2017年4月27日

雑誌『VOCE(ヴォーチェ)』2017年6月号 (4月23日発売 掲載ページP211~217)

特集「ムダ毛、におい、ざらつき、黒ずみ、セルライト ちょっと恥ずかしいボディのお悩み、一気に解決」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

〈お悩み1 剃っても、抜いても、どんどん生えてくる...ムダ毛〉

Q.脱毛法は何がいいの?
A.毛抜きはトラブルの元。カミソリ処理がベター
セルフ脱毛でオススメなのはカミソリ。切れ味のよい3~4枚刃のレディースシェイバーを使ってやさしく剃りましょう。毛が薄く肌が弱い人は刺激の少ない電気シェイバーを使うといいでしょう。避けたいのは毛抜きでの処理。毛の栄養となる毛細血管を引きちぎり、埋没毛や毛嚢炎などトラブルの原因になります。
・カミソリが苦手なら...除毛クリームなどを活用しましょう!
剃るのに抵抗がある人は除毛クリームという手も。肌の弱い人は荒れることもあるので、パッチテストなどをして確認をしてから使いましょう。

Q.正しいムダ毛処理法は?
A.ふわーっと優しく刃をあてる
毛を剃るときに皮膚自体を削ってしまうことも多いので注意しましょう。特に皮膚の柔らかい、わきやVIOライン(ビキニライン・外性器周り・肛囲)は皮膚をしっかり伸ばして、毛の流れにそって、ふわりとやさしく刃をすべらせるように剃りましょう。何度も同じ場所を剃らないようにすることも大切です。

POINT1
皮膚をしっかり伸ばす
脚や腕などはそのままでも大丈夫ですが、皮膚のやわらかい部位、シワが寄っている部位は皮膚を伸ばしながら剃ると良いでしょう。VIOラインは皮膚を引っ張るように、わきならひじを上げて皮膚を平らに伸ばして剃りましょう。
POINT2
毛の流れに沿って剃る
毛は生えている方向に向かって、かみそりをすべらせるように動かして剃りましょう。何度も同じ場所に刃をあてないように、少しずつ小さくカミソリを動かして、剃るのがコツです。

Q.処理後の肌荒れが気になる!
A.ビフォー、アフターのケアを念入りに!
BEFORE
シェービング用のジェルやフォームを活用
刃の滑りをよくするため、脱毛前には脱毛用ジェルやフォームを付けましょう。石けんよりも肌にやさしい専用の滑剤を使用しましょう。

AFTER
オイルを塗ってしっかり保湿する
脱毛後はぬるま湯でよく洗い流したら、肌に負担の少ない保湿力の高いオイルやクリームなどで、しっかり保湿。

Q.毎日剃ってもいいの?
A.剃りすぎは肌荒れの原因
できれば週に1~2回程度に
剃るたびに、角層を削り、皮膚バリアを壊してしまうので、剃る間隔はできるだけあけたほうがいいのです。でもムダ毛が気になる夏なら、週に1~2回以内にするのが理想です。

〈こんなんじゃ、肌みせできない!ざらつき・黒ずみ〉
Q.お尻や腕etc.どうしてざらつくの?
A.刺激から体を守るため、角質が厚くなるから
ざらつきは肌の乾燥や衣服のこすれなどの刺激から角質を厚くして肌を守ろうとする、一種の防御反応です。ざらつきがひどいと黒ずんで見えることも。角質のキメが整うとざらつきもなめらかになってきます。肌のターンオーバーを促すために、肌への刺激を極力避けましょう。

Q.ざらついた部分のケア法は?
A.スクラブはNG。泡洗浄と週1~2回のピーリングでケア
ゴシゴシとボディタオルで洗う習慣が、逆にざらつきを悪化しているケースも。石けんの泡でなでるように洗えば十分です。ボディソープを肌に原液のままつけると乾燥しやすくなるので注意しましょう。また、スクラブは肌への刺激が強いのでざらつき肌にはNG。ピーンリング剤を使ったり、酵素系洗顔料の泡をつけて2~3分放置しておいたりするのがよいでしょう。

Q.乾燥とざらつきって関係ある?
A.ざらつきに乾燥は大敵!入浴後の保湿ケアを忘れずに
肌が乾燥するとバリア機能が低下するために、角質が厚くなり、ざらつきの原因に。そのため、乾燥対策は入念に行ないましょう。保湿にはオイルよりも保水効果の高いボディ用乳液やクリームがおすすめです。お風呂場に保湿剤を置いておき、入浴後30分以内に肌がしっとりするほどたっぷり塗りましょう。

