2016年8月29日

雑誌『MAQUIA/マキア』2016年10月号(8月23日発売 掲載ページP130~131、P138)

特集「ちょっとの加減で見違える。最重要パーツを究めたい 美眉100問100答」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

顔の印象を左右する眉は、今期いままでになく注目が集まっています。だからこそ、今知りたい秋冬の美人眉毛を総特集。慶田院長は、皮膚科専門医の視点から、眉毛の発毛、脱毛に関する悩みにお答えしています。


Q.眉は何のためにあるの?
A.汗止めです。

Q.抜きすぎると生えてこなくなるって本当?
A.毛根が壊れると生えてこなくなる可能性があります。

毛を抜いて物理的に毛根を引きちぎることで、毛母や毛母に酸素や栄養を与える血管が損傷を受けることがあるからです。


Q.眉がほとんど生えません。
A.美容液を使って育眉をしましょう。

毛根が生きていれば、美容液が有効です。クリニックでは、裏技としてまつ毛への高い育毛効果で知られるルミガンを眉に塗布することをおすすめしています。

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Q.眉のお手入れって面倒くさい!
A.不要な眉の産毛を、脱毛するのがおすすめ。

当院ではジェントルレーズによる脱毛を行っています。脱毛効果が高い医療用レーザー脱毛なら、細い産毛にも良く反応して、脱毛効果が得られます。お顔全体のジェントルレーズ照射をすると、気になる口元や目周りのうぶ毛も減り、顔色が明るくなります。メラニン色素や黒ずみにも選択的に反応するレーザー波長のため、シミや毛穴の黒ずみにもの効果的。繰り返すとコラーゲン線維の増生により、キメとハリが高まり、毛穴の引き締まりとニキビの減少効果が出てきます。お顔全体のジェントルレーズ照射は、肌のターンオーバーを促すグリコール酸によるケミカルピーリングがサービスでついています。ドクター照射なので安心です。

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全顔初回トライアル\25.000

眉はお顔の印象を決める大切なパーツのひとつです。
是非お手入れの参考に、ご一読ください。

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雑誌『美ST』2016年10月号(8月17日発売 掲載ページP39)

特集『「今、何を買うべきか」に〝すぐ効く・すごく効くもの〟まとめ インスタじゃ教えてくれない「どこのがいいの?」ご指名コスメ』に慶田院長の監修記事が掲載されました。

コスメに関して、ネットでは膨大な情報が得られます。一見便利なようで、口コミなのか広告なのかさえ判断が難しいことも。そこで今回の特集では、美ST編集部が肌の悩み別に本当に役立つ情報のみを調査しました。

たっぷり16項目34Pにわたる特集は、コスメ・育毛・健康に関することなど、ネットでも知りえない最新美容の話題が盛りだくさんです。無駄な時間はありません!仕事や子育などに多忙でも、美しく輝く美ST世代にとって必読です。

慶田院長は、法令線のお悩みに関する特集ページで、法令線が出来てしまった皮膚の組織学的特徴や法令線のできる原因について解説しています。

「そもそも法令線とは?」
小鼻の両脇から口元にかけてできるハの字形のしわのことです。その最大の原因は皮膚のたるみ。加齢によって真皮内のコラーゲン線維、エラスチン、じん帯が劣化します。そうすると、肌の弾力を保っているネットのような組織が弱くなるため、頬の重みに耐えられず谷底のようなシワができてしまいます。また、これらに伴ってヒアルロン酸などの潤い成分が減少します。紫外線やブルーライトなどの光老化が追い打ちをかけ、一度できたシワは深く刻まれて戻りにくくなります。

「法令線対策には何が効くの?」
保湿成分で乾燥を予防したり、レチノール入りのコスメを使い続けることで、ある程度目立ちにくくすることは可能です。でも、法令線の成り立ちから考えても分かるように、化粧品のみでの解決は厳しいと言えます。

