概要

シミやニキビの治療はレーザーや光治療、ケミカルピーリングを用いますが、施術の効果を長続きさせ、治療の副反応を最小限にするために、内服薬の併用は重要です。内服療法のメリットは、副作用がほとんどなく、簡単にご自宅でシミやニキビの予防と治療ができる点です。また、ホクロや老人性イボのレーザー手術後の色素沈着を軽減する目的でもお飲みいただくことがあります。

シミ全般に効果のあるビタミンCや、肝斑の特効薬であるトラネキサム酸、ビタミンCとの併用で相乗効果のあるビタミンE、ハイチオールの4種類をシミ内服薬の基本としています。ニキビ治療には、ニキビを出来にくくし、炎症を速やかに抑える成分を用います。炎症後の赤みや黒ずみ(色素沈着)を早く消退させる成分も欠かせません。

院内処方外用薬・内服薬の効果と特徴

シミ内服療法

0613_130.jpgシミの治療はレーザーや光治療、ケミカルピーリングを用いますが、施術の効果を長続きさせるために、シミ内服薬の併用は重要です。内服療法のメリットは、副作用がほとんどなく、簡単にご自宅でしみの予防と治療ができる点です。当院のしみ内服薬の成分は、シミ全般に効果のあるビタミンCや、肝斑の特効薬であるトラネキサム酸、ビタミンCとの併用で相乗効果のあるビタミンE、ハイチオールの4種類を基本としています。医療機関専用処方の美白外用剤との併用がおすすめです。

ビタミンC(シナール)ビタミンCは、コラーゲン線維を合成する時に必要な補酵素として働き、弾力とハリのある美肌作りには必要不可欠な成分です。また、ビタミンCは、その強い抗酸化力により活性酸素の働きを抑え、細胞や組織を守り老化を防止します。皮膚に、紫外線があたると、チロシンがチロシナーゼという酵素の働きによってメラニン色素に変わり、しみ・そばかすの原因となります。ビタミンCは、このチロシナーゼの働きを阻害することで、しみを防ぎます。

トラネキサム酸人工的に合成されたアミノ酸製剤で、医療的にはマイルドな止血薬、抗炎症薬として古くから用いられています。紫外線や物理的・精神的ストレスによる刺激で活性酸素を発生すると、メラノサイト活性因子が産生され、そのシグナルがメラノサイトに伝えられて、メラニンが過剰に作られることがシミの原因と言われています。トラネキサム酸は初期の段階でメラノサイト活性因子の一つであるプラスミンを阻害し(抗プラスミン作用)、メラニンを作らせる情報伝達をブロックします。このように抗プラスミン作用による美白効果があるため、皮膚科では肝斑や日光性色素班(老人性色素斑)、炎症後色素沈着の治療に欠かすことのできない薬となっています。

ハイチオール
皮膚の代謝や、肝臓の解毒作用に関与し、メラニン色素の生成を抑え、メラニンを無色化するとともに肌のターンオーバーを促し、新しい細胞への生まれ変わりを助けます。しみのメカニズムとして、紫外線などの刺激により、メラノサイト内にある無色のチロシンが酸化酵素のチロシナーゼによって化学反応を起こし、徐々に黒色化することで黒色メラニン(ユーメラニン)が合成されます。L-システインはチロシナーゼの活性を抑えることで、メラノサイト内でのメラニンの生成を抑制します。また、無色のチロシンが黒色メラニンへと合成されるのを阻害し、黒色メラニンをドーパキノンに還元して無色化します。さらに肌の代謝を促し、ターンオーバーを正常化することで、既にできてしまったシミ、くすみ、にきび跡の色素沈着などを軽減します。また、抗酸化作用や体内のコラーゲン線維を生成する効果があり、肌の弾力を高めて老化防止にも役立ちます。