Q.ざらつきには種類があるの?
A.できる部位によってタイプが違います
ざらつきはできる場所によって症状が違って見えます。例えばお尻は座りっぱなしの刺激によって角質が厚くなってごわついたり、ひじやひざは角質が厚く黒く見えたり。ざらつきやごわつきなどの肌トラブルは、外部からの刺激の多い場所に現れるので、そういう部位は特に乾燥対策に力を入れましょう。

ざらつきの種類
●上腕の外側
毛穴が赤茶色になってボツボツして見え、触るとざらつきを感じるトラブルが多い。保湿しても消えない場合は東洋人に多い毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)かもしれません。難治性のため、医療機関での治療がおすすめです。詳しくは当院HPをご覧ください。

毛孔性苔癬集中治療についてはコチラから

用語集「毛孔性苔癬」

●お尻
お尻は座ったときに体重がかかります。イスや床などとの摩擦、圧などの物理的刺激で、角質が厚くなりざらつきやすい部位です。お尻もしっかりと保湿をしましょう。

●ひじ・ひざ
脂肪の少ない関節部は物理的な刺激がダイレクトに伝わり、角質が厚くなりやすい部位です。ひじや膝をつく習慣がある人は黒ずみも起こしやすいので注意しましょう。

●背中
手が届きにくいので、お手入れが行き届かず、角質が厚くなりやすく毛穴が詰まりやすい部位です。また、体の中では皮脂分泌量も多く、ニキビも好発します。。

=背中、腕の赤茶色のざらざらブツブツ毛孔性苔癬かも=
東洋人の若い世代にできやすい皮膚の疾患
東洋人の若い世代に多い毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)は、毛穴の角化異常症のひとつ。体質的に毛穴の角質が厚くなりやすい人に生じ、角栓が毛穴につまって、赤茶色のブツブツができます。不潔にしていると誤解して洗いすぎると、ざらつきと同じで逆効果になります。セルフケアでは治りにくいので、皮膚科医に相談しましょう。
できやいのは、二の腕や背中の上の方、時にお尻にもみられます。美容皮膚科ではケミカルピーリングで角質を薄く溶かし、毛穴のつまりを解消。産毛と黒ずみ、赤みを解消するレーザーを2種を照射して、黒ずみや赤茶色のブツブツを改善させます。5~6回で肌がなめらかに白く変わっていきます。

毛孔性苔癬集中治療についてはコチラから

〈汚れに見える色素沈着をケア 黒ずみQ&A〉
脱毛をしっかりしているのに、毛が残っているように不潔に見えちゃう黒ずみ。
肌への色素沈着を抑えて、キレイな肌色にする方法は?

Q.どうして肌が黒ずんで見えるの?
A.肌への過剰な摩擦でどんどん黒くなる!
わきやVラインなど、黒ずみが気になる場所は、摩擦がくり返されているところ。Vラインやバスト下の黒ずみが気になるなら、縫い目のない、やさしい素材の下着を選びましょう。わきの黒ずみの多くはセルフ脱毛が原因。何度もカミソリで肌をこすったり、毛抜きでの脱毛の繰り返しは黒ずみの原因になるので注意しましょう。

部位別黒ずみの原因
●わき
剃毛による摩擦が誘因となり、メラニンが増え、毛穴に皮脂がつまると、黒ずみが生じます。レーザー脱毛は黒ずみもケアできるので、気になるなら検討してみてください。
●Vライン
もともとの肌質に加え、下着による擦れが原因。締め付けが強かったり、ケミカルレースがあたることで刺激を受け、メラニンが増えたり、角質が厚くなったりして黒ずみます。肌の浅黒いタイプは黒ずみが目立ちやすいので注意しましょう。
●ひじ・ひざ
ひじやひじを机や床につくなど、刺激を受ける頻度が多いと角質が厚くなり、やがて黒ずみになります。ひじやひざをつかないようにすると緩和されます。
●乳首
摩擦刺激よりも、性成熟期はホルモンの関係で黒くなりやすい部位です。特に、妊娠出産後は驚くほど黒くなることもあるが、しばらくすると落ち着きます。

Q.乳首の黒ずみはピンクになるの?
A.ピンクは妄想。日本人は薄いベージュ~ブラウン
東洋人の乳首は薄いベージュからブラウン色が標準。乳首がピンクはただの妄想です。外性器周りや乳首はホルモンの関係で黒くなりやすい場所です。特に女性ホルモンの分泌が盛んな20~30代は一番濃くなりやすいのです。それでも気になる人は、レーザーと美白剤のコンビネーション治療で黒ずみをトーンアップすることは可能です。