「確実に法令線を消すには?」
美容医療では、熱を加えることでコラーゲン線維の増生を促すリフトアップ系照射治療が効果的です。法令線を生み出す原因となる頬全体のたるみにアプローチできる治療が第一選択になります。近赤外線の熱で伸びたコラーゲン線維を引き締める『タイタン』照射、高周波と電気刺激のダブル効果で筋膜から若返る『スマスアップ』照射は初心者にもおすすめの治療。ダーマローラーと高周波商社が融合した『スカーレットRF(スカーレットS)』照射はお肌のキメと毛穴目立ちも改善するとリピーターが多い治療です。40代以降に圧倒的人気を誇るのは、たるみ改善に最終兵器との呼び声も高い超音波を用いたリフトアップ機器『ウルセラリフト』。
また、ヒアルロン酸注入も欠かせない治療です。ヒアルロン酸フィラーを法令線そのものに少しボリュームを足したり、顔全体のリフトアップを図る注入テクニックを用いると法令線が目立たなくなります。

また、少々の内出血を10日ほどご了解いただけるようでしたら、糸で若返る『トルネードリフト』も治療に難渋するマリオネットラインの改善にも有効で満足度の高い施術です。

是非、ご一読ください。

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雑誌『女性セブン』2016年9月1日号 (8月18日発売 掲載ページP134~135)

特集『怖いの夏だけじゃない!「食べる紫外線対策」最強メニュー』に慶田院長の監修記事が掲載されました。

「9月以降も紫外線の強さは衰えない」
暑さもピークを過ぎると紫外線の威力はおさまるのでは...と思いがちですが、夏後半も決して油断はできません。

地球に届く紫外線のうち、波長の長い紫外線A波(UV-A)は、皮膚の奥の真皮まで入り込みます。その影響で肌のハリや弾力が失われ、しわ、たるみの原因になります。
UV-Aは夏だけでなく、1年を通して継続的に降り注いでいます。いっぽう紫外線B波(UV-B)は表皮にダメージを与え、表皮細胞のDNAを傷つけ、シミや皮膚がんの原因となります。ピークは7~8月ですが、9月以降も依然強いため、紫外線対策は大切です。
怖いのは紫外線を浴びたそのときだけではなく、夏に浴びた紫外線の影響は、気づかないうちに肌に蓄積され、秋冬はもちろん、将来的な肌のコンディションにも影響します。紫外線によりメラニンの生成が促され、そばかす、肝斑が濃くなったり、紫外線から肌を守るために角質が厚くなるため、透明度が失われてくすみがちになります。肌のバリア機能も落ち、乾燥を引き起こす原因にもなります。

紫外線対策として、まずは日焼け止めをしっかり塗り、帽子・サングラス・日傘などを活用することがとても重要です。とはいえ紫外線を浴びずに生活することはできず、とくに夏は、レジャーなど外で活動する機会も増えます。さまざまな紫外線対策をしても、ガードしきれないのが現実。

「〝体の中から紫外線ケア〟が新たな常識に」
そこで「食べる紫外線対策」で、体の中からも紫外線ケアを始めましょう。
まず、紫外線トラブルを引き起こす活性酸素の発生を抑えるために、抗酸化作用のある食材を多く摂るようにしましょう。

ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEを含むもの、かぼちゃ、トマト、ブロッコリーなど、主に色の濃い緑黄色野菜がこれにあたります。また緑黄色野菜に含まれるミネラル、ポリフェノールも抗酸化力に優れています。大豆、枝豆などの豆類は、肌の栄養のもととなる良質なたんぱく質が豊富で、抗酸化力も高い食品です。鮭、えび、かになどに含まれる赤い色素、アスタキサンチンのポリフェノールや、カレー粉などに含まれるターメリック、クミンなどのスパイス類も抗酸化力が高く、ぜひ取り入れていただきたい食品です。
一方で、紫外線対策として、注意したい食品もあります。

柑橘系のフルーツやせり科の野菜に含まれるソラレンという物質は、紫外線への感受性を高め、からだが紫外線を吸収しやすくなります。日中のは避け、夕方以降に食べるようにしましょう。また、美肌効果で注目しているのが、"コラーゲンペプチド""ミルクセラミド"入りヨーグルトです。今年の春に、このヨーグルトを4週間摂取することで紫外線によるダメージが抑制されるとの発表がありました。これはとても興味深い研究結果でした。食べ続けるだけで、紫外線を照射しても赤くなりにくく、色素沈着もしにくくなる。つまりシミやしわ、くすみなどの予防につながるのです。