ビタミンE(ユベラ)
ビタミンEは強い抗酸化作用を持つ脂溶性ビタミンの一つで、体内で発生する活性酸素から、体を守り老化を防ぎます。また、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やすことでコレステロールを減少させるなど生活習慣病の予防にも効果があり、「サビ止めのビタミン」「若返りのビタミン」とも言われています。ビタミンEは高い活性酸素除去力(抗酸化力)により、シミ、くすみ、そばかすを出来にくくする効果があります。ビタミンEはビタミンCと一緒に摂ることにより、相乗効果で強い抗酸化作用を発揮します。ビタミンEの末梢循環改善効果で肌の代謝が整い、メラニン色素を多く含んだ古い角質がスムースに脱落し、シミを薄くしていきます。女性の冷え性対策にも必要な成分と言えます。


ニキビ内服外用療法

0613_131.jpgニキビは様々な症状が混在した皮膚病です。まず、毛穴の入口(毛ろう斗部)の過角化がきっかけとなり、皮脂の貯留とアクネ桿菌による刺激性物質への変化が始まります。次いで炎症の発生により赤ニキビとなり、さらに、好中球の遊走により膿疱が出現します。進行すると毛包の破壊から、瘢痕形成(ニキビ跡)や、炎症後の色素沈着(シミ・黒ずみ)を生じます。ニキビ治療には、ニキビを出来にくくし、炎症を速やかに抑える成分を用います。炎症後の赤みや黒ずみ(色素沈着)を早く消退させる成分や美白剤の外用も欠かせません。抗生剤をできるだけ内服しなくても済むようにケミカルピーリングや光治療を併用していくことをおすすめします。


ビタミンC(シナール)ビタミンCは、抗酸化ビタミンとも呼ばれ、ニキビの炎症で生じる、黒ずみ(色素沈着)を予防します。また、ビタミンCは、体を構成する重要なタンパク質の一つであるコラーゲン線維を合成する時に必要な補酵素として働くので、激しい炎症を起こしたニキビがクレーター状、アイスピック状に凹む(ニキビ跡)のを防ぎます。

ビタミンB₂ビタミンB₂ は、皮膚や各器官の粘膜を正常に保ち健康な肌や髪、爪を作り成長を促します。エネルギー源(糖質・脂質・たんぱく質)の代謝に補酵素として、特に脂質の代謝に深く関わるためダイエットの際にも欠かせない栄養素です。また、老化を促進させる過酸化脂質の分解を促進し、生活習慣病の予防・改善に役立ちます。ビタミンB₂が不足すると、脂質の代謝が滞り、皮膚の場合は、脂性肌、ニキビ、脂漏性皮膚炎などの症状が現れ、舌炎や口唇炎、口角炎など粘膜のトラブルも生じやすくなります。


ビタミンB6
ビタミンB₆はビタミンB₂と同様にたんぱく質の分解(代謝)や結合に関わる酵素の働きを助け、皮膚や粘膜の健康維持に働きます。また、神経伝達物質や病原菌と闘う抗体などの合成にも関わっています。さらに、ビタミンB₆は、脂質を効率よく分解させることで、過剰な皮脂が一つの原因である脂漏性皮膚炎やニキビを改善します。脂肪やたんぱく質を分解してエネルギーに変えてくれるので、体に余分な脂肪もつき難くなるとも言われています。

ロキライド(ロキシスロマイシン)
持続型マクロライド系抗生物質製剤。静菌作用でアクネ桿菌の増殖を防ぎニキビをできにくくします。 また毛包への好中球の遊走を抑えるとでニキビの炎症や化膿を抑えます。

ダラシンTゲル(クリンダマイシンリン酸エステル
リンコマイシン系外用抗生物質製剤。ニキビを悪化させるアクネ桿菌やブドウ球菌などの細菌を殺菌し、炎症を抑制します。


院内処方外用薬・内服薬の持続と頻度

処方時に、薬剤ごとに指示された通りに少量の水で服用して下さい。美白やニキビ改善効果を得るためには最低でも1ヶ月間の服用をお勧めします(抗生剤内服を除く)。効果を持続し、美しい肌を保つためには6ヶ月以上の長期服用を定期的に行うのがよいでしょう。これまで副作用の報告は少なく、安全性の高い薬ですが内服中に何らかの副反応が出た場合は中止して主治医にご相談ください。ダラシンTゲルは炎症性ニキビ(赤ニキビ・膿ニキビ)に1日2回塗ってください。