Q.黒ずみは消せるの?
A.セルフケアなら時間をかけて、クリニックのレーザーなら5~6回で薄くなる
まずは、黒ずみの原因となる肌への摩擦を避けましょう。そして、ざらつき対策と同様にこすり洗いは厳禁です。ピーリング剤や酵素系洗浄料を使ったり、ピーリング効果のあるレチノール入りのクリームを黒ずみに塗るのもいいでしょう。セルフケアは焦らず、毎日のケアをさぼらないことが大切です。クリニックのレーザー治療の場合は、だいたい5~6回で黒ずみが薄くなってきます。

関連リンク 
レーザー脱毛:産毛も黒ずみも改善 

ケミカルピーリング:美白とキメの改善効果が人気
ジェントルレーズ:黒ずみケアの定番。安心の効果。

=クリニックの処方箋=
メラニン生成過程をブロックし、ターンオーバーを活性化しましょう
医療機関のみで扱うメラニンを作りにくくする美白剤としては「HQクリーム」(高濃度ハイドロキノンクリーム)と「ルミキシルクリーム(ハイドロキノンと同様の効果)」が必須です。さらに、メラニン排泄を高めるレチノール配合化粧品の併用で、すでにできてしまった黒ずみも改善します。抗酸化作用が高く保湿効果もあり、ボディにも使いやすい価格なので、当院では「エンビロン モイスチャーACEオイル」が人気です。

関連リンク 
院内調合オリジナル化粧品について 

クリニック専用化粧品について


Q 黒ずみ、ざらつき、脱毛etc.並行輸入のボディ用クリームって効くの?
A ほとんどが白人用なので気をつけて!
ネットで購入できる商品はほとんどが欧米製。白人用に作られている場合が多いので、日本人にはあまり向いてないものも混ざっています。配合されている成分も日本の規約とは違うので、買うなら自己責任と心しましょう。

=プロの手を借りて黒ずみケア!「銀座ケイスキンクリニックの治療体験記」=
黒ずみもざらつきも、短い時間で、素早くキレイになるとウワサのクリニックのレーザー治療を体験いただきました。

体験されたのは、富樫佑香さん
15年ほど前に脱毛は済んでいますが、時々1本だけ生えてくる毛が気になり、わき全体が透明感なく黒ずんでいることをお悩みでした。
カウンセリング後、まずは肌のざらつき、毛穴のつまりをとるケミカルピーリングを施術。次に美白・脱毛効果のあるレーザー「ジェントルレーズ」ときめを整えるレーザーピーリング「ジェネシス」の2種類のレーザーを照射して、肌をなめらかにしていきました。

2回で肌のざらつきが気にならなくなり、3回で赤みが目立たなくなり、5~6回で肌に透明感が出て、黒ずみがなくなってきます。医療用の美白剤の併用も効果アップに役立ちます。
ビフォアーとアフターのわきの拡大写真を見比べてみると、黒ずみ部分が白くなり、しわに沿った黒ずみも薄くなりました。ご本人も、肌のざらつきもとれ肌が見違えるほどキレイになり、施術翌日のつるつる感は感動もの!と、ご満足いただきました。

是非、ご一読下さい。


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雑誌『JJ』2017年6月号(4月23日発売 掲載ページP173)

特集『美容界のプロから老化に怯えるJJ読者へ 20代で始める!未来につながる「予防美容」』で慶田院長の取材記事が掲載されました。

「ジャンル別 スペシャリストのおすめ予防医療」のコーナーで、皮膚科専門医として、エイジングケアについて紹介しました。

〈DNA検査で自分の弱点を知ればケアの方向性も明確に。〉

肌老化には、生活習慣に加え、遺伝要因が大きく影響します。最新のDNA検査『DNABeauty』で自分の肌の弱点を知りましょう。おのずと、自身が強化するべきケアがわかるはず。当院の最高顧問、東京女子医大皮膚科川島眞教授監修の肌質関連遺伝子検査は、昨年秋の話題となりました。当院でお受けいただければ担当医が解説いたします。

自分を知るひとつの軸として、取り入れてみてくださいね。

関連リンク:肌質関連遺伝子検査(DNA BEAUTY)