ただ食べ物は「1回食べるだけで効く」ものではありません。美肌維持のために習慣としてとり入れ、日常的に紫外線対策を続けることが大切です。
夏の後半も日差しへの油断は禁物。外からも、そして中からも、『食べる紫外線対策』を積極的に取り入れ、夏以降も紫外線に負けない肌を作りましょう。
是非ご一読ください。

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WEB掲載『gooヘルスケア』 2016年8月19日 

特集『美肌や髪のボリュームアップにも? 女性にうれしい「葉酸」の効果』
葉酸は胎児の正常な発育をサポートするために、妊娠中は多めに摂ることが推奨されています。実は、女性の美肌や美髪にも欠かせない栄養素なのです。葉酸で体の中から美しくなれる仕組みを慶田院長が解説しました。

葉酸で細胞分裂のペースを早め、若々しいうるうる美肌に
葉酸は、細胞の生産や増殖、赤血球の形成やタンパク質の生成や合成に関わっている栄養素です。不足すると、口内炎、胃潰瘍、肌荒れを引き起こしたり、抵抗力が落ちて病気にかかりやすくなります。また、欠乏症として悪性貧血があります。
ほうれん草やブロッコリーなど緑黄色野菜に多く含まれていて、体の中ではつくることができないため、食べ物からとる必要があります。
実は、この葉酸は美肌づくりにも大いに活躍します。
私たちの肌は、日々細胞分裂によって新しい表皮の細胞を誕生させています。その細胞が分裂しながら角質となって、やがて垢としてはがれおちていきます。これをターンオーバーと呼び、部位による差はありますが、適正なサイクルは、28日~40日周期です。ターンオーバーによって強くてしなやかな美肌がキープできるのです。
ところが、加齢にともなって細胞分裂のペースが遅くなり、高齢になるとターンオーバーの周期が倍以上長くなります。すると、皮膚の表面に古い細胞が多く残ることになり、肌のくすみやきめの悪化といった肌の老化としてあらわれるのです。
肌の老化を改善するためには、遅くなった細胞分裂のペースを早めること。そこで役立つのが葉酸です。
葉酸をとることでタンパク質の新陳代謝がよくなり、細胞分裂のペースが早くなり、若々しい肌を取り戻せるのです。
さらに、葉酸の赤血球をつくり出す働きで血行がよくなり、顔色も肌もきれいになります。

抜け毛改善や育毛効果も期待できる!
妊娠中や出産後、ホルモンバランスの崩れにより抜け毛が増え、薄毛に悩まされる人も多いもの。また、授乳や睡眠不足、過労によって血行不順や栄養不足に陥り、毛母細胞の細胞分裂がスムーズに行われなくなると薄毛になる場合も。産後1年程度で自然と元の毛量に戻ることがほとんどですが、やはり気になるもの。

そんなママの髪の悩みにも力を発揮するのが葉酸です。葉酸は、髪の材料になるタンパク質を作り、血行促進効果で髪に必要な栄養をスムーズに届ける働きを助けるので、抜け毛の改善が期待できます。さらに、産後は夜中の授乳や夜泣きで睡眠不足になり、精神的にもストレスをためてしまいます。これも抜け毛にもつながります。

葉酸は、質のいい睡眠に欠かせないホルモン・メラトニンの材料になるセロトニンを作りだし、安眠効果が期待できます。また、ストレスを感じるノルアドレナリンの分泌を抑える働きがあるのでストレス緩和にも役立つといわれています。

ママのきれいもサポートする葉酸。妊娠前も、出産後も頼りにしたい栄養素です。

是非、ご参考になさってください。

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雑誌『美的』2016年10月号 (8月23日発売 掲載ページP202~203)

特集「続・女医さんのUVケア 美肌Dr.慶田朋子先生のライフスタイル拝見!紫外線が招く〝秋落ち肌〟を防ぐ、美腸&美肌習慣」に慶田院長の取材記事が掲載されました。

秋が近づき、暑さのピークは過ぎたと油断していませんか?気を抜きがちなこれからこそ、〝うっかり日焼け〟の危険性が大。美肌のためには一年中の紫外線対策が鉄則です。
年間を通して日焼け止めを塗り、日傘、帽子、サングラスなど遮光グッズを活用し、肌に直接紫外線が当たらないように気を付けましょう。

