)の持続と頻度について

ボトックス注射の効果は徐々に現れ、約2週間で効果が安定します。その後は、徐々に効果が失われてきます。目安として半年~10か月に一度の追加が必要になります。効果には個人差があり、一度に多量の注入をしても効果が長くなる事はありません。追加を希望される場合も症状が安定する2週間はお待ちください。


ボトックス注射(多汗症・腋臭症)の痛み
注入前に表面麻酔のクリームを使用し、細い針を使用し注射いたしますので、痛みはほとんどありません。もちろん個人差はございますが、ワキは、顔などに比べるとお痛みを感じにくい部位なのでご安心下さい。

ボトックス注射(多汗症・腋臭症)の禁忌事項について
・以前にボトックスで治療して異常反応があった方
・妊婦、授乳中の女性
・子供を作る計画があり避妊をしていない女性
・脊髄、末梢神経の病気に罹患している場合
※筋萎縮性側索硬化症、運動性ニューロパチー、重症筋無力症、ランバート・イートン症候群といわれる全身性の神経筋接合部の障害を持っている方。
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