〈外からのケアは洗浄・保湿・光対策が命。〉

優しく洗う・水分を与える・紫外線から守るという基本のケアを積み重ねていきましょう。実はスキンケアというのは、サランラップ1枚にも満たない薄い角質層をケアすることなんですよ。


〈インナーケアは食事・睡眠・排泄・運動・ストレスコントロールの5本柱。〉

この5本柱はどれかひとつが欠けてもダメ。すべてがバランスよくできていることが健康と美肌の基礎になります。美しい人に堕落感や生活が荒んだ感じがしないのは、これが理由だと思っています。

〈25歳なら美容医療とスキンケアの使い分けを。〉

25歳のお肌にレーザーを照射すると50代より反応がよく、効果や若さをキープする年月も長くなります。わたくしはこの現象を、「投資に対する利回りの良さ」と表現し、患者様もご納得されます。もちろん、成熟世代も効果は十分あるので、物足りない場合は繰り返し治療を受けてください。必ず変わってきます。25歳のするべき投資は、ホームケアとして、ちりめんジワ対策としてレチノール入り化粧品を使い、定期的な美容医療を受けていただくのが一番賢いと思います。頻度は年に2~3回でも十分です。


人の生き方は肌に表れ、見た目が若い人は内臓も若いという事実もでてきています。

JJ世代では、まだ老化を身をもって感じることはないけど、5年後10年後の自分のイメージに不安を感じていませんか?時々高い化粧品や高い服を買ってモチベーションを上げるのと同じように、スペシャルケアとして美容医療を緩やかにスタートしましょう。まずは、肌質を整えて透明感をアップさせる低出力のレーザー『ジェントルレーズ』や、光治療『フォトフェイシャルM22』照射から始めるのがおすすめです。

関連リンク:
ジェントルレーズ

フォトフェイシャルM22(光治療)

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2017年4月26日

雑誌『MAQUIA マキア』2017年6月号(4月23日発売 掲載ページP106~115)

特集「今年は、美肌ファースト目線で守って防ぐ 悩み別美白&UVのギモン100問100答」で慶田院長の監修記事が掲載されました。

さまざまなジャンルの美容のプロがお答えするコーナーで、慶田院長は、皮膚科専門医として最新の美白&UVについて解説しました。その一部を当院の関連施術、用語集とともにご紹介します。

〈今年の傾向&対策をお伝えします! 美白トレンド編〉


Q,今年の美白はどうアプローチするべき?

A,白肌ケア+αが美肌への近道です。白くなることだけを追求するのではなく、今年は素肌そのものがキレイと印象付ける美白&UVケアを実践しましょう。
睡眠、食事、運動、そしてスキンケアでトータルなケアを心がけで。

〈肌トラブル別に解決策を伝授 お悩み別美白編〉

●美白+くすみ

Q,UVケアをしても美白ケアをしてもくすむのはなぜ?

A,くすみの原因は紫外線だけではない。くすみとは、紫外線などの酸化ストレスによるメラニン生成で顔の明度が落ちること。紫外線の蓄積による影響の他にも、乾燥・血流不足などによる角質層の状態が悪いとくすんで見えます。角層の水分量低下や肌荒れによる肌理の乱れ、角層の重層化、メラニン量の増加、加齢による明度の低下などの様々な要因が複雑に関連して引き起こされているのです。

用語集「くすみ・茶ぐすみ(メラニン代謝)」

●美白+毛穴
Q, 毛穴も美白もアプローチできる成分は?

A, レチノールやAHAはターンオーバーを刺激して毛穴にも美白にも◎

医療機関で行う「ケミカルピーリング」は、年齢と共にターンオーバーがとどこおり、くすんでしまった肌に刺激を与えることで、溜まったメラニンを排出し、透明感のあるみずみずしい肌を再生することができます。ホームケアでレチノール化粧品を使うのも有効ですが、クリニックで行う「高濃度ビタミンAのイオン導入」なら外用の40~50倍の浸透力で肌力アップが即効叶います。

ケミカルピーリング(メディカルピーリング)

レチノイン酸クリーム

ビタミンAイオン導入(イオントフォレーシス)

エンビロン モイスチャーACEオイル


Q, 毛穴が気になるからピーリングをよくするけど、夏の間にやっても大丈夫?

A, UVケアをしっかりすればOKです。ピーリング後はよりいっそう日焼け対策が必要だと心得ておきましょう。飲む日焼け止め「ヘリオケア」で、内なる抗酸化力をアップしておけば安心。

ヘリオケア(飲む日焼け止め)

Q, 毛穴の開きも紫外線が影響?