また、紫外線のダメージを肌に蓄積させないためには、体の内側からのケアも大切です。
慶田院長は、カラフルな野菜や、腸内環境を整えるヨーグルトなどを毎日欠かさずとっています。ブロッコリー、小松菜、パプリカ、にんじん、トマトなどの緑黄色野菜は、ビタミンA・C・Eをはじめ抗酸化作用の高い成分が豊富です。また、おかずにはアスタキサンチンがとれるサケや、良質なたんぱく質を含む鶏のささ身などを積極的に食べています。これらは「健やかなお肌の原料になる」からです。

最近1年半は、コラーゲンペプチド、ミルクセラミドを配合した明治のアミノコラーゲンヨーグルトを毎日とることで、肌の水分量が増え、乾燥の改善を実感しているとのことです。
このヨーグルトに関しては、最新の研究で、4週間毎日摂取することで、紫外線照射後の皮膚の赤みや色素沈着が、摂取前より抑制されていることが報告されました。肌に赤みを生じさせる最小限の紫外線量(MED)も測定したところ、このヨーグルト摂取後は数値が増え、紫外線への抵抗力が高まったことがわかりました。
つまり、肌への紫外線ダメージが抑制には、体の外側からだけでなく、内側からもケアするということが、改めて証明されたといえます。
UVカットはもちろん、紫外線ダメージに負けない肌を育むためには、インナーケアも大切なのです。
是非、ご一読ください。

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日本テレビ『ヒルナンデス』 2016年8月18日OA

「ナチュラルビューティーYOKKO(ヨッコー)の美肌とスリムの秘密を徹底追求!」

食いしん坊なのに、美肌でスリムな‟ナチュラルビューティーYOKKO(ヨッコー)"こと関ジャニ∞横山裕さん。前回までのYOKKOさん企画で、その食習慣が美肌にもスリム体形に良いことは、慶田院長のお墨付き。今回のテーマは、YOKKOさんが子どもの時に食べていたものに、美肌とスリムボディの秘密があるのかを検証。人気企画第四弾となりました。

横山さんの他の出演者の方は友近さん、ジャニーズWEST中間淳太さん、進行は菅谷大介アナウンサー。ゲストは、元子役の内山信二さん、NHK「とと姉ちゃん」に出演中の現役子役で10歳の内田未来ちゃん。

池袋のメトロポリタンにあるオールデイダイニング「クロスダイン」のビュフェで食事内容を検証しました。その方法は、子どもの時に好んで食べていた食事をビュッフェで選び、お子さまランチを再現。それが美肌やスリムボディに良いのか、医学博士の慶田院長がお答えします。

まずはゲストが子どもの時に好きだったメニューについて解説しました。

中間淳太さん

カレーライス、トマト、ステーキ、蟹のボイル

お爺様が好きだったステーキは、最低でも月に3回は食べていたとういう、セレブアイドル中間さん。

蟹は低カロリーで血中コレステロールを下げる効果もあり、身体を元気にするタウリンも豊富。スリム体形維持にはおすすめです。ステーキは揚げ物に比べて油も少なく、良質なタンパク質が豊富です。お子さんの成長、スリム体形維持と美肌にも良い食事です。カレーは抗酸化作用の高いスパイス類が豊富で、新陳代謝を高める効果もあります。リコピンやビタミンCがたっぷり入った美肌に良いトマトとあわせて食べるのは、大正解です!