院内処方外用薬・内服薬の禁忌事項

各種薬剤に過敏症のある方は服用いただけません。持病や常用薬がある方はお申し出下さい。妊娠中は、妊娠後期に入ってから一部服用できるものもあります。詳しくは医師にご相談ください。

ポイント

院内処方外用薬・内服薬のポイント特徴

内服・外用治療kuri-mu.pngdrag_img.png 治療効果★★★☆☆ 痛み☆☆☆☆☆ ダウンタイム☆☆☆☆☆

効果
■美白効果 ■シミ・そばかすの改善 ■肝斑の改善 ■炎症後色素沈着の改善 ■ニキビの改善 ■皮脂分泌の抑制 ※効果には個人差がありますので、あらかじめご了承ください。

院内処方外用薬・内服薬のワンポイントアドバイスワンポイントアドバイス私は皮膚科専門医として、皮疹を正確に診断したうえで、基本的なスキンケア、適切な内服薬と外用薬の処方をさせて頂いています。医療機器の照射や注射・注入療法はその上で行うことが、メラニン活性が高く(黒ずみやすく)、傷跡が目立ちやすい日本人の安全な美容医療には欠かせないと思うからです。特にシミ治療に関しては、施術の効果を最大限に発揮するためには、美白に効果的な内服薬と美白剤の外用療法は必須。出来るだけご負担を軽くしたいので、自費とはなりますが、内服薬はほぼ原価でお分けしております。面倒がらずに、ホームケアも続けることが美肌への近道なのです。

院内処方外用薬・内服薬 価格表

処方料 ¥500
ビタミンC(シナール) 25日分 ¥1,000
トラネキサム酸 25日分 ¥1,500
ハイチオール 25日分 ¥1,000
ビタミンE(ユベラ) 25日分 ¥1,250
ビタミンB2 25日分 ¥750
ビタミンB6 25日分 ¥650
ロキライド(ロキシスロマイシン) 7日分 ¥560
ダラシンTゲル(クリンダマイシンリン酸エステル) 1本 10g ¥700

お支払いについて

お支払い方法は、現金、デビットカード、クレジットカード一括払い(VISA・MASTER)があります。 クレジットカード2枚に分けてのお支払いや、現金、デビットカードとの併用も可能です。詳しくは、クリニックにお問合せください。

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お電話でのご予約はこちら(受付時間/10:00~18:00) 0120-282-764

院内処方外用薬・内服薬のよくある質問

【Q】
サプリメントでビタミンCを飲んでいるのですが併用できますか?


【A】
治療として摂取する場合はサプリメントの摂取目安よりも多いのでサプリメントに含まれるビタミンの量を伺い、内服量を調整いたしますのでご安心下さい。

【Q】
肝斑の光治療を他の病院で受けたときは、内服治療の指導がありませんでしたが、本当に必要ですか?


【A】
照射治療は万能ではありません。メラニン活性が高い日本人のお肌に、「照射しっぱなし」では治療が上手くいきません。内服薬や美白剤の併用療法をしない施設が多く、正直驚いてしまいますが、説明や外用指導に時間と手間がかかるためだと思います。特にシミの治療に関しては、施術の効果を最大限に発揮するためには、シミ内服薬と美白剤の外用療法は必須です。出来るだけご負担を軽くしたいので、自費とはなりますが、内服薬はほぼ原価でお分けしております。他施設で処方いただいても構いませんので、是非ホームケアの重要性をご理解下さい。

【Q】
トランシーノは休薬の指示がありますが、飲み続けて大丈夫ですか?


【A】
トランシーノ(ビタミンC・トラネキサム酸の合剤)は医師の処方なく購入できる医薬品(OTC)のため、副反応についての問診や診察がありません。そのため、安全のために休薬の指示が明記されています。医療機関での処方に限っては休薬の必要はありません。年に一度は、内科や人間ドックで血液検査をお受けいただくようにお願いしております。

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