A, 紫外線の影響は大!紫外線が当たると角層が厚くなるため、毛穴がより開いてみえます。毛穴のためにも、UVケアを徹底しましょう。紫外線の害を受けにくくする「高濃度ビタミンC点滴」も夏の人気メニューです。

高濃度ビタミンC点滴(メガビタミン点滴)

●美白+ゆらぎ肌

Q,炎症が起きている部分のシミがどんどん濃くなった!

A, 炎症を繰り返すほど、メラニンの生成を誘発させます。つまり炎症がなによりも肌をくすませ、シミが濃くなったり増える原因に。ニキビや日焼け、肌荒れなどによる炎症は早めに対処しましょう。炎症が酷い時は、皮膚科専門医を受診し、長引かせないようにしましょう。

Q, アトピー肌のくすみ、レーザーで消える?

A, アトピー性皮膚炎を繰り返すと、メラニンが真皮に滴落し、さざ波上に黒ずむ難治性の「ダーティネック」やダーティースキンと呼ばれる状態になります。「ジェントルレーズ」などの低出力レーザー、「フォトフェイシャルM22」照射などが有効です。皮膚炎のコントロールもしながら、慎重な照射設定ができるから、皮膚科専門医に相談しましょう。

ダーティーネック

ジェントルレーズ

フォトフェイシャルM22

●頑固なシミ

Q, 妊娠中にできたシミ、出産しても消えません。

A, 消えるシミと消えないシミがあります。妊娠中の肝斑は消えることが多いですが、中にはそのまま残ることがあります。元々日焼けしやすい人、肌が浅黒い人は注意しましょう。妊娠~授乳中でも受けられる美白治療ジェントルレーズ、フォトフェイシャル照射、美白剤もあります。

肝斑

Q, シミ取りレーザーをしたら、永久にシミは消えるの?

A, 残念ながら、再発することも。永久ではありません。過去に繰り返し受けた紫外線の影響で、シミを誘発するスイッチが常にオンの状態になります。結果、同じところに再発しやすいのです。


〈紫外線も大気汚染も徹底ブロック!最新UV効かせワザ編〉

Q, 大気汚染ってそんなに肌に良くないの?

A, 肌の微小炎症を引き起こして老化&トラブルの元に。ドイツの研究では、空気が汚れた地域に住む人はシミが多いという報告があります。大気汚染から肌を守ることは、世界的な関心ごとになっています。

Q, スマホの見過ぎもシミになる?

A, ブルーライトの刺激が脳のストレスに。目からの刺激で脳が興奮状態になり、睡眠の質がダウン。肌の修復機能が落ちて、シミに繋がる可能性があります。

Q, 紫外線を浴びるとシミ以外に何が起こる?

A, たるみ、くすみ、乾燥ほか免疫力低下を引き起こします。微小炎症で細胞の核が傷つき、ターンオーバーなどの本来の機能が損なわれてあらゆる肌老化が起こります。免疫力が落ちるので、感染症も起こしやすくなります。

Q, 赤ちゃんの時から紫外線対策は必要?

A, 赤ちゃんこそマスト。細胞分裂が早く、特に短時間に大量の紫外線を浴びた場合は、発ガンリスクも大人より上がります。ベビー用の日焼け止めを活用しましょう。

Q, 紫外線を浴びて何分後から日焼けは始まるの?

A, 一瞬浴びただけでも炎症のスイッチはオン!微かな赤みが出るまではおよそ20分。でも炎症のスイッチはすぐに入りますし、紫外線ダメージは蓄積されて、ある時点で、コップの水があふれるようにシミになります。


〈ボディ&髪 美白・UVケア編〉

Q, 髪の紫外線対策は?

A, 日焼け止めスプレー&帽子、日傘でブロック。帽子や日傘で物理的に遮断するのが、最も確実です。

Q, 爪にも日焼け止めって必要?

A, UVカットできるハンドクリームでOK爪自体はすでに死んでいる組織なので、紫外線の影響はありませんが、爪の付け根にある爪母はUVカット効果のあるハンドクリームなどでしっかりブロックしましょう。


〈小技・ウワサ・小悩み解消 美白・UVのよもやま相談〉


Q, 解答陣の美白&UV術を知りたい

A, 一年中最高値の日焼け止めを塗り、なるべく地下や日陰を歩きます。下地→ファンデーション→パウダーと重ねると焼けにくくなります。特に焼けやすい部位は、下地も薄く重ね塗りしておきましょう。


Q, 美白肌になれる美容医療は?