中間さんも28歳にしてなかなかの美肌の持ち主。その秘密は子どもの頃からの食生活にあったようです。

友近さん

スパゲッティナポリタン、刺身(マグロと白身魚)、鶏のむね肉、オレンジ

ちなみに横山さんが好きなスパゲティは、カルボナーラ。ではナポリタンとカルボナーラのどちらが美肌に良いのでしょうか?カルボナーラは卵、乳製品が含まれお子さんの成長におすすめ。タンパク質が豊富なので、お肌にも良いメニューです。一方でナポリタンに含まれるトマトには、紫外線への抵抗性を高めるリコピンがたっぷり入っており、シミ予防に効果が期待できます。ナポリタンは大人の美肌におすすめです。

お刺身は低脂肪で高タンパク。特にマグロには脳の情報伝達能力をアップするDHAが豊富で子どもの知能の発達には良いと言われています。抗酸化作用の高いセレンやビタミンEも豊富で美肌効果が期待できます。鶏のムネ肉を使った料理は、カロリーが少なくスリム体形維持に最適です。愛媛のいよかん大使をつとめる友近さんは、子どもの頃にみかんを一日3個くらい食べていたそうです。ビタミンやカリウムが豊富で良いのですが、オレンジなどの柑橘類は朝や昼に食べるのは要注意。柑橘類やセリ科の野菜に含まれるソラレンは、紫外線の感受性を高め、シミや皮膚がんのリスクを高めてしまう危険性があるからです。夜に食べる分にはビタミンが豊富な食品で、美肌効果があります。

内山信二さん

ハンバーグ、アメリカンドッグ、チキンナゲット、ちらし寿司、スイーツ各種

ざっと見ただけでも高カロリーメニューのオンパレードですね。

チキンナゲットのチキンそのものは良いのですが、揚げてあるため当然カロリーは高め。お肉も柔らかく加工してあり、よく噛まずに飲み込んでしまいがち。アメリカンドッグも魚肉ソーセージと砂糖を使った衣をたっぷりの油で揚げてあり、高カロリー。どちらも体形維持には注意したい食材です。ハンバーグも、肉のタンパク質は良いのですが、柔らかくよく噛まずに飲み込めてしまえるため、食べ過ぎに要注意です。一見ヘルシーなちらし寿司の酢飯には、たくさん砂糖が含まれています。過剰な糖分摂取は、美肌にもスリム体形維持にもおすすめできません。食後には何種類ものスイーツを食べていたという内山さん。甘いものはもともとカロリーが高い上に、ティラミスなど柔らかいものを飲むように食べてしまえば、当然カロリーオーバーです。過剰な糖分摂取は、糖化を進行させ、肌のくすみ、体重増加、若年性糖尿病にも繋がってしまします。

YOKKOさんも子どもの頃からチキンナゲットが大好きで、山ほど食べたいと思っていましたが、実際なかなか沢山は買えなかったそう。でも、食べなくて正解でした。スイーツももともとあまり好きではなく、自然と良い食習慣だったようです。

内田未来ちゃん

お刺身の中でも特にサーモンが好物とのこと。鮭は抗酸化作用の高いアスタキサンチンが豊富で美肌効果が期待できます。

では、美肌&スリムなYOKKOさんが子どもの時によく食べていたもとは?

マカロニグラタン、ほうれん草の炒めもの、ナスの肉みそ和え、ヨーグルト

グラタンにはベシャメルソースがたっぷり使われ、乳製品に含まれるカルシウムが子どもの成長に良く、将来的な美肌が期待できます。子どもの頃には不可欠な栄養素がたっぷりのメニューといえます。実は子どもの頃野菜嫌いだったYOKKOさんですが、ほうれん草、ナスだけは好きで良く食べていたそうです。ほうれん草にはβカロテン、ビタミンC、カルシウムが豊富。油で炒めるとβカロテンの吸収率がより高まるため、美肌に最適。調理法も併せてVery Goodです。ナスの紫色のアントシアニンは、抗酸化作用の高いポリフェノールで、美肌効果が高い食材です。ヨーグルトは、腸内環境を整え免疫力をアップする美肌食品。YOKKOさんは、無糖のヨーグルトにハチミツをかけて食べていたそうですが、ハチミツは少量で甘みを感じられるので、糖分の摂取量が抑えられ、美肌づくりには最適です。デザートとしては、最高の食べ方!三重丸です!