A, 特におすすめなのが、最新の光治療「フォトフェイルM22」。フォトフェイシャルは、3~4週に1度、真夏も照射できるので、肌力アップの強い味方です。

Q, 肝斑も美容医療でなんとかできる?

A,肝斑用のレーザーと導入、内服を組み合わせています。

トラネキサム酸やビタミンC、Eなどの内服と塗り薬で肌を落ち着かせてから、肝斑用のトーニングというレーザーや低出力のフォトフェイシャル照射を行います。

Q, シミのできやすさは遺伝でしょ?

A,遺伝もあるけれど、後天的な要素も大いに関係。

シミができやすい肌かどうか、肌が持つ抗酸化力などは、遺伝子と関係があります。でも、UVケアや毎日のお手入れ方法など、後天的な習慣も大きく影響します。

Q, 目からの紫外線でもシミは作られる?

A, 目への刺激でもメラニン生成はスタートする可能性が。

紫外線から守れ!という信号が目から脳へ届くことでも、メラニンの生成のスイッチが入ると言われています。これはあくまで、マウスでの実験のため、ヒトではどうかは確実性がありません。少なくとも、目は確実に光老化するので、サングラスで守りましょう。ヘリオケアやポリフェノールたっぷりのお食事で抵抗力を高めるのは目にも吉。

Q, 妊娠・出産でシミが増えた気がします

A,ホルモン(プロゲステロン)状態の変化でメラニンが増えやすくなります。

30代はシミ年代ですし、出産自体が体に負担がかかること。ホルモンも免疫もバランスが崩れ、その影響がシミとして現れることも考えられます。

ただ白い肌ではなく、色ムラや毛穴が目立たない、透明感のある肌こそが真の美肌と言えます。最近は、『質の高い白肌』への意識が高まっています。最新の光老化や美白に関する研究結果も、日々更新されていますので、知識もケアもリニューアルして夏を迎えましょう。

是非、ご一読下さい。

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2017年4月24日

雑誌『美ST』2017年6月号(4月17日発売 掲載ページP162)

特集『美容やダイエットが続かないのも、何をやっても変われないのも頭の中の問題でした「やる気スイッチ」見つかる"脳だま"美容』に慶田院長の監修記事が掲載されました。

美容やダイエットが続かない...そんな三日坊主の原因は、脳内にあるかもしれません。今回の特集では、脳のクセを知ってうまくだませば、美容習慣が身に付くことを提唱。
美容科学・脳内科学・メンタリズムなど様々な専門家が、脳をだますHOW TOWについて解説しています。
脳科学的には、目標を具体的にイメージすることで、脳が刺激を受け、「やる気スイッチ」を持続しやすい状態を作り出すことが可能になります。また、40代を過ぎると前頭葉が衰え、感情のコントロール力が低下してしまいます。日々のイライラや不満は、シワやたるみとなって顔に刻まれていきます。口角の上がった愛され顔になるには、イキイキした表情が大切。小さなことは忘れて、機嫌よく過ごすことが、実は効果的な美容法なのです。自分の考え方のクセを知り、「絶対にこれ」と思い込まずに、気持ちにゆとりを持つことが大切です。
慶田院長は、表情ジワについて解説しました。

『感情を整えれば眉も、シワも、輪郭も見違えます 脳をだまして愛される顔に!』
【眉を寄せるような表情グセが、シワや輪郭を変える要因に】
シワやたるみ、輪郭の変化は、顔面靭帯の衰え、皮膚のたるみ、脂肪の減少、骨の萎縮や移動といった加齢現象に加え、日ごろの表情グセなどによって作られます。眉間を寄せるクセがあると、鼻根筋に縦ジワが入り、いつも怒っているように見られてしまいます。噛みしめるクセがあると咬筋が発達して顔の輪郭が四角く大きくなってしまいます。また、自分では気づかない人が多いのがアゴにできる梅干しジワです。口を尖らせたり、顎に力を入れたりすることでこのシワは寄り易くなります。
鏡の前や写真撮影などで決め顔を作っているときには表れませんが、日ごろの表情や顔の筋肉の使い方が思わぬ老け顔を作っています。シワを予防して深くしないためにはボトックス注入がおすすめです。これに加えて、自分の表情グセを知って、繰り返さないことも大切です。

・施術別 ボトックス(表情ジワ)
・お悩み別 シワ

是非、ご一読ください。

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