では、今回のおさらい

「子どもの時は気をつけて!三大要注意メニュー」

・アメリカンドック:魚肉ソーセージと砂糖を使った衣をたっぷりの油で揚げているため高カロリー。

・チキンナゲット:もともとはヘルシーな鶏肉ですが油で揚げており、柔らかく噛まずに飲み込んでしまい、大食いに注意。

・ちらし寿司:お寿司は、酸味がありさっぱりとした風味ですが、すし飯には砂糖が沢山使われているので、隠れおデブメニュー。

今回の検証でも、YOKKOさんは子どもの頃から美肌&スリム体形維持、そして成長に欠かせない栄養素を自然ととっていることがわかりました。やっぱり‟ナチュラルビューティーYOKKOさん"ですね!

楽しい夏休みですが、将来のことを考え、食べすぎには気をつけましょう。

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学術誌『Bella Pelle』2016August号 Vol.1No.1(8月10日発売 掲載ページP63~66)

特集「有効成分の経口摂取による腸内環境改善と美肌効果」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

機能性ヨーグルトのデュアル効果で、肌のバリア機能が改善!健康で美しい肌を保つためには、基礎化粧品などによるスキンケアが欠かせないが、最近、直接肌を手入れするだけでなく、「口内美容」「美肌サプリ」など、有効成分を経口摂取する、いわば「体の中からの美肌効果」が注目されています。

近年増えていると言われる乾燥肌トラブルの現状と、ヨーグルトの経口摂取による美肌効果について慶田院長インタビュー形式で掲載しています。


【乾燥肌トラブルと栄養の関係】

Q、最近季節に関係なく、肌が乾燥している患者さん多いと聞いていますが、慶田院長の印象はいかがでしょうか?

確かに乾燥肌のトラブルを感じている人が増えています。原因の1つとして「環境」の問題が挙げられます。都市部のオフィスなどは、かなり乾燥しますので、「乾燥肌=冬の疾患」という概念はもはや古く、現代は梅雨でも夏でもエアコンによる除湿で肌が乾燥しやすい環境だと言えます。

また、夏季は当然のことながら汗をかきます。その状態のまま、エアコンで冷えて除湿された室内に入ると、一気に水分が蒸発して角層から水分が奪われ過乾燥になります。汗をかいて肌がしっとりしているようにみえる状態は「打ち水」と同じです。一時的に湿りますが、本当に保湿できているわけではありません。

保湿とは、「角質の細胞と細胞のあいだにしっかり水分を抱え込むこと」です。角層のバリア機能が低下しているうえに、汗をかいてそのままにしていると、すぐに乾燥してしまいます。

残念ながら、現代のオフィス環境は乾燥肌になりやすい環境だと言わざるを得ません。働く女性が増え、忙しい生活を送っている方も非常に多く、食生活の乱れと睡眠の質の低下による肌トラブルが増えています。こうした「ライフスタイルの変化」も乾燥肌の方が増えている原因と考えられます。

他にも、ダイエットをした結果、栄養失調になる若者も多いようです。若いときは体力でカバーされるため、食の優先順位が低くなりがちですが、「十分な栄養を摂取して、はじめて肌や髪、爪にも栄養が行きわたるのですよ」と、患者さんにはお話しています。

Q、栄養の偏りが肌に悪影響を及ぼすということは、栄養の摂り方で肌トラブルを改善できるのでしょうか?

患者さんと接していると、全身の隅々までバランスよく栄養が行きわたっているかどうかが、肌の状態に現れることを実感します。

たとえば、ニキビに対してケミカルピーリングを施術しても、治療効果が現れにくい人がいます。生活習慣がきちんとしている患者さんは、2週間に1度の治療を3~4回行うと、ぐんぐん良くなりますが、ファストフードしか食べない、野菜を食べる習慣がない患者さんは、すぐ振り出しに戻ってしまいがちです。いくらエビデンスがある施術を行っても、良い結果が出るか出ないかは、食事を含めた基本的な生活習慣次第と言えるかもしれません。

これまでは、乾燥肌の治療といえば外用剤中心の「塗る治療」が主流でした。基本となる外用療法に加え、正しい洗浄、入浴方法などのスキンケア指導に時間をかけてきましたが、限界を感じることもあります。

ですから、ここ数年は外側からの「スキンケア」と体の内側からの「インナーケア」をセットととらえています。両側面からのケアがあって良い肌の改善につながるという考え方です。基本的な生活習慣は、食事・睡眠・排泄・運動週間・ストレスコントロールの5本が柱ですが、食事と排泄は腸内環境という点でかかわっていますし、最近では「腸内環境と皮膚」、「腸内環境とメンタル」などの関係も徐々にわかってきて、大変興味深く感じています。

Q、乾燥肌トラブルに対して、患者さんにはどのような指導をされていますか?最近、何か新たな変化はありますか?

肌を乾燥させないためには「皮脂」が大事だと思い込んでいる患者さんが多いですが、皮脂が水分保持に寄与している割合は、約2〜3%に過ぎず、80%は角質細胞間脂質、残りの約18%は天然保湿因子です。これらはいずれも細胞が角化する過程で生じるものですから、結局、皮膚のターンオーバーを正常化することが一番大切です。このターンオーバーの速度は、40歳頃から少しずつ遅くなることかわかっています。そして、乾燥状態の代償として、高齢者の皮膚は角層が少し厚くなるわけですね。また、ニキビ患者さんの角層セラミド量は低く、毛包漏斗部の異常角化を生じ、毛包が詰まることが報告がされていますので、やはり保湿がポイントと言えます。乾燥性の敏感肌をそのままにして軽微な炎症をくり返すと、肌の老化が早まる可能性があるので、保湿の重要性は繰り返し説明しています。

昨年はとくに機能性ヨーグルトを摂取することで肌の保湿機能が改善したという報告があり、「食べたもので肌が変わる」ことが実証されました。これまで肌に対する食事の影響については、経験的にしかアドバイスができなかったところに、この報告がエビデンスとして理論づけしてくれたことで、以前より患者さんに説明しやすくなりました。

【注目されるヨーグルトの保湿効果】

Q、ヨーグルトを食べることで皮膚の保湿機能が改善するというエビデンスについてご紹介ください。

川島眞先生(東京女子医科大学皮膚科教授)による臨床試験の結果です。「コラーゲンペプチド」と「ミルクセラミド」を含むヨーグルトを、乾燥肌で慢性的な便秘傾向の女性32人に4週間毎日食べてもらい、肌質に関しては、摂取4週間後の皮膚の状態(経表皮水分蒸散量{頬}、角層水分量)および被験者のアンケートによるQOL調査、また皮膚科専門医による所見によって評価したものです。

治療の結果、頬の経表皮水分蒸散量が減少し、角層水分量が増えていました。これはヨーグルトと「ミルクセラミド」を一緒に摂ったことによって保湿機能が改善し、バリア機能が強化されたことを示唆しルクセラミド」単独と比べて血中のセラミド量が約2倍になっていました。つまり、ヨーグルトを一緒に摂ることでセラミドの吸収量が約2倍に上がったことになります。皮膚所見でも乾燥肌やかゆみの改善を認めたそうです。排便の回数も、試験開始1週間から増えていました。「コラーゲンペプチド」と「ミルクセラミド」を含むヨーグルトが肌機能と腸内環境に多面的に作用したといえます。

さらに、皮膚の炎症の指標となる血清TARC値(thymus and activation-regulated cmemokine:Th2ケモカイン)も低下し、炎症抑制効果があることもわかりました。アトピー性皮膚炎にまでは至らない、軽症の乾燥肌の人でもTARC値はかなり上がっていますが、今回の治療では、TARC値が高い人ほど効果が大きいという結果が出ています。

この結果により、「コラーゲンペプチド」、「ミルクセラミド」を強化したヨーグルトで、皮膚のバリア機能、乾燥肌を改善することが結論づけられました。

Q、今回の試験に用いられたミルクセラミドとはどのようなものですか?

セラミドは皮膚の細胞と細胞をつないで潤いを守っている成分です。「ミルクセラミド」は、スフィンゴミエリンという牛乳由来のリン脂質で、普通のヨーグルトにはごく微量しか含まれていないものです。「ミルクセラミド」の分子そのものが、角質細胞間脂質として水分保持に寄与していると推測されます。現在さらに研究が進められていますが、皮膚のターンオーバーに良い作用があると考えらます。セラミドは、自分の力で合成するものですが、その合成力が落ちたとき、経口でセラミドを補うと、角化の過程が整うことで、健康な皮膚のターンオーバーのサイクルが復活し、また自分の力でセラミドを作り出せるようになります。

臨床試験では、ヨーグルトにこの「ミルクセラミド」を強化するとともに、「コラーゲンペプチド」も添加しています。これによって、コラーゲンを合成する酵素の活性が上がったということも注目すべき点です。


【美容成分も機能で選択する時代】

Q、ヨーグルトを活用する利点はどういったところでしょうか?


薬やサプリメント、体に良いとされる食品でも、アドヒアランス向上の条件は、手軽で高価すぎず、摂取しやすいかどうかだと思います。その点、ヨーグルトは小包装のものなら、食器を汚さず、普段の食事に加えたり、おやつにしたりできると思います。

スーパーなどで手軽に小運輸できることも大きな利点でしょう。経済的な負担も少なく、無理なく続けられますので、若い患者さんにも奨めやすいです。

今回の臨床実験で興味深い点は、有効成分である「ミルクセラミド」と「コラーゲンペプチド」を、単体で摂取してもらった場合とヨーグルトに混ぜて摂取した場合とで、吸収率が異なることです。血中濃度の上昇率が変わることで、ヨーグルトそのものに有効成分の吸収を改善する作用があることが改めて確認できました。ただし、食べるのをやめると、1週間で元に戻ってしまうこともわかっています。毎日続ける重要性も併せてお伝えすべきですね。


Q、ヨーグルトの肌に対する効用をお話ししたとき、患者さんからよく聞かれる質問などはありますか?


摂取量について質問されることがあるのですが、世界第二位のヨーグルト消費国ブルガリアのヨーグルト消費量は、日本の5倍以上だそうですから、私たちももっと食べてもよさそうですね、ブルガリアの食卓には毎食ヨーグルトが登場するそうです。

それから、患者さんだけでなく、私たちも長いあいだ「乳酸菌は生きて腸まで届かなければ意味がない」と信じてきましたが、最新の研究では、加熱されたり、胃酸に触れたりして死んでしまった菌でも効果があることがわかってきました。最近「焼きヨーグルト」という食べ方も人気があります。カッテージチーズのような食感で、サラダによく合います。加熱しても乳酸菌の効果が期待できるそうなので、チーズより低いカロリーですしお奨めです。

また、ヨーグルトは種類が多いので、どれを選べばよいか悩まれる方も多いようです。ヨーグルトの乳酸菌そのものにもさまざまな有効成分が認められていますが、乾燥肌や肌荒れ、ニキビを改善したい場合には、「コラーゲンペプチド」と「ミルクセラミド」が強化されたヨーグルトを選ぶとよいと思います。とくに大人のニキビには乾燥性敏感肌の人にできやすいので、お奨めしたいですね。いまや「機能性ヨーグルト」を目的によって食べ分けるのがトレンドになってきていますが、キャッチフレーズだけでなく、臨床試験の結果がしっかり出ている製品を選ぶことも重要です。

これは私が実際に治療をしていて実感することですが、いくら高品質の化粧品を使っても、角層の状態が悪ければ高い効果は期待できません。むしろスキンケアはシンプルにして、「内側からの保湿」に気を遣うべきかもしれません。若い女性には、食生活にもう少し投資するようにアドバイスしたいですね。

Q、保湿効果だけでなく、肌へのさまざまな作用が期待できそうですね?

新しい知見としては最近、市橋正光先生(再生未来クリニック神戸院長)が、「コラーゲンペプチド」と「ミルクセラミド」を含むヨーグルトの継続的な摂取によって紫外線に対する抵抗性が上がるという非常に興味深いデータを発表されました。これまでも、抗酸化作用をもつビタミンCとE、ルテインやリコピンをサプリメントで摂取すると、MED(minimal erythema dose:最小紅斑量)が上がることが分かっていました。日常的な食生活のなかで摂取できるヨーグルトにもMEDを上げる効果があるというのは驚きでした。作用機序の解明にはこれからということですが、今後の展開にますます期待がもてそうです。

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